最近のトピック 2006年8月 |
や、夏のこたつ氏からは「とっととひぐらしやれ」と言われてますがなにげに浮気中。そんなわけで Kanon に突撃予定ですがその前にコミケの収穫物のこちらを片付けてみたり。
そんなに時間かからないだろうし CUFFS だし、と思って軽く手をつけてみたわけですが、フルコンプまで 5 時間ぐらい。たいしたボリュームでもないだろうし、ちょっとした「何か」を見せてくれれば十分と思ってざっくりプレイしてみたんですが、いやはや、なかなかいい出来ですねこれ。シナリオは水月のトノイケダイスケさんなんですが、や、この方、こういう話がやっぱり好きなんだなー、と。テーマというほど大げさなものじゃないけど、ひと言で言えば、見えるものとか見えないもの、あるいは分からないものについてのお話ですね。
ひとりで寂しく墓参りになんか来るくらいなら、どうして離婚なんかした?
どうして死んでしまう前に一度でも顧みようとしなかった?
死後も共に在り続けようとする意志を互いに持ち続けていながらどうして?―――僕にはわからない。
僕にだけ、わからない。
「僕が知っているのは、あの人がわんこたちのことばかり考えていて、
それで、だから離婚することになったっていうことだけだ。」
「うん。でも、誠一くん」
「わかってる。」
たぶんそれも違う。だって二人は今同じ場所に眠っている。それだけが確かなことで、だから全てだ。
この作品に出てくるワンコやリリーは、だだっ広い海や花火を見て極度に怯えてしまう。けれどもそれを少しずつ知って素敵なことに変えていく(認知していく)ことで幸せになっていく。けれどもその半面で、世の中にはどうやっても分からないこともある。誠一や透子は、ワンコやリリーの本当の心を知ることができないし、お互いの心だって分からない。なぜ誠一の父親が家族も省みずに仕事に没頭したり、あるいは母親と離婚したのかも、あれこれ推測できても本当のところでは分からない。
「もう、何が本当なんだか。」
「本当のことなんて、誰にもわからないのかもね。
でも、誠一くん。自分の本当だけは、自分で決めてしまうことができるのよ。」
「ごめんなさいね。でも、わからないの。それだけは、きちんと言ってくれないとわかれない。
だからずっとわからなくて、わかりたかったのよ。」
世の中にたくさんある、不確実なもの、分からないもの。そうしたものに白黒つけて許すとか許さないとかを決めるのではなくて、それらを不確実なまま、分からないままに受け止めたり受け入れられるようになること。けれどもそこで立ち止まることなく、それを受け入れた上で次の一歩を踏み出していくこと。そういうカタチの成長の姿を描いているのが、この作品の鍵なんじゃないかな、と思ったり。全く正解は明かされなかった水月なんかとは違って、この作品では後日談でなぜ父親が家庭を省みずに仕事に没頭するようになったのかが遺された日記から明かされましたが、それでもなぜ母親と離婚したのかは分からずじまい。けれども、最後に誠一はこう語る。
やっぱり、本当に肝心なことは言えなかった気がするけれど……
それは、またいつか、再会できた時に。
だからまだ、今は―――
「また、来るよ。」
―――今は、さようなら。
僕は、もうひと回りしてくるよ。
この気まぐれな、神様の庭を。
大好きな透子さんが、ワンコが、リリーがいる、この場所を、四人仲良く手を取り合って。
父親が仕事に没頭するようになった理由は明かされなくても良かったんじゃないかとも思いましたが(テーマ的なところを考えれば物語としては後日談の前に閉じている)、ちゃんと『分からないところ』を残したままそれを受け入れていく姿を描けているし、読後感もこの方がいいのは確か。普通に素性のいい成長ドラマになってますね。
# って、書きながら、これって水月となんにも変わってないじゃんと思ったり;;。
# ……ま、それでも素性がいいのでこういう物語はいくつあってもいいわけですがw。
それにしてもこのゲーム、なにげに OP テーマ "Especially for you" が神で、作品にぴったりの優しい曲。ものすごくオーソドックスな曲運びといえばそうなんですが、静かなメロディが流れるように少しずつ盛り上がっていき、そして最後に静かに終わっていくその曲運びが、聴いていてものすごく心地いい。ちなみにこちらのページからダウンロードも出来るのでちょろっと聞いてみてもいいんじゃないかなー、と。
しかしこの手のイベント限定発売のゲームって、プレイ時間は軽めだけど小粒にいい作品があったりするんですよねぇ。最近は長編ゲームになかなか手が出せない(時間がない;)だけに、こういう軽めだけどちょっとスパイスの効いたゲームはなかなかよいものです。CUFFS のトノイケさんなんかはやはり水月が強烈だっただけにこういうゲームはなかなか外せません。
# ……でも実はさくらむすびが未プレイなんですよねぇ;。
# 放置されて久しいけれども絶対に面白いはずだからとコミケではファンブックも買ってくる始末。
というわけで、次はいよいよ Kanon に突撃予定。こちらはちょっと長いので blog 更新キツくなりそうだなーと思いつつ、果たして 7 年前の感動再びとなるかどうか^^。ま、のんびりやりますですよ〜。
えーと、そんなわけで先日買ったコミックスをつらつら読み中なわけですが、とりあえず今日はこちらの 2 冊の書評をー。
■ マリア様がみてる 6 巻
マリみてのコミックスって以前のエントリにも書いたんですが、原作と全く同じ話なのに、新しい発見があるんですよね。原作のエッセンスをうまく抽出して、コミックスという全く新しいメディアの上に再構築している。原作つき作品でありながら原作と同じ、またはそれ以上に訴えかけてくるものがあるというのは素晴らしい。コミックスという媒体であるが故に容易に物語を俯瞰できるという面もあるし、文字媒体とはまた違った魅力がある。「朱いカード」のエピソードは原作でも結構お気に入りのエピソードなんですが、これなんかも原作以上に『有無を言わせぬ説得力』があるんですよ。
私も彼女のように自分をアピールすればよかった。
傷つかないように自分を安全な位置に置いて、見つめるだけ。
それでは思いが通じるはずがない。
私はずっと祥子さんが好きだった。
拒絶されてもいい。体当たりでぶつかればよかったんだ。
今からでも……まだ間に合うだろうか?
このセリフも、セリフ一つを取れば確かに原作通りといえばその通り。けれども原作以上にダイレクトに切ない感情が繊細に伝わってくるのは、やはりコミックスの持つ表現力の強さゆえのもの。AIR のアニメ版なんかもそうでしたが、視覚や聴覚といった五感に訴えかける要素が多いとより心が強く動かされますね。(もちろん中身が伴ってこそ、ですけど。)
■ いぬかみっ! 2 巻
とりあえず最初にひと言。
なでしこ、GJ!(違)
というかアニメ版で名塚さんの声がインプリされてるおかげでめちゃめちゃかわいく見えるんですがww。
しかしアニメ版はあまりの下品さに耐え切れずにまともに見られてませんが、このコミックス版の出来の良さにはいつもながらに舌を巻く。とどのつまり何がいいかというと、主人公である川平啓太が『いいヤツ』であること、なんでしょうね。
「―――ねぇ、なでしこ。
啓太様ってさ、女の子にだらしないどうしようもない人だけどさ、
薫様にどっか似てるね。」
コミックス版の場合はとても啓太が女にだらしがない性格には見えないわけですが;、ポイントごとでちゃんと優しさが織り込まれているところが素晴らしい。コミックス版の松沢まりさんの女性的な感性ならではのものだと思いますが、読んでてほっと一息つけるような優しさがあるんですよね。アニメ版にも激しく見習ってもらいたいものですが;、コミックス版の方はアニメ版が終わってももうしばらく続けて欲しいですねー。いい作品だし。
や、今日はちょっと用事があって大学までふらっと行ってきたわけですが、明るい時間帯に大学を少し歩いてみると随分景色が変わってることに驚きますね。そりゃまー卒業から何年経ってるんだと考えれば綺麗になってて当然なわけですが、せっかくだからとついでに学食に立ち寄って夕飯を食べてきてみたり〜。
う〜わ〜、食器変わってねーよ状態(笑)。や、実際にはさすがに取り替えてるはずですが^^、なんというかめちゃめちゃ懐かしい。何が懐かしいって、学生らしい学食の雰囲気そのものが、なんですよね。
私は普段、割と普通のデパート街とか食事してたりするわけですが(おかげでエンゲル係数めっちゃ高い;)、こういうところって味よりも前にまず見た目を小奇麗にするところからスタートするんですよね。そりゃまあ休みともなれば女性客がぞろぞろ来るわけだから当たり前といえば当たり前ですが、なんというか、学食ってそういうお高くとまったところがなくて、ものすごく気楽。なによりこの雑なご飯のよそい方が good。でも味も普通においしいし、値段もかなり安い。つい油断して注文したらトレイに載らねーよ状態(苦笑)。
# なにげに豚汁がおいしかったですよw。
# こういう「当たり前の料理」が意外と食べられないんですよねぇ。
結局のところ、学食って「家庭の料理」ってことだと思うんですが、社会人になってから外食ばかり常用するようになって、逆にこういう料理が新鮮に感じられてしまうのはちょっと病んでるかもしれないなー、と思ったり。や、微妙にノスタルジー入ってたりもしますが、こういう肩肘張らずに気軽に食べられる食事もやっぱりいいよね、と思った今日この頃。
……なんですが、学食から出たところで本郷弥生氏とバッタリ出くわすワナ(笑)。っていうかどういうことですか状態なんですけどっ^^。いやはや、世間は狭いとゆーか、キャンパスは狭いとゆーか;;。
というわけで今日はちょっとお買い物〜。
しかしメッセやらソフマップとかぼちぼち巡回してきたわけですが、mixi 見てみたら知人が似たようなルートを巡回していて危なすぎるとしか言いようがなかったり。で、帰りがけに一人だし久しぶりなのでアキハバラデパート 1F でお好み焼きを食してみようかと思ったり。……が、なにげにぜんぜん変わっちゃってるじゃないですか(涙)。
うーわー、違うよー、自分が食べたいのはあのチープな正方形の立ち食いお好み焼きなのに(笑)。なんか秋葉原がどんどん自分の知らない街になっていくようですよ(違)。夏のこたつ氏と話したら、フレッシュジュースがなくなってしまったとかいう話をしてましたが、確かにあれもアキハバラデパート内からはなくなっちゃいましたね。私も子供のときに飲んだ記憶があるんですが、まあ街は変わっていって当然のものとはいえやっぱり少し寂しいものが。(← でもどっちも変わったのはかなり前のはず;。や、最近アキハバラデパートに入る機会って全然なかったので。)
それにしても、今の秋葉原はどっちかというと原宿みたいな印象がありますね。や、もちろんぜんぜん違うんですが、なんというか毎日コミケのお祭りモードみたいな雰囲気がある。ストリートパフォーマーもいればメイドさんも大量発生。迂闊に歩いているといつどこで撮影されているのか分からないという怖さつき(笑)。なんというか、メイドさんが大通りを歩いていて違和感がないというあの街の光景はさすがの私もちょっとおかしいと思いました。(オマエガイウナー)
ま、そんなわけで今日の収穫物。
や、なんで今さら Kanon かとツッ込まれそうですが、私が持ってるのはなにげに 95/98 用のみだったりするワナ。XP 上でプレイすると音楽がまともに再生できないんですよね;。そんなわけで X ゲー版と全年齢版とをまとめ買い。や、後者だけで十分なわけですがせっかくなのでご祝儀買い。しかしコミケのバスタオルはこのジャケのイラストだったのか……
Kanon の方はなんとか時間を取って、アニメ版の前にいくつかルートをリプレイしてみる予定。今プレイすると果たしてどうなんだろう?ってのをどうしても知りたい、というのもあるので。さてはて?
しまった仕事疲れだったせいでめちゃめちゃ重要な話題を書き忘れてしまったーっ;。
ドラリオン、ど真ん中の最前列ゲットっ!!
っつーかリアルマイシスター、GJっ!!。といっても知らない人にはなんのこっちゃい状態だと思いますが、これ、いわゆるリアルカレイドスター、もといカナダの超有名サーカス集団のシルク・ドゥ・ソレイユのサーカス。日本凱旋はおそらく初めてのヤツで、2007年2月7日(水)〜2007年5月6日(日) の全 122 公演。今日からチケット予約開始だったんですが、まさかそんな超良席を引き当ててくるとは全く予想もしておらず。
実は私は全くのノーマークで、どーする? とか聞かれて自分の分も取っておいてー、と頼んでおいたわけですが、いやー、そんな良席だったらめちゃめちゃ期待せずにはいられないじゃないですかww。さっそくちょろっとオフィシャルサイトも覗いてみたわけですが、ヨーロッパからの移動での公演みたいで、果たしてどんな公演になるのか期待が膨らむところ。
シルク・ドゥ・ソレイユはラスベガスの“オー”が今でも印象に残ってますが(っつーかあんなもんをホントの最初に見せられたからクォリティバーがとんでもなく高いところに設定されてしまったわけですが;)、常設ステージではないだけにスケールダウンはやむを得ないところ。それでも創意工夫を凝らしてどんなステージを見せてくれるのかは楽しみ。
こういうとものすごく語弊があることを承知で言いますが、ああいう『ホンモノ』を見てしまうと、超一流には超一流のクォリティがあるんだ、ということを思い知らされます。私はあんまりこの手のショーには詳しくないんですが、にもかかわらずいたるところから感じられるプロフェッショナリズムといい、常に期待を上回るものを見せ付けてくれるあのシルク・ドゥ・ソレイユという集団は、プロフェッショナルとしてものすごく惹かれるんですよねー。いや、ホントに楽しみです。
……それにしてもあいかわらずその強烈なクジ運は健在ですかww。> リアルマイシスター
# そういや TDR にも確かシルクの常設ステージが出来る予定なんですよね。
# あれは 2008 年度の開業なので、まだ 2 年近く先ですけどこっちにも期待、ですねー。
うぐぅ、今日は一日会社でお仕事。昨日とっとと飲み会を切り上げて会社で仕事してしまうつもりだったのになぁと思いつつ、まあ飲み会そのものは私も楽しかったのでよしとするわけですが、そうはいってもやはり土日に仕事するのは精神衛生上良くない……っつーより 手持ちの積み○○が消化できない(※ ○○にはお好きな文字をどうぞw)ので blog ネタが供給できず;。
# そこまで意地になって更新してどーするよ、というツッコミはなしでw。
そんなわけで今日は最近ハマってたこちらのゲームの話題を一つ。
なんつーか DS Lite 大活躍、なわけですが、宣伝で「直感バスケ」と謳われてたのを見て果たしてどうなんだろ? と思いつつ、マリオブランドだしそこそこ面白いだろうと思って買ってプレイしたわけですが、これがめちゃめちゃ面白い。ひと言で言えば、まさに未体験の面白さ、という感じなんですよこれが。
どんな操作系なのかはこの辺の紹介記事を読んでもらえればいいと思うんですが、十字キーで自分を操作しながら、タッチペンでドリブルしたりパスを出したり。ドリブル一つ取っても叩く場所や速度を変えられたり、さらには特殊な必殺シュートとかも装備。最初はとっつきにくくて難しい? と思ったんですが、プレイしてみるとまさに直感どおりに操作できるのがめちゃめちゃ楽しいんですよ。
コインを適当に集めてからシュートすることで得点が倍増、スペシャルショットを使えばこれがなかなかカッコいい。なんというか、プレイしてるだけで気持ちがいいタイプのゲームで、思わずやり込みすぎて左手が筋肉痛になったのは秘密です;。っつーかマジで痛かった;;。
# 左手で十字キーを動かして本体を支えながらタッチペンで画面を叩いたりするので、必然的に左手に負担が
# かかるんですよね;。机の上とかでプレイしてれば置きながらプレイできるのでかなり違うんでしょうけど。
任天堂ブランドで出てたのでさすがー、と思ったら、実は開発はスクウェア・エニックスも絡んでいる様子。いやー、さすがに名前に恥じない出来ですね。後半戦の面はさすがに難しくて歯が立たずに敗退しましたが、非常に面白い一作でした。DS を持ってる人であればおすすめできる一作です。
や、今日はお仕事で新人君たちとの飲み会。まあ実質的に研修の慰労会のような半分接待みたいなもんなんですが、さすがにかなり歳も離れているとなんつーか「若いなぁ」と思わされてしまうことしきり。
……とか思ってたら、なにげに飲み会最中にリアルマイシスターから携帯メールがw。タイトルは「@TDS」……っておいこら、いったいどこにいるんだよ状態^^。実は Tower of Terror のスニークプレビュー(いわゆる試運転)をやってるという情報を聞きつけて襲撃してきたらしいんですが、ひと言。
日本版は生ぬるい!
だそーで^^。なにより上下動がぬるすぎて、カバンをくくりつける必要もまるでなし。スピードも遅ければ 2 回落ちもないし、さらには急上昇もなかったらしく、「まあこんなもんか」状態だったとか。
「最初に下がってゆるく上ってドアが開いて映像で落ちた人が見えるじゃん。
で、またゆるく上がって鏡があって、映ってた自分達がぼやけてくじゃん。
で、向こうのだと急上昇 or 急降下したりするでしょ?
でも日本版はそこからまたゆるく上がって、上の扉が開いて、そのまま落下。
不意打ちなっしんぐ。」
……って確かにそれじゃダメじゃん状態;。ToT はあの無茶苦茶な上下動パターン(しかも浮遊感抜群)が面白いんですが、それがないとしたら確かに魅力は半減。スニークだからじゃないかなぁ? という気もしたんですが、リアルマイシスターいわく、向こう版を知らなきゃ十分大満足、けれども DCA のを知ってる人からすれば子供のオモチャみたいなものだとか^^。なにしろシートベルトも DCA 仕様に比べるとぬるいし、荷物は足元に置いてください……って、それは浮き上がらないってことですか状態だそうで、もしそうだとすると消防法とかそっちの規制で DCA みたいな無茶はできないのかもしれず。
# いや DCA の ToT ってかなり無茶苦茶で、加速度つけて上下動させるので、普通のフリーフォール以上に
# 強烈な浮遊感を味わえる、っていうのがウリだったんですよね。それがないとするともったいない;。
ちょっと期待してただけに残念なんですが、もともと TDS はアトラクション系が全体的に弱いし、凝ったフリーフォール系アトラクションが日本には全くなかったことを考えれば、バランス的にはこういうのでもいいのかもしれず。もともと DCA でもプログラムを何度か書き換えて落下パターンを変更しているそうなので、おそらくタワーの設計上では TDS でも DCA みたいなアクションができるように設計されているのではないかと思うんですが、話を聞いて思わず「しばらく行かなくてもいいか……」とか思ってしまったのは秘密です。(ぉ)
ところで余談ですが、先日のエントリで書いた惑星の話。冥王星が惑星から脱落することが決定したそうなんですが、いろいろ話を聞いてみると面白いんですね、これ。冥王星を発見したのはアメリカ人なんだそうですが、Walt Disney がそれに喜んでキャラクターに名前をつけたのが Pluto なんだそうで、「へぇぇぇ」状態。ちなみに化学元素の「プルトニウム」の語源も冥王星なんだそうで、新惑星発見が当時それほどまでに衝撃的だったのか、と驚いたり。
まあ、増えるよりは減る方が覚える方としてはラクですが(そういう問題ではナイ^^)、意外なところに語源ってあるもんなんですねぇ。
というわけでフライングゲット。(笑)
やー、今日はなかなか仕事から上がれずにじたばたしてたわけですが、早速鑑賞。
いやー、これヤバい、ヤバすぎ;;。すでに何度リピートしたか分かりませんが、OP で撃沈されまくるワナ;。っつーか OP から先に進めないんですが状態(笑)。TBS アニメフェスタで見たときにもショックを受けたわけですが、リピートしてみてもやはりショックを受けるほどの素晴らしい出来栄え。持ってて良かったプロジェクターですよ(笑)。
# というか TBS アニメフェスタよりも自宅の方が圧倒的な大迫力なんですがww。
OP だけでなく、プロモ映像類もなかなか good。prelude 用に新作プロモ映像が一つ用意されてるんですが、さすがに素晴らしい出来栄え。や、AIR と違って今回は本放送まで 1 ヶ月ぐらいしかないので生殺しの期間もたかがしれてるわけですが^^、こんなもの見せられたらどうやったって期待しちゃうじゃないですかw。しかもなにげにマリ姉GJだし(笑)、他の声優陣を抑えて演技力トップというのはこれはどうしたものかと小一時間^^。
今回は総作画監督の池田さんのインタビューが入ってましたが、さりげなく顎アニメがなかったことにされていることに爆笑^^。いやまあ気持ちは分かるし局も違うけど、それはちょっと反則のような気も(笑)。さらに映像テロップ中のキャストの並び順にも思わず苦笑。
月宮あゆ:堀江由衣
水瀬名雪:國府田マリ子
川澄 舞:田村ゆかり
美坂 栞:佐藤 朱
沢渡真琴:飯塚真弓
おいこらっ、繰上げ当選かよっ^^(笑)。> 川澄 舞 いやー、CV 効果恐るべし。まあある意味当然と言えば当然なんですが、飯塚真弓さんの扱いがあまりにかわいそうなんですけど状態;。
それにしても OP といい ED といい、これだけでかなりおなかいっぱい状態。是非 DVD の特典としてフルサイズバージョンをつけて欲しいところですが、作品発売から 7 年も経ってからこんな映像を見られるというのはめちゃめちゃ幸せな話ですね。いやー、生きてて良かった状態ですよ、ええ^^。
# と同時に、未だ泣きゲージャンルでこの作品が最強と呼ばれている事実にも驚愕するわけですが;。
# や、まあ原体験の強烈さというところが大きいとは思いますけどね。
や、あいかわらず作れるときには必ず自炊をするようにしている人間ではありますが、最近聞きつけたこんな話。
「いや、クックドゥとかかなり使えますよ? 麻婆豆腐とかかなりいいですよ。
ひき肉とかまで入ってるから、豆腐があれば簡単にできるし。
自分は辛味が足りないので唐辛子とか豆板醤とか追加しますけど(笑)。」
……実は麻婆豆腐は材料レベルからちゃんと自作したことがあるんですが、味はいいけど作るのが結構面倒っちいので 1 回しか作ったことがなかったんですよね。で、この手のお手軽料理具材は何度かトライしてえらい目に合っている(っていうかモノによっては人間の食べるものじゃないよ状態;)ので、なるべく手を出さないようにしてたんですよ。が、クックドゥは複数方面から評判がいいと聞きつけたのでトライしてみたり。
で、さっそく作ってみたり。必要なのは豆腐と長ネギだけというお手軽さw。
というわけでさっそく試食。とりあえず感想。
クック・ドゥ、あなどりがたし^^。
いやこれ、かなりイケるじゃないですか。ちょっとびっくり(笑)。作るのもめっちゃ簡単だし、味も普通にイケる。手軽さを考えれば十分に許容範囲ですよこれ。
# で、調子に乗ってホイコーローのも試してみたんですが、こっちは微妙に NG。
# 確かにホイコーローの味ってテンメンジャンの味で決まりますが、テンメンジャンって値段によって全然味が違うんですよね;。こっちはやっぱりダメなのか……;
まあどこまで許容できるかは人によってまちまちでしょうけど、この手の手抜き料理具材もちょっとトライしてみてもいいのかもしれないですねー。完全なインスタントよりは美味しいでしょうし^^。料理は奥が深いっす;。
というわけで今日はこの書評。っつーかしまったあろうことか平日に一気に 5 冊読み。無茶ありすぎ状態;。
で、感想をひと言。凄い。いや一気読みに駆り立てるだけの内容でもあったけど、ここまで容赦ない徹底した物語を作り上げられると、ただただ凄いとしか言いようがない。前回のエントリの 1 〜 5 巻の感想で、自分を愛してくれる人は欲しいけれども他人を愛することはできないという重度の恋愛病の奈々が、他人を愛するということをどうやって知っていくのかが物語の焦点になるだろう、と読んではいたのですが、こんな話になるとは想定していなかったというのが正直なところ。
# や、結構ネタバレが致命的にもなるかもしれないので、読む気がある方は避けた方がいいかもです。
5 巻〜 8 巻あたりでは、タクミとノブとの間で揺れ動いていく物語のストーリーラインが珠玉の出来。や、あらすじでまとめるとロクな話じゃないんですけどね。だってざっとまとめるとこんな感じ。
・5 巻のラストでは発情モードの奈々の心の隙間にトラネスのタクミが付け入り、お持ち帰りされて食われてしまう。
・しかし奈々はノブに本心から愛されて、彼に鞍替えしようとする。
・けれども彼女はタクミと決別することができず、タクミを拒めずに関係を切ることができない。
・しかしどう考えてもタクミと一緒にいて、自分が幸せになれるとは思えない。奈々はあれこれ考え出す。
・その関係を知りながらも、ノブは奈々に自分の気持ちを伝える。
・奈々はきっとこれが自分の未来の幸せに違いないと、タクミとの関係を切ってノブと恋人になろうとする。
・ノブと付き合うようになって、初めて奈々は他人をいとおしく思う気持ちや自分の過去の過ちを理解し始める。
・が、ほどなく妊娠が発覚。しかも状況的に明らかにタクミの子;。奈々とノブとの仲が破局する。
もうこの子はいったいどこまで落ちれば気が済むんだろう状態で、徹底して奈々を貶めていくそのストーリーラインはやややりすぎ感もあるほど。彼女はノブと恋人になって、初めて他人をいとおしく思う気持ちを理解し始める。
でも……なんだろうこの気分……なんか……すっごく愛しいかも。
優しくしてあげたい。そばにいてあげたい。
力になってあげたい。抱きしめてあげたい。
彼が望む、全ての事をしてあげたい。
今まであたしは男の人に、それをしてもらう事しか考えてなかった。
それが大きな間違いだったのかもしれないな。
にもかかわらず、タクミの子を身篭ってしまうことですべてが破綻する、という展開がとにかく上手い。
「奈々……子供ができたってほんと?
なあ、ちゃんとおまえの口から聞きてえんだ。おれの子かもしれないし隠す事ねえだろ。
おまえがタクミと切れたばっだったってのはおれだって知ってんだし。」
「ごめん……なさい……」
「なんで……謝るんだよ……切れてなかったのかよ、あいつと!
弁解してくれよ……嘘でも……全部信じるから……」
「ごめんなさい……」
特にこのシーンはとにかく強烈。多分、この子が本気で自分のこと、自分の生き方を反省したのはこれが初めてなんですよ。彼女はとにかく自分が一番かわいいから、絶対に自分のことで他人に本気で謝ったりなんてしない。ここまでどん底に落ちて、自分の大好きになった人の気持ちと想いを踏みにじって、裏切って、初めて彼女は自分の過ちに気付く。過去の過ちをすべて誤魔化してきた奈々が、自分の子供を身ごもることで、自分の身勝手な行動をついに誤魔化せなくなったんですよね。それはまさに大魔王の正義の鉄槌。
奈々はせっかくの幸せもことごとく掴み損ねてしまうけれども、彼女が重度の恋愛病である以上、それはもうしょうがないんですよ。だからどちらかというと、奈々の場合は、逆に妊娠などによってどうやっても逃げられない状況を作った方が、かえって彼女の良い面が出る。そうでもしなければ、彼女は恋愛ゲームから足を洗って現実に還ることができないから。
彼女は妊娠というどうにも逃げようのない状況に追い込まれ、白金台の豪邸で何不自由のない生活を送りながらも心が満たされない日々を送り始める、そしてもうタクミと生きていくしかないんだと決めたときに、初めて恋愛ゲームを卒業して、現実を受け容れるんですよね。
「ねえ淳ちゃん、見て。きれいな月が出てるよ。
……あたしね、淳ちゃん。あの満月の夜が、たぶん人生で一番幸せなひとときだったよ。
欲しいものが全部手に入ったような気がして、夢と希望で胸がいっぱいになって、
未来がキラキラ輝いて見えたの。
あんな翳りのない幸せに満たされる事はきっともう二度とないよ。」
すっ、凄い。
いやこんな神みたいな珠玉のセリフをここで味わえるとは全く思いも寄らず。っつーか泣ける(涙)。奈々もようやく気付けたのか、と。夢見ることをやめられなかった奈々がようやく現実をありのままに受け容れる。それは妥協とか諦観と呼ばれることもあるかもしれないけれども、奈々の場合にはここまで追い込まれなければ現実を受け容れることができなかった。
# といっても、どう見ても世間的には玉の輿の勝ち組なわけですがw。
でも、作中でちらっと書かれてるんですが、実は奈々の場合、ホントはノブみたいなタイプじゃなくてタクミみたいなタイプの人じゃないと絶対に心からは好きになれないんですよねぇ。彼女は追い詰められて、泣きながら震える声で淳ちゃんに告白する。
「淳ちゃん……あたし……べつに子供の為に無理に結婚するわけじゃないんだよ……
あたしほんとは……タクミの事好きなの……」
「分かってるって……良かったよ、自覚してくれて。」
「なんで……? あたしノブの事が好きだったはずなのに……」
「気のせいだよ。あんたは自分にチヤホヤしてくれる男なら誰でも良かったんだよ。」
「違うもん!」
「ノブにすまないって気持ちも分かるけど、お金の為とか子供の為とか割り切るよりずっと健全だよ?」
「でも……割り切ってる方が楽だったし……
なんであたしが自分から好きになる人は、浅野さんとかタクミとか、自己中でろくでもない男ばっかりなの?
なんで章司とかノブとか、あたしを大切にしてくれる人を大切に出来ないの……?
だいたい章司に愛想つかされたりしなきゃきっとずっと平和でそれが一番よかったのに……
こんなんじゃあたし一生幸せになんかなれないよ。」
淳ちゃん、あなたあまりにも的確すぎるよ状態;;。彼女がノブを好きになったのは、一種の打算(理性による恋愛)なんですね。それ自体は大きな問題ではないけれど、彼女は相手をありのままに見ることができないから、深めていく愛情を構築できない。だから、ノブが自分に向けてくれる愛情を心地よく思うけれど、その後に彼を知っていくことで彼を本気で好きになっていくことができない。彼女が好きなのは、自分に向けてくれている『愛情』の部分だけであって、相手そのものを深く愛していくことができないし、自分に向けてくれている『愛情』に飽きると放置プレイになる(← これは章司のケース;)。
にもかかわらずなぜあんなろくでもないタクミに惚れるのかといえば、理由は簡単、奈々が胸キュン(死語^^)するのは彼みたいなタイプだから。けれども相手がろくでもない人であることもよく分かっていて、どんなに金持ちでもこんなひどい男に惚れるなんて最低女のすることだとも思っている。でも自分はいい子でいたい。だから理性がブレーキをかける。(← 最低の「いい子ちゃんでいたい子」病ですよこれ;)
中途半端な理性と、抗うことができない本能。
本能から好きになれない相手にときめくことはできても愛情を深めていくことはできない、まさに重度の恋愛体質。
……そりゃ一生幸せになれなくても当然でしょう;;。
結局、彼女に必要なものは、『適度なところで諦める』ことなんですよね。ただ、恋愛で諦めるのか、結婚生活で諦めるのか。彼女のような恋愛体質の場合は、おそらく恋愛で諦めるよりも結婚生活で諦めた方がよいのかも。なぜなら、恋愛で諦めてしまうと彼女は次のステージに進むことができないけれども、恋愛で諦めなければ次のステージに進むことができるから。
「それは嫌! あたしは自分の家庭を持ちたいの!
何があろうとタクミと子供と 3 人で幸せを築いて行くって決めたんだから!」
これもいいセリフですね。状況が人を変えていく、それを見事に描いている珠玉のシーンだったんじゃないか、と。
でもこれ、今どきの女の子には絶対にウケるだろうと思うんですよね。というかどちらかというとこの手の物語が嫌いな私ですら情にほだされるのだから、自分がこの上なくかわいい今どきの女の子が、こんなにも『不幸』な奈々のことがかわいくないはずがない。
や、傷ついても傷ついても「全力で愛して愛されたい」という思いを決して諦めない純粋さと無謀さは、確かに女性にとっての至上命題でしょう。そして誰にも犯されえない自己撞着を持つがゆえの美しさにナナが惹かれるのも無理はない。けれどもあらゆる方面で指摘されているように、その先の物語を紡いでいくことができないタイプの恋愛、いわゆるモテブーム自体、すでに多方面で指摘されているように「恋愛してなきゃ女じゃない」という負け犬を食い物にする女性誌によって煽られたムーブメント。分かっていてもやめられない恋愛中毒、そのツケがこんな形でしか清算できない奈々の姿を見て、同情の余地は全くないけれども、同情の念はやっぱり湧きますね。純粋に、あ゛ー、かわいそうだなぁ、と。……ま、同情するだけですが(ぉ)。
10 巻以降、話の焦点はナナの方に移っていってますが、まだ流産という飛び道具が残っているだけに、元の木阿弥になるという構図も十二分に考えられるんですよね;。や、想像の遥か斜め上を行ってくれてるので全く油断ならないわけですが(← っつーか奈々は絶対に懲りないキャラだ;)、11 巻以降でそういう展開になっていないことを祈ろう....;
太陽系の惑星の数といえば、すいきんちかもくどってんかいめい、じゃなくてめいかい? というわけで 9 個、と答えそうなところですが、実はなにげにこれが間違っているらしい;。
・太陽系惑星9個→12個へ、惑星の定義変更案を公表
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060816it11.htm
え゛え゛え゛〜、という感じ。っつーかですね、何百万光年も先にある星に名前がつけられまくってるのに、こんな身近に見知らぬ惑星が存在したということ自体、私は全然知らなかったのですが状態;。そんなの誰も教えてくれなかったじゃん〜、みたいな;;。← あんたが無知なだけだろというツッコミはなしで;。
電車の運転手に憧れるように、男であれば一度は宇宙に憧れるものだと思いますが(多分;)、子供の頃、買ってもらった天体望遠鏡で、都会のまるで見えない空に向かって一生懸命ファインダーを覗き込んでいた日々が懐かしいですね。や、自分は生きてるはずがないけど(笑)、ずっと先の未来では膨張した太陽に地球が飲み込まれてしまうとか、ああいう話を読んでなんともいえない気分になったことなんかはリアルに覚えていたりします。
……にしても、和名とかどうするんですかね?
すいきんちかせれもくどってんかいめいかろにせんさんゆーびーさんいちさん……って訳分かんないのですが;;。化学の周期表よりよっぽど覚えにくいんですけどー;。
というわけで今日はこれに参戦してきてみたりー。
毎年恒例の TBS アニメフェスタ。例年、ミニライブで大いに盛り上がるイベントなのですが、今年はギャルギャルしい(死語)ライブもなく、終始おとなしいイベントになってましたね。(← どっかから苦情でも来たのだろうか;) 毎回長時間に渡るイベントになるので、今回は好みでない作品は適当に切り落として休憩しながら参戦してみたり。例年の話ではありますが、フルカラーのパンフレットつき、これだけの長時間イベントにもかかわらず \2,500 っていうのはホントに良心的でたいしたものです。そんなわけでいくつか軽く感想を。
・あさっての方向。
なんというか、第一話だけだとなんとも評価しづらい作品ですね。大人になりたい女の子と、中身がまるで子供のような女性。願い石の力でかたや大人の女性に、かたや子供の女の子に、という作品なんですが、こうした内面的な設定を描くのにまるまる一話を使っていて、なんというかもったいない、という印象。全体的に密度が薄い、という感じを受けました。話が面白くなるかどうかはもうちょっと見てみないと分からないですねぇ;。
・Rozen Maiden oubertune
なにやら激しく今さら感のある番外編。っていうかまだ作ってたのか状態;。ouberture(オーベルチューレ)というのは「序曲」とかの意味みたいなので、おそらくは過去の話に遡るのかもしれないですね。しかし田中理恵さんの水銀燈の一人芝居はなかなか good。笑いを取るツボも押さえてるし、こういうの結構好きなんですよねぇ。
・Winter Garden
デ・ジ・キャラットの新作アニメ。デ・ジ・キャラットの約 10 年後の設定で、大人になったでじこの純愛ラブストーリー。まるでギャグっけなしの直球勝負の少女漫画ですが、個人的にはサプライズの一発ネタでしかないんじゃないかと思ったり。や、お話そのものの出来は非常に良くて、まさに甘酸っぱい純愛ストーリーとでも言うべきものなんですが、でじこのキャラ設定を引き継ぐ理由がさっぱり分からない、という印象。全体的に作り込みは丁寧(ぷちこの冴えまくったツッコミの小ネタとか)でしたが、それを越えるモノがあるわけでもないので、ものすごく中途半端な作品になっちゃってる印象がありました。まだ放映未決定だそうですが、お話自体は良かったのでとりあえず見るだけ見てもいいかな? という印象。しかし Winter Garden って松田聖子さんのカバー曲なんですか。全然知らないなぁ……(ぉ)
・夜明け前より瑠璃色な Crescent Love
予想外に良く出来てたギャルゲアニメ。中身はというとかなり薄味な印象ですが、コミカルに仕上がっているので、見ていて普通に楽しい作品。作画クォリティの高さや表情の豊かさには結構感心しました。OP テーマがかなりスローテンポな曲だったのがちょっと心配かな、と。
余談ですが、本郷弥生氏によると、この作品の略称は「けよりな」だそうな。……めっちゃ言いにくい;;。
・Kanon
今回のメインディッシュ。というかこれを見るためだけに参戦したようなものですが、その出来はといえば
さすが京アニクォリティ。
いや、素晴らしいとしか言いようがないですね、これ。
まずしょっぱなの OP からして神。Last regrets を BGM に、各ヒロインの名作ショットをこれでもかというぐらい大量投入。フラッシュバックのごとく紡がれていくカットの数々にいきなりノックアウトされるワナ。AIR の OP を最初に見たときにも驚愕しましたが、この Kanon の OP はさらに上を行っている感あり。とにかく素晴らしい……っつーかこれは反則ですよ京アニさん;;。
そしてさらに驚いたのが、名雪役のマリ姉の演技が神。っつーかマリ姉いったいどうしちゃったよ??状態なぐらいに素晴らしい。演技指導(?)で大化けした AIR の川上さんもそうでしたが、なんというか、一つ一つのセリフの後ろに隠された名雪の感情が垣間見えるような名演技で、これにはとにかく驚き。
その一方で微妙だったのが、あゆ役のほっちゃんの演技。「うぐぅ」を違和感なく喋っているあたりは見事でしたが(いろんな「うぐぅ」をちゃんと使い分けて喋っているあたりも good)、かわいく喋ることに手一杯になってしまっていて、うまく感情が込められていないという印象がありました。しょっぱなのあゆのモノローグや祐一の名前を聞いてから別れるあたりのくだりはもうちょっと万感の思いを感じられるように頑張って欲しかったところ。十二分に及第点ではありますが、なまじフィルムのクォリティが高いだけにちょっとフィルム負けしてるな、という印象がありました。
全体として作画力の高さは言うに及ばず、演出効果や CG などは AIR の時代からさらに磨きをかけた感もある。加えて第 1 話を見ていると、原作では描ききれていない「北国の風景」などもうまく追加されていたりして、どちらかというと、原作の忠実なコピーというよりもリメイクとかリニューアルといった印象もある。けれども決して原作のイメージを損なっていないし、今後の期待が高まりますね。ただ一点、不安要素を言うと、この作品における『奇跡』を履き違えたシリーズ構成になるんじゃないか?という不安はあります。もともと Kanon という作品はルート構成上、あゆとその他のキャラが排他になっているので果たしてマルチキャラのシナリオをどう組み立て上げてくるのかは興味深いところなんですが、もともとこの作品の『奇跡』はご都合主義ハッピーエンドではないというところに大きなポイントがある。ここをきちんと読み取った上で作品を組み立てられるか、というところがポイントになるのですが、AIR ではその辺が致命的に読み取れていなかったので一抹の不安は残ります。
# まあ、AIR と違って Kanon の方は優れたシナリオ解釈や論考が多数あるので、その辺を参考にしていればきっとひどいことにはならないと思うのですが。……って私も Kanon のシナリオ解釈・考察は一度ちゃんと書きたいなぁ;。
OP/ED は今週出る予定の prelude に入っているようなのでこちらも期待度大。
・余談
会場ではコミケの売れ残りと思わしき Kanon グッズセットが売られてましたが、私はコミケで買ったのでついでに開封してみたり。
で、このラフ画集なんですが、後半に掲載されている水瀬家の間取り図が面白い。あ゛ー、なるほどこういう間取りになっていたのか、と。や、ゲームでも断片的にしかカットが出てきてなかったんで「?」だったんですが、玄関が二重になってたりとか、なるほどと頷かされる部分もたくさん。こういうのを見るとやはり楽しいですね。
そんなわけで、先週から立て続いていた夏祭りも今日で一段落。や、明日あたりからはぼちぼち真面目にお仕事復帰ですw。
や、今日はぼちぼち溜まった録画物を消化してたんですが、先日放映してたドラゴン桜の放送を見てたらツッコミありまくり;。っつーかですね、その逆張り戦法はいったいなんなんだと小一時間状態。まあそこは差し引くとしても、全力でツッコみたかったのは模試の合格判定率の話。
や、どんな話だったのかというと、夏休みまで必死に頑張って勉強してきたのに、東大模試の合格判定は E 判定。ちなみに E 判定とゆーのは合格率 5% 以下で、志望校を再検討しましょう、とかゆー冷たい判定なわけですが、さんざん勉強させまくられてた生徒たちがキレまくり。
「5% 以下って、20 年受け続けても一回も受からないってことでしょ?!
あんまりだよ……ちゃんとそっちのルールに従って勉強してきたのに!!」
「お前らの思考回路ってのは、すぐに頭にくることしかないのか!?
多少勉強するようになったが、やっぱり馬鹿は馬鹿のままか?
そうやってお前らいつもいつも感情に流されて、
物事を論理的に考えられないから今まで馬鹿だったんだよ!!」
おお、いいこと言うじゃん? とか思ったのも一瞬だけ;。その後どうやって生徒たちをなだめたのかといえば、意味不明な成長曲線グラフを書いて、現役生は浪人生と違って伸びる余地がかなりあるから、E 判定でも今から十分挽回できるんだぞ、と……おいおいそれは違うだろうと、これには全力でツッ込みまくり;。
なにがそもそもおかしいのかといえば、それは合格判定率は宝くじの当選確率じゃない、という点。
合格判定率がどんな数字なのか、それをどう読むべきかをまるっきり勘違いしてると思うんですよね。
もうちょっと詳しく説明すると、こういうこと。例えば、東大模試の合格判定がこんな風に出たとする。
@ 440点〜280点 A 判定(合格率 80 % 以上)
A 280点〜230点 B 判定(合格率 60 % 以上)
B 230点〜180点 C 判定(合格率 40 % 以上)
C 180点〜130点 D 判定(合格率 20 % 以上)
D 130点〜 0点 E 判定(合格率 5 % 未満)
ここで、@に属する人なら、5 回試験を受けたら 4 回は受かって 1 回は落ちる、となるかというと実はそれは大間違いだと思うんですよ。@に属する人は、100 回受けても 100 回受かる。逆に、D 判定の人や E 判定の人は、100 回受けても 100 回落ちると思うんですよね。
もともとこの合格率というのは、その範囲の得点を取った人たちのうち、実際に合格した人がどれだけいたのか、というトラッキングデータから計算されている。ということはこの数字は、『D 判定の人のうち、20 % の人は実際の受験までの間にものすごーく頑張って、合格点を取れるだけの実力をつけた』と読み取るのが正しい、と思うんですよね。
# もちろんこの法則が当てはまるのは、文 I とか理 I などの大量採用を行う科類だけ。
# 理III のように非常に門が狭い場合には、統計的に均されないのでボーダーライン近辺の人数がかなり多くなる。
# なので、人に言わせると『年度が違ったら半分近く人が違っているかもしれない』とか;。
私は現役の頃から、この合格判定率を宝くじの当選確率であるかのように読み取る風潮が好きではなかったんですが、意外?なことにこれについてちゃんと説明されている資料であるとか先生であるとかは全くいなかったような記憶があります。まあ、物事の見方や考え方の一つなんだろうな、とは思いますが、合否を宝くじみたいに考えるのはどうよ? とは思いますね;。
しかしこのドラゴン桜、結構「うーん」と言いたくなるセリフは多いですね。
「そんなに勝つことが大事かよ?」
「勝つことでしか道は開かれねーんだよ。
いくら馬鹿にされようが、世の中から無視されようが、結果を出しゃすべて見返せんだ。
たった一つ試験に通るだけで、そいつを取り巻く環境は劇的に変わる。」
だからよ緒方、一時の感情だけで利益を失う馬鹿にだけはなるな。」
ひ、ひどす;。このパワーロジックだけに塗り固められた物言いにはさすがにカチンと来るものが;。確かにゆとり教育をはじめとした「事なかれ主義」「馴れ合い主義」的なやり方だけでは為し得ないことも世の中には多いし、あるとき、ある瞬間は突っ走らなければならないこともあるでしょうが、こういうロジックを持っている限り、結果を出したところで本質的なところでは結局変わらないんじゃないのか? とは思います。
……まあ、こういう乱暴な理屈がまかり通ってしまうのが『競争の世界』だということは分かってるんですけどね;。
中途半端なキレイゴトがない分、見ていて(良くも悪くも)すっきりしているとは思いますが。
先日購入した携帯電話ですが、早速いきなりカスタマイズしまくり状態;。いやこれめっちゃ遊べるじゃないですかww。PC からデータ転送しまくるためにとりあえずパケホに変えてみて、着うたも自分で切り出して自作中。i アプリもいくつかダウンロードしてみたり、Edy もインストールしてみたりとあれこれトライ中。いやー、なんというか 5 年の月日の流れは伊達じゃない、と;。携帯本体だけで 30MB 近くもメモリ持ってるし(ちなみにメモリカードはでじくま氏から譲り受けた 2GB のカードを突っ込んでいるのですが;)、時代はホントに変わったなぁ、という印象。ここまで来たらモバイル Suica にもチャレンジしようかと考え中。まだまだいくよ〜?(違)
そんなわけで今日はこちらのお話。
Project YNP さんの新作ゲーム。このサークルさん、以前にサイバーフォーミュラのゲームなんかを出してるんですが、頻繁にβ版を出すので今回はちゃんと完成してから買ってみたり。果たしてどんなものかと思ったんですが、これがなかなかに面白い。
どんなゲームなのかはオフィシャルページのムービーなどを見ていただけると良いと思うのですが、ひと言で言えば高速 3D バトルアクションゲーム。派手なアクションがたったの 3 つのボタンでサクサクと決まっていくのですが、なにがいいって、
『ゲームシステムが単純なのによく出来てる。』
これに尽きます。東方シリーズや New スーパーマリオなんかがそうですが、ゲームシステムは極力シンプルな方がとっつきやすくていい。けれどもだからといってヌルいゲームであっては困る。このゲームの場合、利用できる武器同士に相性があり、接近戦の武器は大ダメージ、だけれどもバルカン打たれると近づけないというものすごく単純明瞭なゲーム。ところが自機の移動が高速なのでちょっとでも気を抜くとあっという間に撃沈される。ある意味、反射神経のガチバトルになるあたりがいかにも Project YNP らしい作りで非常に面白いんですよ。
アクションゲームの名作ってものすごく『単純明快』なところがあると思うんですが、そういう素性の良さを感じさせてくれるゲームでした。1280x720 出力モードが用意されているあたりも good。ボリュームには欠けるので同人らしいゲームといえばその通りですが、なかなか楽しかったです。
というわけでコミケの収穫一発目のエントリはこれ〜。
……ひと言言わせてください。ひどすぎ(褒め言葉(笑))。
や、思わず吹き出してしまう箇所もいくつか^^。
今回見事なのは例文の構成。複数の例文の組み合わせでコンボを決められたときには果たしてどうしたものか、と^^。あいかわらず、覚えるべき単語よりも含まれている他の単語の方が難しい例文といい、
It is said that if you join that religion you can stay 17 forever.
っておいおい、出演者に最適化されてる例文ってどうよ? といい、いつものことながらライターの見事な手腕に驚かされます。付属のブックレットもなかなか凝ってて、こういう無意味な悪ノリは好きですねー。上手いです^^。
……そういや最新刊は買ってないんだよな。買っても絶対に積むだけに違いないですが;。
よしよし、姫からのメール受信確認……っておいおい、花火の音が聞こえるっていったいどこに住んでるんですかこの人は状態;。いやこれだけじゃないですが、断片的な情報から確かに住んでる場所はだいたい割れてしまいますね。んー、おそらく実家のそばだったんじゃないかという気がしますが、結局遭遇できずですか。
# や、だからどーしたというわけでもないのですが;。
そんなわけで今日は昨日のでじくま氏のこの姫のエントリについて、ちょっと思うところがあるので軽くコメントしてみたり。
細かいところはでじくま氏のエントリを見ていただけるとよいかと思うんですが、童話迷宮の CDS に関するアニカンのインタビュー記事の中で、ゆかりんが「フリッとした服は場所取るんだよね、でも最近は置ききれないから捨てちゃう。また買えばいいし」みたいな発言をしていた、ということに関して。これ読んだときには思わずツッコミ入れちゃったんですが、結構リスクの高い発言だなぁと思わずにはいられなかったり。
一般論として、この手のインタビューは発言通りの記事にならないのが常。このため、インタビュー側とされる側との力関係が極端に偏っていなければ、普通は事務所チェックを通す(そうしなければインタビューをお断りする)ものだと思うんですが、にもかかわらずこういう発言が(フリーペーパーとはいえ)媒体として出てきてしまうということにまず驚き。
実際問題として、ゆかりんがこの発言をどういう文脈で、どういう意図で言ったのかに関しては分からないし、でじくま氏の言うようにお得意のマリー・アントワネットネタのつもりで発言したのかもしれない。私の勝手な憶測では、まあそんなに深く考えずにさらっと事実を言ってしまっただけなのでしょう。実際、ゆかりんのような仕事をしていればおのずと大量の服を買わざるを得ないし、あれだけのハードワークをこなしていれば文字通り「お金で解決せざるを得ない」(=そうしなければ本人が過労でぶっ倒れてしまう)こともおそらくあるでしょう。けれども最大の問題は、ほとんどのファンはそんなことを差し引いて考えてはくれないということ。
以前 blog に、「言葉の意味とは、話し手の意図ではなく、聞き手がそれをどう感じてどう受け止めたかによって決まるものである」といった話を書いた記憶がありますが、特に大衆を相手にする職業の人は、自分の目線を意識的に『聞き手』に合わせるようにしなくちゃいけない、と思うんですよ。マリー・アントワネットがなぜ叩かれるのかといえば、それは彼女が自分の立場を基準にして物事を喋ってしまったからに他ならないんじゃないかと思うんですよね。
私はあのアニカンのインタビュー記事を読んだときに真っ先に思い出したのが、往年のコナミの看板娘、マリ姉こと國府田マリ子さん。彼女も駆け出しのツインビーパラダイス(懐かしい^^)のパーソナリティをやり始めたときにはとにかく必死に頑張る子というイメージが強かったですが、ある時期から発言や態度が微妙にズレてきて、そこから私は近寄れなくなっちゃった記憶があるんですよね。今にして思えば、それは成長していくマリ姉に、自分の視野や視点がついていけなかっただけなんですが、でも私のように思ってしまうファンもおそらくは少なくない。
こういう発言がぽろっと出てしまうのは、それだけ心にゆとりがない状況に追い込まれているからじゃないかと思うんですが、せっかくの逸材がこんな形で使い捨てになって欲しくはない、と思ったりします。や、天使のお仕事を頑張ってこなすのも大切ですが、たまには振り返る時間も取るようにしないと、結局遠からずつぶれちゃうんですよね;。太く短くよりも、できれば細く長く続くように頑張って欲しいものですし、コ○ミさんには彼女を潰すようなことだけはしてもらいたくないものです。や、長期的に見たらきっとどっちにとってもその方が幸せですからね、実際問題としても;。
……とあれこれ書いてるけど、他ならぬ自分が不用意な発言しまくりなので自分こそよっぽど気をつけないと、なのですが。まったくもって他人ごとじゃないのです、ええ;。
や、ゆかり姫の王国では伝書鳩(会員向けサービス)で姫からのショートメールが届くんですが、あのメール、ぶっちゃけリアルタイムじゃないと全く意味なし;。っつーかですね、家に帰ってからフォルダに振り分けられたメール見ても祭りに参加できないじゃないですか;;。まあいいかげんメールも打てない携帯もどうよ? 状態だったので、コミケのどさくさ紛れに携帯電話を取り替えてみるテスト。
最新機種はとても高くて手が出ないし(年間の携帯電話料金よりも高いんですけど;)、かといって 7xx 系はなんかピンと来ない。唯一良さげと思った SO902i はでじくま氏から「同じもの禁止!」とか言われてどーしようか状態でしたが(ぉ)、色を替えて押し切ってみるテスト。や、いわゆるおそろ(ry
や、なにげに前の携帯電話は恐ろしいことに 4 年 7 ヶ月も使っていたんですが、ざくっと使ってみた印象としては便利;。っつーか完全に浦島太郎状態なんですけど;。まず驚いたのが音声通話がとにかくクリア。スピーカーも聞き取りやすいし、端末そのものも持ちやすくて操作しやすい。デジカメも 300 万画素 over で、これ持ってるおかげでデジカメ(FinePix F10)を持ち歩かなくて済むようになって超ラッキー。や、もちろん暗所での撮影には限度がありますが、blog のエントリに使う写真としてはこれでもう十二分。いやー、たいしたもんです。
携帯のメールも初めて使ってみましたが、これも割と使い物になる。実は会社で P505 を使ってたんですが、入力系が話にならなくて使い物にならなかったんですよね。しかし連想入力 + 学習機能で、何回かメールを打ってるだけで普通に使い物になる。写真も簡単に付けられるしえらく便利なもんですねぇ、これ。
# と、時代錯誤な発言をしまくるワナ;。
# いやー、これがいわゆるデジタルディバイドってヤツですか?(違)
しかし会場からサークルの主催者さんに携帯でメールを打ってみたりしたんですが、さすがに相手は慣れてて絵文字使いまくり。いやー、なんか無性に悔しくて思わず無意味に絵文字を使ってみたり^^。や、お前が使ってどうするよ状態なわけですが;、結構それっぽい文字とか絵文字が大量に用意されてて感心。こういう遊び心があるからこそこれだけ携帯が流行るんでしょうね。
そんなわけでまずは壁紙差し替えから〜。
や、一瞬ネタでゆかり姫の壁紙に、とも思いましたが自分的に激しく微妙なので無難な壁紙に。(どこが無難なんだというお約束ツッコミはなしで;) ふー、なんかやっとホームグラウンドに帰ってきた感じですよ(違)。ま、着メロはデイジーブルーですけど、これもそのうち夏影あたりに変えようかと画策中。でも先は長い……;;
それにしてもこの携帯電話、ユーザビリティ的にはどうなんだろう? という気もしますね。今回、「やりたいことは分かってるし、やる方法も絶対あるはずなんだけど操作方法が分からない」せいで何度もマニュアルをひっくりかえすハメに;。高機能端末や高機能ソフトの宿命ではあるんですが、無意味に時間を吸われているような気になるので非常に悔しかったり。や、こういうのってぶっちゃけ高価なオモチャなのでいじり倒すこと自体がお遊びなわけだし、せっかくなので徹底的にカスタマイズして遊んでやろうかと思っていたり。……使いこなすまでに面倒になって放り出さなければいいんですが;。
# なんか今日はせっかく早く帰ってきたのに電話帳整理だけで終わってしまった;。
# くっ、コミケの収穫物を消費できるのはいったいいつの日になることやら;;。
や、そんなわけでさっきはとりあえずダミーエントリを一発上げましたが(ぉぃ)、ちゃんとまともなエントリも一つ。
今朝はなにげに大規模停電発生で、多方面でえらいことになっていた様子。一昨日には落雷で山手線まで止まってたので、これは大魔王のお導きかっ?! と意味不明なことを思いましたが(違)、ふと先日のコミケのときに興味を覚えたことを思い出してしまったり。や、いわゆるコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)と呼ばれるもの。
例えば我々が使っているパソコンの場合、停電が発生したらおそらくそれだけで一巻の終わりでノックダウン。けれども例えば銀行のコンピュータシステムなどの場合は数分間のシステム停止ですら何億もの損失を生んでしまうこともあるので、こういった停電などが発生した場合でもすぐさま復旧できるように、必ずコンティンジェンシープランというのが組まれています。それは例えば普段からデータのバックアップを取っておくだとか、予備のシステムを用意しておくとか、遠隔地にバックアップセンターを用意しておくだとか、分散処理させるだとか、その他もろもろ。何層、何重もの対策を打つことで、大震災などが起きた場合でもシステムが全面的に停止しないような工夫がなされていることが多いんですよね。
しかしこうしたコンティンジェンシープランは何もコンピュータシステム特有のものではない。例えば会社の重役クラスの人であれば、自分に事故にあって突然仕事ができなくなったら、誰をどのような形で組み替えれば仕事を継続させられるのか、というプランを作っておく。あるいは個人情報が漏洩していることが判明した場合には、どのようにお客さんとコミュニケーションしていくのかのプランを作っておく。医療の現場などではこうした『危険』は事前回避が鉄則ですが、万が一発生してしまった場合にどう対応するのかというプランを作っておく。
もちろん危険は回避できればそれに越したことはなく、回避するために様々な策を講じるわけですが、でも完全に回避しきれるわけではない。このため、発生しうる『危険』について、発生確率と被害の大きさを勘案して、万が一発生してしまった場合の対応策(コンティンジェンシープラン)を作る。こうすることで、危険(danger)をリスク(risk)化して管理可能なものにしていくんですね。
# あ、余談ですが、"risk" と "danger" はちょっとニュアンスが違います。"danger" とは予測不可能な『危険』を意味し、"risk" とは予測し管理をすることが可能なものを意味します。
# 多くの場合、"danger" はそれを分析し、発生してしまった場合の対策を決めておくことで管理可能な状態にする(すなわち "risk" 化する)ことができます。こうすることで、安定的に物事が進められるようにする、というわけです。
で、先日のコミケに参加して思ったこと。
「このコミケのコンティンジェンシープラン、一度見てみたい^^」
いや、コミケってあの数十万人規模の参加者を見事なまでにコントロールしているわけですが、それはスタッフの方々の熱意もさることながら、バックに存在する司令塔チームの優秀さがかなり大きいと思うんですよね。入場導線の作り方や誘導の仕方の洗練ぶりの節々からも、いったいあれだけの計画をどうやって組み上げたのだろうと思うことしばしば。
そんな優秀なスタッフ陣であれば、コンティンジェンシープランを考えていないはずがない、んですよね。特に最近は愉快犯も含めた多数の脅迫状も送られてきているそうで、コミケ準備会も事あるごとに参加者に注意を喚起している。けれども実際に万が一、爆発事故があったらどうするか、火事が発生したらどこからどう誘導するか、それこそ刃物を持った人が暴れだしたらどうするか。そういった何百という『想定危険』についてシミュレーションし、それぞれについてコンティンジェンシープランを考えているはずだと思うんですよ。
私はコンピュータシステム関連のコンティンジェンシープランについては見ることがあるんですが、こういった『人が集まる場所』に求められるコンティンジェンシープランには一般には想像しえないような『想定危険』も含まれている(はず)。コミケに限らず、一般的に、コンサート会場や各種の公共機関(電車や飛行機など)などのコンティンジェンシープランはどれも『機密事項』でなかなか人目に触れる機会はないものなのですが、自分の勉強も兼ねて一度見てみたいものだなぁと思ったりします。
[追記] 2006/08/15 09:30 頃
朝のニュースを見ていたら、電源供給ラインは電柱の左側と右側で 2 系統用意されていてちゃんと二重化されていたんだとか。で、両方の送電線を傷つけてしまったので停電したらしいんですが、なぜ電柱そのものを別にしてなかったんだろう、とかというコメントが。
この二重化は、おそらく送電線の自然老朽化などによる不慮の断線に対する対策(=同時に 2 本が断線することはないだろう)のためのもの。例えば多少距離を離して電柱を分けたところで地震などの災害による倒壊には耐えられない。そういった『極端な』災害に対しては、別方面からの電源供給ラインへスムーズに切り替えられるようにしておく、とかの対策が必要。となると、電柱を 2 本に分けることによって回避できるリスクって、おそらくそれほど多くはないんじゃないか、と。
今回は復旧までに 3 時間だったそうで、これが早いのか遅いのかは私にはピンとこないですが、ただ、これだけの大規模停電でありながら目立った事故もなかったのは不幸中の幸いですね。でも送電線を破損させた会社には損害賠償請求が行くらしく、なんかそれを思うとなんともはや……という気もします。うーん。
しまった冷静に考えたらコミケのエントリは日中に書いたので本日分をアップしてないことに気付くワナ;;。
ふう、これで皆勤賞を逃さなくて済んだでありますよ隊長w。(← おいこら違うだろ^^)
つわものどもが夢の跡?? ……って、昨年も同じこと書いた気がしますが^^。
というわけで無事にコミケ終了。今回も三日目は、私が商業&同人通して一番のお気に入りの某サークルの作家さんの売り子委託を受けてサークル運営。無事に定時で引き上げて、さっきまででじくま氏 & けろっちゃ氏と打ち上げでジンギスカン食いまくり & アルコール飲みまくりでめっちゃ酔いまくり。
……だったわけですが、こんなに気分のいい酔いはなかなか味わえるもんじゃないですよww。だってだってですね、
・サークルの売り上げの会計ミス、完全にゼロ。(売上金 10 万円以上でミスゼロって普通有り得ませんw)
・お願いされていたサークルさんの買い物、パーフェクト。(外周壁が 20 ぐらいあってミスゼロも有り得ませんw)
・自分の買出し、もちろんロストゼロ。
いやもう、でじくま氏もけろっちゃ氏も限りなく優秀すぎるとしか言いようがwww。かつてサークルをやってたときにはめちゃめちゃ苦労してたのに、まるであれがウソだったかのよう。加えて、委託元のサークルさんもものすごく優秀 & 的確。販売数の読みがものすごく正確で、搬入数に無駄が全くないんですよ。「もしかしたら売れるかも?」とつい余分に持ち込んでしまうのがサークル運営のよくある姿なだけに、ここまで満点に近いサークル運営 & 買出しができるというのはもうめちゃめちゃ感動。さらには西サークル方面に関して夏のこたつさん & りゅうくんさんの協力を得て、まさに Perfect & Perfect な収穫を達成。これを為し得たのも、委託元のサークルさん、そしてでじくま氏 & けろっちゃ氏、夏のこたつさん & りゅうくんさんのチームプレイのなせる業でしょう。関係者各位にめっちゃ thx でありますよ隊長w。もーめちゃめちゃ気分良すぎですwww。
そんなわけで私の収穫物はこちら。
や、まさに 欲しいものはみんなここにあるよ 状態。いつもながら買出し部隊の優秀さにはホントに頭が下がりますが、いやはや、見事な収穫ですよホントにw。
それにしても、今回はシャッター前行列のそばにサークルが配置されていたのですが、開場前シャッター行列についてはもうちょっと運営の工夫があってもいいかも、と思いました。今回はシャッター前のブロックをうまく封鎖したり、嫌がらせの台車通過をしたりするなどの工夫でなんとか人を散らせるように頑張っていたわけなんですが、結局のところは徹夜行列と同じでいたちごっこなんですよね;。今回は人を散らせるために『マグロの巡回』(周辺ブロックを人々がひたすら歩き回る)をやらせていたのですが、人が動いている分、(サークル設営をしている人間としては)なんとなくうろうろしているよりもむしろ危ない、という印象も受けました。絶対的な答えはないと思うんですが、加熱するシャッター前行列をどう制御するのかは難しいところですね。(といいつつ、私がいたところはかなり上手くやっていたみたいですが)
ま、思い返してみれば、人生の半分以上はコミケに参加してるわけですが^^、年 2 回ぐらいはこういうアホな無茶をやるのもやっぱり楽しいものですw。ここ数日のスケジュールは思い返してみてもまともな人間のやることじゃないとは思うわけですが、こういう毒抜き & 発散はなにげに重要かもしれないと思う今日このごろ。ま、自己肯定であることは確かですがw、こんなに気分のいい酔いが味わえるんなら安いもんですよ、隊長ww。
そんなわけでさんざん遊び惚けたので、明日からは再びちょっとは真面目にお仕事しよう....^^
細かい購入物品レポートはまた後日に改めて。
というわけでようやく 2 日目終了〜。いやはや、なにげに午後はとんでもない雷雨になってましたね。12 時半頃には撤退を開始したおかげで自分自身はヒットせずに済んだわけですが、山手線は止まるわ多方面で停電しまくるわで大変だったっぽいですね;。でじくま氏 & けろっちゃ氏と食事をしてる最中に豪雨になって唖然としながら見てたわけですが、いったい会場はどうなっていたのやら……。
そんなわけで今日の収穫はこちら〜。
ってたった一冊かいっ;。や、今日は自分が欲しい本は一冊だけだったので、でじくま氏に依頼して自分は代わりに大手サークルに並んでたわけなんですけどね^^。しかし自分が並んでるサークル(Heart Work とかいうところ)がどんなサークルかろくに知らない(けれども超大手;)ってどういうことよ状態なわけですが、SHUFFLE! の絵師さんでしたか。前後の人たちに聞いてみたところ、SHUFFLE! のアニメ化でブレイクしてしまったらしく、2 年ほど前は行列なんて限りなくゼロに近かったんだとか。イラストそのものは昔からそんなに進化してるわけでもないと思うんですが、いかにメディアミックスによる露出が効くのかというのを端的に現しているような気がしてなんだかなぁ、という感じ。島中にもダイヤモンドの原石はいっぱいあるんですけどね。(← これは建前論ではなく実際の話として)
まあこのサークルさんの場合は実力もあるので当てはまらないでしょうが、企業ブースなんかを見てると、実際の作品の中身と行列の規模が比例してるとはいわく言いがたいんですよね。Kanon の閑古鳥ぶりにも驚きましたが、どうしてこの作品にこんな行列が? といったところもないわけでもない。一度ブームになるととんでもないことになるのにブームが去るのもあっという間ですぐに閑古鳥、という傾向は別にアニメやゲームだけに限らずハリポタなどでも見られる傾向。おそらくこれって、一般的な人が持っている『みんなと同じでなければならない』という強迫観念が、blog などでゆるやかな個人間の情報ネットワークが出来上がったが故に、従来に比べて圧倒的に刺激されやすくなっている、ってことなんじゃないかと思うんですよ。
個人的にはこういう傾向ってあんまり好きではないんですよね。こういう傾向があまりに加速すると、『人は見た目が 9 割』じゃないですが^^、中身の質よりも見栄えやマーケティング方法を過度に重視するようになってしまう。「質の高い作品を作るよりも、それをどう露出するかの方が遥かに大切」という風潮って、クリエイターや職人気質を持つ人にとってはかなりやる気を殺ぐ要因になるんじゃないかという気がするんですよね。
まあ、世の中のマクロな動き自体は個人がどうこう言ったところで止められるものではないのですが、こういう時代だからこそ、少なくとも自分個人としては軸足をしっかり持つようにしないと、あっさり踊らされていいようにマーケッターに吸われるだけになりかねない。自分の目で見て正しい判断を下すことが従来以上に大切になってくるんでしょうね。
# ……ってしまった、ついつらつらと書いてしまった;。まだ明日の準備終わってないのに;;。
そんなわけで明日は某サークルをハイジャックしてサークル入場でありますよww。
や、自分の一番のお気に入りのサークルさんをハイジャックしてるってどういうことよ状態なわけですが^^、ここ数回、仕事の事情とかで東京への遠征が出来ないそうなので自ら委託を買って出ていたり。が、さすがに 3 回目ともなるとかな〜り油断しているのが自分でも分かるので^^、ぼちぼちなんか大きなヘマをするんじゃないかと妙に心配になっていたり。や、こういうのって慣れてきたあたりが一番ヘマしやすい時期なんですよねぇ;;。
そんなわけで今から最終チェックをして、いよいよ終盤戦突入でありますよ隊長っ^^。
ね、眠い;。や、ようやく家に帰ってきたわけですが、強烈な眠気に襲われていたり。なにげに昨晩は 2 時間ぐらいしか寝てないし、前日もそんなに寝ているわけではない。さすがにつらいっす;。
がしかし、戦果に関しては上出来でありますよ隊長w。
なのは A's の CD は結局買えなかったんですが、ぶっちゃけあの行列は無理。ブースそのものは巨大なものの、袋詰め作業や会計の手際の悪さで行列は遅々として進まず。や、傍から見れば会計がなぜ遅いのかは一目瞭然だし、他のブースの販売方法を研究すればいくらでも改善点は分かるはずなのに、そういった基本が出来ていないのは大手らしからぬ失態、という印象を受けました。明日・明後日には改善されていることを期待したいです。
# っつーか明日の朝はリトライして並ぶつもりなんだよな……(涙)
逆に全くの想定外だったのが、TBS/京都アニメーションの Kanon グッズで、行列皆無。ブースのプロモーションビデオには人だかりが出来ていたのにグッズがこうも売れないというのは正直なところかなり意外。他のメディアミックス系作品に大量の人だかりが出来ているのを見ると、やっぱり最近のユーザには Kanon は過去の遺作なのかもしれないなぁと思ったり。しかしたまたま見つけた Kanon のプリントバスタオルが珠玉のイラストで、思わずでじくま氏と共にイラスト買い;。や、実はこの手のバスタオルって私は買ったことないんですが、あまりのイラストの良さに思わず購入。写真の右下のヤツなんですが、我々の世代(?)にとって Kanon は切り離せない名作なだけに素通りできないワナ(苦笑)。
それにしても久しぶりに企業系ブースで散在。といっても多分 2 万円ぐらい? なんですが、いつもながら見る暇ないのに買ってどうするんですか状態なんだよな....;
そんなわけで一日目はとりあえず無事終了。
今から軽く仮眠してけろっちゃ氏と合流、そして 2 日目へ出撃でありますよw。
……って、あ゛あ゛あ゛、しまった初日からやらかした;。次回の申込書買うの忘れた;;。
明日には間違いなく買ってこなければ……;
……っていうかこんな日にまでなに料理なんかしてやがりますか状態;。や、外に買出しに行く暇もないのでさくっと作ってしまったり。
そんなわけでいよいよ夏祭り本番。いやー、普段は前日に休みを取って体制を立て直すわけですが、今回は仕事が片付かずにどうにもならず。多少早めに切り上げてから自宅でもろもろ片付けてようやくぼちぼち出撃できる体制になりつつあるわけですが、絶対なんか忘れてるよ状態;。や、もう何を忘れてるのかさっぱり分からないんで運を天に任せよう……
そんなわけでこちらは行列対策。……っつーかその前に脱水症対策が先のような気もするわけですが。遊ぶことにだけは余念がないような気がするのはきっと気のせいですそうに違いないです;。
というわけでぼちぼちでじくま邸へとお出かけでありますよ、隊長w。
……っつーか我ながら毎年よくもまあ飽きもせず;。(笑)
# しかしコミケ期間中に体制を立て直さないと。いろいろタスクが山積みです;。
さてさて、とらのあなを回って新刊をいくつか査収してきたわけですが、とりあえずこれから読んでみたり。
って、ちょっwwwwwwwwww、ひ、ひどすぎですよこの作品;。
いや読み始めたはいいけれど、思わずあっけに取られてしまうワナ。こ、この人はいったいどこまで行ってしまうんだろうかと小一時間^^。
えーとですね、どんな作品かとゆーとですね。
・ヒロインの真綾(高1)は、血の繋がっていないお兄ちゃんの理一(りいち、高1)にラブラブ。
・優しくて運動神経も抜群で、頭脳明晰なお兄ちゃん。けれども実は重度のヲタク;。
・中学時代のある時期を境にヲタクのイメージがひどいものがあることに気付いた真綾。
・そこで彼女は、進学を機にお兄ちゃんの外見を“モテ系”に大改造。おかげで今や学校ではさわやかモテ男くん。
定着しちゃった偏見や先入観は、そー簡単にはくつがえせない―――
だったらあたしがフォローするしか!!
冷たい世間の風からお兄ちゃんを守ってみせる!!
すす、すみませんっ、笑いが止まらないんですがっっっwwwww。しかしこんなのはまだ序の口。
・しょっぱなからお兄ちゃんが妹を起こしに来る。
・チャットしながら寝落ちしているお兄ちゃんにいきなりキスする。しかも初犯じゃない(え゛?)。
・挙句の果てにお風呂上りに裸で色仕掛け。
さらにはお兄ちゃんに近づいてきた、クラスメイトの男の子のお姉ちゃん、西園芽衣も実は隠れヲタ。しかもショート! 童顔! そして巨乳! お兄ちゃんの“萌え”要素満載!!(← 原文ママ;) がしかしこの子も実は百合で男には全く興味なし……って、おいおいこの作品はいったいどこの三流メーカーの(ry
でもって、キャッチコピーは「オタク × ブラコンなピュアラブストーリー」。
やぶうちさん……いやまあ、今までも問題作多数だったわけですが、さすがにこれはどうかと(爆)。
というか、読んでてさっぱり意味不明な作品になってきてる感が;。連載誌のちゅちゅって、ちゃおのお姉さん誌なんだそうですが、要するにちゃおが小学生、少女コミックが高校生をそれぞれメインターゲットとしているわけですから、その中間ということは中学生。……いやこの作品、どう見ても中学生の女の子向きじゃないでしょ、絶対;。よくこんな企画が通ってしまうよなぁと感心する部分もあるんですが、作品としての見どころがよく分からなかったっていうのが本音なところ。
しかしお兄ちゃんの名前も直球勝負すぎるわけですが、作中で変装までして買っているコミックスがないしょのつぼみというあたりにはさすがにぶっ飛びましたよ。……っていうかやりすぎです、やぶうちさん;;。
や、つい先日の話ですがこんなものを購入してみたり。
いわゆるプリンタ複合機と呼ばれるモノ。実は引越しのときにスキャナをリアルマイシスターにプレゼントしてきたんですが、スキャナって滅多に使わないけどないと何かと不便なんですよね;。で、スキャナを買おうかと思ったんですが、スキャナって単体でも結構なお値段。調べてみると、最近はいわゆるスキャナとプリンタを組み合わせた機器が流行ってる様子。
しかもなにげにこれが激安なんですよ。今回買ったものは最上位機種なんですが、それでもたったの \30k。で、何がついているのかというと、
・A4〜ハガキまでのプリント。しかも給紙は 2 系統。
・CD や DVD のレーベル印刷可能。
・単体でも使えるスキャナ機能つき。フィルムスキャンもデフォルト装備。
・プリンタ本体だけでコピーも可能。
・恐ろしいことに、DVD のピクチャーレーベルをスキャンして、それをレーベル印刷することすらできる;。おいおい。
・スマートカードや CF、xD などのメモリカードスロットがついていて、デジカメの写真をそのままプリント可能。
って、もはやこれでもかというぐらいの機能満載。いやー、こんなの見ちゃうと単体のスキャナなんて買う気が失せるワナ。印刷画質もとんでもなく綺麗だし、いやはや時代は進化したなぁ、という印象。
実はプリンタそのものは今も持っていて、PM-3500C という A3 ノビの印刷ができるプリンタを持ってるんですよね。おそらく純粋な印刷機能そのものはこれと大差ないと思うし、スキャナとプリンタを組み合わせるという発想自体はある意味ありきたり。けれども、それを一般ユーザにも使いやすい形にして、しかもこれだけ安価に提供できているのは凄い。や、こういう進化は素晴らしいですね。
ホントはこれに FAX 機能がついてたらホントに完璧だったんですが、そこまでは残念ながら行っていない様子。けれどもまあこれだけのものが揃ってれば十分といえば十分ですね。いやはや、いい時代になったものです。
……しかし、この A3 プリンタどうするよ?; んー、処分するのももったいないですしねぇ;;。
……っていうか最近はこれにハマっているわけですが〜。
えーとですね、これ、時間吸われまくり。まさに数毒;。(※ 正しくは「数独」^^) ふと気付くと電車の中だろうが食事中だろうが常時プレイしているワナ。というかキリがないんですけど状態;;。
や、ゲームそのものはブームになる前から知ってたんですが、やりだすとこんなに面白いものだとは思ってなかったんですよね。ルールは単純な割に、サクサク解いていこうと思うとそれなりの戦略が必要になる。多分、ルービックキューブと同じでかなりいろんな解き方があるんでしょうが、自分でもルールを作っていける程度の難易度だというところがミソ。すぐに気付くいくつかのルールを自分なりに組み合わせながら攻略していくと結構面白い。しかもこれ、純粋にマスが埋まっていく気持ちよさがあるんですよ。なんてゆーのか、パチリパチリとマスが埋まっていくのが普通に楽しい & 気分がいいんですよねw。プレイしていて単純な爽快感が味わえるゲームは、なんだかんだいってプレイしてしまう中毒性があるんですよ。
うまくいけば 10 分を切る程度、しかしちょっとミスるとあっさり 20 分ぐらいというのが今のところの平均タイムですが、これですらかんたんモードってのはいったいどういうことなのかと小一時間。しかもそれですら 70 問中の 26 問。……さ、先は長いでありますよ隊長;。ってか今まで何時間吸われたんだろうか……;;。
……コミケの行列のいい時間潰しになりそうな気がします(ぉ)。
なにげに気付いてみれば一人暮らしを始めてからかれこれ 1 年。せっかくなのであれこれ書いてみたり。
一年。振り返ってみれば随分経った気もするし、まだ一年しか経ってないのかという気も。考えてみれば結構絶妙なタイミングで物件が見つかってうまくスタートを切れたわけですが、物件が見つかるタイミングがあと半月とか遅れていたら今でもおそらく実家暮らしをしていた可能性が高いだけに、こういうのは運とか勢いもあるんでしょうね;。
しかしまぁ、一人暮らしをしてみて思ったことはいろいろあるんですが、我ながらショックだったのはあまりにも違和感がなかったということ;。考えてみれば実家暮らしといえど仕事の都合上、生活の時間帯はズレてたし、休日は部屋にひきこもってたし、平日は外食がほとんど。即売会もイベント参戦もやりたい放題だったし、リアルマイシスターとの会話も実家の隣部屋同士で Messenger だったので今とぜんぜん変わんねーよ状態(ぉぃ)。まあまだ風邪とかで寝込んだことはないので家族のありがたみを痛感するシチュエーションには追い込まれてませんが、普通に暮らす分には特に困らない程度にはなりましたね。(← まあ一ヶ月も経たないうちに慣れてましたけど;)
実は引越し関係のノウハウもそれなりにメモ書きレベルではまとめてあるんですが、blog ネタにする暇もなくてそのまま放置。ただ、もし今現在は一人暮らししようかなぁと考えてる実家暮らしのパラサイトの 20 代社会人がいたら、これだけは確実にアドバイスできるよ、ということが一つだけあります。それは、
パラサイトできるうちにやれることをやってしまうべき。
ということ。や、学生ならともかく社会人になってしまってたら、一人暮らしを始めるのは定常状態に入ってからでいい、ということ。乱暴であることは百も承知して書くのですが、私は普段から下のグラフを意識するようにして生活をしてます。(グラフを見ただけでなんのことだか分かる人は以下は読まなくていいですw。)
これは何かというと、簡単に言えば、頑張るなら若いうち or 早いうちの方がいい、ということ。例えば一般的な日本企業の場合、若いうちは給料が上がりにくいのですが、40 歳前後になっていわゆる管理職になると、そこでぽーんと給料が跳ね上がったりすることが多い。けれども、人生全体での積算給料を考えれば、(当たり前ですが)給料は若いうちから高くなった方がいいに決まっている。この法則は給料だけじゃなくて勉強なんかでも当てはまります。例えば仕事の勉強をするのなら、入社した直後の数年に頑張るべき、なんですよ。なぜかというと、勉強の効果って積算で効いてくるので、早いうちに頑張っておくと後がラクになると思うんですね。(ちなみに私が一生で一番勉強したのは社会人になった直後の 2 年間で、平日 4 時間、土日祝日 8 時間の勉強をコンスタントに維持していました。おかげでその後がめちゃめちゃラクに。)
実家でパラサイトしていたときには考えたこともなかったんですが、一人暮らしをしてみて痛感したことは、ある程度の蓄えがあることはものすごく重要だということ;。例えば一人暮らしを始めれば、家財道具一式を揃える必要があるでしょう。けれどもこういう家財道具は実はかなり長く使うわけで、いいものを揃えるのが絶対前提条件。洗濯機ひとつとっても全乾燥つきかどうか、掃除機ひとつとってもゴミパックを買い足してメンテする必要があるかどうか。そうしたひとつひとつのことが積み重ねると、日常生活にかかる負担がまるで違ってくるんですよ。無駄に高いものを買えばいいというわけではないですが、必要な投資が出来ないと生活そのものがデフレスパイラルなごとくジリ貧になるわけで、そういう悪循環サイクルに陥らないことが重要だ、と思うんですね。
振り返ってみて、暮らしに関して自分が両親に非常に感謝しているのは以下の 2 つ。
・仕事が軌道に乗って十分に安定した収入が得られるまでパラサイトさせてもらったこと。
普通なら「人並みの給料があるんならとっとと出てけ」と言われそうなとこですが;、仕事に集中できる環境を三十路過ぎまで提供し続けてくれたことに関しては感謝です。(まあ、内実はそう単純な話でないのも確かですが;)
・無駄遣いできない体質に育ててもらったこと。
幸いにして私は実家が決して裕福ではなかった(貧乏というわけでもないですが)ので、コストパフォーマンスや無駄遣いについては徹底的に叩き込まれたんですよね。単なる貧乏性ではなく、無駄遣いができない、というところがポイントで、C/P のバランスのよいものを買うクセがついているんですよ。おかげでハイソな方々向けの贅沢品と呼ばれる類のものとかにものすごくアレルギーがあります;。別にお金がないわけじゃないんですけどね、なんか体が拒否反応を示すんですよ;;。
# おかげで携帯電話がなかなか買い換えられずに現在に至る;。← いいかげん買い換えようよ自分;;。
もともと、目をつぶっていてもそこそこ普通に仕事がこなせる程度になるまでは仕事に集中しようと思っていた人なので、そういう意味では当初予定通りの流れなんですが、こういう無茶なシナリオをパラサイトで実現させてくれた両親にはやっぱり感謝ですね。
職種や仕事の内容にもよるので一概に言えるものではないんですが、今の時代は、とりあえず大きな企業に入って 20 年スパンで物事を考えてライフプランを考えましょう、なんていうことが通用する時代でもなくなりつつある、と思うんですよね。社会のルールがとんでもない速度でどんどん変わっているわけで、よほど旧態依然とした大会社でもない限り、定年まで安定した昇給と賃金が確保されるなんて思わない方がよい、と思うんですよ。結局、不確実性(リスク)を取ることが今の時代ではむしろ安定につながるわけで、そう考えると、今の時代はまず真っ先に、自分の実力をどうやって伸ばしておくかを考えた方がいい、と思うんですね。
あ、念のために書いておきますが、もちろん給料を増やすことを第一義にして仕事をするのは NG ですよ。例えば、給料を増やすために残業を増やすなんていうのは論外。だってそんなことをしても一日 24 時間以上働くことはできない。だから、質の高いアウトプットを出すとか、レベルの高い仕事をこなす、すなわち単価=仕事の市場価値を高めるような努力をすることが大切。若手の社員で夜遅くまで細かい雑務をこなしている人をたまに見かけますが、私は「そんなことをしてる暇があったら帰って勉強してくれ」と言うようにしています。や、要するにホントにチームに貢献したいのなら、なにより質の高いアウトプットを出せるようになることが重要なんですよね。そのためにはなにより勉強するのが大切。
まあ生き方は人それぞれですし、バランスが大切だということは私も百も承知してますが、気軽な気持ちだったら無理にしない方がいい(というかむしろ手元の仕事と勉強にまずは集中した方がいい)、と思いますし、頑張るのであれば積算で効果が出てくるようなところに関して頑張った方がいい、んじゃないかと思ったりします。
……ってまあ、しょせんはダメンズダメヲタのワーカホリックの戯言なんですけどね。
や、分かってるから話半分で聞いてくださいよ、隊長〜;。
というわけで今日はちょろっと買い出ししてからひたすらカタログチェック。……っていうか毎年めんどい;。や、一般サークルは前回分の取り込みが可能になってからというものかなりラクになったんですが、企業ブースはやっぱり手作業でのチェックが必要なのでなんだかんだで一日仕事。一応この手のまとめサイトもあるけど、結局細かいところは個々の企業を回らないとダメなのでラジオの消化が進むやっぱり時間かかりますねぇ^^。
しかしざっと一般サークルもカットも眺めたんですが、なんつーかどのサークルも驚くほど画力が高いですね。特に男性向けサークル。顔のカットだけ見てるとどのサークルも一定水準は越えてるんですが、ひと昔前では壁配置されていそうなカットも島中にごろついているのは随分世の中も変わったものだなぁという感じ。や、これだとイラストが重視されるタイプのコミックスだと同人上がりがごろごろ出てくるのも当然かも;。
そんなわけで今回も某創作少女系サークルさんの委託を受けることになっていたのでぼちぼち準備をしてたんですが、こんなものが机の中から発掘。
え゛え゛え゛? ってこれ、前回のときの売上金じゃないですか^^。確か売り上げの清算するときに銀行口座から振り込んだので現金そのまま残ってたのか……^^ というわけで今回のつり銭補充は不要、と(ぉ)。
それにしても今回でこのサークルさんの委託を受けるのは 3 回目なんですが、委託を受けている理由が、そこのサークルさんの本を自分が買いたいからという理由(笑)。や、実は昨年の引越しのときに大半のサークルの同人誌は処分しちゃってるんですが、いくつかのサークルさんの本は捨ててなくて、その一つがここ。まあ、創作少女系のサークルさんの売り子をしているのが私なんかでいいのかという話は自分でも激しく感じるわけですが;、そこは許してください状態ってことで^^。
# しかし 3 回目ともなると気が緩んでるので何かヘマをやりそうな予感;;。
# まあでも本人がダメでもでじくま氏をはじめとする友人達が限りなく優秀なのできっと大丈夫。(ぉ)
というわけでこの土日に片付けなければならないタスクが半分ぐらいしか終わってないので明日も頑張ろう;。
今日は夕方に眠気に耐えられずにぶっ倒れるワナ。っつーか疲れが溜まってるってことですか……(涙)
っていうかそもそもなぜ一日は 24 時間しかないんだ……;
いやー、連日とんでもない気温の日々が続いてますね。この時間帯になってもろくに涼しくならないのにはさすがにぐったりモード。しかし東京はまだマシなようでニューヨークなんかは連日の 38 ℃越え、最高気温は 44 ℃とか……っておいおい、それって体のタンパク質が変性しちゃう温度じゃないですか状態;。や〜、外に出てるだけで茹で上がるとはまさにこのことなのではないかと小一時間;;。いや、さすがにあり得ない温度でしょそれ;;。
そんなわけで今日は朝に見かけたドラマの話を一つ。
ドラゴン桜。この作品、名前は結構前に聞いたことがあって興味もあったんですが、どんな作品かというと小学校の算数すら怪しい高校生たちが一念発起して根性出して勉強して、東大に合格するぞ〜! と勉強する話。えーと、簡単に言うとですね、いわゆるラブひなマジメ版(ぉ)。
確か昨年の東大合格発表を報じていた番組で紹介されていたのを見た記憶があるんですが、実際にホントに使えるノウハウも満載とかで、東大合格者で実際に読んでる人もいる(らしい)作品だとか。ちょっと気にはなっていたんですが、ちょうど夏休みのせいか午前中にまとめて再放送してて、リアルタイムで視聴(← 仕事しろ;)。いやこれ普通に面白いじゃないですか。
「数学はゲームだと思え。数学はある意味スポーツだ。」
「当たり前だ。詰め込み以外に何が教育だって言うんだ。」
うぉ、いいセリフだ(爆)。ゆとり教育で only one なんてなに寝言を言ってやがりますかといわんがばかりに、甘えのロジックを看過していく小気味のよい展開に思わず見入ってしまったり。
しかもこれ、さすがに漫画的表現が多いものの、確かにエッセンスは外してないと思うんですよね。例えば上に引用したセリフを例に取ると、数学なんて「ケーキを 4 等分して云々」の世界を超えてしまうと、もはや理屈だけで組み立てられる世界になってしまって実感がわかない。となると、むしろこれはパズルだと割り切ってしまった方が取り組みやすくなると思うんですよ。(この辺はけろっちゃ氏のご意見も伺いたいところですが^^)
私は学生時代に物理を教えていたんですが、確かに私もパズル的な面白さを前面に押し出して、ゲーム的な感覚で問題に取り組めるようにしてたんですよね。まあ、ホントに物理を専門としている人からすると怒られそうな気はしますが;、実際問題として電磁気なんて目に見えないものをどうしろって言うんですか状態だし(ぉ)、いくつかのルールを覚えた上で取り組むパズルゲームだと割り切ってしまった方がむしろ楽しいんじゃないか、と思うんですよね。
私が講師の時代に生徒からもらった褒め言葉で一番嬉しかったのは、「よく分かった」とか「物理ができるようになった」とかじゃなくて、「物理がこんなに面白いものだとは思ってなかった」といった言葉だったことを思い出しましたが、そういった『動機付け』であるとか『楽しさ』、あるいは『活力』といったものまで含めて作品中に描きこまれているあたりが good。東大なんか行けるワケがないだろと決め付ける親や教師たちに向かって、桜木がたき付けるシーンがよい。
「さあ。この失礼な大人たちに言ってやれ。」
調べてみたところすでに放送はとっくの昔に終わってたようですが、最近流行りのマインドマップが取り上げられていたり、結構先進的な内容だったみたいですね。来週もちょろっと見てみようかと思ってたり。
……さて、明日はカタログチェックとか積まれたコミックスを消化しないとですよ;。
というかアニメが溜まりすぎ……え゛ー、いったいどうしろと……;;
というわけで今日はなぜかでじくま氏と合流して物品の配給を受けてきたりw。
や、田村ゆかりんの 10th シングル(だっけ?)の「童話迷宮」。おとぎ銃士赤ずきんの OP テーマなわけですが、なぜに自分はすでにコーラス暗記してますか状態(ぉ)。ま、ラジオとかで覚えてしまっただけの話なんですが、クリアな音だとまた聞こえも違うわけでなかなかいい感じ。
それにしても曲はともかく(ぉぃ)、驚いてしまったのはこの豪華なデジパック仕様。
っていうかぶっちゃけありえないだろこれ状態;;。背中の帯の裏にまでフルカラーの写真が入っている懲りようで、白い場所が全くないんですよ。いやー、お金があるっていいよね状態;。や、しばらく前は「デジパックってお金かかるんだよー、でもゆかりお金ないから」とかさんざん言ってた(しかもたかだか一年前;)わけですが、もはやビンボーの汚名は返上じゃないですか;;。
ついでにでじくま氏の家に立ち寄って過去の CD や CDS などのジャケと見比べさせてもらったんですが、年を追うごとに若返ってるのは何事かと小一時間;。っていうかお金があるってい(ry
# というか、ゆかりんが過去の CDS を黒歴史化したい気持ちもよく分か(ry
や、下世話な話だとは思うんですが、確かに今やコナ○の看板娘(でも永遠の 17 歳;)なので当然の待遇といえば待遇だし、ここまで登りつめたのは他ならぬゆかりん本人の努力の賜物そのもの。や、大器晩成型の努力家そのものなんだと思いますが、こういうジャケ一つ取っても、人の歴史が現れるもんですね。
……でも見せてもらった中で自分が一番気に入ったのは「夢見月のアリス」のジャケでしたが(ぉ)。や、なんかこの一枚だけ妙に写真写りが良かったような気がしたので;。(← ポイントは目つきでありますよ隊長^^。)
ちょっと前の話ですが、テレビをつけてたらこんなニュースをやってたり。
『日本人の幸せ度は世界 90 位』
世界各国の人々に、「あなたは幸せだと思いますか?」という質問をしてみてランキングを取ってみると、日本は実に世界で 90 位とかなり低い結果だったとか。まあどんな国が上位に来ているのかは分からなかったですけど、そのあとの街頭インタビューでは世代によって随分答えが違ってて、いやこれって激しくどうよ?と思ってしまったり;。
経済的な豊かさと心の幸せ度は別の話なので、経済大国だからといって幸せ度が高いとは限らないのは当たり前。ただ、改めて幸せってなんだろうねぇ、と考えてみると、なかなか言葉にしにくいのも確か、なんですよね。
例えば、自分の欲(物欲とか食欲とか)が満たされているときには幸せなのか、と言われると、なんとなくそんな雰囲気もしますがおそらく違う。それはどちらかというと満ち足りている、つまり満足なのであって、幸せとはちょっと別。それに、人間の欲って良くも悪くもキリがないので、一つのことが当たり前になると次のことを求めてしまうわけで、それだと一時的に満足することはあってもほぼ常に満たされていない状態、すなわち不幸感が漂うことになる。つまり、わがままに生きてりゃ幸せってもんじゃない。
かといって、周囲の人と比べて相対的には幸せだとか思うのも困りもの。や、世の中にはもっと不幸な人がいるんだから自分はまだマシとか考えるのも、不幸な自分を慰めるにはちょうどいいけれど、視点を変えて頭でごまかしているだけなので、ふっと素に還ると「あたしって実は不幸;」とかになってしまう。つまり、周りはこんなもんだから自分もこんなもん、という頭で考えた慰めロジックでは自分をごまかすことしかできない。
頭で恋愛するのと心で恋愛するのが違うように、幸福感もまた、頭で感じるものじゃなくて心に感じるもの。まあ、統計的に見れば欲が満たされている状態の方が幸福度は高いだろうとは思いますが、それは欲が満たされているから幸福なのではなくて、欲が満たされている状態の方が、身の回りにある幸福に気付きやすくなるから、じゃないかと思うんですよね。
日々の雑事に追われて忙しいときにはなかなか気付きにくいものですが、当たり前にある普通の幸せというのはちょっと立ち止まってみないと分からないことが多いもの。すぐそばの手元にある幸せに気付けないとか、それを感じ取れないとかいうのは、ものすごく不幸せなんじゃないか、とも思うんですよね。や、ホントに幸せな人は、幸せそうな顔つきをしてるんじゃないかなぁ? とは思ったりしますが、主体的に幸福感を感じるというのはなかなか難しいもの。そういう人を見てるとうらやましく思ったりもするものです。
ちなみに自分が聞かれたら……うーん、分からない;、とか答えそうですが。(← ぉぃ;)
つ、つかれた〜〜〜〜〜;;。
というわけで途中からは DS Lite に移動してようやくクリア。所要時間はトータル 9.5 時間。おいおい;。ラスボスまで辿り着いたのは 6 時間ぐらいだったんですが、ラスボスが硬すぎて歯が立たず。実は剣を鍛えると武器のパワーが桁違いにアップすることに全然気付いてなかったんですが、結局ソウル集め → お金稼ぎ → 大量にヤクを買い込み → ゴリ押し、でなんとかクリア;。結局 3 時間以上はストレスの溜まる作業を続けていたような気が……やれやれ;。
ざっくりと感想を書くと、いや〜、さすがドラキュラ、という感じ。実はドラキュラシリーズはほぼ全作をプレイしてるんですが、ゲームシステムがこなれてるので普通に安定して面白い。
が、半面、予想通りの面白さ以上の面白さがない、という物足りなさもありますね。例えばシリーズによっては巨大なトリック(例えば上下反転 or 鏡面反転した迷宮がさらに追加で存在するとか)が仕掛けられていて、最後まで飽きのこない仕掛けを用意してくれていることが多いんですが、本作の場合はそうした大掛かりなトリックがなくて、淡々と進んで淡々と終わった、という印象。
確かにやり込み要素は多くて、ソウルを集めたり武器を強化したりと、コンプリートしようと思うといったい何時間かかるんだろうみたいな感じだし、裏モードのユリウスモードも存在するんですが、残念ながら別にやりたいとも思えないんですよねぇ。ドラキュラの面白さってやり込みの面白さではなくて、純粋に「主人公を操作してバッサバッサと敵をなぎ倒していく操作感」にこそあると思うので、適度にヌルい難易度でひたすら新しいフィールドを攻略していくような構成の方がいいんじゃないか、という気もします。(これは私の個人的な印象ですけど;。)
や、まあそうはいっても普通に面白かったですけどね、睡眠時間を削られる程度には;。
……っつーか眠いですよええ;;。
# しかし DS Lite ってディスプレイの輝度が高いですねぇ。見やすくて good ですよ。
や、ぼちぼち仕事も忙しくて、今日も朝っぱらからアニメを消化……してたんですが、朝っぱらから泣かせてくれるなよ状態;。このお話、原作でも秀逸な一作なんですが、アニメ版は声優さんたちの名演技と映像力の強みで、原作をひと回りもふた回りも大きく見せてくれた素晴らしい一作になってますね。いやー、めっちゃ良かったです。
要するにこのお話って、レーゾンデートルのお話なんですね。(レーゾンデートルというのは、直訳すると「存在理由」ですが、私は人に対してこの言葉を使う場合には、どっちかというと「心の拠り所」みたいに意訳した方が分かりやすい気がします。)
長くて美しい黒髪(アニメだと青いけど;)を持つ藍華。彼女が髪の毛を伸ばしているのは、憧れのセンパイであるアリシアさんのような、綺麗で素敵なウンディーネになりたいから。けれども彼女はヘマをして、バーベキューで自分の髪の毛を焦がしてしまう。それは、自分にとっての心の拠り所の喪失。この後、灯里とアリスが藍華の焦げてしまった髪の毛をそろえるために彼女の髪を切ってあげるのですが、二人はなんとか少しでも髪の毛を残そうして、セミロングの髪型に仕上げるんですよね。けれども、それは中途半端でアリシアさんみたいになれない自分にさらに追い討ちをかけるだけ。
「……アリシアさんみたいになりたいだなんて、初めから無理だったんだよ。
なんか、バカみたいだよね、あたし……」
そんな藍華を、晃が一刀両断して切り捨てる。
「いや、無理だね。お前がアリシアになろうなんて、無理に決まってるだろ。
どんなに願ったって、お前がアリシアになれるわけがないんだからな。」
アリシアさんみたいになりたい自分から、自分になりたい自分への脱皮。それは、アリシアを目指していた彼女にとっての新しい心の拠り所であり、only one の自分の新たなレーゾンテートルなんだと思うんですよ。だからこの物語は、翌日にバッサリと髪の毛を切り落としてショートヘアになってきた藍華に対して、アリシアが新しくなった彼女を褒めることで幕を閉じるんですよね。
「その髪型、とっても藍華ちゃんらしいわね。
しっかりもので、元気なあいかちゃんにピッタリよ。」
彼女が目指すのは未来の自分。いやもうお手本通りのストーリーといえばまさにその通りなんですが、この暖かい心のやり取りが非常に心地よい。灯里もアリスも晃もアイもアリシアも、接し方やスタイルは全然違うけれども、それぞれができるやり方で、藍華のことを思いやっているんですよね。それがものすごく好循環を産んでいくというこの世界観は、見ていて心が温かくなってくるような気がします。
非常にいいエピソードの多い作品ですが、今回はその中でもかなりの秀作でした。はい。
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