最近のトピック 3.アニメ&コミックス |
というわけでようやく 2 日目終了〜。いやはや、なにげに午後はとんでもない雷雨になってましたね。12 時半頃には撤退を開始したおかげで自分自身はヒットせずに済んだわけですが、山手線は止まるわ多方面で停電しまくるわで大変だったっぽいですね;。でじくま氏 & けろっちゃ氏と食事をしてる最中に豪雨になって唖然としながら見てたわけですが、いったい会場はどうなっていたのやら……。
そんなわけで今日の収穫はこちら〜。
ってたった一冊かいっ;。や、今日は自分が欲しい本は一冊だけだったので、でじくま氏に依頼して自分は代わりに大手サークルに並んでたわけなんですけどね^^。しかし自分が並んでるサークル(Heart Work とかいうところ)がどんなサークルかろくに知らない(けれども超大手;)ってどういうことよ状態なわけですが、SHUFFLE! の絵師さんでしたか。前後の人たちに聞いてみたところ、SHUFFLE! のアニメ化でブレイクしてしまったらしく、2 年ほど前は行列なんて限りなくゼロに近かったんだとか。イラストそのものは昔からそんなに進化してるわけでもないと思うんですが、いかにメディアミックスによる露出が効くのかというのを端的に現しているような気がしてなんだかなぁ、という感じ。島中にもダイヤモンドの原石はいっぱいあるんですけどね。(← これは建前論ではなく実際の話として)
まあこのサークルさんの場合は実力もあるので当てはまらないでしょうが、企業ブースなんかを見てると、実際の作品の中身と行列の規模が比例してるとはいわく言いがたいんですよね。Kanon の閑古鳥ぶりにも驚きましたが、どうしてこの作品にこんな行列が? といったところもないわけでもない。一度ブームになるととんでもないことになるのにブームが去るのもあっという間ですぐに閑古鳥、という傾向は別にアニメやゲームだけに限らずハリポタなどでも見られる傾向。おそらくこれって、一般的な人が持っている『みんなと同じでなければならない』という強迫観念が、blog などでゆるやかな個人間の情報ネットワークが出来上がったが故に、従来に比べて圧倒的に刺激されやすくなっている、ってことなんじゃないかと思うんですよ。
個人的にはこういう傾向ってあんまり好きではないんですよね。こういう傾向があまりに加速すると、『人は見た目が 9 割』じゃないですが^^、中身の質よりも見栄えやマーケティング方法を過度に重視するようになってしまう。「質の高い作品を作るよりも、それをどう露出するかの方が遥かに大切」という風潮って、クリエイターや職人気質を持つ人にとってはかなりやる気を殺ぐ要因になるんじゃないかという気がするんですよね。
まあ、世の中のマクロな動き自体は個人がどうこう言ったところで止められるものではないのですが、こういう時代だからこそ、少なくとも自分個人としては軸足をしっかり持つようにしないと、あっさり踊らされていいようにマーケッターに吸われるだけになりかねない。自分の目で見て正しい判断を下すことが従来以上に大切になってくるんでしょうね。
# ……ってしまった、ついつらつらと書いてしまった;。まだ明日の準備終わってないのに;;。
そんなわけで明日は某サークルをハイジャックしてサークル入場でありますよww。
や、自分の一番のお気に入りのサークルさんをハイジャックしてるってどういうことよ状態なわけですが^^、ここ数回、仕事の事情とかで東京への遠征が出来ないそうなので自ら委託を買って出ていたり。が、さすがに 3 回目ともなるとかな〜り油断しているのが自分でも分かるので^^、ぼちぼちなんか大きなヘマをするんじゃないかと妙に心配になっていたり。や、こういうのって慣れてきたあたりが一番ヘマしやすい時期なんですよねぇ;;。
そんなわけで今から最終チェックをして、いよいよ終盤戦突入でありますよ隊長っ^^。
ね、眠い;。や、ようやく家に帰ってきたわけですが、強烈な眠気に襲われていたり。なにげに昨晩は 2 時間ぐらいしか寝てないし、前日もそんなに寝ているわけではない。さすがにつらいっす;。
がしかし、戦果に関しては上出来でありますよ隊長w。
なのは A's の CD は結局買えなかったんですが、ぶっちゃけあの行列は無理。ブースそのものは巨大なものの、袋詰め作業や会計の手際の悪さで行列は遅々として進まず。や、傍から見れば会計がなぜ遅いのかは一目瞭然だし、他のブースの販売方法を研究すればいくらでも改善点は分かるはずなのに、そういった基本が出来ていないのは大手らしからぬ失態、という印象を受けました。明日・明後日には改善されていることを期待したいです。
# っつーか明日の朝はリトライして並ぶつもりなんだよな……(涙)
逆に全くの想定外だったのが、TBS/京都アニメーションの Kanon グッズで、行列皆無。ブースのプロモーションビデオには人だかりが出来ていたのにグッズがこうも売れないというのは正直なところかなり意外。他のメディアミックス系作品に大量の人だかりが出来ているのを見ると、やっぱり最近のユーザには Kanon は過去の遺作なのかもしれないなぁと思ったり。しかしたまたま見つけた Kanon のプリントバスタオルが珠玉のイラストで、思わずでじくま氏と共にイラスト買い;。や、実はこの手のバスタオルって私は買ったことないんですが、あまりのイラストの良さに思わず購入。写真の右下のヤツなんですが、我々の世代(?)にとって Kanon は切り離せない名作なだけに素通りできないワナ(苦笑)。
それにしても久しぶりに企業系ブースで散在。といっても多分 2 万円ぐらい? なんですが、いつもながら見る暇ないのに買ってどうするんですか状態なんだよな....;
そんなわけで一日目はとりあえず無事終了。
今から軽く仮眠してけろっちゃ氏と合流、そして 2 日目へ出撃でありますよw。
……って、あ゛あ゛あ゛、しまった初日からやらかした;。次回の申込書買うの忘れた;;。
明日には間違いなく買ってこなければ……;
……っていうかこんな日にまでなに料理なんかしてやがりますか状態;。や、外に買出しに行く暇もないのでさくっと作ってしまったり。
そんなわけでいよいよ夏祭り本番。いやー、普段は前日に休みを取って体制を立て直すわけですが、今回は仕事が片付かずにどうにもならず。多少早めに切り上げてから自宅でもろもろ片付けてようやくぼちぼち出撃できる体制になりつつあるわけですが、絶対なんか忘れてるよ状態;。や、もう何を忘れてるのかさっぱり分からないんで運を天に任せよう……
そんなわけでこちらは行列対策。……っつーかその前に脱水症対策が先のような気もするわけですが。遊ぶことにだけは余念がないような気がするのはきっと気のせいですそうに違いないです;。
というわけでぼちぼちでじくま邸へとお出かけでありますよ、隊長w。
……っつーか我ながら毎年よくもまあ飽きもせず;。(笑)
# しかしコミケ期間中に体制を立て直さないと。いろいろタスクが山積みです;。
さてさて、とらのあなを回って新刊をいくつか査収してきたわけですが、とりあえずこれから読んでみたり。
って、ちょっwwwwwwwwww、ひ、ひどすぎですよこの作品;。
いや読み始めたはいいけれど、思わずあっけに取られてしまうワナ。こ、この人はいったいどこまで行ってしまうんだろうかと小一時間^^。
えーとですね、どんな作品かとゆーとですね。
・ヒロインの真綾(高1)は、血の繋がっていないお兄ちゃんの理一(りいち、高1)にラブラブ。
・優しくて運動神経も抜群で、頭脳明晰なお兄ちゃん。けれども実は重度のヲタク;。
・中学時代のある時期を境にヲタクのイメージがひどいものがあることに気付いた真綾。
・そこで彼女は、進学を機にお兄ちゃんの外見を“モテ系”に大改造。おかげで今や学校ではさわやかモテ男くん。
定着しちゃった偏見や先入観は、そー簡単にはくつがえせない―――
だったらあたしがフォローするしか!!
冷たい世間の風からお兄ちゃんを守ってみせる!!
すす、すみませんっ、笑いが止まらないんですがっっっwwwww。しかしこんなのはまだ序の口。
・しょっぱなからお兄ちゃんが妹を起こしに来る。
・チャットしながら寝落ちしているお兄ちゃんにいきなりキスする。しかも初犯じゃない(え゛?)。
・挙句の果てにお風呂上りに裸で色仕掛け。
さらにはお兄ちゃんに近づいてきた、クラスメイトの男の子のお姉ちゃん、西園芽衣も実は隠れヲタ。しかもショート! 童顔! そして巨乳! お兄ちゃんの“萌え”要素満載!!(← 原文ママ;) がしかしこの子も実は百合で男には全く興味なし……って、おいおいこの作品はいったいどこの三流メーカーの(ry
でもって、キャッチコピーは「オタク × ブラコンなピュアラブストーリー」。
やぶうちさん……いやまあ、今までも問題作多数だったわけですが、さすがにこれはどうかと(爆)。
というか、読んでてさっぱり意味不明な作品になってきてる感が;。連載誌のちゅちゅって、ちゃおのお姉さん誌なんだそうですが、要するにちゃおが小学生、少女コミックが高校生をそれぞれメインターゲットとしているわけですから、その中間ということは中学生。……いやこの作品、どう見ても中学生の女の子向きじゃないでしょ、絶対;。よくこんな企画が通ってしまうよなぁと感心する部分もあるんですが、作品としての見どころがよく分からなかったっていうのが本音なところ。
しかしお兄ちゃんの名前も直球勝負すぎるわけですが、作中で変装までして買っているコミックスがないしょのつぼみというあたりにはさすがにぶっ飛びましたよ。……っていうかやりすぎです、やぶうちさん;;。
というわけで今日はちょろっと買い出ししてからひたすらカタログチェック。……っていうか毎年めんどい;。や、一般サークルは前回分の取り込みが可能になってからというものかなりラクになったんですが、企業ブースはやっぱり手作業でのチェックが必要なのでなんだかんだで一日仕事。一応この手のまとめサイトもあるけど、結局細かいところは個々の企業を回らないとダメなのでラジオの消化が進むやっぱり時間かかりますねぇ^^。
しかしざっと一般サークルもカットも眺めたんですが、なんつーかどのサークルも驚くほど画力が高いですね。特に男性向けサークル。顔のカットだけ見てるとどのサークルも一定水準は越えてるんですが、ひと昔前では壁配置されていそうなカットも島中にごろついているのは随分世の中も変わったものだなぁという感じ。や、これだとイラストが重視されるタイプのコミックスだと同人上がりがごろごろ出てくるのも当然かも;。
そんなわけで今回も某創作少女系サークルさんの委託を受けることになっていたのでぼちぼち準備をしてたんですが、こんなものが机の中から発掘。
え゛え゛え゛? ってこれ、前回のときの売上金じゃないですか^^。確か売り上げの清算するときに銀行口座から振り込んだので現金そのまま残ってたのか……^^ というわけで今回のつり銭補充は不要、と(ぉ)。
それにしても今回でこのサークルさんの委託を受けるのは 3 回目なんですが、委託を受けている理由が、そこのサークルさんの本を自分が買いたいからという理由(笑)。や、実は昨年の引越しのときに大半のサークルの同人誌は処分しちゃってるんですが、いくつかのサークルさんの本は捨ててなくて、その一つがここ。まあ、創作少女系のサークルさんの売り子をしているのが私なんかでいいのかという話は自分でも激しく感じるわけですが;、そこは許してください状態ってことで^^。
# しかし 3 回目ともなると気が緩んでるので何かヘマをやりそうな予感;;。
# まあでも本人がダメでもでじくま氏をはじめとする友人達が限りなく優秀なのできっと大丈夫。(ぉ)
というわけでこの土日に片付けなければならないタスクが半分ぐらいしか終わってないので明日も頑張ろう;。
今日は夕方に眠気に耐えられずにぶっ倒れるワナ。っつーか疲れが溜まってるってことですか……(涙)
っていうかそもそもなぜ一日は 24 時間しかないんだ……;
いやー、連日とんでもない気温の日々が続いてますね。この時間帯になってもろくに涼しくならないのにはさすがにぐったりモード。しかし東京はまだマシなようでニューヨークなんかは連日の 38 ℃越え、最高気温は 44 ℃とか……っておいおい、それって体のタンパク質が変性しちゃう温度じゃないですか状態;。や〜、外に出てるだけで茹で上がるとはまさにこのことなのではないかと小一時間;;。いや、さすがにあり得ない温度でしょそれ;;。
そんなわけで今日は朝に見かけたドラマの話を一つ。
ドラゴン桜。この作品、名前は結構前に聞いたことがあって興味もあったんですが、どんな作品かというと小学校の算数すら怪しい高校生たちが一念発起して根性出して勉強して、東大に合格するぞ〜! と勉強する話。えーと、簡単に言うとですね、いわゆるラブひなマジメ版(ぉ)。
確か昨年の東大合格発表を報じていた番組で紹介されていたのを見た記憶があるんですが、実際にホントに使えるノウハウも満載とかで、東大合格者で実際に読んでる人もいる(らしい)作品だとか。ちょっと気にはなっていたんですが、ちょうど夏休みのせいか午前中にまとめて再放送してて、リアルタイムで視聴(← 仕事しろ;)。いやこれ普通に面白いじゃないですか。
「数学はゲームだと思え。数学はある意味スポーツだ。」
「当たり前だ。詰め込み以外に何が教育だって言うんだ。」
うぉ、いいセリフだ(爆)。ゆとり教育で only one なんてなに寝言を言ってやがりますかといわんがばかりに、甘えのロジックを看過していく小気味のよい展開に思わず見入ってしまったり。
しかもこれ、さすがに漫画的表現が多いものの、確かにエッセンスは外してないと思うんですよね。例えば上に引用したセリフを例に取ると、数学なんて「ケーキを 4 等分して云々」の世界を超えてしまうと、もはや理屈だけで組み立てられる世界になってしまって実感がわかない。となると、むしろこれはパズルだと割り切ってしまった方が取り組みやすくなると思うんですよ。(この辺はけろっちゃ氏のご意見も伺いたいところですが^^)
私は学生時代に物理を教えていたんですが、確かに私もパズル的な面白さを前面に押し出して、ゲーム的な感覚で問題に取り組めるようにしてたんですよね。まあ、ホントに物理を専門としている人からすると怒られそうな気はしますが;、実際問題として電磁気なんて目に見えないものをどうしろって言うんですか状態だし(ぉ)、いくつかのルールを覚えた上で取り組むパズルゲームだと割り切ってしまった方がむしろ楽しいんじゃないか、と思うんですよね。
私が講師の時代に生徒からもらった褒め言葉で一番嬉しかったのは、「よく分かった」とか「物理ができるようになった」とかじゃなくて、「物理がこんなに面白いものだとは思ってなかった」といった言葉だったことを思い出しましたが、そういった『動機付け』であるとか『楽しさ』、あるいは『活力』といったものまで含めて作品中に描きこまれているあたりが good。東大なんか行けるワケがないだろと決め付ける親や教師たちに向かって、桜木がたき付けるシーンがよい。
「さあ。この失礼な大人たちに言ってやれ。」
調べてみたところすでに放送はとっくの昔に終わってたようですが、最近流行りのマインドマップが取り上げられていたり、結構先進的な内容だったみたいですね。来週もちょろっと見てみようかと思ってたり。
……さて、明日はカタログチェックとか積まれたコミックスを消化しないとですよ;。
というかアニメが溜まりすぎ……え゛ー、いったいどうしろと……;;
というわけで今日はなぜかでじくま氏と合流して物品の配給を受けてきたりw。
や、田村ゆかりんの 10th シングル(だっけ?)の「童話迷宮」。おとぎ銃士赤ずきんの OP テーマなわけですが、なぜに自分はすでにコーラス暗記してますか状態(ぉ)。ま、ラジオとかで覚えてしまっただけの話なんですが、クリアな音だとまた聞こえも違うわけでなかなかいい感じ。
それにしても曲はともかく(ぉぃ)、驚いてしまったのはこの豪華なデジパック仕様。
っていうかぶっちゃけありえないだろこれ状態;;。背中の帯の裏にまでフルカラーの写真が入っている懲りようで、白い場所が全くないんですよ。いやー、お金があるっていいよね状態;。や、しばらく前は「デジパックってお金かかるんだよー、でもゆかりお金ないから」とかさんざん言ってた(しかもたかだか一年前;)わけですが、もはやビンボーの汚名は返上じゃないですか;;。
ついでにでじくま氏の家に立ち寄って過去の CD や CDS などのジャケと見比べさせてもらったんですが、年を追うごとに若返ってるのは何事かと小一時間;。っていうかお金があるってい(ry
# というか、ゆかりんが過去の CDS を黒歴史化したい気持ちもよく分か(ry
や、下世話な話だとは思うんですが、確かに今やコナ○の看板娘(でも永遠の 17 歳;)なので当然の待遇といえば待遇だし、ここまで登りつめたのは他ならぬゆかりん本人の努力の賜物そのもの。や、大器晩成型の努力家そのものなんだと思いますが、こういうジャケ一つ取っても、人の歴史が現れるもんですね。
……でも見せてもらった中で自分が一番気に入ったのは「夢見月のアリス」のジャケでしたが(ぉ)。や、なんかこの一枚だけ妙に写真写りが良かったような気がしたので;。(← ポイントは目つきでありますよ隊長^^。)
や、ぼちぼち仕事も忙しくて、今日も朝っぱらからアニメを消化……してたんですが、朝っぱらから泣かせてくれるなよ状態;。このお話、原作でも秀逸な一作なんですが、アニメ版は声優さんたちの名演技と映像力の強みで、原作をひと回りもふた回りも大きく見せてくれた素晴らしい一作になってますね。いやー、めっちゃ良かったです。
要するにこのお話って、レーゾンデートルのお話なんですね。(レーゾンデートルというのは、直訳すると「存在理由」ですが、私は人に対してこの言葉を使う場合には、どっちかというと「心の拠り所」みたいに意訳した方が分かりやすい気がします。)
長くて美しい黒髪(アニメだと青いけど;)を持つ藍華。彼女が髪の毛を伸ばしているのは、憧れのセンパイであるアリシアさんのような、綺麗で素敵なウンディーネになりたいから。けれども彼女はヘマをして、バーベキューで自分の髪の毛を焦がしてしまう。それは、自分にとっての心の拠り所の喪失。この後、灯里とアリスが藍華の焦げてしまった髪の毛をそろえるために彼女の髪を切ってあげるのですが、二人はなんとか少しでも髪の毛を残そうして、セミロングの髪型に仕上げるんですよね。けれども、それは中途半端でアリシアさんみたいになれない自分にさらに追い討ちをかけるだけ。
「……アリシアさんみたいになりたいだなんて、初めから無理だったんだよ。
なんか、バカみたいだよね、あたし……」
そんな藍華を、晃が一刀両断して切り捨てる。
「いや、無理だね。お前がアリシアになろうなんて、無理に決まってるだろ。
どんなに願ったって、お前がアリシアになれるわけがないんだからな。」
アリシアさんみたいになりたい自分から、自分になりたい自分への脱皮。それは、アリシアを目指していた彼女にとっての新しい心の拠り所であり、only one の自分の新たなレーゾンテートルなんだと思うんですよ。だからこの物語は、翌日にバッサリと髪の毛を切り落としてショートヘアになってきた藍華に対して、アリシアが新しくなった彼女を褒めることで幕を閉じるんですよね。
「その髪型、とっても藍華ちゃんらしいわね。
しっかりもので、元気なあいかちゃんにピッタリよ。」
彼女が目指すのは未来の自分。いやもうお手本通りのストーリーといえばまさにその通りなんですが、この暖かい心のやり取りが非常に心地よい。灯里もアリスも晃もアイもアリシアも、接し方やスタイルは全然違うけれども、それぞれができるやり方で、藍華のことを思いやっているんですよね。それがものすごく好循環を産んでいくというこの世界観は、見ていて心が温かくなってくるような気がします。
非常にいいエピソードの多い作品ですが、今回はその中でもかなりの秀作でした。はい。
はー、やっと金曜日。なんか今週はぼちぼち忙しかったけどなんとか答えまではほとんど辿り着けたのでまあよしとしよう。> お仕事 そんなわけで今日は昨日買ったこちらを読んでみたり。
……したんですけどね。いやー、素晴らしい。問答無用で素晴らしい。なんて暖かくて優しい作品なんだろうか、と。
最終巻、やや無理矢理終わらせた感もないわけじゃないです。特に「蒼葉 梢」という人格への人格統合の流れに関してはもうちょっと深掘りも出来たんじゃないかと思うし、「簡単なこと」についてももうちょっとじっくり描いても良かったようにも思います。が、そんなことを全部すっ飛ばしても素晴らしいんですよね、この作品。
ようやく最終巻で語られた灰原のエピソードもそうですが、この作品の良さって、行き着くところ、D.O. の名作「家族計画」と同じじゃないかと思うんですよね。人生、山あり谷あり。いろんな人が、いろんなものを抱えて生きている。挫折経験しかりトラウマしかり幼少時代の虐待しかり。そんな傷だらけの人たちを、等身大のまま受け容れてくれる人や場所を描いた作品、それがこのまほらばなんじゃないか、と思うんですよね。そしてそうした人たちが紡いでいく、穏やかで暖かいドラマが積み重なっていくのが、鳴滝荘という場所。想い出や気持ち、そして絆が、鳴滝荘という器に雪が積もっていくがごとくどんどん積み重なっていってかけがえのないものになっていく。きっとそれは彼らにとっての『心の家族』や『心の家』であり、それが彼らにとっての『新たな原点』になっていくんじゃないか、と思うんですよね。つまり鳴滝荘は、彼らにとって『還るべき場所』であり、彼らにとっての人生史の一つの起点。
「……隆士さん。
私……幸せです……」
梢が最後に万感の思いを込めて語るひと言が、非常に心に響くんですよね。
……ああ、ホントにこの幸せに至るまでにいろいろあったんだよなぁ、と。
全体を通して一つだけ残念だったのは、珠美が救われるエピソードがなかった点(しかも最終巻では事実上スルーされている)ですが、きっとこれは番外編などで補完されるのでしょう……というかそれを期待したいところ;。ちなみにもう一冊のまほらば白の方は過去のカラーイラスト大全なのですが、いやとんでもないカラーイラストの点数に思わず圧倒されました。凄いなぁ、これ;。
それにしても改めて振り返ってみて、こういう人生史としての『重み』を感じさせてくれる作品は先に挙げた家族計画などを始めとして決して少なくないのですが、この作品のように、過去の不幸やトラウマを煽り立てることもなく、かといってテーマを上段に掲げるでもなく、静かに暖かく優しく描いた作品はなかなかなかった、と思うんですよね。帯にある売り文句そのままですが、私もこの作品に向かってひと言。
その出会いに、過ごした季節に、育んだ心に、そして別れに、
――――――――――――――――――――――――ありがとう。
や、ホントに素晴らしい作品でした。小島あきらさん、連載おつかれさまでした。
というわけで今日はちょっと早めに仕事が片付いたので、近場を回っていろいろとお買い物。
写真以外にさらにお勉強の本を 3 冊ぐらい買ってるんですが、さすがに買いすぎだろ状態。というかまた積まれるんだよな、これ……;;。カタログもとらのあなで買ってきたんですが、
「……この特典って何ですか?」
「折り畳み傘です」
縁起でもないものを特典にしないでくださいよ状態;。しかもどう考えてもこんなのコミケ会場でしか使えないじゃないですか;;。そういや昔の特典の扇子もコミケ専用になってるな……
ついでに西友とかビックカメラも立ち寄ってきたんですが、DS Lite が普通に売られていたのには驚き。さすがに行列になってましたが、木曜日の夜の時間帯で結構大量に在庫が残っていたのはびっくり。……っつーかあれだけ苦労して手に入れたのはいったいなんだったんだよ状態なわけですが。しかも 4 色全部あるし;;。
# でも地方は在庫薄でひどいことになっているようですが。
そんなわけでとりあえず CDS だけ聞いてみたり。シャナの続編(違)のゼロの使い魔の OP テーマ「First Kiss」。CDS のジャケの毒々しさに一瞬ビビりましたが;、曲の方はアップテンポの力強い一曲。今期の OP テーマの中ではかなりお気に入り。あとは N・H・K のパズルがちょっといいかなぁと思ったけど食指が伸びるほどでもなく、今クールは全体的にちょっとイマイチな感も。
しかし微妙に暇がないな;。まあ昨年は引越しやらサークル委託やら何やらで今どころの忙しさではなかった気もしなくもないのですが、今年は普通に仕事が忙しいワナ。例年この時期は仕事はあんまり忙しくないんですけどねぇ……うむむ。
# blog を読んでるととても忙しそうには見えない、というツッコミはなしで;。
や、なんだかめっちゃ湿っててイヤ〜ンな一日ですねぇ。こんな日はクーラーをがんがんに効かせた部屋に引きこもって「今日もご本にかこまれて、しあわせ」モードですよ、ええ^^。というわけで今日はこの書評〜。
や、この作品、アニメが珠玉の出来なわけですが、原作もさすがに素晴らしい出来。とりあえず 5 巻まで読んでみたんですが、いやさすがにベストセラーになるだけのことはある作品だなぁと感心。……したんですけどね、ひと言言わせてくださいよダンナ。
このアホ女をなんとかしてください;;;。> 小松 奈々
っつーか読めば読むほど呆れてくるわけなんですけど状態。いやー、なんつーか徹底してますねぇ。
「あたしはもっと運命的な恋がしたいんだよ。大魔王のお導き的な出会いで。
あたしも早く幸せが欲しい! てゆーか彼氏が!」
アニメ版を最初に見たときにはちょっとピンと来なかったんですが、この子って端的に言えば、愛されたいけれども他人を愛することができない子なんですね。しかも当人にその自覚がないから、まさに坂道を転がり続けるようにどんどんどん底へと落ちていってしまう。ざっと 5 巻までの彼女の略歴をまとめると、こうなる。
・女子高生時代に、妻子持ちの浅野と不倫関係に。東京への転勤であっさり捨てられる。
・地元の美術学校に進学して、そこで知り合った章司と恋仲に。過去の傷を癒してもらう。
・章司は大学受験のために上京して浪人。彼女は地元に残って一年間の遠距離恋愛モードに。
・卒業後に彼女も章司を追って上京。ナナと同居を始め、アルバイトして食いつなぐ。
・けれども彼女は自分の都合のままに章司を振り回し、挙句の果てには彼を放置プレイ。
・章司は傍で自分に思いを寄せてくれた幸子に本気で恋してしまい、奈々はフられてしまう。
・もう二度と恋で傷つきたくないからと、奈々は同居人のナナとの女の友情に逃避しようとする。
・ところがそのナナは、かつてのバンドの恋人レンとの再会を果たし、ヨリを戻す。
・それを見て奈々は再び恋愛病に。ヤスがダメだと分かればノブに手を出し、手当たり次第にアタック。
・けれどもそんな発情モードの恋は実らず、完全にダメな子モードの奈々はついにバイトすらクビに;。
・そんな傷心の隙間にあっさりとトラネスのタクミが付け入り、お持ち帰りされて食われてしまう。
……正真正銘のアホな子ですかこの子は;。いや救いようがないんですけど状態;;。
彼女の恋愛は決して長続きしない。章司のようにせっかく自分を愛してくれる人に出会えても、彼女はその愛をホンモノに育てることができないんですよね。理由は簡単で、彼女は他人を愛することができないから。
「あたしにとっては章司だって奈々と同じぐらい大切な友達だから、
奈々の肩ばっか持ってあげられない。
あたし、あんたのそーやってすぐに被害者ぶるところどーかと思うし。
確かに今回の事は、けじめもつけずに他の女になびいた章司が悪いよ。
でもそれ以前に、あんたにも落ち度があったと思うよ。」
「そんなの……わかってる……でも……
あたしだって一生懸命やったんだよ、淳ちゃん……
ちゃんと仕事も見つけて……一人前になれるように……」
「だからそれはあんた自身の問題でしょ?
あんたはそーやっていつも自分の事ばっかで、章司に対して思いやりがなさすぎだよ。
恋愛だって……人間同士の関わり合いなんだから、
相手を思いやれなきゃ、上手く行きっこないよ。」
章司を失ったとき、奈々は淳ちゃんに、彼女の本質的な問題を端的に指摘されている。けれども彼女は全く学習しない。それはなぜか? 要するにこの子はどこまで言っても自分が一番かわいいんですよね。結局、相手のために何かをすることもできないし、トラブルが起きたときでも相手を貶めることでしか自分のプライド(見栄)を維持できない。だから章司にフラれたときには彼が自分を裏切ったんだ、と言ってしまう。『大魔王』というキーワードがよく出てくるのも、要するに悪いのは全部誰かのせいで、決して自分のせいじゃないから。自分を不幸のヒロインに仕立て上げる一方で、自分の落ち度を率直に反省したり謝ったり振り返ったりすることができないんですよ。けれども、自分に対する無償の愛だけはとにかく欲しい。そんな都合のいい愛なんか、あるわけがないのに。
ナナには言えない。知られたくない。
こんな尻軽女みたいなマネしたなんて知られたら、きっと軽蔑される。
でもね、ナナ。
あたしだって本当は、ナナみたいに真っ直ぐに誰かを愛したいんだよ。
ナナとレンみたいに、強い絆で誰かと結ばれたいんだよ。
ねえナナ、本当はあたし全然大丈夫じゃないよ。
タクミに一夜限りで捨てられるなんて本当はイヤだよ。
おいおいなに寝言言ってやがりますか状態;;。挙句の果てにはタクミが部屋に残した携帯電話の番号と電子メールアドレスに奈々はすがる……って、あんた本気でアホですか状態;。彼女がすがっているのは、別にタクミじゃなくて、タクミが自分に向けてくれる下心満載の愛情(とすら呼べないようなシロモノ)なんですよ。そんなシロモノであってもそれにすがらない限り、彼女は生きてはいられない。
上のセリフの中で、彼女は真っ直ぐに誰かを愛したいと言うけれど、これもさっきの話と全く同じなんですね。要するに、「自分が本気で愛せるような素晴らしい相手に巡り会えないからナナみたいになれないんだ」と言ってる。けれども人間なんて凹凸があって当たり前。彼女は 100 % 自分が愛せるような素晴らしい相手じゃなきゃダメだというけれど、そんな『白馬の王子様』なんて人間界にはいない。奈々が他人を「ありのまま」に真っ直ぐに見られるようにならない限り、つまり相手をありのままに受け容れることが出来るようにならない限り、彼女は誰かを愛することができるようにはならない。
けれども、自分に対する無償の愛だけはとにかく欲しい。だから、満たされないことが分かっていながらも流される。……って、おいおい;。
いやもうここまで徹底して描かれるとさすがに言葉を失ってしまったり。でもまぁ、この作品って確かに時代をうまく捉えているような気はしますね。というのも、いわゆる昨今のモテブームの本質はこれなんですよ。相手から愛されたい、選ばれたいという欲求。それ自体は間違っちゃいないと思いますが、けれどもそれに付随するアクションが自分に向かっている限り、パワーゲームに勝ってもそれだけでは本当に愛して愛されることにはならないし、心が満たされることがない。だって章司が奈々を選んだ本当の理由は、そんなところにはなかったんだから。
この奈々の姿と比べると、ナナの方はめちゃめちゃ対照的なんですよね。見た目はヤンキー、けれどもその中身は非常にピュアなラブストーリー。違う道を歩むと決めたはずなのに、ナナとレンは、2 年間も音信不通で離れていた相手をお互い変わらず想い続けていた。
「レン! 放せ! あたしはあんたとやり直す気はねぇんだ!」
「会いたかった……」
「来るんじゃなかった……」
この二人は、相手のありのままの姿を愛することができる。けれども、だからこそ、この二人には距離が必要なんですよね。なぜならあまりにも似すぎているが故に、一緒にいると二人ともダメになってしまうから。ナナとレンが、トラネスとブラストという二つのバンドに分かれたのも上手いとしか言いようがなくて、二人のわだかまりが解けた上である程度距離を置いて切磋琢磨しあうのが、二人にとってもっとも良い関係なんですよね。今は走らなければならない二人にとって、それは最も美しい愛のカタチなんですよ。
「今はやっぱあたしは意地があるから、もう昔みたいにあんたとは暮らせないけど。
でもたまにこんな風に会って、抱き合ったりお互いのこと話したり、出来ればいいなとは思う。
それでいつかもっと年取って、意地とか見栄とか全部なくなって、
歌うのにも疲れたら……あたしもあの家に戻っていい?」
いやもうどうして奈々とナナでここまで違いますか状態;。や、もちろんナナもナナで十二分に壊れてる輩ですが、それにしてもここまでについては見事なまでに対照的な描写が印象的。でも逆にだからこそ、ここからどうやって奈々が他人を愛することを知っていくのかというプロセスにはものすごく興味が湧くところですね。どれだけ捨てられても振られても学習できない重度の恋愛中毒の奈々が、果たして何をきっかけにして他人を愛することを知っていくのか。
なんてバカで、お手軽な女と思われてる事だろう。
だけどあたしは本来そーゆー女なんだ。
色々あって昔よりは慎重になったつもりでいたけど、17 の夏から何も変わっていない。
今、この瞬間に酔いしれていられたら、
明日のことなんてどうでもよくなる。
それは 20 歳の夏の始まり。
空っぽのあたしは、性懲りもなく恋をすることでしか、自分を満たせずにいた。
うわっ、挙句の果てに開き直ってるし;;。まだ 6 巻目以降は読んでないですが、このコミックスって今ですら 15 巻も出ていて連載中なんでしたっけ。うーん、さんざん失敗して痛い目を見てもそうそう簡単には学習しそうにないどころか今でも学習していないのでは;;。ま、頑張って続きを読みますか……。
# っていうかしまったまたしてもとんでもない長文エントリに;。
というわけで今日はこの書評を。
第 1 巻のときから某氏の強力なプッシュによりチェキしていたロリコンぷちエロコミックス(ぉ)。連載は新井葉月さんも参加しているコミックハイ!ですが、私はコミックスでチェキ。で、表紙の帯だけ見るとあまりにも直球勝負で頭を抱えたくなるわけなんですが……実はこの作品、
とんでもない良作
なんですよ。っつーか 2 巻では思わず「うっ」と来るシーンも;。涙腺刺激されまくりなんですけどこれ;;。
作中で描かれているのは、いわゆる「マセガキ」な子供たちと、その天邪鬼な行動に翻弄される新米教師。一見するとただのワルガキたちにしか見えない子供たちだけれども、その内実では愛情への強い渇望がある。愛されたい、けれども素直になれない子供たちをどうやってケアしてあげるのか。その答えのない課題に、暗中模索しながらもちょっとずつ手探りで取り組んでいく新米教師、そんな物語になっている。
2 巻を読んではっきりしたんですが、この物語って、本質的には新米教師である主人公 青木大介の成長物語なんですよね。彼のキャラ造詣は非常に青臭いけれど、どこまでも誠実さを持っている、非常に好印象なキャラ。先生という『目上の』立場であっても決してそれを振りかざさないし、生徒を見下すこともないし、謝るところはちゃんと謝るし、目線を合わせて話すことができる。そういう誠実さが彼の良さなんですが、それは同時に弱点でもある。というのも、普通、彼のように『誠実すぎる』(ある意味ではバカ正直な)キャラは、昨今のワルガキたちを扱いきれずに「潰されてしまう」。けれども彼は九重りんがいることによって救われている、つまり、彼は九重りんに育てられていると思うんですよ。
九重りんというキャラは、確かにやることなすことマセガキだけれども、ホントの優しさを知っている子なんですよ。だから、りんは前任の担当教師をこっぴどくやりこめて退任に追い込むほどだったのに、青木先生の誠実な態度に対してはそれを裏切ったり誤魔化したりしないどころか、彼に恋してしまう。いろんなものを見てきている分、彼女は本当の優しさとそうでないものを直感的に嗅ぎ分けてしまうんですよね。だから、りんは青木がいることによって救われているし、そして青木もまたりんがいることによって救われている。そういう、「教師が生徒を育てると同時に、教師もまた生徒に育てられている」という両輪をうまく描いている作品になってると思うんですよね。
「バッカみたい。なにウチまで来てんの!?」
「先生が生徒のこと心配して悪いか!」
「私が心配? なんでよ?」
「……九重が心配だからだ。」
「……ほんとに……?」
「……ああ」
「……裏切ったら……許さないんだから!」
一点だけ難を挙げるとすれば、「九重りん」というキャラが良くも悪くも完成されたキャラになっているところ。この子は本当の優しさを知る女の子ですが、小学三年生にしてここまで優しい子がいたら凄すぎる、と思うんですよね;。こんな優しい子なんて大人だってほとんどいないでしょ、と。表面的な行動のマセガキ具合はともかくも、内面にある『優しさ』に関してはちょっと漫画的というか、出来すぎてるような気がしなくもありません。
とはいえ、私もかつて塾の講師をやっていて、こうした「教師が生徒を育てると同時に、教師もまた生徒に育てられている」というのを実感したことがしばしばあったことを懐かしく思い出しましたが、いずれにせよ、教師と生徒それぞれの成長ドラマをさりげなく織り込んでいるところは非常に上手い。見た目が見た目だけに一歩引きたくなる人も多いでしょうが、2 巻はなかなかヘビーな物語で一読の価値あり。是非読んでみてください。
今日はけろっちゃ氏と共に、以前バイトしていた塾でぼちぼち打ち合わせとかしてたわけですが、その後の飲みで微妙に深酒。う゜〜、ちょい飲みすぎたかも;。というわけで今日はこれの書評を一つ。
大地監督のアニメ版がかなり冴えていた一作だったので、とりあえず原作を買ってみたり。ちょうど 3 巻が売れ切れだったのでとりあえず 2 冊だけ買って読んでみたんですが、いやー、確かにこれもいい作品。系統としてはトラウマ癒し系の少女恋愛モノですね。
「そういう好きじゃなくて……ホントにホントに好きかって聞いてるの。」
「……ごめん。分かんない……」
「なんだそれ―――
じゃあいい。そういうのは……要らない……
付き合うんなら……好きになってから……付き合って……」
期待いっぱいで高校に入学したヒロインの高橋七美が出会ったのは、女子に大人気の矢野元晴。ちょっとノリが軽めの見た目とは裏腹に、彼は癒されえない傷を負っている。それは、昔の恋人との死別。彼は恋人を交通事故で失ってしまい、心を閉ざして生きている。その癒されない傷に、七美は気づいてしまう。見た目とは裏腹の、彼の優しさと繊細さ、そして誠実さに彼女はどんどん惹かれていく。けれど、彼女には決して彼を癒すことができないというやるせなさ。
「あんたはどうせ……奈々さんしか見えてないんだ……」
矢野のかつての恋人は、矢野と付き合いながらも彼に隠しつつ昔の男と逢っていた。かつての恋人が交通事故にあったのも、昔の男と逢っていたとき。彼を裏切った彼女が悪かったのか、それとも彼女に寂しさを感じさせてしまった彼が悪かったのか。もはや答えは分からないけれども、その過去はトラウマとなり、確実に今の彼を苦しめる。
「決めた。クリスマスプレゼント。
『約束』、ちょうだい。
『絶対、オレから離れない』って約束。
……絶対。絶対、絶対、オレのこと、『裏切らない』って。」
結局のところ、矢野は過去のトラウマから人間不信になっている、つまり他人を信じることができなくなっている。そうした矢野の癒されえない傷と閉ざされた心を、愚直な彼女の心が開き、そして癒していく。ある意味ではオーソドックスな少女恋愛モノなんですが、それを繊細なイラストに溢れる豊かな感性で綴っているあたりはとにかく素晴らしい。
まるで、パズルがひとつひとつはまっていくように。
あたたかいのに、震えていた手。
―――いとしい。
初めてその言葉の意味を知った、15 歳の冬。
……っていうか 2 巻にして神セリフ連発なんですけど^^。や、これからさらに 8 冊ぐらい続くというのは逆に言えばここからのドラマをきっちり描いてくれてるってことでしょうけど、確かにこれはいい作品ですねぇ。アニメ版の出来も非常に良かったですが、原作の肝をきっちりと掴んで作品作りをしてる印象があります。残りのコミックスも暇を見つけて買ってきますかね……ってまた積んでどうするんですか自分;;。
# そそ、アンケート、ご協力いただいた方々、thx です。
# 二重投稿は避けてくださいね^^。や、一週間後ぐらいにちゃんとデータ公開しますので。
う゛ー、今日は積まれた本をぼちぼち読んでたわけですが、多すぎ;。っつーか片付かねーよ状態。今日はどしゃぶりを避けて買出し行ったぐらいで普通に引きこもりなわけですが、それでも王国からのお届けモノはやってくるw。や、王国に国民登録はしているのにどう見ても非国民にしか見えない自分ですが、私のかわりに納税を肩代わりしてくれる、姫に忠実な国民が身近にいるおかげで継続的に支援物資は投下されていたり^^。そんなわけで先日届いたのはこちらのブツ。
確か DVD と CDS の同時購入者を対象とした全プレ特典だったと記憶してますが、申し込みをした記憶はからっきしございません。……っつーかでじくま氏 thx でありますよww(← ぉぃこら^^)。や、着弾したのは今週頭だったような気がしますが余裕で積まれておりました;;。
しかし永遠の 17 歳に突入してからというもの若さに磨きがかかっているように見えるのは気のせいですかそうですか。……っつーかこれを見てると最近の美容系の技術は凄いなぁと思わずにはいられません。や、だって自分が子供の頃の感覚って、三十路といえば明らかにおっさんおばはんの世界なわけで;、当時にこのジャケ見てたら確実に頭を抱えていたような気が(苦笑)。
# 余談ですが、前回のコンサートのときに割と身近でゆかりんを見たんですが、肌の皺とかを見て
# まあやっぱり年齢相応だなぁと思わずにはいられなかったとかなんとか;。
# この子の良さは「若さ」じゃないので、若さを前面にアピールするようなこの手の衣装とかは
# 果たしてどうなんだろう? という気もちょっとしますね。使い捨てにされなきゃいいですが。
で、まあそれはともかく、でじくま氏からの贈り物はこれだけじゃありませんw。最近のいただきもののヒットとしてはこちらのブツ。
や、中身はなにかとゆーと、こちらの湯のみ。以前にもらったマグカップと並べてみるとかなーりいい感じ。
どちらもピンクの発色がかなり綺麗な上に、実用品としての出来もかなりいい。この手のグッズって安物プリントものだったりすることも少なくないですが、ちゃんと滑り止め加工もされてたり、やたらと持ちやすいマグカだったりと、実用品としてかなり good な出来。でじくま氏も後悔してましたが、特にこのマグカは複数個買い込みしておいた方が良かったですねぇ。実際問題としてめちゃめちゃ使いやすいので。ちなみにこのマグカ & 湯のみにはさりげなーい共通点が。や、底にゆかり画伯のイラストがついてたりするんですよ。
……えーと、この脱力しそうなイラストがなんともはや(苦笑)。そして今日はさらなるブツが着弾。
なー、10/1 & 10/7 にファンクラブイベントですか;。私は参加したことないですが、結構マターリなイベントらしい。まあせっかくの国民の権利なので申し込みしてみようかと思ったり。でもキャパ 2,000 人で会員数 4,000人(退会した人とかもいるだろうから実際にはもうちょい少ない?)ぐらいだから、まあそこそこの倍率なのかもしれず。
……でも申し込みめんどい。郵便局行くのめんどい;。← ヒッキー & 超ものぐさですよこの人;
仕事も微妙に忙しくて積まれてる本がまるで片付かない今日この頃なわけですが、今日はこれの感想を一つ。
や、Rosen Maiden の作者の PEACH-PIT さんがなかよしで連載してる作品「しゅごキャラ!」。コゲどんぼさんといい、この PEACH-PIT さんといい、なかよしも外部招聘には余念がないなぁと思うわけですが、もともと男性ヲタ向け作品を書いてる人なだけに果たしてどうかなぁと思いつつも読んでみた……わけですが。
うぉ、お、面白いじゃないですかこれww。
ちょっと予想外なぐらいに普通に少女漫画してるんですけど^^。
どんな作品かとゆーと、口下手でいじっぱりでひねくれたことしか言えない小学生の女の子、日奈森あむ。ところが周囲からはそれをクールでカッコいいと誤解されるし、普段来ているゴスパンク服だって実は母親の趣味。けれどもホントはピンクのフリフリな服も着たいし、もっとかわいくて素直な子になりたい。ある日、ホントの自分になりたいと強く願ったら、突然 3 つのたまごが彼女の元に現れる。そのたまごから生まれてきたのは「しゅごキャラ」と呼ばれる不思議な子供たち。彼女たちはあむの性格や能力を突然チェンジさせてしまうことができる不思議な力を持っていて、それによって少しずつあむが変わっていく……というそんなお話。要するに、なりたい自分となれない自分、という典型的な変身ものマンガ。
「うそじゃないよ。絵もてつぼうもぜんぶ、あむちゃん自身の力。
だから……おねがい。信じて。あたしたち(なりたい自分)のこと―――」
この「たまご」は、@ 大人になると消えてしまう、A 普通は一人に一つしかないのに あむは 3 つも持っている、という設定になっているんですが、要するにこの「たまご」って、『未来への可能性』そのものなんですよね。そう考えると、この作品ってものすごくポジティブだなぁと思うんですよ。なぜあむは 3 つもたまごを持っているのか? 普通の人は「本当の自分」と「今の自分」にそんなに大きな違いはないけれど、あむのように本来の自分を潰してまで周囲が望むキャラを演じているような子の場合には、「本当の自分」と「今の自分」に大きなギャップがある。こういうギャップってネガティブトークが出てきそうなものですが、この作品の場合はむしろ逆で、自分の意志次第でどんな子にだってなれる可能性があるじゃないか、というものすごく暖かいメッセージを投げかけてきているように思えるんですよね。
思い返してみれば、Rosen Maiden も端的に言えばひきこもり更正マンガ(ぉ)だったわけですが、しゅごキャラ!は、未来に希望を持てない子供たちへの癒しのメッセージなんじゃないか、と思うんですよ。確かにシニカルなモノの見方をすれば、それは挫折の先送り(=未来に希望を持つことはできても実際になれるとは限らない)とも言えるわけですが、けれども無条件に未来に夢を見ることは、子供だけに許された特権だと思うんですよね。そういうメッセージを含ん……でいるのかどうかは今のところ分かりませんが;、こういう作品も非常にいいですね。
しかし PEACH-PIT さんって何を描いてるのかと思って調べてみたら、現行作品だけでも Rozen Maiden, しゅごキャラ!, ZOMBIE-LOAN の 3 本立てみたいですね。これだけの数の連載を回してるということは CLAMP 同様に一人じゃないんだろうと思ったらやっぱりそうみたいですね(えばら渋子さん、千道万里さんのユニット)。過去作品を調べてみたら……ってえ゛? DearS ってこの人たちなんですか;。や、イラストが受け付けなくて挫折したんですが、ちょっとびっくり。
シュガ^2 もそうですが、この作品ももうちょっとイラストがかわいければ大ブレイクしそうな気がするだけに、少しもったいないですね。とはいえ、正直「Rosen の作者がなかよしというのはさすがに無茶では?」とか思ってたのをいい意味で裏切ってくれたのはたいしたものですね。今後に期待w。
というわけで溜まったアニメをぼちぼち消化中。や、D.C.II で発生したビハインドがなかなか取り戻せないわけですが、なんとかだいたいここまでの新番も消化できた感じ。そんなわけで新番の感想をざくっと書いてみたり。
・N・H・Kにようこそ!
……すげぇ。というか久しぶりに言葉を失ってしまったアニメ。いやもちろん後ろ向きに;;。っつーかですね、こんなものを公共の電波に乗せちゃっていいんですか状態;;。
原作をご存知ない方のために軽く紹介すると、籠もり続けて早 3 年、大学中退以来、外出先はコンビニだけ、友人の数はもちろんゼロで、1 年間は他人と口をきいたことがないというニートでひきこもりのる佐藤達広 22 歳。思考回路は超電波で、大学を中退したのもひきこもりなのも、すべては巨大な悪の組織 N・H・K、日本・ひきこもり・協会の仕業に違いない! とか言い出す始末。しかしそこに突然舞い込んだ一人の美少女、中原 岬。彼女は今のひきこもり生活から彼を社会復帰させるためにサポートしてくれるというとんでもないプロジェクトを持ちかけてくる。果たして彼女は何者なのか、はたまた彼女もまた N・H・K の陰謀なのか?? ……とかゆー作品;。
……なんですけどね、その映像化がとんでもない。まさに公共の電波で電波垂れ流しとしか言いようがない作り。や、普通この手の電波ネタ(精神病ネタ)ってそれなりに隠匿されてきたと思うんですが、こうも直球勝負で映像化してきたのはある意味度胸あるなぁ、という印象。よくやってくれました、という類のものじゃないですが;、でもかなりびっくり。というか目が覚めましたよええ;。
どうでもいいけど岬ちゃんの声優の牧野由依さん……って、え゛? ARIA の OP のウンディーネとかユーフォリアを歌ってる人じゃないですかこの人。調べてみたらツバサ・クロニクルのさくらの声とか当ててたらしいですが、なかなか上手いですね。
・ゼロの使い魔
主にくぎみーを楽しむアニメw。しかしなんつーか、ホントにこの手の作品は粗製濫造ぎみに大量制作されてるし……;。ま、でもくぎみーだからとりあえず許すことにしときます(違)。
・つよきす Cool x Sweet
ヒロイン全員ツンデレってあーた……;;しかし中身はよくあるタイプの作品なのに ED が I've なのでちょっと気になるワナw。監督の木村真一郎氏の指名鑑賞でしたが、そこそこ安定はしているものの、シュガー以来どうもこれという作品に出会えないですね。
・となグラ!
昔大好きだった幼なじみがエロエロ大魔王になって戻ってきてくれるというベタなアニメ;。しかしとなグラがお隣暮らしの略なのはともかく、制作が「初恋のベランダ愛好会」ってのに思わず吹き出しそうに^^。なんですかそれは^^。
・まもって! ロリポップ
ん〜……なんというかひと言で言うと、激しく微妙;。OP/ED も今ひとつ垢抜けてないし、作画も今ひとつコストをかけ切れていない。しかも UHF 局での放映で、特におもちゃなどが展開されてるわけでもない。なんというか、限られたコストをいろんなところに分散投資したらものすごく平凡な作品になっちゃった、という感じで、せっかくのアニメ化なのに非常にもったいないという印象が。まあきらレボと同じく肩の力を抜いて流し見できる作品ですが;。
そういや先日、かみちゃまかりんが読者人気投票でトップだった、という話を書きましたが、ネットでちょっと調べてみたら、2004 年前後の投票が凄いことに。「まもって! ロリポップ」ってかみちゃまかりんと並んで双璧としか言いようがない得票率じゃないですか;;。連載終了後になってさすがにランクは下がったようですが、なるほどこの得票率を見れば確かにアニメ化の筆頭候補に挙がるのも当然なのかも。
しかし原作の 1〜3 巻を以前読んだ限りではそんなに化け物じみた作品とも思えなかったんですが、後半戦で大化けしたんですかね;。ちょっと残りの巻も買ってきてみますか.....(← その前に積まれてる本をなんとかしろ;)
・おとぎ銃士赤ずきん
「じゅ〜すぅぃ〜♪」……や、意味不明だからそれ;。というか全く脈絡のないところでこのセリフを打ってくるのが完全に意味不明;;。
・僕等がいた
セカイ系の恋愛モノ少女漫画ですが、いやーこれなかなか素晴らしいですねぇ。ここまで見た新番組の中では一番センスがいい作品っぽい。
(……矢野は……どういう女の子を好きになるんだろう?
どういう女の子を好きになったんだろう……?)
(さっき別れたばっかりなのに……すぐに逢いたくなってる……)
掴めないけれど、触れられないけれど、透けて見えるその痛みに共感してしまうし、惹かれてしまう。その心の機微が繊細な描写の中に織り込まれていて非常に上手い。こういう作品はじっくり見たくなりますね。とりあえず原作は 2 冊買ってきたので後ほど読破予定。……ってまた積んでるよおい;;。
・貧乏姉妹
なんというか、今どきの癒し系アニメですね、これ。かみちゅ!なんかもそうですが、情緒ある昔ながらの日本の風景を背景に描かれるライトなストーリーとちょっとした幸福感は、なんだかんだで我々の琴線に触れるものがありますね。加えて声優のキャスティングが良い。あす の声優に金朋さんを起用したのは大正解だったんじゃないか、という印象。しかしお姉さんの方、これ坂本真綾さんなのか;。全く気付かなかった;;。
とりあえず続投は、僕いた、N・H・K、貧乏姉妹、まもロリ、ゼロといったところですかね。ゼロとまもロリが微妙ですが、どっちも見流せば済む話だし……と思って先週分をつらつらと消費してたわけですが。
うわわわわわ〜〜〜〜っ;;
きたきたきたきた実写来ちゃったよぉぉぉぉっっっ;;。> きらりんレボリューション
いや油断してただけに OP 見て吹きそうになったんですが;。というかいつもながらやっぱりアニメで実写はやめようよ……とか思わずにはいられなかったりするわけですが。うむむ。
昨日のエントリに書いた School Days の鬱 T シャツ、せっかくなのでとりあえず寝間着代わりに着てみたわけですが、妙に寝つきが悪かったような気が;。え゛ーっと、なんかの呪い? あるいは怨念?;
というわけで今日は劇場版 DEATH NOTE の話題。昨日の塾の宴会の前にでじくま氏たちと劇場版をざくっと見てきたので軽く感想を書いてみたり。ひと言で言えば、「おお、意外によく出来てるじゃん?」という感じですね、これ。
100 分ぐらいの尺の実写版映画なわけですが、原作をアレンジした面白いシナリオに組み立てられている。原作を知らなくても十分楽しめるように分かりやすくストーリーが組み立てられているし、逆に原作の設定を知っていると、最後のあたりはデスノ設定の縛りの中でどうカタを付けていくのかが興味深かったところ。
ただ、致命的な難点は……いやぶっちゃけですが、ライトとエルのキャスティングがあんまりよくない点、ですね。ひと言で言うと、どっちの俳優も「賢そうに見えない」んですよ。や、インテリ臭がまったくないとでもいうか;。セリフの喋り方にもキレの良さがなくて、語れば語るほどキャラが崩れていく(涙)のがものすごく残念。演技指導でもっと改善できたんじゃないかと思うだけに、ちょっともったいなかったです。
# キャスティングとしてはミサミサが一番合っていた気が^^。
トリックとして「?」となったのは、ラスト付近でライトがボールペンを取り出したシーン。緊迫感を煽る演出効果を狙ったのかもしれませんが、デスノートへの書き込み内容を考えればあそこでボールペンを取り出すのは百害あって一利なし。でじくま氏は次作への伏線では?と言ってましたが、……んー、どうだろ? という印象。
あと個人的にひっかかったのは、詩織を犠牲にした後、リュークに「お前、彼女のこと好きだったんだろ?」と問われてライトが一瞬、悔恨にも似た複雑な表情を見せるところ。これ、ある意味『分かりやすい』演出なんですが(例えば女性客などには好かれそうな演出に見える)、私はライトというキャラは、どちらかというと、そういう悔恨の感情を無理矢理『飲み込んでしまう』タイプじゃないかと思うんですよね。自分の目指すもののために徹底的に自分の感情を殺し、湧き上がってくる罪悪感や悔恨の感情を飲み込んでいってしまう。けれどもそれによって、彼自身がどんどん壊れていき、ついには人としての心を失ってしまう。だからこのシーンは、どちらかというと、無理矢理強がってみせる表情の方が納得のいくものだったような気がします。(まあこれは人によってどっちかがいいのかは違うところだと思いますが)
11 月公開予定の THE LAST NAME はエルとの直接対決ですが、さすがに尺を考えるととても収まりきらないだけにどういうふうに原作をアレンジしてくるのかは楽しみですね。……っていうわけで、また秋になったら見に行きますか^^。
でじくま氏から出てるぞーとのツッコミを受けて早速購入してきてみたり。
や、いつもいつも数巻前に遡って読み返さないとすっかりストーリーについていけない作品なわけですが、今回は割と最近に出た本なので一冊前から読み返してみたり。
で、感想。
……いや凄い、これ;。読み終えた瞬間に全身から力ががくっと抜けるような感じとでも言うか。
推理モノとしてのトリックの緻密さもさることながら(というかついていけないほど複雑すぎるのに、破綻している印象を受けないという凄さ)、それにもまして、最後の一瞬まで緊張感の張り詰めた二人の激突。そして最後に残る表現しがたい感情。『圧巻』という言葉がこれほどまでに相応しい作品も他にないんじゃないか、と。
実の父を自らの道具として見殺しにし、最終巻の前半では高田をいとも簡単に切り捨てた強烈なまでの冷徹さが、作品のラストをより重たいものにする。真正面から捉えた『死』というもの、その重さと恐ろしさ。読んでいて気分が悪くなるようなリアリティがそこにあって、とにかく言葉を失ってしまう。
第 1 部(初代 L 編)は推理バトルとしての側面が強かったように思いますが、第 2 部は単なる推理モノに留まることなく、ラストできちんと『人の命』という幹の部分をかっちり押さえた作りにしてきたのは凄かったですね。この物語って、夜神 月の『生き様の死』をもって終わるしかない作品ではあるのですが、2 代目 L が言うように、その終わり方は『完膚なきまでに』月のプライド、すなわち彼の生き様を叩きのめすものでなければならない。ただ、彼の生き様で否定されるべきものは、彼がこの理不尽な世の中に対して感じる『憤り』ではない。彼の持つ正義感、自らが正しいと思うことを信じて正義とすることそのものは否定されるべきではない。否定される点はただ一点、『人を人が殺す』という行為。ラストで単に推理バトルに敗れて月が捕まる(あるいはリュークに殺される)というだけでは解決され得ないこのポイントをきっちり押さえ、そしてなぜそれが否定されるべきなのかを、自らが身を持って知る『死の恐怖感』によって描き切るという構成。構成自体はミエミエですが、画力の凄さがその見え透いた構成に有無を言わせぬ説得力を持たせてるんですよね。さすがです。
いやー、それにしてもホントに凄い物語。原作者の大場つぐみが誰なのかに関しては超トップシークレットと言われ、様々な説があるようですが、どっちにしてもこれだけの物語を作り上げたその手腕は素晴らしいとしか言いようがない。そしてまたそのストーリーラインを見事な画力で描いた小畑氏やそのスタッフの手腕も、文句なしに超一級と言っていいと思います。ホントに素晴らしい作品、おつかれさまでした。> スタッフのみなさん
昨日はかなーり悔しい結果だったのでもう一個トライしてみるテスト。や、今度は点数出ないヤツで;。
・ルパン三世キャラクターチェック
http://goisu.net/cgi-bin/psychology/psychology.cgi?menu=c030
というわけで結果!
「あなたのルパン三世キャラクタータイプはこんな感じ!
あなたは【石川五右エ門】なタイプ。
地味なようでいて、いぶし銀な魅力で惹きつけるあなた。
そんなあなたを「ルパン三世」のキャラでいうならば【五右エ門】がぴったり。
普段は後手にまわっていても、ここぞというピンチのときは、愛刀斬鉄剣で道を切り開きます。
ちょっぴりガンコなところがタマにキズですが、そんな自分なりの信念を貫くところが、
あなたの良いところともいえるでしょう。
友達の中では、ダークホース的な存在を狙いたいところです。」
……いぶし銀ってどういうことよ?; えーっと、枯れてるってこと?;
ま、それはともかく。
「五右エ門情報:
1・五右エ門は江戸期の名盗・石川五右衛門の十三代目の子孫である
2・五右エ門の斬鉄剣はチタン合金も斬れるが、コンニャクは斬れない
3・五右エ門はスキーとウインドサーフィンができる」
最初の 2 つは知ってたけど 3 つ目のは知らんかった;;。
「天才度 54%
クール度 27%
ダークホース度 100%
狡猾度 82%」
ダークホースってどういうことよいったい;;;。っつーかこの数字はいったいどういうことかと小一時間;。
# ところで全然関係ないですが、ルパン三世に出てくる五右エ門って「衛」じゃなくて「エ」だったのね;。
# なにげにそこを知らなかったワナ。むー、一応はルパンのファンなんですけどねぇ。
そういえばルパン三世といえば毎年この時期に TV スペシャルをやるんですが、ここ数年久しく見てないですねぇ。今年もやるのかなぁと思って調べてみたら、金曜ロードショーは 7 月いっぱいは「ハウルの動く城」→「となりのトトロ」のコンボの様子。ということは 8 月頭かなぁと思うわけですが、思いっきり忘れそうな気配かも;。
コミックス 2 巻と、溜まっていたアニメ版をまとめて一気に消費して、さきほどアニメ版最終話も鑑賞したんですが……
すっ、すげぇっ。
京アニ、超GJ! じゃないですかこれww。いやもうめっちゃシビれましたよ。> アニメ版最終話
いや〜この作品、どういう話なのかアニメだけでは今ひとつ理解できなかったんですが、最後まで見てみて、こういう作品だったのかぁ、とめっちゃ納得。以下、思いっきりネタバレで。
アニメ版では #12 でようやく設定が出てきますが、この世界はハルヒが見ている夢のようなものかもしれなくて、それゆえに彼女は神としての力を持つ。けれども彼女自身はそのことに対して無自覚で、彼女を楽しませ続けなければこの世界そのものが崩壊してしまう恐れがある……という舞台設定。
ハルヒの感じる憂鬱、そしてあの傍若無人ぶりは、要するに、自分が人生の『ヒロイン(主役)』になれないことに対する心の叫びなんですよ。世界で一番の最高の人生(=普通じゃない面白い人生)を送りたいのに、全くそれに及ぶことができない「ありふれた」自分と「ありふれた」日常。普通はそんな「ありふれた」人生に折り合いをつけて生きていくものですが、ハルヒの場合にはそれができなくて、なんとかそこから脱却しようともがき続ける。でもそんな人生なんてそうそうあり得ないという理性が彼女の思考にブレーキをかけ、そして実際にそんな「面白いこと」なんて起きるはずもないという事実が、彼女を憂鬱にさせる。それが「ハルヒの憂鬱」の正体。
けれどもハルヒの憂鬱は、平凡じゃない日常、例えば宇宙人とか未来人とか超能力者によって解消されるわけではない。なぜなら、彼女の憂鬱の真因は、面白いことが起きないからじゃなくて、自分がお姫様(=主役)になれないことに起因しているから。だから、彼女の憂鬱は平凡な日常の中でこそ解消される。ライブアライブで一瞬ハルヒが感じた充実感、それは彼女が物語の主役になれた瞬間だと思うんですよ。
「あと一日あったら、しっかりした準備が出来たのにね……
あんなのでよかったのかなって少しは思うけど、
なんていうの……? 今、自分は何かをやってるって感じがした……」
そして物語は、ハルヒが白雪姫、sleeping beauty になることで締めくくられる。
「オレ、実はポニーテール萌えなんだ。
いつだったかお前のポニーテールは、そりゃもう反則的なまでに似合ってたぜ。」
「はぁ? バカじゃないの?」
この物語が、日常の象徴である学校の中での王子様のキス(けれどもその相手は平凡極まりないキョンのキス)で締めくくられるのも、ハルヒがお姫様になることで、自分という人生の物語の主人公になることができたから、だと思うんですよ。
だから最後は、ポニーテールを作ってきたハルヒに、キョンがひと言、褒め言葉をかけるんですね。そのひと言だけで世界が変わってしまう、魔法の言葉を。
「ハルヒ……似合ってるぞ。」
そして物語は、ちょっとひねくれものの二人のでこぼこデートの始まりで締めくくられる。やー、素晴らしいじゃないですかw。ちょっとシビれましたよこのエンディングは^^。GJ! > 京アニ
なるほどこういう話だということが分かると、キョンのこのキャラ造詣も非常によく分かる。要するに、キョンもハルヒと同じで天邪鬼なんですよ。つまり、彼のキャラ造詣はモラトリアムの極みで、一見するとハルヒとは対極的に「平凡な日常」を望んでいるようにも見える。けれども実は、ハルヒにかき回されることを内心では望んでいる。だから、この物語で色褪せた世界から脱却したのは、ハルヒだけじゃなくてキョンも、だと思うんですよね。
「オレはなんだかんだいって、今までの暮らしが好きだったんだな。
オレは連中ともう一度逢いたい。まだ話すことがいっぱい残ってる気がするんだ。」
「あんただって、つまんない世界にうんざりしてたんじゃないの?
もっと面白いことが起きて欲しいと思ってたんじゃないの?」
「思ってたとも。
あのな、ハルヒ。オレはここ数日で、かなり面白い目に遭ってたんだ。
お前は知らないだろうけど、世界はお前を中心に動いていたといっていい。
お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方向に進んでたんだよ。」
最後の仕組まれたデートのシーンで、キョンのセリフがどことなく違った印象で聞こえるのは、我々の世界へのイメージが変わったからなのか。字面はあいかわらずの天邪鬼なセリフなのに、どことなく心躍るようなセリフの語り口。世界の何もかもが色鮮やかに変わったかのように見えてくるのは素晴らしいとしか言いようがない。
いやはや、天邪鬼な恋愛モノとしては超一流な作品ですねぇ。要するに、恋することで、世界が変わる、っていうお話なんですよ。もちろん原作の良さがあるのは間違いないですが、コミックス版と比較してもラストのインパクトが全くといっていいほど違う。ハイクォリティな映像が訴えかけてくるものはこうも違うのか、と痛感させられるほどの素晴らしい出来でした。いやー、京アニ、すごすぎとしか言いようが。この調子で Kanon でも素晴らしいものを見せてもらいたいものです、はい^^。
[2006/07/03 02:10 追記]
さっき、でじくま氏と Messenger で話してみましたが、原作を知ってる人からするといろいろある様子^^。や、私はアニメ版とコミックス版しか知らないので違和感なく綺麗に恋愛ドラマをまとめてくれたなぁと思うわけですが、原作はラブストーリー一辺倒というわけでもなく、ミステリ要素も強いみたいですね。まあとりあえずアニメ版しか知らない人の感想ってことで許していただけると^^。
というわけで昨日&今日で消費したものの中から目に付いたものをいくつかピックアップ。っつーかこの週末はいったい何冊 & 何本消費したんだ……っていうか考えるのやめやめ;;
・シュガシュガルーン 最終回
な、長かった;;。や、なにげに全 51 話(4 クール)もあったわけですが、まあ少女漫画とはいえ好みの系統ではないので何度見るのをやめそうになったことか;。シナリオは手堅くまとめられていた感がありますが、目を見張るプラスアルファがなかったのが残念。設定自体は悪くなかった(売れる少女漫画としての要素は備えていた)と思いますが、いかんせんショコラのキャラ造詣が天邪鬼すぎてヒット作にはなれなかったような気が。
・吉永さん家のガーゴイル 最終回
ハートフルご町内アニメの看板に偽りなく、最終話も心温まる話で締めくくってくれましたね。多々ある伏線や設定を並列で片付けていったのでやや無茶があるなぁとは思ったものの、最後の落としどころをママさんとパパさんのエピソードに持ってくることで綺麗にまとめてきてくれました。無難な作品だけど、こういう作品はもっとあってもいいなぁと思ったり。……っつーか梨々が萌えwww。
・ハヤテのごとく! 7 巻
あいかわらずこの作り込みの細かさはいったいなんなんだと小一時間^^。今回は Heart to Heart のハヤテ探しが楽しいかも(笑)。
・アニマル横町 7 巻
豚の角煮を作りながらのんびり読破^^。あいかわらずえらい細かい作り込みはさすがですが、この p.112 の著者が書き忘れましたページ……いやこれは素で間違えたのかネタなのか??(笑) 区別がつかないあたりがアニ横仕様ですかそうですかw。
ちなみに今週のアニメも凄い。とゆーかバンク使いまくりに爆笑wwwww。って何回やれば気が済むんですかこれ^^。
・ARIA #13 「その でっかい自分ルールを…」
「影の部分だけ踏んで家まで帰る自分ルール」「石畳の線だけ踏んで帰る」……あーやりましたよ自分も^^。今でも地面のタイルを見るとつい自分ルール作って踏みたくなるんですよねぇ(苦笑)。
それにしてもお話の方はあいかわらず抜群。何でも自分で決めて何でも自分でやろうとするアリスは、他人の行為を受け止めるだけの心の余裕がない。それはある意味『子供』ということなんですが、アテナ先輩が差し出した手に対して噛み付くアリスに対して、アテナ先輩はあっさりと、
「ううん、違うの。正義の味方気取りなんて、そんなんじゃないの。わたしは、アリスちゃんの、味方気取りなの。」
と言うんですよね。思いやりを受け止めにくいアリスと、それにカチリと噛み合わせるように、するっと内面に入り込んでいけるような言葉を投げかけられるアテナ先輩の組み合わせが絶妙なストーリーでした。……でも似たような話は前クールの第 6 話でやってるような気もするんですが;。
・涼宮ハルヒの憂鬱
いやー、これめっちゃ素晴らしいじゃないですか。ちょっと長くなるので別エントリに切り出し。
・おとぎ獣士赤ずきん
……すいません、切ってもいいですか?(ぉ) 普通は第1話というと気合を入れるものですが、かなりのまったり展開。えらい子供向けだなぁ……と思いきや、CM は「大魔法峠 DVD」→「MELL アルバム」→「OP テーマ PV」と、どう見てもヲタ向け;。いやおかしいだろそれ;;。
しかしこれ、赤ずきんはゆかりんが声を当ててるわけですが、はっきり言って合わないと思います;。や、なのはにゆかりんが声を当ててるときに感じたのと全く同じ違和感が。んー、声質の問題は演技力とか努力とかとは全く無関係な話なわけで、CM を見ていてもゆかりん頼みみたいなところがひしひしと感じられるだけに激しく微妙。
……とまあ、こんなとこでしょうか。しかし ARIA はともかく、ストパニが 2 クールというのにはちょっと驚き;。
お買い物でふらっと街に出てみたわけですが、あ゛、あ゛つ゛い〜;。っつーかなんなんですかこの温度は;;。や、今日だけの話じゃないんですが、こんな温度じゃ干からびちゃいますよ自分。昨日作った冷凍バナナでも食べて涼もう……
# や、果物の値段が下がってきたのでいろいろ冷凍もの作れそうな感じですねー。
# 冷凍バナナとかめっちゃ安上がりなおやつじゃん、みたいな^^。
そんなわけで今日の収穫はこんなもの〜。
……っていうかケバい;。や、こういうのめっちゃ苦手;;。> 左
というかですね、同じ薔薇なのにどうしてこうも違うのか、と。(当たり前)
といいつつ曲の方は実は結構好きだったり。NANA という作品に合わせた『壊れた』ラブソングですが、この手の曲って壊れながらもきちんと体裁を整えなければならないわけで、その辺のバランス感覚が大切。この曲はそのバランスがいいですね。
しかし高いよなぁ。なにげに \1,680 もするんですが……って書いてる最中に気付いた、しまった iPod 持ってるんだからダウンロード販売で購入すれば良かったじゃないか、と;。調べてみたらなにげに 1 曲 200 円……激しく後悔;;。や、DVD なんか激しくどうでもいいんだし状態。
で、ちょっと調べてみたんですが、たまにいくつかのアニソンも入ってる様子。なないろなでしことか、割と数回聞くだけで終わりそうな曲も結構あるし、んー、ちょっとこれからは iTunes もちゃんと調べてから購入した方がいいかもですねぇ。
D.C.II がなかなか終わらない今日この頃;。いっそ休みでも取りたいとこですがさすがにそうも言ってられないので今日は軽めにこの書評。ギャラクシーエンジェルといえば絶対領域ですが(違)、ゲーム発売にタイミングを合わせてコミックスが発売されてたので get してみたり。
や、コミックス版はずーっとキャラクター原案のかなんさんが描かれてるのですが、これがなかなかいい感じですね。や、前作までもかなり良かったんですが、キャラクター全とっかえの本作がどうなるのかと思いきや、思いの他これがイイ。
主人公は幸運の女神・ミルフィーユのクジによって抜擢された、デザート職人のカズヤ・シラナミ。そして男性恐怖症のアプリコット・桜葉を初めとした新生ギャラクシーエンジェルたち。作品の設定として面白いのは、今度の主人公は指示出しをする指揮官ではなくて、自らも機体に乗るという点。彼が操る機体ブレイブ・ハートは紋章機じゃなくて、ギャラクシーエンジェルたちが操る紋章機と合体することで力を発揮する、という設定になっているらしいんですね。なるほどこれは上手いなぁ、と。前作の(ゲームとしての)欠点は、最初は指示出しして眺めてるだけでもそこそこ楽しいものの、しばらくすると飽きてくるんですよね。自らが機体に乗って飛べるという設定は面白い。
前作同様、キャラクターが多すぎてキャラを追いかけるだけでも大変(というかちゃんと描き分けられてないのも問題;)ですが、先行きの展開は楽しみな作品ですね。さすがに PS2 ではゲームをプレイする気にはなれないですが;、Windows 版が出たらプレイしてみるかなー、と思ったり。や、プロジェクターの大画面でプレイするとなかなかに気分いいんですよあれ^^。
というわけで今日もちょっと軽めにこんな本の書評を一つ。
や、なかよしのコミックス、「まもって! ロリポップ」。えーと、どんな話かとゆーと、ですね。
うっかり魔法試験に使う「硝子真珠(クリスタルパール)」を飲みこんじゃった、ニナ。
その日から、超カッコいい魔法使いコンビ、ゼロ & イチイ とドッキドキの日々が始まって…!?
恋のマジカルポップストーリーっ☆
す、すす、すみませんっ、微妙に鳥肌がっっ;。> 紹介文 って、だったらなんでそんなの読んでるんだよとツッコミ受けそうですが;、この作品、7 月からアニメ化するらしいんですよね。作者の菊田みちよさんは少女天使みるきゅーとという新しい作品をすでに連載してるんですが、連載終了作品を遡ってアニメ化するなんて話は(少なくとも少女漫画では)まるで記憶になくて、よっぽど人気があった作品なのかなぁ……と、3 冊ほど手に取ってみたり。や、7 冊も出てるんでとりあえず;;。
で、ざっと読んでみましたが……あ゛ー、なるほど確かにベタだけどよく描けてるなぁ、と。
実を言うと、1 巻を読んだときには一瞬投げ出そうかと思ったんですよね;。話があっち行ったりこっち行ったり、まるでまとまりがない;;。や、要するにやりたいことが多すぎるせいで、個々のシーンが断片的でうまくつながっていない。例えば、ちょっとワルっぽいかっこいい男の子が出てきてかっこいいセリフを言うんだけれど、まるで気持ちが籠もってない;。え゛ーと、なんていうかあなたはそんな上っ面な心の籠もってないセリフでころっと騙されちゃうんですか、みたいな;。
けれども 2 巻あたりに入ってキャラの配置や作品の雰囲気が落ち着いてくると、ストーリーラインも随分こなれてくる。や、プロットの分量が押さえ気味になったというのが大きいと思いますが、なかなか良かったのが 2 巻目の後半のエピソード。や、この作品って定番の男ハーレムものなわけですが、ゼロとイチイの二人の男の友情エピソードがなかなかどうして悪くない。なんつーか、見かけは少女漫画なんだけど、魂はまるで少年ジャンプかのような男の友情物語。いわゆる少女漫画とかレディスコミックス系にあるような気持ち悪い8○1臭がないんですよ、不思議なことに。いやー、こんな作品もあるのかぁとちょっとびっくり。
まだ 3 冊しか読んでないのでなんとも言えませんが、全体を通してざっくりした感想を言えば、荒削りだけど確かにウケる要素はたくさん持っている作品、という印象。や、私はシーン主導型の作品だと感動できない人なので、思わず「え゛〜?」と言いたくなってしまうシーンもたくさんあるんですが;、なるほど確かに女の子が読みたがりそうなシーンがたくさん詰め込まれてるなぁとは思ったり。全体的にイラストもかわいいし(2 巻以降になるとえらい作画レベルがアップしてる;)、この作品がウケるのも分かるような気がします。
……とはいえ、遡ってアニメ化するほどの作品か?? となるとそこまでの作品って感じもしないし、うーん、4 巻目以降で大化けしてるのか、それともなんか別の力学が働いたのか;。なんでも本誌の方では現行の連載を中断して、「もどって!まもって!ロリポップ」を再開するらしいんですが、そんな話聞いたことないんですけど状態;。や、アニメ版がどんな感じになるのかはまるで想像つかないですが、とりあえずはアニメ版を生暖かく見守ってみる予定。
ところでなかよしといえば、かみちゃまかりん chu の第 1 話、アンケートで第 1 位だったらしいですね(← コゲどんぼさんの blog に書かれてた)。や、この手のアンケートって月別のランキング変動がどの程度あるのか分かりませんが(掲載順にもかなり影響されそうだし;)、それにしても 1 位(しかもダントツらしい)というのには驚きますね。もちろん作品の飛び抜けた出来の良さがあってこそ、のものだと思いますけれども、なんつーか、小コミライクのちょっと刺激的なプチエロ作品とか最近流行のモテ子作品とかじゃなくても、ちゃんと子供たちの人気を取れるんだぞっ、と証明してくれたような気がして嬉しい限り。こういうホントの意味での子供向け作品がもっと増えてくれるといいなぁと思う今日この頃。や、確かに刺激的な作品よりも人気票を取るのは大変かもしれませんが、こういう作品には頑張って欲しいですね。だって少女漫画誌がちっちゃな女の子に読ませたくない雑誌にはなって欲しくないですからねぇ……いやホントに。
# だからって お前が読むな とかゆーツッコミはなしで;。
しかし微妙に仕事が積まれぎみ;。んー、週末はおとなしく仕事するかどうするか。早いトコ D.C.II を片付けたいんですけどねぇ;;。
今日はデパ地下で白菜が安かったので白菜の煮物料理。あいかわらずレパートリーは狭いものの食材をいろいろ眺めるのが楽しくなっているあたり、我ながらいろんな意味でかなり終わってるような気も;。や、やまとなでしこたるもの……ってそうじゃなくて、ようやくこれを get でありますよ隊長w。
ラブゲッChu! OP テーマのなないろなでしこ。やー、なぜかどこのお店も売り切れで苦戦しましたが、確かにアニメのテイストの古さもさることながら曲のテイストも 90 年代なわけで、そりゃまあ入荷も渋るだろうとは思うんですが、でもかなーり好きな曲だったり。や、なにがいいってテンポとノリの良さ、そしてサビのところのコード進行。聞いてるとウキウキとスキップしたくなる……いやしたくなるだけで実際にはしませんけど(笑)、そういう気持ち良さと心地よさがありますね。や、そういう感覚そのものがめっちゃ古いといえばその通りなわけですがwww。
……で、まあそれは良かったんですが。
う、うぎゃあああっ。
っていうかなんですかその超電波なカップリング曲はっっっっっ;;;。> 神様=お兄ちゃんっ!
いやなんつーか、この曲の電波っぷりはあのシスプリを圧倒しているとしか言いようがないのですがっ;。曲のタイトルもアレすぎですが、曲そのものもアレすぎる;;;。
か〜み〜さま〜いこ〜る〜お〜にい〜ちゃ〜ん〜♪
とか 7 人組の Sister × sisterS が歌ってくれちゃうわけですよっっっ;。いやもうぶっ倒れるかと思ったり。だってですよ、そもそもこの作品、おにいちゃんなんてどこにも出てこないんですけどっっっ(笑)。まさかこんなところでシスプリよりも電波な曲を聴くことになろうとは思っていませんでしたよ、いやマジで;;。
# 冷静に見てみるとジャケも微妙どころかかなり笑えるような;。
# これは一体いつの時代のジャケなのかと小一時間;;。や、こういうセンス、嫌いじゃないですけどw。
というわけで今日はアニヲタ的話題を一つ。そんなわけでこれの書評〜。
萌えかわいい系の 4 コマ漫画、1 年 777 組(← ななな組と読みます^^)。前に本郷弥生氏からお薦めされて以来ずっと買ってるんですが、さすがに 4 コマだと遅々として出版されず、ようやく 3 巻目。ちなみに 2 巻が出たのは 2004 年 12 月;。もうすっっっかりキャラとか設定とか忘れ気味なんですが、それでも読んでてとにかく楽しい一冊なんですよねー。
4 コマ漫画で独自の世界観を作り出して、飽きのこない長期連載を続けるのはとにかく大変だと思うんですが、この作品の凄いところは、ささやかな笑いというか、クスリと笑わせてくれるような小さな小ネタを詰め込んでずーっと連載を続けてきている、という点。4 コマ漫画ってなんだかんだで面白い時とつまらない時という『ムラ』が出てしまうことが多いと思うんですが、なんというか、この作品はコンスタントにずーっとちょっとだけ面白い。それがいいんですよね。
表現が悪いかもしれませんが、メインディッシュにはなれないかもしれないけれど、これがないとなんとなく不満に思えてしまうサイドメニュー。だけれどもそれが読んでいて非常に心地よい作品です。登場人物、実に 17 キャラですが、どのキャラもめっちゃかわいい上に、とにかくコミカルでかわいい展開を見せてくれるのが楽しい。
いわゆる今どきよくある萌え 4 コマ漫画に分類される作品ではありますが、頭一つ分だけ突き抜けている作品。ノーチェックな方は是非ぜひ。
うぐぅ、なんだかんだで今日もお仕事;。や、人に任せてもラチが開かない仕事は自分で片付けるしかないモードなわけですが、なんか疲れが溜まってるせいかイマイチ頭も廻ってなくて効率が上がらず。やっぱり休むときはちゃんと休んだ方がいいんですが、なんつーか、こういう時って気持ち的に休めないんですよねぇ。気持ちをきちんと切り替えて休むときは休むべきなんですが、うまくいかないときもありますね、やっぱり;。
# というわけで明日はちゃんと休もう....
そんなわけでここ最近はなにげにコミックスやらががんがん積まれていくわけですが(← 気を抜くとあっという間に溜まる;)、今日はその中から一冊をピックアップしてみたり。
や、りゅうくんさんからお薦めされたのでとりあえず amazon で買っておいてさっき読んでみたんですが……うわ〜、ベタベタベタすぎるんですけど、これ^^。
背が小さくて、何をするにも何かと要領の悪い女の子の千村さん。お漬け物みたいな、主役になれないみそっかすな女の子。そんな彼女になにかと親切で優しいけれど、やっぱりこちらも要領が悪い背の高い男の子の黒川くん。ちびっこで不器用な女の子とのっぽで優しい男の子。めちゃめちゃ奥手な二人が、おっかなびっくり恋愛していく、というお話ですね。
例えばこんな感じ。千村さんのことを気遣っていろいろと頑張りすぎてダウンしかける黒川くんへ向かってのセリフ。
「そうだ。ねえ、黒川くん……。あんまり、頑張らなくていいから。」
「へ? いやあの?」
「が、頑張んなきゃいけない時もあるけど……でも……あんまり頑張りすぎると疲れちゃうから……。
だからあの、頑張らないで頑張ってってゆーか、えーと、なんてゆーか……」
かかか、かわいい(爆)。
や、なんつーか明らかにダメマンガだ、読めば読むほど自分がダメに;;(苦笑)。
手を繋ぐというネタだけで 2 話も引っ張れるとか、告白されたけど不安になって断っちゃうとか、なんつーかもうめっちゃこそばゆすぎで、これはどこのダメーポかと小一時間^^。要するにこれ、『小学生みたいな幼い初恋のこそばゆさ』そのものなんですよ。恋をすると主役になれる、なんていうベタな言葉がそのまま似合ってしまう、同人誌みたいなベタベタな創作少女系の初恋少女漫画。読んでると恥ずかしすぎてのた打ち回りたくなるような感覚が至るところに溢れてる。普通、こういう感覚はエッセンスとして作品に織り込むものですが、直球勝負ど真ん中で投げてきてる作品、という印象。なるほど amazon などで人気を博しているのも分かります。
でもこれ、テイストは完全に男性思考だなぁ……と思って調べてみたら、やっぱり男性作家さんっぽい。や、なんでそう思ったのかというと、この作品、恋愛観が男性視点なんですね。女性作家が描く少女漫画って、基本的にはヒロインの一人称視点から物語が描かれるんですが、この作品の場合、ヒロインが第三者視点からマスコットキャラ化して扱われているところが多々あるんですよね。端的に言えば、ヒロインに『芯』がない、と感じてしまうシーンがいくつもある。そういう意味で、この作品って男性ヲタ向け少女漫画なんですよね。
……とかつらつらと考えてたんですが、そもそもこの作品ってどう考えても普通の少女漫画誌に載ってるとは思えないわけで、いったいどこの男性ヲタ向け雑誌で連載してるのかと思って調べてみたら、コミックハイ!……って、あ゛あ゛あ゛、これって新井葉月さんがマンガを描いてた雑誌じゃないですか。で、調べてみたら雑誌のふれこみは「男性向け少女漫画誌」……あ゛〜、ものすごく納得。っていうか予想通りじゃないですか;。や、絶対こんな作品は今どきの女の子にはウケるはずがないわけで(苦笑)。
しかしなんつーか、こういう男性ヲタ向け少女漫画が商業ベースで成立してしまうというのはある意味凄いというかなんというか;。や、同人誌として生き残るのならなんとなく分かるんですけどねぇ……って、私みたいな人が買ってるからですかそうですか;;。
思わずツッコミを入れずにはいられなかったエントリ。
・恥ずかしい電波、禁止中
http://ameblo.jp/digikumacha/entry-10013118001.html
いやなんつーか、愛のあるエントリだなぁと思うことしきり。これ、いいエントリですねぇ。で・じ・くまっちゃ氏のこのエントリをファンの贔屓目と見る向きもあるでしょうが、正直なところ、さしたるファンというわけでもない私から見ても、ゆかりんって自分に対する厳しさと他人に対する情の両方をちゃんと持ってる子だよなぁとは思うんですよね。
私自身の課題でもあるんですが、自分に対する厳しさと他人に対する優しさを共存させることって、ものすごく難しいと思うんですよ。自分に対して厳しい人は、つい他人にも同じ厳しさを求めてしまうし、逆に、他人に対して優しくしていると、つい自分に対しても甘えが出てしまう。「人に優しく、自分に厳しく」。誰しもが当たり前のように思っていることでも、それをきちんと実践できている人となるとホントに少ない。
けれどもそれをきちんと地道に続けられる人は、長期的に見れば必ず成功する。アリとキリギリスじゃないですけれども、いかな優秀な人であっても、ずっと頑張り続けられる人には勝てない。そして頑張り続けたからこそ掴めるモノがあるんじゃないか、そう思います。や、こういう言い方をするのも失礼とは思うワケですが、でもゆかりんを見ているとそんなことをぼんやり考えてしまいますね。
……なんてことを考えてたら、でじくま氏から Messenger が。
でじくま氏「そういや、福岡公演終了後の動画は観ました?」
まちばり 「見てないです;。」
でじくま氏「まるで会員になった意味がないですなw」
まちばり 「す、すいません、非国民で;;」
とりあえず会員ページには行っってみたもののいきなりパスワードを忘れるオチ;;。
すすす、すみません〜〜っ;;;。
ゆかりんコンサート博多参戦組のでじくま氏 & けろっちゃ氏はさすがにぶっ倒れぎみのご様子。っていうかいったい何本 UO 使ってやがりますかwwwww。(← ちなみにこの UO のサイリュームは一本 400 円ちょっとです;。) まさに血も汗も涙も枯れているようですが^^、なにはともあれ乙〜。
そんなわけで今日は引き籠もって家事全般 & 溜まったアニメとゲームの消化中なわけですが、今週、なにげにかなりいいものばかりじゃないですか。> アニメ ざっくり目に留まったものをいくつかピックアップしてみたり。
■ ストロベリーパニック
いやー、このアニメ、先日のアレのおかげでかなり色眼鏡つき視聴モードに入ってるわけですが;。今週、中原麻衣がクラスメイトにカサを貸してしまって予備がなくて途方に暮れているシーンで、
中原麻衣「どうしよう……わたし、予備のカサないの……」
清水 愛(あら……ということは……)ニヤリ
「いいえ、カサが帰ってくるまでの間、雨のときは私のカサで一緒に行きましょうか?」
っていうか清水 愛の心の声が聞こえた希ガス;。完全に脳内補完ソラミミモード;;。
……というかこの二人のキャラの名前、ナンデシタッケ?(ぉ)
■ 吉永さん家のガーゴイル 怪盗梨々
個人的に黄色いロングヘアがめっちゃ好みな梨々ちゃんですが(ぉ)、今週は思いっきり大活躍で嬉しいですねー^^。怪盗百式にあこがれる梨々のほのかな恋心がエッセンスになってるわけですが、双葉に怪盗は悪いことだと一刀両断されてムキになってケンカする梨々がめちゃめちゃ萌えるw。なんつーか、かわいいなぁ……。(← や、こういうベタなの好きなのですよ^^) それにしてもとにかくストーリー作りが丁寧。絶対に破綻しないと感じさせてくれるほどの安定感がいいです。
■ 機神咆哮デモンベイン
先週から始まりましたが、なにげになかなかいい出来。実は Windows 版はそれほど素晴らしい作品でもなかったんですが(無難すぎる一作、という印象)、アニメ版の方は「燃え」を前面に出してきているので、分かりやすい & 見ていて気分がいいですね。もともと原作はロボットものとしての『重量感』が感じられないテキストで今ひとつ盛り上がらなかった感があるのですが(特に戦闘シーンが上滑りしているというかなり厳しい事態に;)、アニメ版の方は問答無用にロボットの『重たさ』を描けているので全然印象が違いますね。なんというか、迫力が足りなかった筆力も、映像で見せるとこの迫力になるのか、という感じ。
原作ではあれもこれもと風呂敷を広げすぎて自滅した感があるので、アニメ版ではその失敗を繰り返して欲しくはないところ。分かりやすい機軸で一本スジを通してくれたらかなりいい作品になるかもしれません。
■ Fate/stay night #21 天地乖離す開闢の星
これが今週分では一番良かったかも。とにかく萌える燃える^^。
「こういう時ぐらい……頼っていいんだ……オレを……」
「違う……あたしの身などより……そんなものより……自分の命を……!」
「オレには……! セイバー以上に……欲しいものなんてない!」
と、ここで流れ出す BGM エミヤ。あいかわらずカッコ良すぎなのですが^^。
この BGM、ホントにここ一番でしか使ってこないのでシビれますねぇ。今までの 21 話の間でこの BGM が使われたのって、#14 理想の果て と今回の 2 回だけだったはず。……っていうか思わず見返しちゃったじゃないですか^^。> #14
シロウのカッコ良さって、とどのつまり彼の『男としての覚悟』にあるんだと思うんですよね。#14 ではアーチャーが、そして今回の #21 ではシロウが死地に追い込まれるわけですが、そうした極限の状況下でも、彼らは決してヒヨったことを言わない。極限状態に追い詰められたときに人はその本性を現すと言いますが、シロウやアーチャーのここ一番での言動がとにかくかっちょいい^^。というか同性の私から見てもシビれるわけで、アーチャーに人気が出るのもまあ当然だよなぁと思ったり。
それにしても後半戦、とにかく丁寧な作りで感心します。> Fate 前半戦のタルい展開に果たしてどうしようかと思ったわけですが、後半戦に入ってからというもの、作りも丁寧だし作品のテーマも取り違えてないし、とにかく安定してる良作ですね。惜しむらくは地上波=高解像度ではない、という点で、これが BS-i とかで放映されてたらかなり良かったんですけどねぇ。うむむ。
しかしそれはともかく……眠い;;。あ゛ーでもご飯作らないとですよ;;。なんか簡単なもの作ろう……
っていうかいいのかこれっ?! いいんですかっっっ?!;;
・「ストロベリー・パニック」での中原麻衣と清水愛のキスシーンがシングル「秘密ドールズ」特典DVDによりガチだったことが判明し百合声優カップル殿堂入りへの期待が高まる
http://blog.livedoor.jp/blur66430/archives/50474120.html
ぜっっっったいにフリだけだと思ってたのにマヂですかぁぁぁっっ;;。> ストロベリーパニック ED
で、やっぱり amazon の方もとんでもないことに;;。
いやなんつーか、仕事とはいえよくやるなぁとしか言いようが……っていうかあり得ないんですけど;;。
というわけで今日の収穫〜w。
なんか一日フライングしてるような気もしますがまあいいことにします^^。そんなわけで今日買ってきたのは今期の OP テーマの中でもトップクラスにお気に入りな 2 枚、「吉永さん家のガーゴイル」と「ひぐらしのなく頃に」。や、後者は全く見てないのですが(← ゲーム未プレイなので;)、OP はとりあえず買わねば状態。藍蘭島のコミックスは……いわゆる惰性(ぉ)。
吉永さん家の OP テーマって作曲 & 作詞が Funta さんなんですが、私、この人たちの楽曲ってかなり好きなんですよねぇ。有名どころだと ななか6/17 OO テーマの「素直なまま」とか、ぴたテン OP テーマの「Wake up Angel 〜ねがいましては∞なり〜」。さらに遡るとドクタースランプの OP テーマ「顔でかーい」も実はこの人たちだったりするのですが^^、アップテンポの明るい曲が多くてかなり好み。今回は本人たちではなく声優さんたちが合唱してますが、呪文のような音律を踏みながら綺麗に伸びていく高音域の歌声が聞いてて心地よい。ハートウォーミングな作品にぴったりのいい曲ですね、これ。
今週分のガーゴイルもさっき見てましたが、ちょっとした暖かいストーリーをイヤミなくさらりと流すこの作風がいいですね。今クール開始のアニメとしてはハルヒなどに並ぶ名作だと思うんですが、この作品のように、「尖っているわけではない名作」って見ていて気分が和むのでいいですね〜。
……っと思ったら、おおお〜、吉永さん家の方は OP/ED のカップリングじゃないですか。や、この手のシングルって私はカップリング曲をまず聴かないんですよね。なにげに吉永さん家のガーゴイルって ED もかなりいいので嬉しい限り。や、思わぬ拾い物ですよこれ^^。
ひぐらしは……とりあえず明日にしよう、なんか気分が暗くなりそうだし;。
今日は昨日の疲れがたたって一日中ぐったり状態。加えて夕方に買出しに行ったら思いっきり土砂降りにやられてさらにぐったり(涙)。っつーか今日は小雨じゃなかったんかよ〜っ;。> 天気予報 そんな傷心を癒してくれるのは今週のくーちゃんなわけですが、
「さっきのナマケモノ、ケンちゃんだったんだ……つまんないの。」
一刀両断かよ、おい(笑)。いやー、「処置なし」とか言ってのけるあみちゃんといい、本気でどんどんひどいアニメになってるよなぁ状態(褒め言葉)。ちなみにそんなアニ横の作者の前川さん、なにげにリアルマイシスターと同い年らしいんですが;。この作者さん、感性としては私と同世代のような気がするわけですが;。
しかし横目でアニメを見てるとやっぱり中身は頭に入らないですねぇ。ホントに流してるだけ状態になりつつも机の中の細かい書類などを片付けていたわけですが……
あ゛ー;。やっぱり出てくるアニヲタグッズの残骸;。引越しのときにかなり片付けてたはずなんですが、まだまだ結構残っていたり。「信州・おおまち」のタオル……あ゛〜、アレですか;。フォーニのガレキもよく破損せずに残ってたなぁ状態。さらには机の中から大量の現金が……20 万円近くもあったんですが、全部小銭;。えーと、いわゆるタンス貯金?(違います)
# というか、私のところだけじゃないはず;。 > 小銭タンス貯金
ところで昨日の名古屋の fancy baby doll コンサートですが、なにげにでじくま氏のレポートが凄まじいことに;;。っつーかとんでもなく細かすぎるのですが(笑)。いやー、これをメモ書きと記憶から復元しているっつーのは才能の無駄遣い素晴らしいとしか言いようがなかったり^^。
でじくま氏「ちなみに、まだFC会員ページには入れませんか?」
まちばり 「えーと、全くチェキしてませんが。っつーか何?;」
でじくま氏「Fanclubページに行けばIDとpassを求められると思います」
まちばり 「というか全く知らなかったんですが^^。> FC 会員ページの存在」
でじくま氏「会員しか「びじゅある動画」「すたっふ日記」などは見られませんので。」
っつーか言われなければ絶対に気付いてなかったと思います(爆)。← 似非国民だ;;
しかし名古屋にパペット持っていってないのは許せません。似非国民の私ですら持って行ってるのにさー(違)。
# というか今回の出張、海外旅行に行くのか?? みたいなとんでもない荷物になってたわけですがー;。
明日はホントは例大祭へ参戦予定だったけど、ちょっとスルーするかなぁ……読みたいものもいくつかあるし。
行くぜ! 年金!
……っていうか平日からなにやってますか自分;。
というわけで、会社の出張日を画策調整して、さらに途中で仕事を放りだしててきぱきと仕事を片付けて名古屋のゆかりんコンサートに参戦してきましたよ自分。
# え゛ー、分かってるから皆までゆーな(爆)。
# や、仕事の都合でホントに行けるかは直前まで不明だったんですけどね、そこは根性でw。
さすがに出張疲れの身体に飛び曲三連発(candy smile → 惑星のランデブー → fancy baby doll)はかなり無茶がありましたが、でもめっちゃ楽しかったw。amazing kiss や恋せよ女の子なんかはコールがきっちり入るとかなり楽しいですね。適度に体動かすのでホントにいいストレス発散になります、はい。
コンサート終了は 21:15、そこから新幹線の最終で東京に移動して、自宅帰りは夜中の 1 時、そしてさらに自炊(← まともな店が開いてない以上作るしか;)。や、さすがに疲れました;。詳細レポは主犯のでじくま氏がそのうちまとめるはずなので、ここでは雑談をいくつか。
・ UO (Ultra Orange)
今回、でじくま氏にもらってこんなものを投入してみたり。
写真の右側にあるのが通称 UO (ウルトラオレンジ)と呼ばれるサイリューム(の残骸)。一発 400 円で持続時間はたったの 5 分。とんでもなく明るくて目立つので、ここぞという曲で投入される一品。……なんですが、実際に「恋せよ女の子」で投入してみるとこれが予想以上にとんでもなく明るすぎ;;。うかつにも同時にまとめて二本折ってしまったんですが、ご近所迷惑としか言いようのない明るさにさすがにビビったり。でも無意味に盛り上がりますねぇ、これww。パペット片手に UO 振ってるのは確かに面白かったです^^。> でじくま氏
・国民登録
……っていうかなぜに私がこんなものを;;。
いわゆるゆかりんファンクラブの会員証。っつーか某氏が実家暮らしだからとか言っていつまでたっても入会しないから私が登録しちゃったじゃないですか;。まあこれは完全にコンサートのチケ取り用ですね。会員番号は 4000 番台。……っていうかそんなに国民いるのかよ;。しかしまさかこの歳になってこんなものに入るとは全く想定してなかったですけど;。
というわけで blog ネタにしたので会員証は差し上げます。チケット申し込みのときはまとめて作業よろですw。> でじくま氏
# 非国民いうなーw。
さて、今回の全体的な感想を軽くまとめてみたり。
この人のコンサートに何回か行ってみて思ったことですが、この人ってホントにファンを大切に思ってる人 & ファンを大切にできる人なんだなぁ、と。おそらく遅咲きの桜だからこそファンを殊更に大切にするのかもしれないんですが、こういう人って意外と少ないんじゃないか? と思うんですよ。
その昔、ある漫画家さんが、第一線から退いた後になって、連載中に返すことが出来なかったファンレターに一つずつお返事を出した、とかいう話を聞いたことがあるのですが、これって結構(というかかなり)微妙じゃないかと思ったんですよね。おそらく、連載をしている最中は忙しくて返事を出すどころの騒ぎじゃなくて、せめて良い作品を作ることで恩返しをしよう、とか思っていて、手が空いてきたので心残りになっていたお返事を出そう、ということだと思うんですけど、それってどうなんだろう? と思ったりするんですよね。だってファンの立場からすれば、その漫画家さん個人に興味があるんじゃない。その『マンガの作者』に興味があるのだから、一番輝いているときにお返事をもらえなきゃその価値は半減しちゃう。だから、後になって返事を返すのって、気持ちとしては分かるけどかなり微妙じゃないかと思うんですよ(や、返さないよりはずっといいとは思いますが)。つまり本来は、忙しいときにこそファンを大切にしなくちゃいけないんじゃないかと思うんですよ。
もちろん実際問題として、どこまでのことができるのかという話はある。舞台の上から大勢のファンに向かって出来ることなどたかがしれている。けれども、アンコール後の閉幕でマイクを床に置き(← 本来はこんなお行儀の悪いことはやっちゃいけないはず)、まばゆい照明に手をかざしながら一生懸命に客席の顔を見て、時間の許す限り丁寧に手を振っている姿が私にはものすごく印象的でした。私は他の人のコンサートに行ったことがないので分かりませんが、ここまで丁寧に時間をかけてファンに挨拶をする人も少ないんだとか。この人にとっては、ファンの人がホントに心の支えなんでしょうね。(というか、そういう人だからこそ little wish の歌詞に感極まってしまうのでしょうけど。)
# なんかこういうシーンを見てしまうと、ホントに場違いな人間が混ざっているような
# 気がして申し訳なくなるわけですが;。> 自分 CCC の little wish のときしかり;。
ファンがたくさん出来て人気が出てくると、往々にして気の緩みや思い上がりがつい出てくるものですが、この人の場合はそういうところが一切感じられないんですよね。いつまでも頑張りつづけようとする姿を見ると生暖かく応援したくなるし、自分も頑張らなきゃ、という気になります。歳を取っても頑張ってる人を見ると、ホントに励まされますね。(というほど歳を食ってるわけでもないですが;。> ゆかりん)
そんなわけで東京に引き続いて 2 回目のコンサートだったのであんまり楽しめないかなぁと思ってたんですが、UO サイリューム投入とかでかなり楽しめました。まあおかげで体力的にはボロボロなわけですが(加えて足がめっちゃ痛い;)、明日はゆっくり休もう……っていうか今も本気で眠いわけですが;;。でも眠気を押してなんとか blog を書いてみたり。
# で、それはともかく、なに直前になってドタキャンしてやがりますか(笑)。> けろっちゃ氏
# 来週はちゃんと福岡に参戦してきてくださいw。
・田村ゆかり fancy baby doll tour 5/13 大阪公演@大阪厚生年金会館
http://ameblo.jp/digikumacha/entry-10012454287.html
つい先ほど up された、で・じ・くまっちゃ氏による昨日の大阪ツアーレポ。えーと、ひと言言わせてください。
細かすぎ。(笑)
いやもー凄すぎですよこのレポ^^。
というかでじくま氏の凄いところはこれを簡単なメモ書きと暗記だけでやってしまうところ。いやー、終わったあとに食事しながら書き起こしたメモ書きが 11 ページもあるそうですが、凄まじい暗記力としか言いようが;。まさに脳内レコーダ & プレイヤー状態^^。
しかしこういう詳細レポは読んでて楽しい。特に雰囲気が伝わってくるレポは、読んでてその場に居合わせなかったのが残念に思えてくるので非常にいいですね〜。次回以降にも期待w。
普段なら優雅な読書の午後……なわけですが、今日はこいつのせいでめっちゃ眠い;。
っていうか今朝は早起きしてチケット購入のためにアニメイトに行ってきたんですよ、ただし地元のアニメイトじゃなくて郊外のアニメイトに;。や、この TBS アニメフェスタって年々チケット取るのが大変になってきてて、都心のアニメイトだとどこも長蛇の列が出来るワナ。徹夜組すらいるらしいですが、郊外のアニメイトだと割と余裕があるらしく、開店 1 時間前からとかでもそこそこの良席が確保できるんですよね。そんなわけで、わざわざ電車に 1 時間近く揺られて買いに行ってきてみたり。
しかし今回は、でじくま氏はゆかりん姫コンサート遠征のために戦力外通知、けろっちゃ氏は何を血迷ったか仕事を誤って入れたせいでこちらも戦力外通知(前から言ってたじゃん……(笑))。思わぬ戦力ダウンに「観鈴ちん、ぴんち」でしたが、本郷弥生氏をはじめとする優秀なスタッフ陣により無事チケ確保でありますよ^^。
# こういうところで層の厚さを感じるのは果たしてどうか、と;。
# しかし今ごろでじくま氏は大阪でゆかりんコンサート参戦ですか。うらやま(ry
ま、今回の目玉はなんといっても京アニ版 Kanon でしょうね。さすがに AIR のときのようなショックを受けることはないでしょうが、なにはともあれ期待w。
自宅に帰ってみると、いきなりリアルマイシスターからの Messenger。
ゆき 「やっほほう。」
まちばり「やっほー。」
ゆき 「明日ディズニーランド行く。へっへっへー、いいだろぅぅぅ。」
なーにーww。っていうか何事かと思ったらいきなり自慢話ですか;。
ゆき 「9時開園だから8時45分に待ち合わせたんだけど、普段私がそんな時間に起きないの知ってるから「気合入ってるなー」って言われた(笑)」
まちばり「はぁ?? > 08:45待ち合わせ ありえねぇ……。」
ゆき 「うん、これでも譲ったんだよ。」
おいおい、譲ってそれかよ;。普段いったい何時に起きてるのか暴露したくなるワナ。← 人のことは言えませんが;
まちばり「しかし今の Disneyland はフリフリ大作戦ではないのか?w」
ゆき 「そ、ふりふり大作戦。」
まちばり「で、フリフリの服は?w」
ゆき 「いや、服は彼氏規制でふりふり出来ない。(笑)」
まちばり「マジかー?!(笑) >彼氏規制 それこそありえねぇw。」
# 注:念のため書いておきますが、私と DLR に行ったときには全力でフリフリでした;。
# えー、証拠写真はこの blog のいたるところに;;。
ゆき 「ぢゃっ、早く寝ないといけないからばいびーん。」
ってホントにただの自慢話ですか;。しかしどうしてこう、そのまま blog ネタになるチャットログになってやがりますか;。> リアルマイシスター ま、なにはともあれ今までの疲れを癒すべく、思う存分楽しんできてくださいな〜^^。
# ちっ、50 周年が終わるまでに DLR にもう一度……はさすがに多分無理だなぁ;。
余談ですが、TDR のパスポート、9 月から値上げらしいですね。1 day パスポートや年パスなどが軒並み値上げ。逆に 3 days や 4 days パスポートは値下げという合わせ技。いやー、上手いですね。実際、DLR に行ったときに思いましたが、長期滞在旅行のときにパスポートが安いと、かなり嬉しいし印象がものすごく良くなるんですよね^^。こういう一見さんの旅行客はもともと他のところでかなりお金を落としてくれる人たちだし、加えて日本だと長期滞在のお客さんは結構少ないだろうから、パスポートを多少値下げしてもトータルではあんまり懐は痛まないはず。一方で値上げ幅が一番大きいのが年パスというあたりも、取れるところからきっちり取るという戦略がはっきり見て取れる。非常に分かりやすい値段調整ですね。
そんなわけで今日はこれですよ、これw。
というか、発売日、すでに一日過ぎてるじゃんということにはたと気付く驚愕のワナ;。慌てて買いに行ったわけですが、見事にラスト 1 枚。すかさず手に取ったわけですが、なにげに横から羨望の眼差しが;。……ごめん、これだけは譲れない(ぉ)。で、感想。
ビバ! 後藤 邑子さん。(違)
というかですね、後藤さんのソロパートがなんつーかこれまた^^。苺ましまろの能登さんソロパートもある意味強烈でしたが、この後藤さんのソロパートも good(笑)。みくるがそのまんま素で歌ってるとしか言いようが。ある意味、どこにでもありそうでどこにもない声なんですよねぇ、この人。
それにしてもとにかく聞いてて楽しい曲。あの振り付けのダンスにも中毒性がありますが、やっぱりそもそもの曲がいい。OP 曲もそうですが、どちらもサビの部分がものすごく耳に残ります。ネット上では「ハッピー☆マテリアル」以来の、発売週オリコン 1 位運動が発生してるわけですが、果たして今回はどうか? ちなみに amazon では余裕で一位だったらしいし、さらに GW 直後でメジャータイトルもないわけで、この曲ならもしかしてもしかすると、かもしれずw。や、ある意味めっちゃ楽しみですよ^^。
# ちなみに私は普通のお店で買ってないので、多分オリコンにカウントされません;。
# うわー、非協力的でごめん;;。
今日は帰ってきて溜まったビデオを消化してたんですが、地引網(=ジャンル指定でアニメまるごと録画設定)にひっかかった録画物を軽くチェキしてたら千葉テレビで あんみつ姫の再放送が。な、懐かしすぎる;。OP の「恋はくえすちょん」とか懐かしすぎるんですがwww。しかし今さら見返してみるといろいろな衝撃が……。
・おニャン子クラブの「恋はくえすちょん」、かなり歌が凄まじいことになってるのですが;。
いやはや、今って作画にしろ音楽にしろ、基本水準がめっちゃ上がってるんですねぇ……。
・え゛? これってなかよしで連載? って、あ゛あ゛、竹本 泉さんかぁぁぁっ^^。
そういえばそうでした。や、パイナップルみたいとかめっちゃ好きでしたねー(笑)。
・ちょっとマテ、あんみつ姫って小山茉美さんだったっけか?
まるっきりミンキーモモにしか聞こえないワナ。この人の声も特徴的ですよねぇ。
……って、さすがにあんみつ姫の話題について来られる人は少なそうなので今日の本題;。
そんなわけでデスノ 11 巻。毎回新刊が出ると数巻さかのぼって復習する必要があるコミックスなわけですが(っていうか話が複雑すぎて覚えてられない;)、これまたよくもこれだけの緻密なストーリーラインを毎回組み立て上げてるなぁと感心することしきり。や、「考えなければ答えは出ない」だそーですが、話が複雑すぎて考えるどころじゃないというか、ついていくのでようやっと;。論理の抜け漏れがあるかどうかなんてとてもじゃないけど考えられない、みたいなとこが。そういう圧倒感がいい作品。
デスノを見ていて非常に面白いなぁと思うのは、論理一辺倒かと思いきや、そこに不確定要素を持ち込んで話を揺らしてる点なんですよね。冷徹無比で目的のためなら手段を選ばない論理の塊ライトと、頭はいいけど感情で動いてしまう高田やミサ。後者の要素が最初に持ち込まれたときには思わず唸らされたり。今回の高田 vs ミサといい、それに動じてイラつくライトの構図。さらには単なる勝ち負けではなく、プライドをかけた男同士の勝負。この辺は実にうまいなぁと感心させられます。いやホントにこの原作者はいったい何者なんだろうか?? と。なんつーか、この人こそまさに神だろう、みたいな^^。
それにしても今回は、シナリオのところどころに適度に復習をさしはさんでくれているので読みやすい。や、読者を振り落とさないようにするための策でしょうけど、さほど違和感なくさしはさんでいるのが good。私はコミックスで追いかけているので次巻待ちですが、7 月発売ですかー。うーん、とんでもないペースですね;;。なにはともあれ期待。
そういえば GW 中にちょろっと倉庫に行ってきたり。実は 10 年ほど前、実家が引っ越すとき、片付け切れない荷物を親戚宅の近くの倉庫に入れておいたんですが、未だみんな放置状態。さすがにぼちぼち片付けようかという話になって、先日漁ってきたわけですが……
う゛ーわ゛ー(笑)。や、予想はしてたけど、出るわ出るわとんでもないモノが次々と;。塗り絵も十分アレですが、マリーベルコンパクトなんていったいどうするつもりなのやら状態^^。でもめっちゃ好きな作品だったんですよねぇ。方向性が違う作品としては他にもっといい作品は山ほどありますし、作画とかボロボロなんですが、子供向け作品としてはものすごくいい作品でしたねぇ。なんでお前が見てるんだよというツッコミはなしで
続いて設定資料集の類。確か高校生の頃、パソコン通信でらんま 1/2 の脚本ネタの募集があって、応募したときにお礼でもらった品だったような記憶が^^。ちなみに私のハンドル名「まちばりあかね☆」の下半分は、らんま 1/2 の天道あかねからもらってたりします。高校時代からずーっと同じ名前を使ってるんですが、さすがに今は昔のようにネカマ女性と勘違いされることはなくなったり;。(← その昔、コミケで売り子していたときにリアルマイシスターが私と間違えられたという実績が;) や、いいかげんこのハンドルも変えたいけど今さらもう変えられないんですよねぇ;;。
ってこれまたすごいものが;。これ、うちのタマ知りませんか? のすごろくゲーム。って実はこれ、私のじゃなくてリアルマイシスターの持ち物。私はこんなもんがあったことすらすっっかり忘れてました;。
ちょっ……いつのだよこれ(爆)。っていうかかき丸とかケシ丸とか懐かしすぎ^^。加えてこのジグソーパズル、いつどこで手に入れたのやら。しかもほとんど日焼けもしていないあたり、我ながら保存状態は完璧としか言いようが。うーん、これは自分を褒めてあげていいのでしょうか?(いけません)
う゛わ゛わ゛わ゛っ(笑)。巨大ダンボールひと箱分のぬいぐるみですよこれ。しかも隙間に見えるお人形さん、これってシルバニアファミリーじゃなくてメイプルタウン物語の人形じゃないですか;。これまた凄いというかなんというか。
ちなみにこんなに大量のぬいぐるみ(パペットもある;)が残っているのは、大学時代に UFO キャッチャーで大量捕獲したせい。さすがに引越しのときに大半を処分しましたが、当時はこの倍ぐらいの量のぬいぐるみが大学の研究室に大量に持ち込まれていたとかなんとか;。……今から考えるととんでもなく風紀を乱していたような気がしなくもありません。……教授、ごめんなさい;;。
しかし、この手のグッズって今から考えるとなんでそんなものを買ってたんだろうという実用性のカケラもないシロモノばかりですが(苦笑)、思い入れのある作品だからこそ湯水のようにお金を投入してたわけで、やっぱりこういうのを見返すと当時の思い出がよみがえりますね。いったいいくら投資したのかは聞くな、ということで
ま、もはや保存しておくにも限度があるのでほとんど処分しちゃうつもりですが、タマのパペット類はどっかに飾っておこうかなぁと思う今日この頃。や、ウサギさんだけじゃなくてネコさんもー、みたいな?(違)
# でも、まんだらけあたりで高値で引き取ってくれないかなぁ……
# もしかしたらプレミアついてるかもしれないし?^^
今日は晩ご飯に "はんばーぐ" を作ったわけですが、ブラウンソースのレシピをちょっと変えてみたら味が激変するワナ。なんかかなり良かったので思わずメモメモ〆。バターを少し溶かし込んだだけなんですが、こんなに味がよくなるとはなかなか油断なりませんねぇ。というわけで今日はでじくま氏と共に参戦した昨日のコンサートのレポを軽くまとめてみたり。詳細レポはでじくま氏のとこを参照していただくことにして、私の方はポイントをかいつまんでいくつか。
ひと言でまとめれば、構成に強いこだわりが感じられたコンサート、という印象。初日への参加は曲順が全く分からない(=コールセットを覚えられない)のでかなり不利かと思ってたんですが、いやむしろ逆に初日は初日の面白さがあるんですね。次々と有名曲が出ていく中、残り何曲ぐらいで、どの曲が残っていて……というのを推測しながら聞いていくのはかなり面白かったし、なんといってもしょっぱなの Little Wish 〜first step〜 → Cutie Cutie → Honey Moon の名曲コンボはあり得ないのひと言に尽きる。以降も番狂わせとしか言いようがない曲順に翻弄され、アンコールになったときには全く予想が付かない状況に追い詰められたのがとにかく楽しかったですねー。
# ま、この辺はでじくま氏に言わせれば修行が足りないということかもしれませんが;。
# いやでもさすがに有名曲しか覚えてないわけで;;。
個人的に嬉しかったのが、神曲デイジー・ブルーが中盤に配置されたこと。歌詞の中身を考えれば本来オープニング一発目ではないんですが、ラジオの OP 曲などに使われてるんで、しょっぱなに配置してくるかなぁと思ってたんですよね。けれどもちゃんと二幕(水色ゾーン)にエア・シューターとセットで配置してくれたのは嬉しい限り。じっくり聞けたのでよかったですね。
アンコール前締めの惑星のランデブー → fancy baby doll の跳び曲二連発はデスマーチとしか言いようがないわけですが^^、この辺も「観客を跳ばせてストレス発散」というセオリー通りの展開で嬉しいところ。そして最後はバラード締めというハートウォーミングな締めくくり。正解を振り返ってみれば、この構成しかあり得ないという曲順に落ち着いているところはさすが。前回の CCC クラスのような過剰なコストの掛け方はしていないものの、凝った照明プログラムや 6 着の衣装など、かけるべきところにはちゃんとお金をかけているので、決して見劣りしないところは凄かったですね。まあこの辺は「一度クォリティを上げちゃうと落とせなくなる」ものなんですけどね^^。
ちなみにご参考までに、fancy baby doll の曲セットリスト。
・第 1 セッション(ピンク系衣装)
01. Little Wish 〜first step〜
02. Cutie Cutie
03. Honey Moon ← 2 日目は Fortune of Love に変更されたらしい
MC1. 免許話、アンメルツ
04. Spiritual Garden
・第 2 セッション(水色系衣装)
05. デイジー・ブルー
06. エアシューター
・第 3 セッション(オレンジ系衣装)
07. 宵待ちの花
08. 月のメロディー
MC2. 2F に登って廻る、光源氏話、佐藤博之、妹キャラ、多重国籍、偵察、親子
09. 夢見月のアリス
・第 4 セッション(黒系衣装)
10. Amazing Kiss
11. Cursed Lily
12. Black cherry
・第 5 セッション(公募衣装、赤系)
13. 童話迷宮
MC3. ランブルローズ、mixi
14. Ever-Never-Land
15. Baby's Breath
16. 恋せよ女の子
17. candy smile
18. 惑星のランデブー
19. fancy baby doll
・アンコール(会場限定 T シャツ)
20. picnic
MC4. めろーん。
21. 優しい夜に
……や、MC とかは現場にいなかった人にはなんのことかさっぱりだとは思いますが;。あー、そういえば童話迷宮がなかなかの名曲でした。8/2 発売らしいですが、期待度大^^。
そんなわけで今回はでじくま氏からチケット配給を受けての参戦でしたが、現地で武器の支給が^^。
っていうか 2 匹目ですか^^。> 恋せよ女の子うさぎパペット 別売りパペット専用 T シャツまで配給とはさすがです。布教活動にあやかってありがたく頂戴したわけですが、せっかくなのでおうちに飾ってみたり〜。
……なんか一歩間違うと頭のおかしな人の部屋のような気もしますが今さらですかそうですかww。
ところで昨日の打ち上げ会では本郷弥生氏からこんなプレゼントを頂いたり。
本郷弥生氏「いやネズミ担当はまちばりさんかと思いまして。」
なー^^。というわけでありがたく blog ネタにさせていただきます。ってグラス一個じゃネタにならないよなぁと思ったわけですが、
ボク達 5 人の仲間に 4 種類の底マーク、全部で 20 通りのグラスだよ!
さあ、集めよう!
……は?? と思って底面を見てみると。
おいおい;。側面イラストと底面イラストの組み合わせで 20 通りですか。しかしこれ 20 個コンプしていったいどうするんだよ状態かも。コ○ミのときメモマグカップだってここまであこぎじゃなかった気がするんですがー;;。
[2006/05/06 01:50 追記]
……と、このエントリ書いた後、でじくま氏と Messenger で話してたんですが、なにやら 2 日目はしょっぱなの Little Wish でゆかりんが泣き出してしまったとか。いやあの曲、ホント名曲なんですよねぇ。ここに歌詞と MIDI データがありますが(正確には歌詞が微妙に違う first step というものですが)、なんというかめちゃめちゃ優しい歌詞。
ゆかりんは前回の Cutie Cutie Concert でもこの曲で涙を流してしまったのですが、このときの一件についてはこの曲の歌詞を作られた椎名可憐さんのこの blog エントリが詳しいですね。ゆかりんのように、こういう『大衆に向けて仕事をする』タイプの人(アイドルとか作家とか声優とか音楽家とかの芸術家全般ですね)って、めちゃめちゃ sensitive だと思うんですよ。だからある時にはめっちゃわがままだったり、あるいは怒りっぽかったり、ちょっとしたことでめちゃめちゃ傷ついたり落ち込んだり不安になったり。多分そういう『触れ幅』は人一倍大きいんじゃないか、と。そういう人たちの中でも、特に『真面目』属性を持っている人だと、仕事などに対してストイックな分、精神的にものすごく追い詰められやすい。そんなときの心の支えと、それへの感謝の気持ちを優しく歌ったのがこの Little Wish なんじゃないかな、と思うんですよ。
歌詞自体は、別にアイドル声優とファンというベタな読み方をしなくても、普通に彼女と彼氏みたいな読み方でも十分に意味が通じるものなので解釈にはかなり幅がありますけど、究極的にはこの歌って、人と人の心が支え合っていく歌だと思うんですよ。だから気持ちがいっぱいいっぱいのときに聞くと、やっぱりうるっとくる曲ですね。作詞の方もかなり苦労されたようですが、CCC の檸檬色サイリュームもあって、十二分な神曲になりましたね。
というわけでコミティア 76 への参戦も完了してとりあえずラッシュは完了。やー、なんというかいろいろ疲れました;。ぼちぼち無茶が出来ない歳になりつつあるなぁと実感する今日この頃……というか眠気が強烈に;;。
冷静に考えたらろくに食事してなくて、どうにもお腹が減って帰りがけに鯛焼きを買ってみたり。
「どれになさいますか?」
「えーと、とりあえず右から左まで全部。」
しまったついコミケ買いを;。っていうか余りは冷凍で備蓄しときゃいいやと思ったんですが、冷静に考えたら白玉入りのヤツがあるんですよね。これは冷凍できないよなぁ……というわけですでに 3 個食べました。← 夕飯どうするんだよ、おい;;。
そんなわけで今日のコミティアの収穫ですが。
冊数的にはこんなものだろう、という感じ……と思ったら、ありゃりゃ、本のタイトルでスペルミスのヤツが;。まあ同人誌だと仕方ないかもと思うんですが、商業誌でも中学生レベルの単語のスペルミスをたまに見かけるんですよね。些細なことなのでどうでもいい類のものですけど、この手のケアレスミスは微妙に恥ずかしいし、私もモノ書きとしては他人事ではないので注意しないと、ですね;。
ついでに知り合いのサークルさんに立ち寄って初の商業誌コミックスにサインをしてもらってみたりしたわけですが、サインするのぜんぜん慣れてないなぁ状態^^。や、私も人のことは全く言えなくて、最初にサインを求められたときには「いったい私にどうしろと?」状態だったわけですが(というかそれ以前に専門書で直筆サインを求められるってどうよ?状態;)、最初は恥ずかしいけど、慣れるとこれはこれで結構面白いです。……といっても両手で足りるぐらいしか求められたことないですけどね^^。
さて GW もあと 2 日。ゆかりんコンサートレポとか、溜まってるタスクをさっさと片付けないとですよ〜w。
いや〜、今日はめっちゃいいお天気でまさにハレの日ですねー。夕方から明日にかけてイベント二連戦、要するにゆかりんコンサート → コミティアのコンボなわけですが、コールまだ覚えきれてない;。新曲 CD もデイジー・ブルーにトラップされっぱなし<だったし;。さすがにこれでは希少チケットをプレゼントしてくれたでじくま氏に申し訳が立たないので、現在 DVD と CD で復習中(← いわゆる前日徹夜型;)。
一昨日、従弟がうちに遊びに来たときに Cutie Cutie Concert の DVD を流しながら少し話したんですが、声優さんのコンサートっていうとだいたいこんな感じらしいですね。(← ちなみにこの従弟は(過去形ですが)重度のマリ姉ヲタ;) 私はゆかりんのコンサートしか行ったことがないので分かりませんが、CCC は割とよくある構成だとか。Spring Fever のような小さな会場の方がオフレコというかヤバめトークが出てきて面白いんだよねぇ、というあたりも歴史は繰り返す状態らしい^^。ま、そんなもんかもしれないわけですが。
ところで田村ゆかりというと、彼は True Love Story 2 で初めて名前を覚えたらしいんですが、いやときメモ 2 の方が先じゃない? とかいう話になって確認してみたところ……
・True Love Story 2 (君子) 1999 年 1 月 21 日発売
・ときめきメモリアル 2 (伊集院メイ) 1999 年 11 月 25 日発売
おお、ホントだ。TLS2 の方が先なんですねぇ。ちなみに私が田村ゆかりを認識したのはギャラクシーエンジェルかも。ちなみにこれは 2001 年……遅い;。割と特徴ある声ではあるんですけどねぇ;。
そんなわけで臨戦態勢は整ったので、いつでも出撃可能でありますよ、隊長w。
……昨晩 Messenger ででじくま氏と話さなかったらあやうく忘れてるところでしたが;;。> 黒うさぎパペット
まちばり 「あ゛ー、ヤバい、忘れるとこでした;。>パペット」
でじくま氏「あとはサイリウムの点灯確認などまだやってないので…。一応多めに宜しくです。」
まちばり 「おつかれー。明日はよろしく。」
でじくま氏「死にに行きます」
なんでだよ(笑)。といいつつ今日はでじくま氏の誕生日らしい。いやまさにハレの日の誕生日に最高のプレゼントで萌え尽きるってヤツですかwww。ま、なにはともあれ私も楽しんできまーす^^。(← や、彼は全国ツアー追っかけ行脚らしいですが、私は今回だけですし^^)
そういえばでじくま氏によれば会場では前日から徹夜行列が出来てたそうですが、なんでコンサートでそんなもんが出来てるんだよと思ったら、要するにイベント限定グッズの購入列ですか。さすがというかなんというか;。
あ゛、あ゛たたたたた;。なんか微妙に頭が痛い今日この頃。今朝は起きたらなぜか 3 時(もちろん午後)だったわけですが;、自覚意識はなかったけど疲れてたのかなぁと思ったり。や、GW 後半はイベントラッシュなのできちんと回復しておかねば……っていうかコンサートで体力ボロボロとかいう事態は避けたい……;
というわけで今日は昨日片付けたコミックスの中から書評を一つ。
やぶうち優さんの「ないしょのつぼみ」。この人のコミックスと言えば、水色時代から延々と続けている少女漫画家もとい性教育担当の漫画家さんなわけですが;、ちょっとテイストが変わってきたこともあって、しばらく敬遠してたんですよね。で、先日、少女少年の別冊みたいなのを読んで、さらに今回の新刊のこれを読んだんですが、いやー、なんというかすっかり大成しちゃった感がありますねぇ;。(例によってネタバレ全開なので、これから読む予定の方は適当にスルーしてください^^)
今回のコミックス、どんな感じというと、恋愛感情が退化してしまい、クローンなどの高度な科学技術によって子孫を残すようになった星から男の子が調査にやってくる、という話。彼(クロウくん)は、地球の男の子と女の子の生態を観察するために、人間たちの記憶操作をして、ヒロインの草壁つぼみ(ちなみに小学 5 年生)の双子の兄を騙って彼女の家に住み着いてしまう。で、恋愛感情が退化している彼に、ヒロインのつぼみちゃんと、その子が好きな男の子怜麻くんが引っかき回されて……とまあそんなお話。
と、ここまで書くとどっかで聞いたような話としか言いようがなくて;、最近で言えば あかほり外道アニメかしまし^^もまさに肝の部分は同じ設定。要するに、恋愛感情の欠如=他人への関心そのものの退化。で、宇宙人のクロウくんもまさにその辺が欠如しているんですよね。
……なんですが、驚いたのはこの作品のラスト。もともとつぼみには双子の兄がいて、体が弱くて 1 歳のときに死んじゃっているんですが、クロウくんは家族やクラスメイトの記憶を操作して、このつぼみの双子の兄に成りすましてその日常生活に入り込むんですね。ところが、いざ彼が自分の星に帰ろうとするとき、つぼみのお母さんが彼に服を渡して、こう言うんですよ。
「あなたの故郷ではそんなもの必要ないかもしれないけど……“母さん”の気持ちだと思って受け取って。」
「えっ……気付いてた……んですか!?」
「なんとなく……ね。たまに、つぼみと話してるの盗み聞きしちゃった、っていうのもあるけど。
でもね、それ以前に記憶がないの。」
「え……?」
「あなたを、この手で抱っこしたり、叩いて“育てた記憶”がないのよ。」
……凄い。問答無用で凄い。かしましと比べるまでもないでしょうが、男性的な感覚ではこういうラストは発想として絶対に出てこないと思うんですよ。クロウくんはお母さんに、名前や学校での生活といった「人物設定」を捏造することはできても、我が子に愛情を注いだ記憶を捏造することができなかった。実はそれって要するに、他者を愛しく思う心、つまりクロウくんの星から失われてしまった感情そのものなんですよね。だから、おそらくクロウくんにはそういう記憶を刷り込むという発想そのものがなかった。そしてそうした流れを踏まえれば、作品の落としどころも(前面には出されていませんが)ものすごく納得がいくところなんですよね。
これ、母親ならではの母性的な感性そのもので、正直、こんなセリフが出てくるとは全く予想もしてなかったんですが、これは絶対に自分の子供を育てた経験がないと書けないよなぁ……と思って調べてみると、やぶうちさんってやっぱりご結婚されて出産もされてるみたいですね。前回、今回と作品を見てみて、なんか作品がものすごく丸くなっている印象を受けたのですが、もしかしたらその辺が影響しているのかもしれません。
まあしかしそれにしても参りました。イラストの上手さはともかくも、ストーリーラインについては一時「?」みたいなところがあったにもかかわらず、こういう作品が描ける作家さんになっていたというのにはとにかく驚きです。多分、上記のシーンも本来の読者層(注:もちろん小学生の女の子;)にはピンとこないものだろうと思うんですが、それでもそういうシーンをちゃんと作品に織り込めるようになったというのは凄い。プロモーティングの方法としてはどうしても偏らざるを得ないのは仕方ないですが、母親としての視点を持った作品だということが読み取れると、また全然違う印象の作品に見えてきます。いやはや、凄い作家さんになっちゃったものですねぇ。
# ……というか 20 台の男性ヲタだけじゃなくてついにはお母さま方まで味方につけてしまうのだろうか、この人は;。
明日は引きこもりたいのでさくっと西友までお買い物に行ってきたわけですが、さすがに春になって夜中も随分暖かくなりましたねぇ。や、冬場はとてもじゃないけど自転車で遠出する気にはとてもなれなかったわけですが;。で、ついでに立ち寄って買ってきたのはこんなコミックス。
というか 10 巻が出たのはいつだったっけか;。さすがに月刊誌のコミックスは忘れた頃に出てくるという感じですね。というわけで早速読んだのでいきなり軽くインプレですが、例によって思いっきりネタバレなのでご注意を;。
春先のエピソードなので、去就をネタにした何らかの話を展開してくるんだろう、とはすぐに見当がついたのですが(マリみてなんかの学生もののエピソードの定番ですし)、まさかこういう展開で来るとはさすがにびっくり。よもや恵が鳴滝荘を出ていくエピソードになるというのは予想もしておらず、思わず数冊前から読み返してしまうワナ。おかげでえらい時間になっちゃいましたが、しかしあいかわらずのハートウォーミングな話ですねぇ。
「そ……そんな受動的でいいんですかぁ〜?!
今日日、男の言いなりになる女なんてハヤらないですよ〜?!」
「……それでいいのよ、あたしは。
あたしにとって龍太郎は……何にもかえがたい存在なの。」
このシーンを読んで、あー、これが一つのまほらばの肝なんだよなぁ、と思ったり。恵のエピソードは 9 巻に出てきましたが、もともと恵はリスカちゃん。超一流のピアニストを目指しながらもそれに挫折して、リストカットしたことによって両親も友人も離れていき、ピアノだけでなく居場所も失ってしまう。そんな恵の居場所になってくれたのが、他ならぬ龍太郎だった。
「……あたしはそういうイカレた女なんだ。それでもあんたは……」
「いいよ。そんなところも含めて―――俺はお前が好きなんだから。」
恵のようなリスカの女の子を受け止めてその居場所になる、っていうのは普通に考えればとんでもなく大変なことだし、一般的に言えば彼女みたいな子は疎まれてもおかしくないかもしれない。けれども、龍太郎はそれを受け止める覚悟をして、彼女の居場所になると決めて、彼女に告白するんですよね。恵みたいな女の子にとっては、そうした居場所がある、言い換えれば心の拠り所がある、ということが、心の傷をものすごく癒してくれることに繋がると思うんですよ。龍太郎が外国へ旅立った後は、鳴滝荘が彼女にとっての新しい居場所に取って代わっていったわけですが、そういう流れを踏まえて言えば、恵が龍太郎と結婚して鳴滝荘を出ていくという今回の本の見せ場のシーンは、リスカというトラウマを持っていた、彼女にとっての過去からの『卒業式』だったと思うんですよね。
そしておそらくそうした『癒し』の構図は、そのまま梢と隆士の関係にも当てはまってくる。梢は DID(多重人格)ですが、そんな彼女の DID が解消されていくきっかけになっているのが、彼女を受け止める覚悟をした隆士という存在。龍太郎も隆士も、決して無理をするわけではなく、自然体で彼女たちを受け止めていく。そしてそれが、彼女たちを癒していく。そういう、受け止めてくれる『優しさ』とそれによる『癒し』が、作品全体の基調になっている。先日、絶対可憐チルドレンの書評でも似たような話を書きましたけど、こういう優しさは非常に心温まる話を生みますよね。こういう話は大好きです。
作品全体の最終的な肝は梢がなぜ DID(多重人格)になってしまったか、というポイントで、そこを隆士が受け止めていくことによって物語はエンディングへと流れていくんでしょうけれども、個人的には、珠実がどう救われていくのか、というところにも興味があったりします。今回の一冊を読んで思ったんですが、珠実って、ひと言で言えば『変わっていくことができない子』なんですね。
どういうことかというと、例えば恵や梢は『壊れて』しまったものの、龍太郎や隆士といった『救い』によって癒され、そして救われていっている。けれども珠実の場合はこれと非常に対照的。彼女はあまりにも優秀すぎるが故に自己完結してしまうんですよ。珠実は梢を失い、そして今度は恵を失うわけですが、そのことに苦しみながらも彼女はなんとか理由をくっつけて、自分を納得させてしまう。けれどもそれこそが彼女が『変われない』理由になっちゃってるんですよね。壊れない、けれども変われない。だから幸せになれない。この苦しみを永遠に味わい続けているのが、珠実というキャラじゃないかと思うんですよ。
この作品の場合、全てのキャラにきちんと『救い』を与えてくると思うので、ちゃんと珠実にも何らかの救いが与えられると思うんですが、それがどういう形になってくるのかはちょっと興味深いところ。(← というのも、珠実を受け止めてくれる『誰か』は今のところ現れてないんですよね、キャラ配置上。) 個人的には珠実はめちゃめちゃ好きなキャラなので、このキャラも幸せになって欲しいなぁ……と思う今日この頃だったり。
……というわけでだらだら書いてみたんですが、なんか夜中で頭回ってないので全然まとまりないですね;。なんかえらい時間かかってる割にはろくな文章じゃないですが、とりあえずえいやっと上げてみたり。っていうかもう 4 時じゃん……や、寝るときはとっとと寝ないとダメかもですねぇ。
# でも意地でも blog は毎日更新すると心に決めてたりする自分(ぉ)。
# ちょっとネタが尽きかけてるのでなんとか補填せねばですよー;。
そんなわけでゆかりんアルバムを聞き続けてるわけですが、一向に一曲目から先へ進めないワナ;。や、確かにヘビーローテーションしてるわけですが、一曲目だけをひたすらループしてるような気がするのは気のせいですか。……とかゆー話をでじくま氏に振ってみたら、
「エントリ読みましたが、一曲に埋没しすぎです(笑)」
うぐぅ(苦笑)。いやまー確かにその通りなんですが;。ところでデイジー・ブルーの作詞を担当してる「ふじのマナミ」さん、いったい他にどんな曲を作詞してるんだろ? と思って調べてみたんですが……
・ふじのマナミ (wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%84
ちょっ……ぱ、パーキッツじゃないですか;。ってことはとんでぶーりんなんですけどwwwwwww。思わずすっ転げそうに。いやはやなんつーか多芸だなぁとしか言いようが。
で、さらにゆかりん CD の視聴を妨げるワナが……。
っつーかですね、どの CDS もすでに売り切れ店続出というのはどういうことか、と。や、発売日は明日(水曜日)のはずなんですが、どこもフライング販売で売り切ればかり。で、数軒回って見つけたつど買い足していって、なんとか一通り get。やれやれ状態。
しかしこの枚数の CDS を一度に買ったのは初めてかもしれませんが、さすがにちょっと高すぎですね。っていうか普通にゲーム 1 本と大差ない値段というのはさすがにどうかと思ったり。最近では \1,260 なんて値段を普通につけてくる CDS も増えてるし、もうちょっとなんとかならないものか、と。まあ今回は割といい曲が多いので仕方ないかなぁとは思うものの、こういうときにはダウンロード販売とかが欲しくなりますねぇ。
で、とりあえず iPod に取り込みつつ、横でアニメ流してたら……
うおおおお、メイドさんくーちゃんがっっっっ;。
っていうかホントにこの番組はいったいどこをターゲットにしてるんだか;。今回、A パートも思わず笑い転げましたが、B パートはめっちゃ幸せとしか言いようが^^。いやもう涙目くーちゃんとか最高すぎる……というかやりすぎwww。いやはや、これでお茶碗三杯はいけそうですよ(違)。
ちなみに余談ですが、くーちゃんの本名は 竹田 久美子。……っていうかその前時代的な名前はなんなんだ状態なわけですが、なんでもあみちゃんのモデルになった女の子(作者の幼馴染の娘さん)の叔母にあたる方の名前を借りたんだそうで。……っていうかそれって我々と同世代ってことじゃないですか;。いやはや、今どきこんな名前の女の子はいないよなぁ状態(苦笑)。
いやまーいいんですけどね、本名なんて飾りですから、偉い人にはそれが(ry
というわけで今朝はなにげに山手線がとんでもないことになってたわけですが、思いっきりひっかかるワナ;。っつーかですね、blog のコメントなんぞ書いてる暇があったらとっとと仕事行け 状態だったわけですが、駅に入った直後にひっかかったおかげで結構さんざんな目に遭ったり。や、要するに Suica って入った駅では降りられないので係員にカードのロックを外してもらう必要があるんですが、係員が一人ずつ丁寧に目的地までの行き方を説明してるせいで大行列になっちゃってるんですよね、どの改札口も;。これ、ちょっとしたシステム見直し(今回みたいな状況になったら乗った駅でも一時的に降りられるようにする)だけで全然ラクになると思うんですが、多分、修正するのは言うほど簡単じゃないんでしょうねぇ;。
予想通りまるで進まない行列にキレかけてるおば様方がかなり多かったわけですが;、私はここぞとばかりにゆかりんアルバムを聞きながら PSP でゲーム(ぉぃ)。で、アルバムを聞き始めたわけですが、なにげに一曲目から素晴らしいじゃないですか、これ^^。
ラジオの OP にも使われてる「デイジー・ブルー」。しょっぱなのイントロやサビのメロディラインがものすごく耳に残る曲で、編曲もいいのでいきなりヘビーローテーション状態……だったんですが、メロディラインに慣れてきてちょっと歌詞に耳を傾けてみると、「え゛?」状態。これって曲調は明るめだけど、もしかして切ない系の曲なのでは?? と、帰ってきてみて歌詞を確認してみたんですが、ちょっ……これ、実はめちゃめちゃ素晴らしい歌詞じゃないですか;。
どんな歌詞の内容かというと、彼氏とケンカ別れして、吹っ切るためにワンピから何から全部放り出して、もっといい人なんてたくさんいると強がってみたけど、でも街に出てみれば、結局いつも二人で待ち合わせたカフェに来てしまう。でもきっともう彼が来てくれることはないとそこで一人で泣き出しちゃって。けれどもそこに彼が現れて……という歌詞なんですが、
あ・れ? なんでだろう ひとりでに あふれだす涙で
これ、よく歌詞を読むと、1 ループ目と 2 ループ目で意味が変わってるんですよ。1 ループ目ではケンカ別れしちゃって失ってしまった寂しさや後悔であふれ出す涙で、2 ループ目では、絶対にやってくるはずがないと思った彼氏がそこに現れたためにあふれ出す涙。そしてデイジー・ブルーの花言葉は『純真無垢』。だから締めくくりは、押さえられない気持ちをくやしいといいながらも素直に自分の本音をささやく、
だいすきよ キミとデイジー・ブルー
なんですよ。うわー……これ、ノリノリでコール入れるような曲じゃないですよ絶対。歌詞の意味が分かると、メロディラインと編曲が全く違う印象で聞こえてくる。せいいっぱいの強がりと、それに隠された純真無垢な想い、それがメロディラインそのものになっている。つまり、一見聞いたときの印象とは違う、強がりの中に隠されたホントの想いという二重構造こそがこの曲の真の魅力なんですよ。それに気付くと、最後の締めくくりの歌詞へのメロディラインの流れに、まさにくやしいぐらいにめっちゃ心揺さぶられます。
この曲、今度の fancy baby doll のツアーの一曲目に持ってくると思うんですが、しょっぱなからこんな曲のフルコーラスやられたら確実にノックアウトされそうな気がしたり;。あんまり意識してなかった方はぜひお手元の歌詞カードの再確認を。1 ループ目と 2 ループ目の歌詞の掛け方が素晴らしいです。
いやはや、歌詞が素晴らしい曲という意味では KOTOKO さんが泣き出してしまって歌えなかったといういわくつきの Feel in tears を思い出しますが、あれも歌詞の意味が分かるとメロディラインの響きが全然違って聞こえてくるんですよね。私は割と歌詞はいいかげんにしか読まない人なんですが、ふっとこういうのに気付いてしまうと思いっきりノックアウトされちゃいます^^。家の中とはいえ一時 挙動不審に;。
いやそれにしてもこれは名曲でした。フルコーラスじゃないとこの良さには気付けないですが、他の曲ももう少しじっくり聞いてみようかと思ったり。
そんなわけで今日でじくま氏と会ったのはこれを引き取るためだったり。
や、ゆかりん姫の 5th アルバム、「銀の旋律、記憶の水音。」ですね。確か先週発売だったと思いますが、でじくま氏から配給されることが分かってたので実はスルーしてたり。でじくま氏は布教活動のためにこのアルバムを実に 5 枚も購入していて、さらには自身の blog にその惨状をアップしてるわけですが、無意味に圧巻としか言いようが;;。なんでも購入場所によって特典が違うらしいんですが;、とりあえず本体部分については配給してくれたのでありがたく頂戴してみたり。
でもって今回のこれ、デジブック仕様なんだそーですが、デジブックってなんだったっけか……? と思って開けてみるとこんな感じ。
あ゛ー、これかこれか^^。いや確かにこれはお金かかってる感じですね(← 結構ゆかり姫がネタにすることが多い;)。しかし写真は相変わらず表情硬くてもったいないなぁ状態;。や、一般に、どんなに化粧して着飾って綺麗にしていても & 若作りしていても、普段の表情での目つきだけはごまかしが効かないんですよね。ゆかりんの場合、オフショット類の着飾らない表情だと非常に性格が良さそうな & 優しそうなところが出るので良いんですが、この手の写真撮影になるととたんに借りてきた猫状態に;。これと逆(=人と接するときは性格のよさげな表情を作るのに、ちょっと気が緩むととたんに目つきに性格の悪さが出る;)の女性は世の中に掃いて捨てるほどいますが、ゆかりんのような子は最近だとホントに少ないんですよねぇ。写真撮影が苦手なゆかりんはホントに損してるよなぁ、という印象。
しかしこのアルバム、全 15 曲で知らない曲が 10 曲近くも;。や、今回はコンサートツアー行けそうにないしスルーになるかなぁと思ってたんですが、なにげにでじくま氏からプレミアチケットを一枚譲ってもらえそうな気配w。やー、頑張って覚えたいと思います^^。
しかしでじくま氏の布教活動も凄まじいわけですが、で、今回のチケットって結局どんな感じなの? というわけで今日ついでに見せてもらったんですが、
……; いや布教活動用にしても多すぎやしませんかこれ;;;。っていうかこれだけで軽く 5 万円超えてると思うんですけど;;。や、さすが王国国民の納税は違いますねぇ^^。
ふう、ようやくなんとか追いついたかも;。微妙に仕事忙しいので仕方ないんですが、やー、なんとかならんかな状態。そんなわけでいくつかざっくりインプレを。
・まじかるぽか〜ん
見ているこっちがぽか〜ん状態;。井出ぽんなのが気になるものの、現時点ではまだ特徴がない番組という印象。斎藤桃子……ってモモーイかと思ったけど別人ですか。一瞬勘違い。
・砂沙美 魔法少女クラブ
っていうか美紗緒ちゃんがぁぁぁぁぁ〜っ;。キャラだけ踏襲した全然違う番組になってますね。加えて活舌の悪すぎる CV がこれまた強烈。きらりんレボリューションといい勝負というかなんというか;。しかしなぜ今さら天地なのかがさっぱり分からないのですが。なぜ今さら……;
・姫様ご用心
主に新谷良子さんの声を楽しむアニメでしょう、これはw。とりあえずあまやんないと〜。← よくこのセリフ喋れるよなぁと思ったり;。声優さんって凄いなぁ;;;。
・ザ・サード
淡い微笑みを浮かべる青年、イクスというその青年の静かな視線を、ほのかは真っ直ぐに見ることができなかった。
なぜなのだろう……? 何度自分自身に問いかけても、その答えは見つかりそうにない。
恥ずかしいセリフ禁止(爆)。っていうかそういうモノローグは作品の『雰囲気』で描かなくちゃいけないものであって、小説ならともかくアニメでモノローグで入れちゃうのは自らの敗北宣言みたいなものなんですけど;。しかし雰囲気はいい作品。WOWOW のこの手のラノベアニメ化はそんなにハズレがないのでちょっと期待。
・ストロベリー・パニック
清水 愛に手玉に取られる中原麻衣……新鮮だwww。(← 楽しむところはそこか??(違)) 劣化版マリみてとか言われてますけど、これはこれでベタでいいかも、というかかなり可^^。
・ラブゲッCHU
声優だけでは食っていけずにアルバイトを始めるとかいう話。なんつーか切ない;。というかちょっと驚くのはえらい教育的な作品になってるんですが、これ;。
「自分は何ができないのか、それを知ることが大切なのです。できなければ、できるようになればよい。
自分の実力を知り、努力することこそ、成長への一番の近道なのです。」
その昔、ネットでチャットした中学生(だったっけか?)の女の子が声優やりたい〜、とか言ってて、気持ちは分かるけどもうちょっと落ち着いて考えようよ状態だったんですが、才能と努力の両方が求められるこういう業界は、あこがれだけでどうにかなる世界じゃないんですよね。そういう子に見せてあげたくなる教育的な作品……かと思いきや、バイト先はなぜかメイド喫茶で、かしまずいてオーダしながら「ご主人さま、オムライスには何を描きますか?」……っておいおい、さらにはふーふーあーんまで再現。い、いったい誰をターゲットにしたアニメなんだこれは状態;。
ある意味、作りとしてはこみっくパーティに近いんですが、同人誌のような身近なネタではない分、今ひとつ親近感も湧きにくい。ちょっと掴みどころのない作品ですね。とはいえキャラが好みなので続投。(ぉぃ)
・アニ横
(爆笑) 今週分、ひどすぎなんですがwwww。
「夜更かしは美容の敵よ、あみちん。
若さが武器になるのは今のうち。お肌の曲がり角を越えたら、あとはまっ逆さまよ〜?」
お、おいおい、アニヲタだけじゃなく、ついにはお母様方にまでケンカ売ってきたんですがこのアニメ;;。
・地獄少女
ようやく今日終了しましたが、普通に面白かったですね。もともとの期待値が低かったせいもありますが、全体を通してあの手この手のアレンジを加えてかなり頑張ったなぁ、という印象。結局、他人を恨んでその瞬間は気が晴れたとしても、時間が経って痛みが薄れてくると自分に対する罪悪感が勝ってくる、というところを物語の落としどころにしてましたが、やや奇麗事の感もあるとはいえ、手堅いまとめ方かな、と思います。シリーズ通してみれば割と良かった作品じゃないかと思ったり。
……とはいえ第二シリーズを作るほどの作品なのかなぁ、という疑問はなきにしもあらず;。物語がきちんと完結してしまっているので、全然別物にしないと物語として成立しないかもしれないですね。
・ふたご姫 Gyu!
初回を見たときにはもう切っていいかなぁと思ったんですが、いやここ数話なにげにいい展開になってきてますね。今回の作品の機軸がようやく見えてきた感じ。
どんな設定になってるのかというと、いいことをするとポイントをもらえるというポイント制。けれどもヘマしたり魔法使いまくったりでがんがんポイントを引かれていってしまう。他のプリンセスたちがポイントを伸ばし続ける中、この二人だけがマイナスポイントを食らっていくんですが、にもかかわらずファインとレインはユニバーサルプリンセスとして認められる。じゃあ、そんなダメダメな二人にしかないモノはいったい何なのか? それは要するに人を惹き付ける魅力、カリスマ性。たとえマイナスポイントを食らっても、友達を助けるためだとか、ものすごく単純だけれども大切なコトをさらりとやってのけてしまう。要するに、「学校で習ういいコトよりも、人として大切なコトがある」、ってことなんですが、この機軸を明確に打ち出してきた感があります。もしかしたら前作よりもいい展開になるかもしれません。ちょっと期待。
・マイメロ
げっ、OP の柊センパイって……; き、気付かなかったですよこれ;。
しかしなんつーか、気を抜くとあっさり溜まっていきますな……; > 今クール
今期はとにかくアニメの本数がまさにとんでもないことになってるわけですが、となると OP テーマと ED テーマの本数も普通じゃない;。いやはやいったい何枚 CDS を買えばいいのか、いやそれ以前にいつ発売されるのかも気になったのでとりあえず書き出してみたり。軽く寸評も。
■ 4/19 発売
・せんちめんたる じぇねれ〜しょん (時東ぁみ, スクールランブル二学期 OP) ★
前期と同様、作品にはピッタリな曲。とりあえず合いの手入れやすそう(違)。
■ 4/26 発売
・夢想歌 (Suara, うたわれるもの) ★★
最初の剣がカチカチぶつかる効果音は TV 版だけ? 光ものな音が混ざりながらも雰囲気ぴったりのいい曲。
・少女迷路でつかまえて (美郷あき, ストロベリー・パニック! OP) ★★
よくあるタイプの曲なんですけど、無難にいい曲。サビが耳に残ります。ED は……うーん;。というかやはり中原麻衣×清水愛のコンビは最強ですね、いろんな意味で^^。
・キミのアシタ (FLIP-FLAP, ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! OP) ★★★
前期 OP テーマも結構好きでしたけど、新 OP テーマもハイテンションでいい曲。しかしこの OP、映像がなにげに凄いです。一見すると無難なコンテなんですが、よく見ると細かく動いてて作り込みが激しい。ハルヒの OP/ED も凄いけどこっちもなかなかのもの。作品の方は 1 回目は踊ってばっかりでしたが最近はちょっと雰囲気変わってきたかもしれず。
・冒険でしょでしょ? (平野 綾, 涼宮ハルヒの憂鬱 OP) ★★★
これも無難な曲でパンチはあんまりないんですが、地味にいい曲。
・コイ・クル (黒木マリナ, おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜 OP) ★★★★★
今期のイチオシ。っていうか神。めっちゃツボにハマったんですがこれ^^。呪文のような歌詞、歯切れの良さと流れの良さを兼ね備えた見事なメロディライン、そして美しく流れるように変化していくコード。作詞・作曲・編曲の三拍子もさることながら、それをきっちり歌いきっている見事なボーカル。明るくそしてどこまでも前向きな一曲で、聞いててとにかく楽しくなる名曲。やー、前期の OP はある意味キワモノという意味で凄い一曲だったわけですが、今期の OP は普通に名曲です。こういうのはエレクトーンとかで弾いたらめっちゃ気分よさそうですね。……といってもとんでもない難易度であろうことは想像に難くないのですが;。
・screaming (橋本みゆき, Soul Link OP) ★★★
I've 系の曲、とか表現するのはあんまり適切じゃないですが、多分それでお分かりいただけるかと;。こういう歯切れのいい曲は結構好き。橋本みゆきさんって私は光風(PS2 Φなるあぷろーち ED テーマ)の印象が強いんですが、やっぱり歌うまいですね。
・ユーフォリア (牧野由依, ARIA The NATURAL OP) ★★★
作品に融合させたような OP テーマの流し方はすっかり板に付きましたが、前期同様、癒し系のいい曲。作品の方も高水準で安定していて素晴らしいです。
・百発百中とらぶるん♪ (姫子とナーナ, 姫様ご用心 OP) ★★
地味に迷曲。えーと、どう表現したらいいのかというと、第一期ギャラクシーエンジェル OP を見たときのような感覚とでも言いましょうか状態;;。サビの部分が昔のヒット曲そのまんまなんですが、それと GA OP テーマを融合させたような感じ。これもめっちゃ耳に残ります。
■ 5/10 発売
・ハレ晴レユカイ (平野綾・茅原実里・後藤邑子, 涼宮ハルヒの憂鬱 ED) (5/10) ★★★
OP 同様、割と無難で地味にいい曲なんですが、あの素晴らしすぎる振り付けが目に焼きついて離れないワナ。や、覚えられないですけどね;。
■ 5/24 発売
・オハヨウ (吉永双葉・梨々・小野寺美森, 吉永さん家のガーゴイル OP) ★★★
ハートフルコメディ作品にピッタリな、楽しくて暖かい一曲ですね。こういう曲結構好きかも。アニメ版もいいですが、コミックスも普通に良かったです。これ、HAPPY☆LESSON のスタッフなんですよね?
・ヒカリ (堀江由衣, いぬかみっ! OP) ★
さすがにほっちゃんなので外してはいないんですが、ある意味普通で無難すぎる一曲で、特徴がない、という表現がぴったりの曲かもしれません。今クールの大量作品の中では埋もれてしまった感があるかも。
・ひぐらしのなく頃に (島みやえい子, ひぐらしのなく頃に OP) ★★
こういうのトランス系って言うんでしたっけ;。典型的な I've のお得意メロディライン+編曲、という感じの一曲。多分、本作にはめっちゃ合ってるんでしょうけど、ゲーム未プレイなのでよく分かりません;。
・なないろなでしこ (高本めぐみ, ラブゲッCHU 〜ミラクル声優白書〜 OP) ★★★
作品もベタなら OP もベタベタな一曲なんですが、なにげにかなりお気に入り。サビの部分のメロディラインの回し方と歯切れの良さが非常にいいです。
■ 6/7 発売
・ダ・カーポII 〜あさきゆめみし君と〜 (yozuca*, D.C.II〜ダ・カーポII〜 OP) ★★★
すでにプロモムービーが出ていたので DL してみましたが、さすが yozuca* さん、という感じ。私は一作目の第二ボタンの誓いはあんまり好きじゃなかったんですが、今回はちょっと自己主張を押さえ気味のメロディラインで、かえって印象に残る一曲ですね。
■ 6/21 発売
・ラブ chu ユー!! (りぼんガール, アニマル横町 OP) ★
いくら幼稚園児とはいえ女の子にそんな踊りさせるんじゃありません状態な上に、ラストでは幼稚園児が投げキッスで媚びを売ってくるとんでもない OP なわけですが、作画はめっちゃ良くてくーちゃんかわいいんですよねぇ^^。曲の方は……うーん、微妙;。や、小学生とかが歌ってるのでこんな感じかなー、とは思いますが。
……っていうかざっと書き出しただけなのにとんでもない量になってるし;。しかしざっと書き出してみて思いましたが、これだけ曲の数が多くなると、良い曲なのかどうかというだけでなく、特徴や特色のある曲かどうかというのもものすごく重要なポイントになりますね。これは作品自体についても言えることですが、カタチとしての体裁を整えてるのは当たり前で、さらにプラスαとしてどんな特色を持たせるのか。そこが出来ているか否かが一つの分水嶺になってる気がします。
しかしこれ、CDS 何枚買えばいいんだ;。や、結構出費もバカにならないわけでどの辺をボーダーラインにするか迷うとこですが、今のところ ★× 3 は購入確定、ですかねぇ? うーん。
(爆笑) や、ヤバすぎる;。面白すぎるんですがwwww。
先週に引き続いてお腹抱えて笑い転げるワナ。やー、かつての ToHeart とかもそうでしたが、お願いですから日曜日の夜からこんなもん見せないでくださいよ状態。明日から仕事する気起きなくなるじゃないですかwww。しかもこれ、もしかしてラストは投げっぱなし?^^
この作品、ハイテンション & ハイスピードコントなわけですが、漫才アニメとしてのキャラ配置が上手いですね。ハルヒは作品をひっかきまわし、みくるがそれに振り回され、有希は文学少女……かと思いきやこいつも相当におかしい;;。で、それらに次々とツッコミを入れていくキョン。視聴者に冷静に考える暇とスキを与えない展開は見事な作りですね。や、よく出来てます。
しかもオフィシャルサイトも凄まじすぎるし;;;;。っていうか文字読めないじゃん状態(苦笑)。
それにしても、みくる役の後藤 邑子さんのポンコツ声、なかなかに強烈ですねぇ。というか SHUFFLE! の楓とかふたご姫のレインだったりするわけですが、微妙に声の表情を変えててなかなか上手い。けろっちゃ氏が萌えるのも分かる気が^^。
何が悲しくて日曜日にお仕事……;。おかげでまだ 4 月 2 週目だというのにアニメ消化がまるで追いつかないワナ;。多重消化にも限度があるし、果たしてどうしたものやらなわけですが、とりあえず今日は先日読んだコミックスの書評を一つ。
これ、こたつさんのお薦めで読んでみたりしたわけですが、2 巻目後半あたりからはテンションが上がって一気読み。いや〜、見た目のダメっぷりとは裏腹になかなかの良作じゃないですか。
ざっとストーリーを紹介すると、レベル 7 の最強の力を持つ 10 歳の三人の超能力少女と、それを率いる、超能力を持たない二十歳の若きエリート学者・皆本光一。彼のミッションは、三人の少女を正しい方向に導いてその才能を開花させること。傍若無人でマセガキで超ワガママな三人娘。普段は背伸びしてマセガキっぷりを発揮しつつも、時おり見せる、歳相応の少女としての一面。超カタブツ青年の主人公はそんな彼女たちに振り回されつつも、その絆を深めていく……と、まあそんな感じの物語。
最初に読んだときにはちょっとハートウォーミングな萌えマンガかと思ったんですが、少し読み進めてみると、見かけのダメっぷりとは裏腹に、ものすごく重たいテーマを扱ってることが見えてくる。ひと言でそのテーマを言うのなら、この作品は『許し』の物語なんですね。
国家レベルで重宝されているヒロインの少女たちは、端的に言えば「規格外」の子供たち。その桁外れの能力ゆえに普通の小学校にも通うことはできず、家族からも疎外され、腫れ物に触るかのごとく常に接せられてきた少女たち。人間って、暗黙的に「普通であること」=「みんなと同じであること」が求められていて、それに収まらないハミ出た部分を持っている子供たちは、『規格外』の子供として、のけものにされたり、いじめられたり、問題を起こしてしまったりする。
そうした個性や才能は、大人になればそれを活かして生きていく道も開けてくるかもしれないし、それを受け止めてくれる人が現れるかもしれない。けれども、そこに至るまでの長い道のりにおいて、家族にすら疎外されてしまう彼女たちはいったいどこに救いを求めれば良いのか?
本作に出てくる少女たちは、一見すると傍若無人なマセガキながらも、心のどこかでは本気で叱られることを望んでいたりする。それは、彼女たちが心の奥底で『許し』、つまり「あなたはここにいてもいいんだよ」という実感を求めているから。主人公である皆本は、持ち前の性格も相まって、決して三人娘を特別扱いしたりなんてしない。そういうふうに真摯に彼女たちに向き合うからこそ、彼女たちは、皆本のそばに自分の居場所を見出すんですよね。
「怒ってるのは……君が自分の命を危険にさらしたから……それだけだ。
今回の件は、僕の責任だよ。検査が完了してないのに出動させるべきじゃなかったんだ。
君の能力も、君自身も、迷惑なんかであるもんか……
君は、ここにいていいんだ。」
ああ、そうか、僕は―――
このクソガキたちに、ずっとそれを言いたかったのかもしれない―――
三人娘の影に隠れてしまって見えにくいですが、主人公の皆本もまた、超能力を持たないながらも『規格外』としか言いようのない超天才の超エリート。そんな彼が、幼い頃に周囲からどのような仕打ちを受けたのかは想像に難くないでしょう。彼は、本能的に『規格外』の三人の少女たちに共感するものを覚えた……立場や能力の種類は違えど、本質的に通じるものがあったのかもしれません。
ともあれ、本作に出てくる主人公や少女たちは極端すぎる例としても、似たような『世の中からの疎外感』は、多くの人間が多かれ少なかれ味わっているんじゃないかと思うんですよ。子供の頃はともかくも、大人になればなるほど人間関係は疎になっていき、体面を取り繕うが故に、悩みや苦しみを一人で抱え込むようになってしまう。そうした状況下では、他人の痛みや悩み、苦しみを分かってあげることはものすごく難しいことだし、それを受け止める勇気を持つことも大変。そしてまた逆に、自分のそうした悩みや痛みや傷を他人に打ち明けることだって、ものすごく勇気がいることだし、さらにはそうした悩みを打ち明けられる相手を見つけることもなかなか難しいでしょう。この作品を読んでいて救われたような感覚に陥るのは、そういう、『許し』が持っている、本質的な癒しの力ゆえのものなんじゃないかな、と思うんですよ。
もちろん、皆本が三人の少女たちの痛みや苦しみを受け止めたところで、三人の少女たちに向ける世間の目が変わるわけではないし、問題が解決されるわけではない。けれども、三人の少女たちにとって、その痛みや苦しみを共有してくれる人がいることが、どれほどの心の支えになることか。生きることに絶望せずにいられる理由の一つとして、こういう『許し』、つまり許されているという実感、ベタな言葉で言えば「愛されている」という実感はものすごく大切なものなんじゃないかと思うんですよね。本作では、10 年後の未来に、薫が、世の中から疎外されているエスパーを先導して反乱を起こすという予知夢が提示されているのですが、これは『許し』をテーマとした作品ならではの重たい設定。最終的な結末をどうつけていくのかは非常に興味深いです。
やー、こういうのを読んでるとさすがはベテラン作家、という感がありますね。> 椎名 高志氏
なかなかいい作品でした。続巻が楽しみです。
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