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……っていう言葉。2000 年ぐらいから IT 業界で頻繁に耳にするようになってきた言葉なんですが、辞書的な定義は こう なんですが、何を言いたいのかどうもよく分からない。以前からずっともやもやしてたんですが、先日のエントリで書いた『ウェブ戦略としての「ユーザエクスペリエンス」』という本に非常に分かりやすい定義が載ってたり。簡単にまとめるとこうなります。
製品開発の過程では、「製品が何をするか」(=内部機能)についてはかなり注意が払われる。しかし、「実世界でその製品がどう機能するか」、「どんなふうに使われるか」に対する注意が不足している。ユーザエクスペリエンス(利用者の体験)とは、製品が人と接する部分がどう機能するのかに関わるものである。
要するに、設計時にまず「使われ方」を想定しろ、というわけなんですね。昔の言葉で言うなら、これまで以上に(プロダクトアウトではなく)マーケットインの発想をしろ、ということ。
……で、なんでこんな話題を振ったのかというと、先日テレビでインターネット機能つきの湯沸しポットの話をやってたんですよね。昔からこの手の インターネット家電 の存在は知ってたんですが、湯沸しポットにインターネット機能なんてつけていったい何が楽しんだ? と非常に解せなかったんですが、番組での紹介を見てなるほどと納得。これ、遠隔地で過ごすご老人の生活の様子を窺い知る、という使い方があったんですね。
確かに、毎日電話をかけるのではお互い負担になるしうっとおしい。けれども、ポットの利用状況を見て、遠隔地に住む祖父や祖母の様子を知るというのはお互いにとって気軽でかなり現実的な解ですよね。もちろんポットだけでなく他の確認手段も併用する必要があるでしょうが、頭いいこと考えるなぁ状態。
地方自治体が導入を進めてるそうですが、こういう「現実的な落としどころ」を上手く使ったアイディア商品を見ると楽しくなりますねー。
# とか真面目な話書いてたらなにげに御主人様が始まったよ....OP いいなぁ。
# 今週は植田さん登場……だけどやはり清水 愛のみつきがいいぞっ。(^^;)
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