ゲームとかアニメとか雑学とかのごった煮メモ書きページ since 2000.12.10

最近のトピック 3.アニメ&コミックス

TV 版 CLANNAD DVD vol.1

 というわけで今日はこちらの話〜。



 ええっと、京アニの TV 版 CLANNAD の DVD。いやはやこの作品、なにげにとてつもなく素晴らしい出来なのでやはり DVD は購入せねば、というわけで今さらながら購入。まあ作品自体のクォリティはいわずもがななのですが、それにしてもちょっと値段にびっくり。3 話収録で \7,980。いやー、この値段はよく決断したなぁと結構感心(1 話単価で \2,500 超えの設定は相当な強気設定)。私は出来のよいものには相応の金額を支払うべきだと思ってるのですが、あんまり一般的な考え方ではないんですよね。それが原因かどうかはわかりませんが、市場では相当在庫が余っているような印象も;。良い作品なんだからもっと DVD は売れて欲しいものなんですけどね^^。

 今回もコメンタリーを楽しみに購入したのですが、ぶっちゃけコメンタリーやる気なさすぎ^^。というかおそらく AIR や Kanon などのコメンタリーで話したいことはだいたい話し尽くしてしまったんだろう、という印象で、話題がまるで膨らんでいかないんですよね。「ほほぉ」と思うような話も多少はあるものの、全般すればあんまり興味深い話が聴けず、その点についてはちょっと残念。スポーツのコメンタリーなどのように、本来この手のコメンタリーは初めてその世界に入ってくるような視聴者たちを想定して、基本的なことから何度でも説明してあげなければいけないものだと思うんですが、ちょっとその点については改善の余地があるかなぁという気がしなくもなかったり。

 がしかし、今回「??」となってしまったのは特典映像の方;。渚の声を当てている中原麻衣さんに向井アナウンサーがインタビューしている映像特典が入っていたのですが、「??」となってしまうような話が。中原さんがゲーム版の CLANNAD をプレイしてない……というあたりはまあぜんぜん構わないのですが、例えばゲーム版の声の収録がものすごく大変だった、という話。(音響監督さんがこだわりのある人だったために)2 時間しか録らせてもらえないことがあって大変だった……って、え゛? という印象;。さらには向井さんから、声優という仕事でつらかったことは? という質問に対して、すべてが自己責任なところ、と答えて

「いや他の仕事もそうですよ??」

と速攻で向井アナからツッ込まれる始末。会社勤めだったら何かミスしても会社が責任を取ってくれるだとかフォローしてくれる人だとかがいる、とか補足していたわけですが、いやいやそれは声優さんに限らずプロフェッショナルな仕事ならそんなわけないだろ状態;。

 私はもともと中原さんって実力も折り紙付きですが、それ以上に仕事が丁寧でものすごくプロフェッショナル意識が高い方なんじゃないかと思ってたので、ちょっと意外な受け答えにびっくり。まあ確かにここ最近の中原さんは出ずっぱりのオーバワークだろうと思うので、少し仕事が粗くなってるんじゃ? という気がしなくもないのですが、まだまだ年齢的にも若いし、このあたりが本当にプロになれるかどうかの正念場のようなもの。こんなとこで潰れて欲しくない(中途半端な声優さんとして終わってほしくない)だけに、頑張って欲しいものです。

2008/1/31 03:00 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
スピラーレ

 というわけで今日はこちらのインプレを一つ〜。



 えーと、今期の ARIA The ORIGINATION の OP テーマ「スピラーレ」。あいかわらず ARIA らしい優しい曲で、まったりした気分に浸れる一曲なのですが、歌詞がなかなかに素敵。「スピラーレ」というのはイタリア語で「螺旋」という意味(ジャケットも螺旋階段を使ってますね)で、ちょろっと調べてみましたが、 Grazie, Ci vediamo. は、「ありがとう」と「また今度逢いましょう」の意味。いろんな人が出会いと別れを繰り返して想いを繋いでいくようなイメージの歌詞で、なるほど想いが紡がれていく「螺旋」が曲のタイトルになっているのはさすがだなぁと感じたり。そんなわけでぼちぼちリピート中。

 ところで今期のアニメもだいたい一巡して状況が見えてきた感がありますが、自分の感性にひっかかる作品がほとんどないのがちょっと意外。巷で言われるほど絶望先生は自分的にヒットしないし、狼と香辛料もやはり文字メディアではないので自分でペースを調整しながらじっくり考えて読むのが難しいという印象。ARIA も確かに良い作品なのですが、目新しさはもうなくなってしまっている感も。敢えて言えばシゴフミあたりがしにバラみたいな雰囲気でいいかなというぐらいですが、自分的にちょっと消化試合になってきているのがつらいとこですねぇ;。

2008/1/30 02:15 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
CIRCLE さ〜くる

 今日はこちらのインプレ〜。



 CIRCLE さ〜くるという 4 コママンガコミックス。いわゆる大学の漫研サークルを題材にしたコミックスで、とらのあなでいわゆる表紙買いしたのですが、これがえらい面白いのでびっくり。

 大学の漫研をテーマにした作品というといわゆるげんしけんのような自虐系作品が想起されますが、そうした自虐系要素はほとんどなし。相当に描き込みが細かい作品なのですが、読んでて疲れることもないし、かといって中身がなさすぎるということもない。深すぎず浅すぎずのバランスが非常によい作品な上に、笑いあり恋愛要素ありで読んでてつい笑顔になってくる。大学のサークル活動がこんな感じだったら楽し過ぎるよねぇみたいなモラトリアムな作品(というかサークル活動の負の側面をそぎ落として楽しいところだけを描いたような作品)で、思わず一気読みしてしまったり。

 雰囲気的にはひだまりスケッチに近いものの、いわゆる女性の最強な友情を描いたひだまりとは違って、純粋にサークル活動の楽しさをてんこもりにしたような作品。私は大学時代にいわゆるサークル活動をまるでしなかった人間(別のサークル活動に精を出していた(笑))なので、この手のサークル活動に憧れるところがありますが、この手のモラトリアム作品はダメだとわかってても読んでて楽しいもんですねぇ(笑)。

2008/1/25 03:01 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
フェアリアルガーデン 01

 そうだよ思い出した。
 あの時、見捨てられたおまえのことをどうしても放って置くことはできなくて。
 それから毎日おまえが育つのを見るのが本当に嬉しくて。
 ―――俺は。
 負けてしまったんだ。
 固く誓った決意も。
 あの時の後悔も。
 敵わないくらいの。
 その可愛らしさに。


 というわけで本日はこちらのインプレを一つ。



 桜野みねねさんの新作、フェアリアルガーデン。店頭でみかけて「桜野みねねさんって知ってるよなぁ、なんだったっけかなぁ」と思って調べてみたら守護月天の人でした;。そういやそうだなぁと思い返しつつ読んでたのですが、これがえらい秀作じゃないですか。

 話の大枠は、言葉が通じない小さな花の妖精さんクレアと、幼いころ研究者である母親に自分の妖精を研究材料として殺されてしまった主人公のあが、少しずつ心を通わせていくという物語。いわゆるボーイ・ミーツ・ガールな一目惚れ話なのですが、すぐそこにいるのに届かない想いを描く手腕はさすが守護月天の作者さん、という感じ。ストーリーラインそのものはごくごくオーソドックスなものの、切なさと暖かさが同時に描かれていて、読んでていろんなものが心の中に広がってくるような作品になってます。

# しかしまあなんというか、ちっちゃな妖精さんってベタベタなんですが、
# 絵がうまい人が描くとやはりやたらかわいいもんですな;。表紙は割と普通
# なんですが、本編中の妖精さんがえらいかわいいです(笑)。

 テイスト的には少女漫画的で、守護月天が好きな方には向いてそうな一作。興味が向いた方は読んでみてもよいかなという感じの作品でした。

2008/1/24 01:18 | 3.アニメ&コミックス | コメント (4) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
だめよめにっき

 というわけで今日は一日つらつらとコミックス類を消化してたのですが、こちらの書評を一つ。



 ええっと、こどものじかんの作者である私屋カヲルさんの 4 コママンガ。とらのあなに積まれていたのをたまたま見かけたのですが、どこにもこじかの文字がなくて「あれ? 確かこの人こじかの作者さんだよな?」と思って買ってきたらやはり当たり。こじかの作者さんならきっといい話を描くんじゃないかなぁと思ってつらつらと読んだんですが。

 素晴らしすぎる。
 っていうか、この人ってなんでこんな心やさしいお話が描けるんだろう、とホントに感心してしまったり。

 内容はというと、20 歳新婚のヨメのほんわか夫婦の日常 4 コマ漫画。オットに持たせるお弁当の話とか日常的な話(それこそトイレの話とか(笑))など、身近なネタをどこまでもほのぼのと描き続けている作品。全体的にセリフが少なく、イラスト中心に描かれている作品なんですが、なんといっても素晴らしいのは、どこまでも日常劇であるにもかかわらずヨメがオットに向けてる愛情がいろんな行間からにじみ出ているというところ。作品タイトルの「だめよめ」というのは家事とかができないという意味ではなくて、人としてちょっとだめなぐらいにオットを熱愛してる、という意味なんだそうですが、まさに文字通りのだめよめ作品(笑)。読めば読むほど熱愛っぷりにアテられそうになる、そんな作品なんですよね。

# しかもさすがは女性の作者さんで、どこまでも視点が女性視点なんですよ。
# 例えば、仕事帰りにテレビを二人で見ているときに、オットの視界にはテレビしか入ってないのに
# ヨメの視界にはテレビとオットの両方が入ってる、という 4 コマがあるんですが、この感性は
# 女性作家さんならではのもの。逆に、ヨメがオットの行動に気付かされるような 4 コマもちゃんと
# 入っていて、男性視点と女性視点のねじれをものすごく見事に捉えている。いやはやホントさすがです。

 なんでも作者の私屋カヲルさんはリアル新婚一年目さんなんだそうですが、いろいろあるけどものすごく幸せな雰囲気がコミックスのあらゆるところから滲み出ていて、ホントに文字通りアテられそうになる作品です。(描いたのは 2004 年だそうですが、ご本人の Web サイト見る限りご結婚されたのは最近?っぽい?) いずれにしても、こじかが行ける方であれば一読の価値はある作品。ぜひ読んでみてください。

2008/1/21 00:11 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Fate/Zero vol.4 煉獄の炎

 や、読み始めるまでに時間がかかりましたが、読み始めるとあっという間なわけで;。



 というわけでようやく読み終えましたよ、Fate/Zero vol.4。いろいろ書きたいことはありますけど、とりあえずひと言。

 すげぇ……。
 いやもう正直参りました、としか言いようがなかったり。

 まあ散々引っ張った割には最後の終幕はやや尻切れトンボ感がなかったわけでもないのですが(そこまで一気に片付けなくてもいいだろう、みたいな)、しかしそこに描かれているキャラクターたちの生き様は確かにホンモノ。いやもうびっくりするほどのクォリティでした。

 あれこれ書きたいことは確かにあるのですが、以前のインプレ(これこれ)でだいたい書いてしまったような気も。やはり最後の最後までイスカンダルが異彩を放っていたような感じがしますね。全巻通して一番シビれたシーンが vol.2 のラストのイスカンダルの宝具のところでしたが、Fate 本編にはないタイプの英霊だっただけに、一際印象に残りました。

# 加えてウェイバーもなかなかいい味出してましたね。
# 切嗣とは別の意味・別の形での第二の主人公的な位置づけ、という感じですし。

 私は Fate という物語を「信念の形や在り方を問う物語」だと思っているのですが、この作品の非常に面白かった & 良かったところは、信念の形を問い続けながらもそれが見事なまでに手折られる瞬間を描いているという点。この物語は確かに救いのない物語なのですが、それは端にハッピーエンドが存在しないという意味ではなく、ほぼすべての者が己が信念をぶち壊される or その信念そのものの救いのなさを見事なまでに描いている、というところにポイントがあると思うんですよね。セイバーはバーサーカーと対峙して過去の自分を悔い、そして聖杯に救済を求めるもそれを自らの手で打ち壊してしまう。綺礼は自らの準ずる道と真反対に自分の愉悦を見出してしまう。ライダーの目指した果ては幻想であることを突き付けられ、そして雁夜は目の前の現実すら逃避して沈んでいく。ある意味それは即物的な救いのなさ以上に救いのない物語であり、多くの者が次々と絶望(または幸せな勘違い;)の中、命を落としていく。いやこういうのもなんですが、これこそが虚淵氏の本領発揮ではないか、と思わずにはいられなかったり。

 また加えてよかったのは、やはり一本道の物語であったこと。Fate 本編にイリヤルート構想がなかったとはとても思えませんが(作品の内容を鑑みても;)、今から振り返って考えてみれば、一本道のルートというのも結局のところは本来描きたかった物語がそのまま描けるという意味でいいような気もするんですよね。なまじルートが増えたことが Fate 本編を自滅に追い込んだような印象が未だ拭えず、パッケージングの良さとして Fate/Zero はなかなかに良いな、という印象を受けました。

# というか Fate/Zero は確かに救いのない物語ですが、Fate 本編の
# 桜ルートが救いのあったルートかというとまたこれも微妙な気が;;。

 いずれにしてもなんかこうなると虚淵氏にこのまま二次創作を続けてもらって幻のイリヤルートのねつ造とかやって欲しいところなのですが(笑)、まあさすがにそれは叶わぬ願い、かもしれませんね^^。なんにしても、ある意味では本編を超える魅力や輝きすらも見せてくれた本作には大いなる喝采を送りたいところです。足かけ 3 年半という超大作だったようですが、いやはやホントおつかれさまでした。

2008/1/18 00:38 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
TV 版 CLANNAD #9 「夢の最後まで」

 ……っていうか今ごろようやく見てる自分は果してどうか、さらに今ごろインプレ書いてる自分も果たしてどうか、とも思うわけですが、今さらながらとりあえず一言。

 京アニすごすぎる;;。
 というかホントにどんだけ丁寧な作り込みなんだと小一時間。

 #7〜#9 までを連続鑑賞したんですが、とにもかくにも作り込みが丁寧。尺が十二分にあるので微妙な仕草などまできっちり描きこんでいるところも素晴らしいのですが、やはり原作のポイントをはき違えることなくファインチューンされているのが素晴らし過ぎるとしか言いようがない。原作は風子ルートに入ると当然渚はおいてけぼりになるのですが、ここにうまく渚を絡めつつ、渚に感情を吐露させるという構図を作ったのが見事。原作を最後まで知らない人からすると「渚はえらい泣きすぎ;」と思われそうな気がしなくもないのですが、逆にラストまでのストーリーラインをちゃんと知ってる人だとですね。

 渚からもらい泣きしまくり;;。
 っていうかそれは反則すぎな技ですよ京アニさん;;;。もう何度撃沈させられたことか;;;。

 にしても特にこの #9 は細やかな作り込みが素晴らしいですね。原作とは微妙に違うところも確かにあるのですが、むしろこれは改変というよりも改良に近い。特に消え去っていく風子が朋也と渚のために何かをしようと思うところの追加が素晴らしくて、噴水の二人を遠くから見守るカットから呼び名を変えさせ、そして風子が消えた時点で渚の呼び方が元に戻ってしまうという流れが見事。原作では幸村先生が風子の名前を告げることで朋也が隣にいる風子の存在に気付くのですが、ここも幸村先生がヒントだけ与えて渚と朋也がシンクロして風子を思い出す形に。特にこのシーンのコンテはまさしく。本当なら演出効果を入れたくなりそうなところをぐっと堪えて『なにもない』普通のシーンで風子の存在が戻るという描き方には久々に魂がシビれました。

# この追加要素は CLANNAD のテーマそのものでもあるんですよね。もちろん風子の思いは姉である
# 公子に向いているわけですが、もともと引っ込み思案だった風子の手を半ば無理矢理に引っ張って
# くれた朋也や渚に対して何かをしてあげたいと思う気持ちが描かれたのは非常に素晴らしい。
# この双方向の人間関係(互いへの思いやり)こそが CLANNAD の本質なので、非常に良かったです。

「岡崎さんと渚ちゃんは…ずっと、あの子と一緒にいてくれたんですね。」

 ラストで朋也が思いの丈をぶつけて、それをゆっくりと噛みしめるように頷く公子さんの流れも実に見事で、言葉にできないものをホントによく描いてくれた、と思いました。いやはやよくやった京アニ、という感じ。これだけクォリティが高いと気持ちが落ち着いてるときにしか見たくなくなるのでなかなか鑑賞が進まないのですが、じっくりと見るだけの作品にしてくれてるのは原作ファンとしてはホントに嬉しい限りです。

# ちなみに私は全部 BS-i で見てますが、やはりこのクォリティの作品は 16:9 で見たいものですね。
# 4:3 と 16:9 の比較はこことかが参考になりますが、#9 は思いっきり重要なとこが切れてた様子。

 しかし風子編終了時で 9 話、ここからさらにことみ編突入(#13 で終了?)みたいですが、どう考えても 2 クールでは終わらないわけで、いったいこれどうするんだろう状態。巷では 4 クール説も出てますが本当だったら嬉しいところ。TV 版 Kanon や AIR は正直なところ原作知らなきゃとても分からない作品でしたが、この CLANNAD は原作知らなくても十分に単体鑑賞可能な作品に仕上がってるんですよね。このまま丁寧な作品作りを手掛けて欲しいところです。

# ……っつーかこれ DVD 買ってこよう;。ホントは BlueRay 待ちしたいとこですが、これほどのクォリティとなれば
# 買わないのも失礼な話だろう、と。コメンタリーとかも聞きたくなったし^^。

2008/1/16 01:53 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
カレンダー作り

 というわけで今日のお題は昨日購入してきたこちらの話題。



 おそらく見たことがある方はほとんどいないと思いますが、これ、ハンズで購入してきたカードホルダー。モノとしてはこれで、もともとは店舗での販促 POP を掲げるために作られたカードホルダー……なのですが、これを買ってきた理由はこれを作るためだったりします。(一応モザイク処理しておく……けど掲載してもいいのかな;)



 や、私が売り子をしてるサークルさんのカレンダーの卓上版。以前にこのサークルの主催の ECO の偉いお方に「カレンダーがぜひ欲しい」とお願いしてたら、冬コミでグッズとしてホントにカレンダーを作ってくださったんですよね。しかもめちゃめちゃ気合いを入れて作られたためになんと B5 見開きの超デラックス版に^^。いやこれは内心うれしい悲鳴ではあったものの、一方でどうしてもこのサイズになってしまうと壁掛けになる = 手元でちょっとカレンダーを確認したい場合に不便、という問題もあって、卓上版のも欲しいなぁと思ったんですよね。で、昨年末にコミケの事後打ち合わせを ECO でしていたときにちょろっとお願いしてみたんですが、

「あ、あと小型卓上カレンダーも欲しいでーす。今年版。(注文の多い人だな自分(笑」
「今年版ですか!?(笑」
「はい(笑)。まあファイルいただけたら私が加工してもよいのですが(笑)。」
「いいですよ〜?(笑」
「メリさんのセンスであのカレンダーのぜひ卓上版を……って、ちょっwww
「そのかわり1部ください(笑」
「しまった自分の首を絞める結果に;;;」
「(笑」

 ……というわけで、ファイルを先日いただいて今日実際に作ってみた、という次第^^。いやまさか原版ファイル送っていただけるとは想定外だったのですが、逆にいえばそこまでしていただいたからにはこちらも気合を入れて臨むべし、ということで調査含めていろいろやってたんですよね。がしかし、実はこれがなかなかに難しい;。

 今回、自分に課したテーマは二つ。

@ 同人グッズとして小部数生産が可能な方法を編み出すこと。
 このサークルさんは、今回カレンダー製作にあたってお店に発注しているのですが、この方法だと小部数生産ができないんですよね。で、ジャンル的にもよほどの売れ線サークルでないとグッズで大量生産するのはあまりにリスクが高い(カレンダーのような季節モノで不良在庫を抱えるとえらいことになる;)ので、コピー本のように必要部数だけきっちり作れる仕組みを作り出す必要がある。カレンダーの場合にはなかなか立て掛けるためのちょうどよいパネルがなかなかなくて、クリップで立てたりする案などもいくつか考えたのですがどれもうまくいかない。ちゃんとしたパネルもいくつかあるものの、そうすると今度はパネル自体が結構な値段になってしまうためにグッズとしてはとても売れない;。
 がしかし、文具売り場を歩いているときにたまたま見つけた逸品が掲題のカードホルダー。実はこれがなにげに優れモノで、プラスチック部がかなりしっかりしているので単体で写真のように立ててパネル化することもできるし、折り曲げ方を工夫して壁掛けタイプにして使うことも可能。角度調整があまり自由ではないものの実用上は十二分で、価格も 5 個で 700 円ぐらい。ここにカラープリンタで印刷したイラストを挟めば、おそらく 1 個あたりの原価 400 円前後でカレンダーを作れそうな計算に^^。

A 実用性と鑑賞性のバランスをとること。
 そしてもう一点悩ましかったのが、実用性と鑑賞性のバランス。特にグッズカレンダーの場合にはイラストを大きく取る → カレンダーが非常に見づらい or 実用に耐えないということが少なくない。実際、イラスト面を大きく取りたいために、カレンダー部を数字列だけにしてしまったりしているものも少なくないのですが、これだとカレンダーとしての実用性はないに等しい;。今回特に悩んでしまったのが、もともとのイラストが B5 横の図版である、という点。イラストがめちゃめちゃよすぎるが故に、本音としてはこのイラストをそのまま使ってカレンダーを作りたい……のですが、それをやってしまうとカレンダーの日付を入れるスペースがうまく作れない。さんざん悩んだ挙句、イラストの左右をばっさりとトリミングして、やや縦長イラストを作って横に日付を入れるという暴挙に出ることに;。ううっ、メリさんイラスト削ってごめんなさい;、状態;;。

 がしかし、出来上がってみたものを見たらえらい素晴らしい出来になってて自分でもびっくり;。いや確かに元のイラストがよければ何やったって普通によくなるには決まっているのですが、当初の想定以上のレベルの高い卓上カレンダーができてしまって、作った本人がめちゃめちゃ動揺するワナ。しかも実用性抜群なのですがこれ;;。

# やはり改めて思いましたが、私のように普段から四六時中デスクワークをしている人間が使うカレンダーとしては
日付文字の視認性の高さは極めて重要ですね。ヲタ心理としては、どうしてもイラスト図面を大きくしたくなる
# ものなのですが、そこをぐっとこらえることが重要なんだなぁと改めて思ったり^^。

 といいつつ一点だけ難点があって、現状のままだと量産が難しい;。というのもこのカードホルダーのサイズは B6 なのですが、ふちなし B6 印刷を一発で作る方法がないんですよね;。今回は結局 A4 の紙に印刷したものを一枚ずつカッターで裁ち落しするという面倒な作業をやってるのですが、量産体制に持ち込むためには 2L 版とかを直接入れられるカードホルダーを探さないとダメかもしれず;。ま、ここはちょっと今後の課題ですね。

 というわけで今年はこのカレンダーを使おうかと思ったり。結局、自分で作ったカレンダーが一番使いやすいのかも、と思ったり思わなかったり、とか;^^。

# 今ふと思ったんですが、このカレンダー、A3 横サイズのパネル形式で打ち出してもいいんじゃ?;。
# そのパターンでも結構使えるような気が……(笑)

2008/1/13 04:25 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
コミックス版 D.C.II Imaginary Future 第 2 巻

 えーと、つらつらとコミックス消費中なわけですが。



 D.C.II コミックス版。アニメ版はいきなり小恋バッドエンドルートに突入(初回にいきなり小恋が義之くんに告白)、さらには美春ルート消化だけで終わってしまって完璧音ねえと腹黒由夢がまるで活躍しないという超展開だったのですが(まあ要するにセカンドシーズンがあるってことなんでしょうが)、コミックス版はというと、小恋とななかの一騎打ちというステキ展開に^^。いやもうベタベタとしか言いようがないんですが、こういうお話、好きなんですよ(苦笑)。

 だいたいこの手のタイアップもののコミックス版は割と平凡に終わってしまうことが少なくないですが、絵柄も結構いいしストーリーラインも無難どころながら綺麗にまとめている。こういうコミックス化はいいですね。

# でも由夢はいったいいつ出てくるのかと小一時間^^。
# 実は小恋とななかのバトルと思わせつつダークホースの由夢がぜんぶかっさらっていく
# とかいう超展開だったら面白すぎるのですが^^。

 気軽に読めるダダ甘ベタ展開コミックスなので、興味がある方は読んでみてもいいかも、ですね^^。

2008/1/9 02:24 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
萌えめぐり絵日記

 というわけで今日はコミケで get したこちらの話題を一つ。



 アニメイト TV のおまけから派生した自虐系コミックス。コミケでたまたま見かけてふらっと手に取ったのですが、34 才運動不足ひきこもり漫画家の日常とその体験取材をまんがにした本……だそうで;、その日常生活と、@ほぉ〜む cafe でのメイドさんの体験記を綴った一冊。

 や、この手の本としては先行本として新條まゆさんのヨメトレ!があり、やや二番煎じの感もなくはないのですが、内容としてはさすがは漫画家さんで、普通に面白い^^。単にメイド喫茶バイトの話だけかと思いきや、いわゆる取材漫画のものが結構多くて、岩盤浴やら執事喫茶やらアニメイトやら漫画専門学校やらいろんなところへ行ってる様子^^。内容もりだくさんの割に 1 つ 1 つが気軽に読めるなかなかよい本になってます。

# この作者さん、えらい好奇心旺盛なのにひきこもりなのはナゼ?(笑)
# というか企画を考えてるのが担当さんなんでしょうけど^^。
# でもホントにいろんなとこにいろいろ行ってます。実生活に役立ちそうなところは皆無ですが;。

 それにしてもこの手の自虐系コミックスはうまい人が描くとなかなか面白くなりますね。暗さを吹き飛ばす笑いがあるとでもいうか(ぉぃ^^)、読んでて結構ニコニコしてくるあたりが非常にいい感じ。この作者さんは当然のようにぜんぜん知りませんでしたが(ホームグラウンドは BL とからしいので;)、この手の本、もっと描いてほしいですねぇ。(ぉぃこら^^)

2008/1/8 01:34 | 3.アニメ&コミックス | コメント (4) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
水樹奈々 LIVE FORMULA 2007-2008 Round 7 さいたまスーパーアリーナ

 というわけで昨日はこちらに参戦してきたり〜。というかその後 ECO やって倒れたので今頃書いてるワナ;

 

 ええっと、水樹奈々さんのライブツアーの最終戦、さいたまスーパーアリーナでの開催に参戦。数日前にはあまりのやる気のなさにでじくま氏に窘められるほどでしたが、行ってみてびっくり、奈々さんってこんなにすごい人だったのか状態;;。

 何が違うのかを一言で言えばスケール感。さいたまスーパーアリーナを埋め尽くす 16,000 人の観客たちそのものも凄いのですが、照明の落とされたアリーナの中で観客たちが一斉に振る青色のサイリュームの海はまさに文字通り

 圧巻。

 そしてさらに ETERNAL BRAZE で一斉点火される UO(ウルトラオレンジ)が松明のように会場じゅうに点火されたときも文字通り

 圧巻。

 この一言につきます。いや、ホントにすごかったんですよ。今回は Level200(2 階席)の最後方席(だけど会場全体が見渡せる)で見てたのですが、会場の照明が落ちたときのあの一面の青とオレンジの海の美しさはホントに目に焼き付けておきたくなるほどのものがありました。

 全体を総評すると、いわゆるアニヲタくささがないライブな半面、極めて総花的かつ無難で味気のないライブ、というのも正直なところ。スケール感を楽しむライブとしては最高ですが、ゆかりんやほっちゃんのようなステージそのものを楽しむようなライブではないですね。以下、雑感をつらつらと。

■ 構成

 ステージ構成はフロントのステージからアリーナに向かって Y の字型に伸びた面白い構造を取っていて、そこに適宜奈々さんが走って飛び出してきて歌う、といった形。全体的に照明の『落とし方』がうまく、会場一面に満たされるサイリュームの色などが引き立つような構成になっていたのには感心。またさすがにこの規模のライブになるとお金はむちゃくちゃかけてるという印象で、ステージバックの映像の作り込みが凄まじい。オープニングの F1 っぽいムービーは当然として、しっとり系の曲ではバックスクリーンの奈々さん(録画)と舞台上の奈々さんが異なる衣装でシンクロして歌う、といった構成も取っていて、いやはやお金があるとやることが違うなぁと感心。

 バックダンサーは比較的少なめ(約 4 人)程度ですが、奈々さんがよく動き回るので巨大なステージの割にはあまり寂しくならなかったのがちょっとびっくり。ただ、激しく微妙だったのはライブバンド。奈々さんの衣装替えの最中の間つなぎを彼らがやるのですが、全体的に力押しのライブ構成であるためか彼らも割と力押し……なんだけど、これがちょっとイマイチ。観客を巻き込んで何かをやってもらおうとするような盛り上げ方をするのですが、そもそもそのスタイルが奈々さんのライブに合っていないような印象。これはほちゃのコンサートもそうだったんですが、基本的に奈々さんやほちゃのライブはお姫さまは一人(=会場全体を巻き込んでライブを完成させるという色合いが薄い)ので、ライブバンドチームがそれをやってもイマイチついてこないんじゃないかなと推測。いわゆるステージショー類をもっと充実させた方がいいような気もしました。

 がしかしすばらしかったのが中盤の上松美香さんのアルパ生演奏。今回のステージではスペシャルゲストとして参加され、アルパ(ハープみたいやつ)の生演奏に合わせて Heart-shaped chant を奈々さんが歌い上げるという素晴らしい共演を披露。ちょっとライブバンドとの音量バランスが悪くて中盤あたりアルパの音色がかき消されてしまっていたのがものすごく残念なのですが、それにしてもこれには思いっきり感動。こういうのはとにかく映えますね。

 それ以外にもせり上がるステージやびっくりするような花火とか火柱とか、お金かけてるなー(笑)みたいな演出が随所に目立ったのが印象的でした。

■ 進行

 ただ、全体的に進行についてはかなり改善の余地があるなぁとも思いました。開演 20 分押しで、終了したのは 22:00。それだけ盛況だったという見方もできなくはないですが、どちらかというとだらだらやっているという印象が強い。例えば MC への切り替えや入れるタイミングも今一つ間が悪く、会場内の温度が盛り上がったかと思うと奈々さんが衣装替えに行ってしまう……みたいな構成で、全力で飛びまくれみんな大好きゾーンが弱かったりする。あるいはダブアン後にみんなにプレゼント、というわけでフリスビーを投げたのですが、それにしても 21 枚を Y 字の花道からまったりと一枚ずつ投げていくのは結構微妙(そんなに届くわけがないので 2F 席以上はぽかーんと見守るだけ;)。ちなみにこの時点で 21:30 を回っていたので、内心いったいいつ終わるんだこれ??とか思ってたのも事実;。

 いろんなところを工夫すれば、ライブの時間を長くしなくても密度を高めて満足感をもっと上げられるだろうと思っただけに、ちょっといろいろもったいなかったですね。……というか地方の人とかどーすんだこれ、状態;。

# みんなに配るプレゼント類では、やはりほちゃのクリスマスライブの形式が素晴らしかったですね。
# 2F 席まで全体に行きわたるあの仕組みはサプライズ含みで素晴らしかったです。

■ 客層

 語弊を恐れず言えば、客層のヲタ度は、ゆかりん ≫ ほちゃ > 奈々さん、という感じ。割とライトな層も多いようで、カップルで来ている組も少なくなかった様子。(とはいえ女性比率は普通に 1 割は切ってますけどね;。たぶん 5% ぐらい。)

 ただそれ以上に微妙だったのは、統制が今一つ取れていないという点。これはもう人数が多いので仕方ないっちゃ仕方ないのですが、「回って〜」「もう一回!」「アンコール!」などのコールが全くといっていいほど揃わない。合唱も結構ずれるし(といってもこれは会場が広いせいもあるのですが;)、全体的に会場自体が一つに揃ったと感じられる瞬間が少ないためにどうしても不完全燃焼感が残ってしまうのが残念。

■ サイリューム

 しかし特筆すべきはやはりサイリューム。実は開場直後に UO をアホみたいな本数抱え込んでる人たちが結構いて(たぶん軽く 50 本近くは持っている)、おいおい 2F 席程度でどんだけ気合い入れてるんだと思ったのですが、実際に開始してみればそれもそのはず、みんなかなりのペースで UO を折りまくる。特に ETERNAL BRAZE の UO は圧巻でした。

# ちなみに事前確認ができなかったのですが、基本的には青リウムと赤リウム(not ピンク)、
# 加えて UO を数本持っていくのが正解ですね。(赤リウムは innocent starter などで利用)

 ただ、全般してサイリュームの振りが特殊。これは以前から感じていてやっぱりか、という感じだったのですが、奈々さんの曲はサイリュームの振りやコールが極端に単調か極端に難しいかのどちらかに二極化しているんですね。単純な曲はホントにどうしようもないぐらい単純すぎるし、逆に難しい曲はよっぽど予習していないとついていけない。私は以前になのはイベに出ていたので ETERNAL BRAZE あたりのコールの入れ方は知ってたのですが、知らなきゃ絶対にコールも飛びも無理みたいなのが結構多いんですよね。その割に、単調な振りの曲はホントに単調すぎて、途中から振るのに飽きてくる始末;。もともと奈々さんの曲は、曲調がどれも似たり寄ったり & しかもコール入れにくい曲ばっかりなので当然と言えば当然なのですが、結構微妙ですね。

# とはいえラストの Level Hi! の、会場を明るくしてタオルを振らせるというのはなかなかに
# 面白いですね。会場全体がよく見渡せるので、奈々さんとしても面白いのかも?

■ 水樹奈々さん

 とまああれこれ書きましたが、そうはいってもやはり水樹奈々さんはやはり凄いなぁ、という印象。妙な話ですが、例えばゆかりんの場合、横浜パシフィコ = 5,000 人規模の会場のファンを支えるわけですが、だいたいこの辺のレベルまでは私もある程度は想像がつくものがあるんですよ(← 入りはぜんぜん少ないですが、私もステージ側に立ったことがあるのでステージから見た会場の大きさの見当がつく)。けれどもさいたまスーパーアリーナの方は正直さっぱり見当がつかないというか、いやもう普通じゃないだろという感じで、よほど精神的にもタフさ(あるいはいい意味での鈍感さ)がなければやってられないと思うんですよね。

 実際、今回ステージを見ていて思ったのは、奈々さん若いなー(笑)、という印象^^。や、自分とはぜんぜんレベル感が違うので類似でモノを語るのはおこがましいのですが、若い頃って周囲の多少の雑事は無視して力技で突き進んで切り開いていくみたいなところがあると思うんですよね。良し悪しはともかく、奈々さんにもそういう力強さがある。ある意味、それは回りを顧みない力強さ(← これ自体はよいことなのです)なのですが、とにかくその力強さだけで押して押して押しまくって押し切った印象のあるステージだったんですよね。

 もちろん奈々さんのパフォーマンスの凄さや多芸っぷりもたいしたものではある。マイク持ってステージじゅうを走り回ったり、こぶしを効かせて熱唱したり、さらにはハーモニカを生演奏したり。微妙に甘えたようなセリフ回しをしながらもどこかに親父節を感じさせるあたりには苦笑してしまうところもあるのですが(笑)、いずれにしても共通するのは力強さとエネルギー。今回でちょうど 50 回目のステージだそうで、MC では感極まって涙ぐんでしまう感受性の豊かさも持ちながら、それでも歌わずには、歌い続けなければいてもたってもいられない、そんなパワーにあふれるステージは、やはり一流の名に相応しいと思わずにはいられませんでした。今後の水樹奈々さんがどんな活躍をするのかは分かりませんが、いやはやこれからもがんばってほしいものです。

 というわけでつらつらとまとめてみましたが、いやまあやっぱりすごいですね、一万人規模を超えるステージは(笑)。もちろん、コミケと同じように、巨大化することによって得るものと失われるものがあるので一概にそれが是とは言えませんが、ゆかりんのような 5,000 人規模のライブとはいろんな意味で違うステージで非常に興味深かったです。

2008/1/4 14:21 | 3.アニメ&コミックス | コメント (117) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
臨戦態勢〜。

 というわけで今日はちょろっと会社でお仕事してから実家の新年飲み会に参加。結婚したリアルマイシスターの旦那さんも交えてだらだらと飲み & 食事 & おしゃべり。リアルマイシスターはすっかり旦那さんの家の人(笑)になってましたが、話をいろいろ聞いていて、やっぱり女性には男性では気付けない不安や悩みがいろいろあるものだなぁと思ったり。……というか私が鈍感なだけですか;;。orz

 まあそれはともかく、お仕事ついでにハンズでお買いもの〜。



 や、明日の奈々さんライブのためのサイリューム。先日のほちゃイベでサイリュームが壊れたので再度買ってきたのですが、横にウルトラオレンジならぬウルトラブルーがあったのでついでに購入してみたり。いわゆる高輝度サイリュームなのですが、問題なのはどこで投入するかですね;。特にお気に入り曲があるわけでもないのでかえって困る、というか;。とりあえず利用感はまた明日にでも〜。

 ところで実家に帰ったときに年賀状を回収してきたのですが、さすがに自分も結構な年齢になってきたせいか(苦笑)お子さんと一緒に写ってる年賀状をかなりもらうようになってきたり。でもってなんつーか、お父さん or お母さんにそっくりな写真がやっぱり多いですね(笑)。当たり前と言えば当たり前なんですが^^、ホントよく似てるな〜、という写真が多くて思わず微笑んでしまう今日この頃。……って感性がおじさんですかそうですか;。でもある年賀状に書かれていたコメント。

「blog、ちらっと見ましたが……寝る時間はあるのでしょうか???

 え、ええっと〜;;(笑)。や、永遠のヲタ & お子ちゃまライフ満喫な人ですから〜?(ぉぃ)

2008/1/3 03:25 | 3.アニメ&コミックス | コメント (4) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Great Activity

 というわけで新年最初のお買い物はこちら〜。



 水樹奈々さんの CD を 2 枚ほど〜。や、実は 1/3 のライブに参戦予定なのですが、水樹さんの曲ってなのはの曲ぐらいしか知らないんですよね;。そんな話をでじくま氏にしたらそれはひどすぎだろうと窘められるワナ;。まあ適当に参加すればいいぐらいに思ってたんですが、どうも彼の基準ではゆかりんライブクラスの気合いの入れようで奈々さんライブに参加しろということなのか(え゛?)、せめて CD ぐらいは調達して聞け〜、という話だったので今さらながらに調達。でもですよ。

 そんなに簡単に覚えられるわけがないじゃないですか;;。
 フルアルバムはそんなに簡単に覚えられないですってば、状態^^。

 とりあえず ECO やりながらざーっと一通り聞いてみましたが、やっぱり奈々さんは声量が素晴らしいですね。まあなんかどこまで言っても演歌っぽさが漂うような気がしなくもないのですが^^(※ 奈々さんはもともと演歌歌手志望^^)、いずれもなかなかの名曲揃い。力強いイメージの曲が非常に多いのが特徴ですが、なんつーか、サイリュームが激しく振りにくい曲ばかりなんですよね;。以前、なのはのライブに参加して思ったことですが、コールの入れ方や飛び方がゆかりんの曲とはまるで違うので、正直曲だけ予習してもどうにもならないような気も;;。

 ……まあとりあえず 1 コーラス目でコピーして 2 コーラス目が本番、という方向で行こうかと^^。
 いずれにしてもいい曲が揃っているので、もう少し聞きこんでみたいものです。

# あ、ちなみにもう一枚買ったのはしゅごキャラ!の挿入歌ですね。こちらも水樹さん。
# でもたぶんこれは次回のライブには出ないだろうと踏んでとりあえず放置。^^

2008/1/2 03:07 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Mission Complete : Comic Market Day-3 お、おわった〜〜;;。

 や、やっと終わりましたよ〜〜;;。

 というわけでようやく全部無事に終了して帰宅、現在もろもろお片づけ中。いやはや文字通り怒涛の年末進行でしたよ、ええ;。普段はサークルの売り子をしていて買出しはでじくま氏たちにお任せモードになるのですが、今年はサークルが 2 日目に移動したこともあって、実に約 2 年ぶりに自らも 3 日目の遊撃要員として出撃。いやはや久しぶりの出撃だったのですがやはり買出しもなかなかに面白い^^。まあさすがにでじくま氏にはサークル絞り込みでかなり手加減してもらった様子なのですが、それでも状況を見ながら買い物を片付けていくのは面白いもんです^^。

 というわけで今日の戦果。CUT A DASH!(いわゆるカッタ)さんなんかも無事ゲット〜^^。



# ……実はもっと大量に購入してるんですが、ぜんぶでじくま氏の分、というわけで(笑)。
# しかし夏のこたつさんやりゅうくんさんの協力も仰ぐことで、東123, 東456, 西の完全独立行動により
# Perfect なお買いものをしているというのはさすがというかなんというか(苦笑)。

 それにしてもさすがにここ 4 日間ぐらいの生活はあまりに無茶がありすぎました;;。
 どれぐらい無茶な生活をしていたのか……ということで、軽く活動ログをまとめてみるテスト。

12/27 -18:30 仕事収め。会社から撤退して実家に移動。
12/27 18:30-22:00 実家で夕食をしながらA3パネル印刷。しかし実家のPCが大掃除のために利用できずいきなり作業頓挫;。
         急遽持ち込みノートPCでの印刷に切り替えて作業して事なきを得る。事前確認しときゃ良かった;;。
12/27 21:30-22:00 自宅へ移動して ECO ログイン〜。
12/27 22:00-04:30 ECO の偉い方とサークルの最終打ちあわせチャットをしつつパネル制作。
         この時点では忘年会の日程を勘違いしていたので、かなり余裕なスケジュールを想定。普通にクエ消化とかしてた;。
12/28 04:30-09:30 仮眠。
12/28 09:30-10:00 ECO の偉い方からの荷物の受け取り。微妙に眠いけど特に問題なし。
12/28 10:00-14:00 ディスプレイ用品(DP 用品)の買出し。網パネルを買い出してきてレイアウトのテストを行う。
12/28 14:00-20:00 14:00 に到着したメールで忘年会が 28 日深夜であることが発覚。いきなりすべてのスケジュールが崩れる;。
         しかしやらなきゃいけない作業項目自体は変わらないので、ディスプレイのテストやら文房具品の買出しやらを実施。
12/28 20:00-21:30 でじくま氏のところへ移動。合流にてこずる。
12/28 21:30-23:00 サークルスペースに飾るポスターを作成。またしても色合い調整にてこずるものの無事に印刷完了。
12/28 23:00-00:00 でじくま氏宅へ移動、時間もないのでコンビニで軽く食事。
12/29 00:00-03:30 仮眠。
12/29 03:30-04:30 会場へ移動。
12/29 04:30-10:00 開場待ち。この日はぜんぜん暖かくて風もなく、コミケらしからぬ温暖な陽気。多少の雨も開始時刻前には上がる。
12/29 10:00-14:00 コミケ Day-1。企業ブースを中心に攻略。Gung-Ho に RO 廃神たちが並びまくっていていきなり手間取る;。
         知り合いのサークルさんにもご挨拶。ECO 本もざっと見て回るが、意外と本が落ちていないことに驚く。(ぉぃ)
12/29 14:00-15:00 撤退。
12/29 15:00-16:00 15:30 にポスカのデータ受取をする予定だったが、DP 用品などの不足品の買出しに想定外に手間取る;
         というかこの年末に印刷用紙が売り切れとか意味わかんないよ状態。(単なる八つ当たり;)
12/29 16:00-17:00 ようやく帰ってきて ECO にログイン、打ちあわせして新作おまけポスカのデータ受取。
         (12/26 打ちあわせで急遽決定したアイテムだったのでオンラインで受取+私の方で印刷することになってた)
12/29 17:00-19:30 ポスカの印刷の色合わせにかなり手こずる。用紙によって全く色が変わってしまうため、同じ用紙に揃えるために
         用紙を追加買出し。どんな色合いにすればよいか不明だったため、自分の好みで勝手に決める;。
         1 時間程度で色合わせを終らせ、用紙の買出し+150 部印刷+袋詰め作業まで完遂。ようやく寝れる;。
12/29 19:30-21:30 仮眠。
12/29 21:30-22:30 ECO で再度サークル運営の最終打ち合わせ。最終的な搬入荷物チェックを実施しつつ、王様特権でサークルで
         売り出す色紙の中から好きなものを 1 枚ゲット。この特典はやめられない(笑)。
12/29 22:30-03:00 新宿に繰り出して、塾の忘年会へ参戦。例年以上に盛会でとにかく大盛り上がり。若い講師陣のパワーに押されつつ
         まったり飲み……といいつつ結構しっかり飲んでしまう;。1 次会だけ参加してタクシーで帰還。
12/30 03:00-05:00 仮眠。
12/30 05:00-06:00 微妙に小雨が降っていることに気付いたので雨対策などを実施して出撃。
12/30 06:00-07:30 でじくま氏と合流しつつ、会場へ移動〜。
12/30 07:30-10:00 設営作業。予想以上に DP 準備に時間がかかる。臨機応変にパネルやポスターを張り出して目立つように。
         結局家ではできなかった折り込み作業も実施。今回はえらい荷物が多い気が;;。
12/30 10:00-14:00 販売開始〜。予想以上に出足が良い。色紙に続いてカレンダーも早々に売り切れ。素晴らしい^^。
         頂いた差し入れは早々に自分のお腹に格納される(笑)。っつーか売り子忙しすぎて大変なことに。
         適度なところで ECO の偉い方から依頼されていた本を知り合いのサークルさんに置きに行くがいない;;。
12/30 14:00-16:00 いろいろ聞いてみればご家庭のご事情で実は遅れて参戦することになったとか;。結局 15:00 頃にいらっしゃって
         無事にお渡し & 購入も実現。しかし 15:30 にコピー本を作っているのはさすがに凄い光景でしたが、ちゃんと
         それが売れているのも凄い光景でした……;;。
12/30 16:00-17:00 撤退作業……もなにげにえらい大変;。しかし売上がやたら良かったせいで搬出がなんと一梱包! 素晴らしい。
12/30 17:00-18:00 撤退〜。
12/30 18:00-18:30 夕食 with でじくま氏。ラーメン食べたわけですが、まあ二度行くお店ではなさそう;。
12/30 18:30-19:30 自宅に戻って会計処理 & 残務処理。今回も誤差なしという事実に自ら驚愕……;。
12/30 19:30-21:00 サークル委託報告のメールまとめ。が、疲れて頭が回ってないのでまともに書けない;;。
12/30 21:00-23:30 サークル委託の事後打ちあわせ with ECO の偉い人 & 明日の打ちあわせ with でじくま氏。
         こんな話がパラで進めばメールまとめるのも無茶なわけで、そこそこ書いた時点で送信。
         さすがに疲れがたまってきたので適当なところで切り上げて終了。
12/30 23:30-03:00 仮眠。
12/30 03:00-03:30 起床 & 出撃準備。
12/30 03:30-04:30 でじくま氏と合流しつつ会場入り、がしかしとんでもなく寒いし風が強い;
12/30 04:30-10:00 寒さに凍えつつ開場待ち;。
12/30 10:00-11:30 東 456 購入。カッタがどうなるか心配だったけど、30 分ほどで撃破。2 限だったので自分の分も調達できてラッキー。
12/30 11:30-12:00 東 123 の落ち穂拾いをしつつ西館へ移動。
12/30 12:00-13:00 夏のこたつ氏と合流、西館購入分を受け渡してもらい、企業ブースをざっと見て撤退開始。
12/30 13:00-13:30 アキバエクスプレスで秋葉原へ移動〜。今年も博霊神社の巫女さんは健在でした。
12/30 13:30-15:00 簡単な打ち上げ with でじくま氏 @ デニーズ。ブツの引き渡しを行うが、最終的にはほぼ全勝
12/30 15:00-16:00 帰宅、現在に至る;

 うーん、まとめてみて改めて思ったんですが。
 人間って結構無茶できるように作られてるんですねっ。(違)

# というか人生で今まで参加してきたコミケの中で一番激しい 3 日間だったような;^^。
# まあ楽しいから全く問題ないのですが、さすがに頭は回らなくなってきますね;。
# 頭使う作業はさすがにここまでの密度では自分はこなせないよなー、と思ったり。

 ま、なにはともあれこれがないと年末とは言えないのですが、めちゃめちゃ楽しかったです^^。
 もっともいろいろ細かい作業はまだまだ残っているのですが、それは全部明日以降に回します……というか仮眠しよう;;。

# っていうか掃除すらしてないよー;;。まあなんとなく気分的にはアレなのですが、明日は一日
# 暇なのでのんびり片付けることにします^^。

2007/12/31 16:56 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Mission Complete : Comic Market 73 Day-2

 というわけで終わった〜^^。



 今日は知り合い……というか ECO のえらい方のサークルさんの売り子をしていたのですが、やや力尽き気味なのでとりあえず一言。

 今回も誤差ゼロ。(笑)
 というか今回はもうダメだー、とか思ったんですが、いやいやまだまだやるな自分、状態(笑)。

 それにしてもホントに今回は売り子冥利に尽きるとしか言いようがないめちゃめちゃ楽しい売り子でした。というのも、今回はしばらく前に ECO のえらい方を焚きつけてにダメもとでお願いしてみたフルカラー本やカレンダーなどをホントに実現してくださって、さらにそれに加えてフルカラー本に追加のおまけポスカまで作ってもらうという暴挙としか言いようがないお願いにまで応えていただいたんですよね。ところが昨日の忘年会でスケジュール総崩れ状態になって激しくご迷惑をおかけしてしまって、ここまでして売れなかったらいったいどうしようかと思ってたのですが、

 びっくりするほど売れた;;。
 っていうかなんでこんなに売れたんだ?? っていうか今までで一番売れてるんじゃ?? 状態;。

 や、その秘密は集客用に作ったポスター。たまたまサークルスペースの場所が良かったので入口から見えるようにポスターをうまく設置したらびっくりするほど人が流れてくる^^。そして人だかりができるとまたなんとなく人が寄ってくる、という連鎖で、ひっきりなしにお客さんが来てくれる状態に。今回は一見さんが多かったのですが、サークルを知らないお客さんが多かったせいか、いつもと売れ方がぜんぜん違う。けれども売行きはむしろいつもよりも良くて、終わってみれば今までで一番の売上を達成。いやはや素晴らしい結果^^。

 このサークルの売り子をやってて楽しいのは、やっぱり自信を持ってお客さんに商品をお薦めできること、これに尽きるんですよね。仕事でもなんでもそうですが、自分が使っていない商品だとか、自分がよいと思っていない商品をお客さんに薦めるのって、結局どこかがいびつになって無理が生じるんですよね。そしてそれはお客さんに対して誠実な仕事ができないということを意味する。これは実際、ビジネスの基本だと思うのですが(例えば営業の仕事をするのなら、自分の会社の製品を一番いいと思い込むのではなく、自分が思う一番いい製品を持っている会社で仕事をするようにしなくちゃいけない)、意外にそんな基本が守れていないのが実情ではないかと思うんですよね。

# 実際、このサークルさんってものすごくモノがいいのですが、それはどんなところから分かるかというと、
閉場直前までちゃんと本が売れるんですよ。実は 2 時を超えたあたりからはどこも落ち穂拾いモードに
# 入ってくるのですが、それでもちゃんと売れるのはモノがよい証拠に他ならないんですよね。

 私の場合、このサークルの売り子を申し出たのはなにより自分が商業・同人を通して一番好きな作家さんだからということに他ならないのですが、やっぱりそういう仕事やお手伝いができるっていうのは楽しいことだし、なによりいろんな知恵を絞りたくなる、だからますます楽しくなるんですよね。今回のポスターは直前に即興で思いついたことなのですが、こういうのがぴたっとハマると予想以上に面白い^^。

 作るものにしてもどうやるのかにしても、こういうアイディアが問われるところはなにかと面白いものですね^^。
 仕事でやるとつらさが伴うものですが、同人でやる分には非常に楽しいものです、はい^^。

2007/12/30 23:14 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
かなり修羅場〜〜;;

 まずはとりあえず今日の戦果ですが。



 ええっと、やたらと ECO 率が高いような気がするのはたぶん気のせい?; しかし Gung-Ho のブース、かなり硬くてどうしようかと迷ったのですが、レジ捌きの方々の手際がめちゃめちゃ良くて、結局 1.5h ぐらいで突破できたのは不幸中の幸いでした。あと思ったよりも ECO 本が落ちていなかったのにもちょっとびっくり(笑)。

 で、こうも修羅場状態で追い詰められているのは、実は大学時代のアルバイト先の恒例の忘年会の日程が例年と一日違っていた(早かった)こと;。このことに気付いたのが実は一昨日で、これがなければ今日はまったりと明日の準備をしてゆっくり寝てコミケで売り子……だったのですが、これが一日ずれていたことからすべての予定が崩壊;。調整含めて大わらわ、さらに悪いことは重なるもので、ポスカの印刷に使う紙がちょうどお店で売り切れてたり(別の紙を買ったものの色合わせがどうしてもうまくいかずに結局別のお店に買いに行くことに;)、ちょうどいい 100 均のフックがなかなか見つからなかったり、と泣きっ面に蜂状態に;。おかげで売り子を請け負ってるサークルの方(というか ECO の偉いお方;)には超迷惑かけまくり状態で、ホントに申し訳なかったり……ううっ、ホントに申し訳ないです;;。このお詫びは ECO で(ry

# でもホントに今回は無茶も含めていろいろしていただきました〜。改めて感謝♪
# 今回のポスカはどれもめちゃめちゃいいですよ〜〜^^。



 とはいえなんとか準備完了〜……ってぜったいなんか忘れてるような気が;;
 もうあとは現地の臨機応変で頑張ろう……というかもう仮眠しないとぜったい持たないし;;。

2007/12/29 19:25 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
堀江由衣 クリスマスライブ 〜由衣がサンタに着がえたら〜

 というわけで今日はこちらに参戦〜。



 ええっと、ほっちゃんのクリスマスライブ 〜由衣がサンタに着がえたら〜。いやー、某氏には島流しの刑とか言われるし、さらに自分でもあまりのやる気のなさに自ら絶望しまくり状態だったのですが(← なにしろほちゃの曲を一曲も予習せずに参加したとかいうふざけきった状態;)、えーと、結論。

 島流しされてもいいかも……(笑)

 っていうかヤバいぐらいに楽しすぎだったんですけどっ、状態(笑)。いや〜、正直こんなに楽しめるとは思ってなかったので、無茶してでも行ってきてよかった、という感じ。いやだってなぜってですね。

 一曲目から恋天キターーーーーー!!!!
 ちょっwww、いきなりしょっぱなからサプライズですか状態に^^。

# ええっと、補足すると恋天とは「恋の天使舞い降りて」という素晴らしい超名曲クリスマスソング。
# やまとなでしこ同盟(ゆかりんとほっちゃん)の結構古い曲なのですが、昨年のゆかりんのクリスマス
# コンサートではこの曲が最後の最後まで結局出なくてがっかり状態だったんですよ;。ところが今回の
# ほっちゃんコンサートではしょっぱなから投入という豪快な選曲に。名曲なだけに最後に持ってくるかと
# 思ってたのですが、この曲のイントロが流れた瞬間に会場大盛り上がり

 いやー、この曲が来たら我が人生に悔いなしとかエントリに書こうかと思ってたんですが(ぉぃ)、いやいやサプライズはこれだけに留まらず。なんと中盤で同じくやまなこの Merry Merrily がライブ仕様で投入。このアレンジがなかなかよくて、思わず全力で聞き入ってしまいましたよ^^。で、これで終わりかと思いきや。

 ぐあっ、ほちゃまで距離数 m にっ;;。
 っていうかピンクなフリル服のほちゃと微妙に目線合っちゃったぞどうするよ?? 状態に(笑)。

 や、実はこれまたサプライズで、ほちゃがお立ち台車(?)みたいなのに乗って、ステージフロア(アリーナ 1F 席の周り、いわゆる花道)をぐるっと一周回るという演出があったのですが、なにげに座席が 2F マス席最前列という超優良席だったのでほちゃを目前で見ることに(笑)。でもってさらにですよ。

 うぉっっ、アンコールでももう一回ですかっっ(笑)。
 いやー、中盤一回だけで終わりかと思ったらもう一回サービスで、というのは嬉しい限りじゃないですか(笑)。

 くくく、くそぅ、これでは島流し確定とか言われても言い返せない気がするワナ(笑)。いやはやサプライズがこうも続くとホントにびっくり状態で、運が良かったとはいえ全力で楽しめたコンサートでしたよ、ええ^^。

# DD(誰でも大好き)とかゆーなーっ。(笑)

 ……と、これだけだとでじくま氏から全く役に立たないレポを書くなとか言われそうなので、いくつか簡単にまとめておいたりします^^。

■ セットリスト

 今回はぜんぜん曲予習なしで行ったので、適当に飛んでりゃいいやぐらいで行ったんですが、予想以上に知ってる曲が多い。とりあえず 2ch スレからセットリストを貼り付けてみると。

○ 恋の天使舞い降りて(やまなこソング)
× マッシュルームマーチ
× [新曲] Time machine
× ショートショートケーキ
× [新曲] 神様お願い
× 桜
○ Days(流されて藍蘭島 OP)
○ きよしこの夜(クリスマスメドレー)
× HAPPY SNOW
○ Say Cheese!(流されて藍蘭島 ED)
○ Love Power(おとボク OP)
○ Merry Merrily(やまなこソング)
× 恋する天気図
× try again
○ ヒカリ(いぬかみっ OP)
× Angel 恋をした
× [新曲] ラブリエブリディ
× Lady GO!
○ スクランブル(スクラン OP)
× 笑顔の連鎖
× [新曲] ずっと
○ Love Destiny(シスタープリンセス OP)
× Happy happy * rice shower

 おお、1/3 ぐらい知ってるじゃん??状態。新曲の投入も多かったようで、周囲も意外に知らなくてうまく飛べなかった人もいた様子^^。しかし自分は知らなかったんですが、Lady GO!、笑顔の連鎖、Happy happy*rice shower あたりはかなり素晴らしい曲ですね。ちょっと CD 欲しくなったので探してみよう^^。

 しかしこうして見ると、ほっちゃんはタイアップ曲が多いですね。ソロ曲を増やして自分の世界を構築していっているゆかりんと比べると、この辺はちょっと対照的。ただ、今回みたいにやまなことか Aice5 なんかの曲をソロカバーで歌ってくれたのは個人的には嬉しいところ。本人はこのことについて、MC でやまなこや Aice5 などが古くなっていくのがもったいない(自分の思い入れのあるものが古くなっていくのは寂しい)みたいな発言をしていましたが、たまでいいからこういう場で歌って欲しいなぁとは思いますね。

# 正直、これを聞いてしまうと昨年の PTP でゆかりんがやまなこ曲を歌わなかったのは本人の
# 意図なんじゃないか、という気もしてきますね。実際のところは分からないとはいえ。
# でもほちゃの「(やまなこの曲とか歌うときに)どうか声が老けていませんように」発言には
# 正直吹きました^^。まあこの辺はさすが声優さんで、声の艶は失われませんねぇ。

■ ステージ構成

 今回のステージはミュージカル仕様。おそらくこれはクリスマススペシャルバージョンということで、だと思うのですが、アンコール前までは MC 全カットで、かわりにちょっとした寸劇で間をつないでいく構成。一応はストーリー仕立てになっていて、星を手にいれるとひとつだけ願いがかなうといわれる伝説のクリスマスツリーをほちゃが探すという物語。トナカイの着ぐるみとか 20 人近くのサンタのバックダンサーさんたちとかが出てきたりするミュージカル仕立て(というほどでもないですが^^)になってたのですが、なんつーかぶっちゃけ学芸会状態で、最初の頃は微妙に乾いた失笑が会場から漏れてたような気がしなくもなかったり^^。しかし後半に行くにつれてコンサートのテンションも上がり、最後にはライトでクリスマスツリーっぽい演出を放って「これからもずっとみんなといっしょにいたいな」……ううっ、ベタベタすぎる(笑)。

 ただ、面白かったのはアンコール後の MC。ひと通りのストーリーが終わった後で、逆にちょっと長めに時間をとって、今回のコンサートへの思いや楽屋話などをあれこれ語っていたのですが、本人いわく「なんとなくクリスマスっぽくメルヘンチックにしたかった」とか。今回のコンサート、ほちゃ本人のこの狙いは見事に達成されてましたね。

# というか、クリスマスコンサートとしては非常にパッケージングがよいものになっていて、
# 全体を通してイメージにブレがなかったのがよかったですね。この点、昨年の PTP は
# ホントに意味不明なコンサートだったと改めて思ったわけですが、今回のコンサートは個々の
# パーツレベルでは激しく失笑してしまうようなものもあっても、トータルパッケージとしては
# 非常に良かったという好印象が残るコンサートになっていたように思います。

 あと面白かったのが、国技館のライブステージの構成。中央部に大きな張り出しがあるステージ構成なのですが、中央にほちゃが出てきたり、周囲を台車に乗って一周ぐるっとほちゃが回ったりすると、アリーナ席のリウムが一斉にそちらを向くのが非常に面白い^^。普通の前面だけのステージ構成に比べて演技(?)にもかなり幅が出てくるので見ていて面白かったです。3 月の武道館ライブに期待。

■ 客層

 全般すればライトなファンが多いような印象。ゆかりんのファン層に比べると全体的に統率が取れていないような感じで、コールも概ね揃ってはいるけどゆかりんほどではない。ただ、統率が取れていないのはオフィシャル側の誘導がないからじゃないかという気も微妙にしたり。というのも例えばサイリュームの色。会場全体を見渡すと、青 7 割、黄色 2 割、残りが緑と白、少数派でピンク(というかどこの流民だ;)、という感じでしたが、よくよく見るとこのうち黄色 2 割は今回売られていたオフィシャルサイリュームを持っていた人たち。一応は青が基本らしいのですが、オフィシャルがかき乱してどうするんだろう?; という気も。

 とはいえ、客層のお行儀のよさはゆかりんの場合と同程度かそれ以上で、いわゆる熱狂して暴走しちゃいそうなファンは特に見かけず。台車に乗ってほちゃが一周したときには一瞬「大丈夫か??」(ほとんど警備がついてなかったので)とも思ったのですが、特に大きなトラブルもなく進行。……もっともボールや花束が客席に投入されたときにはやはりピラニアのように食いつくのはどこの国でも同じようですが;(笑)。

 多少残念だったのは、客席とステージの距離感というか一体感。ほちゃも歴史が長いので、固定ファンもいるだろうしそれなりに濃い人もたくさんいるだろう、と思ったのですが、ほちゃ自身もあまり客席をいじったりしないし、客席も無理にツッコミを入れたりしない。(というか聞いていて何度か自分がツッコミを入れようかとか思ったぐらい;) ゆかりんのコンサートがおかあさんと子供たちだとすると、ほちゃのコンサートは純然たるアイドルとそのファンたちという感じで、全体的には一体感が足りないなぁという印象。ここは微妙に物足りなさを感じるところではありますね。

■ MC トーク

 ゆかりんの MC トークの上手さに聞き慣れているのでほちゃとかどうなんだろう? とは思ってたのですが、予想以上に上手い。というか実にそつなくこなす子だなぁ、という印象。ゆかりんのように悪ふざけするようなことはないのですが、逆に緊張することもないようで、ホントに実にすらすらと綺麗な文章を喋る子だなぁという感じでした。まあ確かに、

「今日、お友達と来た人ー?」
「今日クリスマスなのに一人で来ちゃった人ー?」
「じゃあ、彼氏彼女と来た人ー?」 ← ちらほらといたのでびっくり(笑)

というしょっぱなの振りは結構危ないなぁと思ったのですが、ラストの MC で「今日、仕事とか彼女とか放り出して来ちゃった人ー?」→「でも彼女さんになんて言い訳するの?」→「一緒に来ればいいんじゃない?」→(一緒に行こうと誘ったら断られたとの返答)→「連れてこい」発言には爆笑^^。ゆかりんのライブに比べると客席側がベラベラとしゃべることがないので、逆にほちゃが客席のツッコミをよく拾えるという状況が出来上がってましたね。

 ちなみに「まわってー」からの「かわいい〜」→「みんなもかわいいよ〜?」→「ほっちゃんにはかなわな〜い」→「照れるな〜」→「そんなに照れるなよ〜」も健在。これは HEY!^3 で事前に見てたので問題なく出来ました(笑)。

■ 総評

 まああれこれ書いてきましたが、トータルとして考えると、ほちゃというキャラの作り方は結構面白いなぁ、と感心させられるものがありました。もともと私なんかにとってのほちゃのイメージは『清楚な少女』を演じ続けるキャラ、なんですが、さすがに 30 歳を超える 17 歳教に入信するぐらいの歳になると、それ一辺倒で売り込むのは無茶な話。ゆかりんなんかは毒舌小悪魔キャラを持つことでそれを無理なく成立させていますが、ほちゃの場合は『清楚な少女』というイメージを壊さない程度に自虐ネタを入れたりしてうまーくキャラを成立させているな、という印象を受けました。例えば「あたしライブでなぐられたの初めて」とか「毎回ライブで何かを失っていく」とか「Aice のライブのときやせてたんだよね〜」といった微妙な自虐ネタで適度な笑いを取りつつも、ある一定線以上のヨゴレキャラや笑いキャラを演じることは決してしない。なるほど、ある意味この「中途半端」さ(毒っけのなさというかアクのなさ)が、ほちゃのイメージ像をうまく維持する秘訣なんだなぁという気がしました。

 とまあそんなわけでざっとまとめてきましたが、トータルすれば激しく大満足だったり(笑)。いや〜、行く前は本気でやる気のなさに絶望したのに、行ってみれば満足感に満たされて帰ってくることに^^。ゆかりんのコンサートなんかに普段出ているだけに、いつもとは少し違う空気と、クリスマスならではの工夫が凝らされたコンサートが楽しかったです。とりあえず 1/30 に発売されるという新曲アルバム CD はご祝儀買いしますかね?^^

# ってなんかえらいまとまりのないエントリだなこれ;。
# まあ今日は頭の中がほちゃだらけなのでまとまりがないってことで許してください;。(って島流し確定?(ぉ

2007/12/25 00:32 | 3.アニメ&コミックス | コメント (116) | トラックバック (1) | このエントリへ拍手
狼と香辛料 VI

 寒くて目が覚めたわけではないし、昨日の昼間に船の上でうたた寝していたからというわけでもない。
 この感覚は、ほんの何日かぶりなのにとても懐かしいような気がした。
 寸暇を惜しんで商売に明け暮れた日々。
 あの時と同じ感覚だった。


 というわけで先日発売されたこちらを読破〜。



 えーと、賢狼ホロと行商人ロレンスの旅物語、狼と香辛料のシリーズ第 6 巻。このシリーズの素晴らしさは幾度となく blog に書いてるので今更繰り返すことはしませんが、いやはや最新刊も見事な出来でした。というわけでネタバレありで軽くインプレを。

 今回の 1 冊はかなり面白いストーリーで、商売の儲け話がらみの内容はほとんどなくて、船の上でのホロとロレンスの会話がメインで進むだだ甘なバカップル物語(褒)。頭がむちゃくちゃ回るのにめちゃめちゃ鈍感なセリフを口にするロレンスに怒りながらも、最後には手玉に取ってしまうホロの構図がいつもながらに冴えていて、文字通り手のひらの上で転がされてる様子の描写があいかわらず見事。暇つぶし発言には私も思わず「ちょっwww」状態でしたが(笑)、絡まった紐を変化球まじりに解いていく様はさすがとしか言いようが。加えて意地っ張りな二人が見事な知能戦(というか意地っ張り同士のいちゃつき方は必然的な知能戦になるのですが^^)で「前に進む理由」をうまく作り上げていくのが素晴らしい。この壮大な『言い訳探し』がなんともこそばゆい感じで読んでてたまらない、という感じですね。

# っつーかこの作者さんっていったいどんだけ頭いいんだろうか、状態(笑)。
# いやはやいつもながらホントに感心させられます。

 しかしそれ以上に驚かされたのが物語の結末。まさかキャラが増えるとは思っておらず。コルのキャラ造形(賢いけれども純粋無垢)は、立ち位置的には二人のマスコット的な存在になっているものの、微妙なお邪魔キャラでもあるわけで(笑)、これによってさらにだだ甘度 3 割増になること間違いなし、という印象。次の 7 巻はエーブとの対決が待っているわけですが、そこでこのコルがどういう役回りを演じるのか、というのも興味深いところです。

 ついでながら、エニー銅貨 47 箱が 50 箱に化けるカラクリはこれですね。極めて古典的なトリックなのですがちょっと懐かしくなっちゃいましたよ^^。

2007/12/14 01:40 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
こころのたまご

 ふぅ、ようやく帰宅〜;。微妙に忙しくて今日はやむなくスーパーのお弁当食べたりしてましたが、なんでこうも忙しいかなー状態;。先週から急に忙しい状況が続いているわけですが、微妙に疲れていると WiiFit をサボりたくなるワナ。いやいやまだ 2 日しか経ってないだろう状態なわけで、これからやることにしつつ blog エントリ上げ。さてさて、どうにも入手できないのでやむなく amazon で get〜。



 えーと、しゅごキャラ! OP テーマ曲「こころのたまご」。実はこの曲は B 面で、A 面は ED テーマの「ホントのじぶん」の方になっていたりします。個人的には OP テーマ曲の方が好きなんですが、確かにアニメっぽさ全開であることを考えるとまあこういう扱いは仕方ないのかな、という印象。しかしこの CDS、割と売れてるっぽいのでどこでも入手できるだろう……と思っていたらぜんぜん入手できない。要するに一般流通経路ではそこそこ流れているようなのですが、自分が行くようなアニメショップではもともと子供向けアニメということもあってほとんど扱われておらず、再入荷もほとんどなし。アニメイトですら扱ってなくて(少なくとも行ったときには陳列されておらず;)、面倒になって amazon でぽちっとな状態。

 そんなわけで割と耳に残るいい曲なのでつらつらと聞いていたのですが、「???」と首をかしげてしまったのがこの曲の歌詞。こことかで見られるのでざっと目を通してみていただくといいと思うんですが、いやそんな焚きつけてどうするよ??な歌詞じゃないですかこれ;。癒しの曲、と言えば聞こえはいいですが、実態としては挫折先送りの曲、と言えなくもないわけで、こういうのはサジ加減が難しい。

 まあ確かに先日のしゅごキャラのエントリでも話になったように、この作品自体は「やさぐれて夢を失わないこと」が主題なわけですからまあ焚きつけるだけ焚きつけても OK、という見方もアリなのですが(焚きつけないと動こうともしないのが今の子供なのかもしれませんし)、やさぐれてしまった大人としてはちょっと微妙な違和感を感じずにはいられないところでもありますね。

# ……ところでどうでもいいですが、この歌を歌ってる Bouno!ってユニット、ハロプロだったんすか;。折り広告が入っていたので初めて気付きました;。

 あ、ついでにこれも get〜。



 バンブーブレード OP テーマ曲 BAMBOO BEAT。この曲聴いてるとらんま1/2を思い出す……のはイントロとか音遣いが川井憲二さんのに似てるのと、まるっきりグループボーカルが CoCo っぽいからですかねー;。しかし特典が手ぬぐいというあたりはかなり気に入りましたよ〜。(笑)

2007/12/4 01:00 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
ユビキリ/ふれふれっぽんぽん!

 というわけで今日はこちらを get〜。



 えーと、ご愁傷さま二ノ宮くんの OP/ED テーマ CDS。このアニメ、思いっきり 90 年代テイストの厨房系アニメなんですが、この中身のなさとアホっぽさがたまらない一作。こういうアホな作品はかなり嫌いじゃないのでだら〜っと BGV がわりに流してるんですが、OP テーマは結構気に入ってたりします。

 特にイントロ部のシンセ音が自分的ツボなんですが、編曲見たらなにげに Funta さんですね。古くはぴたテンの Wake up Angel なんかを手掛けていた音楽バンドなんですが、この人たちの編曲は全般して結構好きだったり。基本的に私はコードや和音の運びがきれいな楽曲が大好きなので、シンセできれいなコードの流れを聞かせてくれるとかなりいい感じですね。

 がしかし、ジャケットのこれは激しくどうよ? と。



 ……すいません、あまりの厨房っぷりに思わず吹きました(笑)。ED テーマのタイトルといい、いや〜、こういうのを全力でやろうとするセンスは大好きですよwww。ちなみにポスターはもらわなかったんですが、いったいどんな感じだったんですかねぇ?(苦笑)

# とまあ冗談まじりに書きましたが、ある意味確かにうまいのは事実。
# 最近のブームの作り方の一つとして、全力でアホをやるというのがありますからね。
# ここまで全力で厨房っぷりを出してもらえればむしろ笑えるわけで、中途半端じゃないとこが good。
# そういう意味ではこの作品の声優さんのチョイスもかなり正しいのかもしれません。(笑)

2007/11/29 01:19 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
マリア様がみてる 仮面のアクトレス〜薔薇の花かんむり 一気インプレ

 ようやく読み終わりましたよ〜〜〜。(笑)



 というわけでマリみての最近 6 冊分を一気に読破。や、実はなかなかケリがつかない瞳子編がさすがにつらくなって、決着がつくまでは積んでおこう、と思って放置していたらいつの間にか 6 冊も。寸止めプレイ連発とは聞いていたのですが、ついに姉妹成立と聞いたので一気読み……といってもだらだらと読んでたらなんだかんだで二ヶ月もかかってしまったわけです。が。

 ……いやもう素晴らし過ぎですよ。特に薔薇の花かんむりのラストはヤバすぎとしか言いようが^^。なんというか「いとしき歳月」のリフレインみたいな感じで、もう目頭がヤバすぎなわけで;。

 なんかもういろいろ書きたいこと言いたいこといろいろあるんですが、うまくまとまらないのでまとめられるとこだけまとめてみます(笑)。当たり前ですが全力でネタバレしてますので、未読な方は絶対に読まないようにしてください(ぉ。

 瞳子編のストーリーラインの根底にあるのは、ひと言で言えば恋愛の ABC 物語。このマリみてって、一応姉妹という物語を被せてはいるもののその実はごく普通の恋愛物語。未来の白地図からの流れを辿ってみると、祐巳がどれほど大きく成長したのかが分かる。端的に言えば、自分の想いを一方的にぶつけることしかできなかった祐巳が、相手を優しく受け止められるようになっていく物語なんですよね。

 サイドストーリーがものすごくたくさん入っている上に、なにげにこのサイドストーリーもイイので本筋が見えにくくなっちゃってるんですが、この物語、祐巳と瞳子と乃梨己のトライアングルにフォーカスして見ると、もうめちゃめちゃ感動的なお話だったりするわけなんですよ。ちょっと簡単にストーリーラインをおっかけてみるとこんな感じ。

 「未来の白地図」で、祐巳は自分のことを傷つけ続ける瞳子をつなぎとめたくて彼女にロザリオを渡そうとし、そして全力で拒絶される。相手のことを知りたいと思う気持ち、そして相手のことを少しでも助けたいと思う気持ち。相手のことを鑑みずに自分の気持ちばかりが先走っていたのが過去の祐巳。けれども、「くもりガラスの向こう側」で彼女はそのことに気付き、踏みとどまる。祐巳に欠けていたもの、それは自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先させることなんですよね。

 けれども、自分を傷付け続ける瞳子の行動は止まらない。彼女は自らの感情を押し殺し、選挙会に立候補して落選する。そこまで二人の関係的が徹底的に壊れてみて、改めて祐巳はゆっくりと考え始めるに至る。そもそも祐巳は瞳子とどんな関係になりたかったのか、を。

「私ね、瞳子ちゃんに断られてから、ずっと考えていた。
 私と瞳子ちゃん、どうなっていくんだろう、って。
 でも、どうなっていくんだろう、じゃなくて。どうしたいんだろう、って考えるべきだと思った。
 そうして、ずっと考えていたらわかっちゃったんだ。」
「究極、私は、瞳子ちゃんが瞳子ちゃんであればいいんだ、って。」


 でもそれは瞳子のトラウマにスイッチを入れる言葉でしかない。その言葉に反応して瞳子は感情をあらわにするわけですが、その瞳子を前にしても、祐巳は決して無理に彼女に触れようとせず、むしろ瞳子と距離を取るんですよね。そして瞳子は祥子や乃梨子などと話して、自らのわがままと、祐巳に対して自分が犯した過ちを知る。

「祐巳と何があったかは知らないけれど。祐巳はきっと、瞳子ちゃんの家庭の事情を知らないと思うわよ。
 たとえ偶然知ってしまったとしても、そんなことで瞳子ちゃんへの評価を変える子じゃない。
 それは、姉である私が一番知っているわ。
 それなのに、あなたのことばかり考えている祐巳が哀れになってきたわ。」


 自らのわがままで、祐巳の手を振り払い、そして祥子には呆れられ、ついに瞳子は一人ぼっちになってしまう。けれどもそんな瞳子を決して見捨てずに、いつでも温かく見守ってくれていた優しい親友、乃梨子。瞳子にとっての乃梨子は、「要らない子」である自分のことを、見捨てずに温かく見守ってくれる人の象徴。だからこそ彼女にとっての希望なんですよね。

 そして瞳子は、祐巳が自分に向けてくれている優しさにすがりつこうとする。彼女が取った行動、それはバレンタインのイベントで社会室の白地図を探しにかかることであり、祐巳と瞳子だけが知っている、二人だけの秘密事。けれどもそこにはカードはなかったんですよね。

「瞳子は、祐巳さまを甘く見すぎている。
 祐巳さまは、瞳子のことを大切に思ってくれているけれど。
 でも、瞳子だけしか見えていないような、そんな人じゃないよ。」


 祐巳と瞳子の物語を突き詰めていえば、それは適度な距離感を取る物語。二人はお互いに惹かれすぎるあまりに近づきすぎてしまい、そして壊れてしまう。祐巳は瞳子の開かれていない心の中に土足で踏み入ってしまい、瞳子に拒絶され、それをきっかけにして「適度な距離感」を見つけていく。瞳子のお姉さまとは、そして紅薔薇さまとはどんな人であるべきか、祐巳はその理想の姿へと少しずつ近づいていく。

 それは決して瞳子から離れていくということではない。けれども、瞳子だけではきっとそのことに気付けない。その二人をつなげたのが、他ならぬ瞳子の親友である乃梨子なんですよね。

 乃梨子も、初めは祐巳の振る舞いの意味が分からなかった。けれども祐巳に質問をぶつけてみて、彼女の思いの深さを知る。

 なぜ、瞳子を放っておくのか。
 見捨てないと言った言葉を信じていいのか。
 瞳子が選挙に負けることには、いったいどんな意味があると考えているのか。
 いずれまた、瞳子にロザリオを渡す気持ちがあるのか否か。
 聞きたいことはたくさんある。でも、何から聞いていいのかわからない。
 そしてどれについて聞いたところで、本当の意味で納得できる答えなんて得られないような気がした。
 それなのに、言葉の方が勝手に転がり出た。

「瞳子を、好きですか」
「好きだよ。大好き。」

 少しの迷いもなく、祐巳さまは答えた。


 祐巳は決して自らの思いを瞳子にぶつけることはしない。けれどもその深い思いに気付けない瞳子を、乃梨子が必死に手助けしようとするんですよね。

「瞳子が好きになった人なんでしょう? 瞳子が頼れるだけの人のはずだよ。
 なんで自分の勘を信じないの。正面から向かい合おうとしないの。
 あの時、私は瞳子がこの状況から抜け出したいんだと思った。違うの?
 でも、いつまでも狭い場所で一人で燻っているようじゃ、祐巳さまの頃には届かない。
 そんな瞳子のままでは、祐巳さまのカードは決して見つけられない。」


 そこまで言われて、瞳子はついに意を固めるんですよね。バレンタインのカードなんかに頼ることなく、自ら直接、祐巳に向き合うことを。

 自分が好きな人たちがいないのならば、ここに留まっている意味はない。
(出ていって、それからどうする?)
 決まっている。会いにいくのだ。


 バレンタインのカードが欲しくなったのは祐巳の心が欲しくなったからですが、けれどもそれは瞳子にとっての一種の逃げ。瞳子は、カードなんかに頼らなくても、もっと直接的に祐巳に向き合うことができる。だから彼女は乃梨子に言われて、その足でそのまま祐巳の元に向かい、爆弾発言をするんですよね。

「祐巳さま。今までの数々のご無礼、お許しください。
 その上で。私を、祐巳さまの妹にしていただけませんか。」


 この後はご存知の通り、バレンタインデートを経て瞳子の出生の秘密が祐巳に打ち明けられる。それは決してこちら側からは開けることができなかった、くもりガラスの向こう側にいた本当の彼女。それは重たすぎる話だったけれども、祐巳にとってはもはやそこに判断や決意みたいなものは存在しない。ごく自然に、それを受け入れるだけ。

 受け止める覚悟も何も、瞳子ちゃんが祐巳を選んで預けてきたのだ。受け止めなくてどうする。
 いいや、もうそんな段階じゃない。祐巳は、妹を手に入れてしまった。
 瞳子ちゃんが瞳子ちゃんであればいい。
 その決心の前で、受け止めるとか受け止めないとかいう議論は、まったく無意味なのだった。


 こうやって俯瞰して物語の流れを眺めてみると、瞳子にふられてから再び二人が結びつくまでの間の祐巳の成長ぶりがとにかく素晴らしい。それは究極的には瞳子を信頼する(≠信用する)ということに他ならないのですが、自分のことだけしか見えていなかった祐巳が、自分の心の中にひとつの軸を作り上げていく様子がものすごく丁寧に描かれているんですよね。それが端的に表れているのが、由乃たちの「どっしり」発言。それは、祐巳が本当の意味での優しさを手に入れた証左じゃないかと思うんですよ。

 そして瞳子が自らのトラウマを受け入れ、それを祐巳に開いていくことで彼女は心の平穏を手に入れていくのですが、その二人の関係の横で立ち回っていた乃梨子がとにかく素晴らし過ぎる

「乃梨子?」
 祐巳の隣にいた瞳子が、突然前に飛び出した。何事かとそちらを見ると、乃梨子ちゃんが目から大粒の涙を惜しげもなくこぼしていた。ボロボロ、ボロボロ。まるで泣き虫神様のドロップみたいに


 っていうかこの挿し絵カットが本気で神

 乃梨子は瞳子の親友ということもあるけれど、乃梨子も最初は祐巳の気持ちがわからなかったんですよね。けれども祐巳との話をし、そしてバレンタインイベントなどを通して祐巳のそばで祐巳の様子を見て、祐巳の気持ちも、そしてその思いの深さも思い知ることになる。それだけに、瞳子と祐巳の二人がうまくいくことを願って止まなかったはず。つたない言葉とつたない行動であっても、二人をなんとかしたいと思う乃梨子の気持ちがいろんなところにあふれていて、その集大成としてのこのカットは本気でヤバすぎとしか言いようがなかったです。乃梨子かわいすぎるよ乃梨子〜〜〜っ、状態。

# 加えて、この文章も素晴らしかったですね。
泣き虫神様のドロップという表現が素晴らしすぎ
# なんて素敵な表現を思いつく人なんだろう、状態。

 しかし瞳子本編ストーリーの素晴らしさもさることながら、彩りを添えるサイドストーリーもまた素晴らしい。薔薇の花かんむりの直前の巻「フレーム オブ マインド」はいわば行間を補うさまざまなサイドエピソードなのですが、これがまたなんとも見事。(……まあリアルタイムで読んでいた人にとっては超おあずけモードだったに違いありませんが;。)

 そしていろいろなことがありすぎた瞳子編のラストエピソード「薔薇の花かんむり」の締めは、「いとしき歳月」のリフレインを彷彿とさせる、暖かく、そして穏やかに流れていく時間を感じさせるシーン。

 あれから、ずいぶん月日が流れた。
 ロザリオを掛けてもらった時、未来なんて見えてなかった。一年半後のお姉さまの卒業なんて、永遠のように先のことだと信じていた。
 お姉さまが自分の側からいなくなってしまったらどうしようと、無性に不安になった日々もあった。
 けれど、今はここにいる。
 お姉さまの送別会なのに、泣かずにいられる。


 儚さの中にめいいっぱいの幸せを感じずにはいられないこのカット。ああ、これこそがマリみての醍醐味だなぁと感じずにはいられません。ゆっくりと穏やかに流れていく時間がものすごく尊く感じられる作品というのは非常に稀有だと思いますが、いやはやそれにしても見事。

 ……と、つらつらと書いたりまとめていたりしたらとんでもない長文エントリになってしまいましたが、いやいやそれに十分見合うだけの素晴らしいシリーズでした。まさに貯めておいて一気読みしてよかったと感じさせてくれるものでしたが、はたして今後の展開がどうなるところなのかは非常に楽しみ。撒かれている種としては妹に決着のついていない由乃、そして薔薇のつぼみたちの妹の話、さらには瞳子の成長などといったところでしょうか。まあ直近では卒業話がいろいろあるのでしょうが、世代交代がどんな形で進んでいくのか、これからも楽しみな作品ですね。

2007/11/25 00:05 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
ヨメトレ!

 ……いや正直煽らされて買うのもどうだろう、とは思ったわけですが(苦笑)。



 えーと、新條まゆという少コミ漫画家さんの一冊。結婚したい腐女子のみなさま、必読とかいうまた超あやしげな帯に惹かれて手が伸びてしまった自分もどうよ? 状態なのですが(苦笑)、なにげにこれがかなり面白い

 もともとこの漫画家さんのことを知ったのは、たまたまつけていたテレビがきっかけ。世界バリバリバリューという番組で、高級フランス料理店にどう考えても異様な少女趣味丸出しの赤と白のギンガムチェックのワンピで出てきて、一戸建て豪邸、年収2億円を持つこの人の職業は? みたいなノリで紹介されて、そりゃ漫画家以外にあり得ないだろう、と思ったら予想通りの大当たり。Wikipedia では割と無難どころな説明しかされていないのですが、2ch を見るとさすがにやっかみ入りのネタスレ立ちまくりで、あ゛〜、まあいろいろ言われそうな人だなぁ……という印象な方。

 とはいえ過去の経歴的にはかなりの苦労人で、母子家庭に育ち、東京に出てきて水商売なども経て漫画家……というかぶっちゃけエロ漫画家さんとして大成功。今でこそ一戸建て豪邸を構える超売れっ子漫画家さんなんでしょうが、そこに至る過程と重ねてきた努力は確かにホンモノなのでしょう。仕事について語るときも、若いうちに目が出ない子はダメ、などと結構バッサリと行くあたり、仕事能力の高さはさすが一流と感じさせるものがあるんですよね。で、公式 blog もたまにチェックして見てたんですが、さすがに腐女子向け漫画を買う気にはなれず;、なんか手軽なのないかなー、とずっと思ってたらこんな本が出たので買ったという次第。

 で、この本自体はどんな本かというと、34 歳ガケっぷちな腐女子であるまゆたんこと新條まゆが、ヨメに行く予定もないのにいろんなところでネタまがいのヨメトレを行い(例えばメイド喫茶でバイトとか築地で高級食材買いまくりとかハウステンボスで結婚式の費用見積もりとか(笑))、それを面白おかしく漫画本に仕立てた、という自虐系ネタ本。まあイラスト自体は決して上手いとは言い難いのですが、トークにしろ漫画にしろ、読ませるセンスは一流。さすがに売れっ子漫画家だけあってギャグセンスは素晴らしく、思わず爆笑しながら読み進めたり。本人の弁を借りれば本気で

 「お嫁さんになりた〜い!」

なんだそうですが、一冊読み終えて思ったこと。う、うーん;(苦笑)。この本、まゆたん本人が書いている部分はあまりにもネタが入りすぎていて、正直なところ本人像がまったくといっていいほど分からないのですが、途中にこの人のマネージャさんであるナオミさんという方が、新條まゆってこんな人、みたいな話をエピソード込みで書いている。で、その断片と読みあわせていることでなんとなくこの人の像が掴めてくるのですが、もしかしてこの人、お嫁さんにはなりたいけど、結婚したいとはあんまり思ってないタイプなんじゃないかな? という気がしたり。

 巻末にはどんなことが書かれてたりするのかというと、結婚相手に求める条件がつらつらと。

・身長 180 cm 以上
・九州男児もしくは九州男児気質のある方
・中肉中背で何かしら「もの」を作っているというクリエータータイプ
・とにかく仕事が出来る人
・年収は、仕事が出来ればそれなりの額がもらえているでしょう!
 何億持っていても、それが自分の生み出したものがしゃないと、新條は魅力を感じません。

 最後の 1 文はさすがにいいこと言うなぁと感心したのですが、条件に当てはまる人がいるかどうかはさておき(でも身長以外ならほとんど当てはまる人が身近にいるなぁ(笑))、この本って一事が万事この調子。自分がどうなりたいのか(どうありたいのか)、相手がどんな人がいいのか、というのは必要以上に書かれている割に、相手とどういう関係になりたいのか、というのがさっぱり見えてこないんですよね。相手に合わせようという意志がさっっっっぱり感じられないあたりも徹底してるとは思いましたが;。

 まあ仮にそういうものを持っていたとしてもネタ本だからそんなことを真面目に語ったりするつもりは毛頭ないでしょうが、それにしてもそれがさっぱり見えてこないというのもやや極端な印象。ふむむ、こんな人もいるんだねぇ、というのが正直な感想で、なかなかに興味深かったり。

# でもまあ仕事が出来る女性というのは意外にこういうタイプが多いのかもですけどね。

 他人のことをとやかく言う前に男性独身で行き遅れな自分が偉そうに語るな状態なのですが(ぉ)、なかなか面白い経歴を持っている人だけに結構興味深く読ませてもらいました。っつーかギャグセンスは確かに一流なので、興味がある方は読んでみてもいいかもしれません。……いやあくまでネタ本として、ですけどね;。

2007/11/15 00:22 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
BS-i CLANNAD #2 「最初の一歩」

 先日入っていた Web 拍手より。

> 今回は本当に引退されるのかと思っていましたが、「少なくとも年末までは」なんて枕詞
> ついたり、私より先にSAGA7情報仕入れたり、やっぱり未練はあるのですね(苦笑)。

 いやいやいやいやいやいやいや。(汗)
 ちなみに SAGA7 情報はダイレクトメールで知ったんですけどね。アカウントにメールが来るので;。

 そんなわけで今日は CLANNAD なお話。や、TV 版 CLANNAD は 16:9 フルサイズで見たいので BS-i 版待ちしてますが、おかげで 3 週遅れの鑑賞に。でもってようやく #2 を鑑賞したのですが、いやはやこれは素晴らしすぎな出来じゃないですか。#1 もなかなかの出来だったのですが、#2 の方が輪を掛けて素晴らしい、という印象。

 全体として素晴らしいのが、映像化の威力そのもの。しょっぱなの幻想世界の少女で組み立てられる機械の部品、つながるコンボ(笑)、ほわわ〜ん風子などなど、やはり動く絵になると表現力が全然違う。そしてなにより

 だんご大家族。
 っていうか無意味に涙腺スイッチ押されるのは気のせいでありますか隊長;;。

# あ゛〜〜、ダメだこの作品状態;。AIR なんかもやはり刺さるものがあるのですが、CLANNAD は最後までの流れを
# 知ってると刺さり方がちょっと異質なんですよね。
# く、くそぅ、渚かわいいよ渚、状態だし。(← おそらく初見の人には頭がゆるい子好きにしか見えないはず;;

 声優さんについては人によって力量に差がありすぎという感がありますね。杏の広橋さんは超ハマリ役、渚の中原さんはさすがベテランならではの実力、がしかし一方でひらがなみっつのことみさんの能登さんは激しく微妙;。うーん、あの感動のことみルートがホントに大丈夫なのか激しく心配に;。

 にしても #2 のラストをバスケ話で締めてくるとは……ハイタッチ話から最後の校庭シーンまでのつなぎ方が素晴らしくて、よくここまで見事に再編成したなぁと感心することしきり。思わず数回見返してしまったのですが、このクォリティの高さはさすが京アニ。さすがにすでに細かいシナリオは覚えてないのですが、なんかこういうの見てるとついやり直したくなるものですね。

# PSP 版……は出てないのか;。> CLANNAD うーん。

 ところでネットを巡回してたらこんなものを見つけましたが、いやいやこれは素晴らしく細かいチェックだなぁと感心。うむむ、さすがに自分ではここまではできないですねぇ;(笑)。

2007/11/6 00:54 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
努力の価値

 というわけで今日は一日じゅうおうちに引きこもってひたすらお空を飛んでいたわけですが、真っ昼間からカーテンを引いて真っ暗闇の中でエースコンバットやってるのって微妙に激しくどうよ?状態。

# や、さすがにお洗濯日和だったので布団は干しましたけど;^^。

 そんなわけではたと気付いたらとんでもない時間でぼちぼち今週分のアニメを見ていたわけですが、うーん、と考え込んでしまったのが昨日放映分のしゅごキャラ!。いやまあこれでもいいっちゃいいんだけど、ちょっと本質的なところが違うよなぁ、と思ってしまったり。

 ええっと、しゅごキャラ!という作品を知らない人のために簡単に説明しておきますが;、この作品は「なりたい自分となれない自分」のギャップを描いたお話。みんなが心の中に持っている「なりたい自分」が、一種の守護霊のように「しゅごキャラ」として憑いている、という設定になっていて、そのたまごが「ココロのたまご」。ところがたまごの持ち主が心にトラブルを抱えてしまう(例えばなりたい自分にどうしてもなれなくて悩んだりいじけたりしてしまう)と、そのココロのタマゴが×たまや×キャラ(バツキャラ)になってしまい、暴走して悪さをしたり、持ち主の心に悪影響を与えたりしてしまう。で、それをヒロインであるあむちゃんが必殺技で解決していく、とまあそんな話。(えらいおおざっぱだ; 詳しくはこちらをどーぞ;。)

 要するに、なりたい自分になれなくて、努力を放棄してうじうじしている子供たちの心をバッサリと一刀両断していくという、PEACH-PIT さんならではの引きこもり更生作品なわけなのですが、違和感を感じたのは今週のアニメ版のお話。

 や、どんな話だったのかというと、サッカー大好き少年の山田くん(ベタな名前だ;)。彼はものすごい頑張り屋さんで、補欠選手でありながらも河原でいっしょうけんめいサッカーのゴール練習をしていたりする。けれどもレギュラーの実力には遠く及ばず、試合でも補欠に回されてしまう。で、どんなに努力しても届かない自分を嘆き、ついには×キャラを生み出してしまう。

「オレは試合に出られないんだから、うちが勝っても負けてもどっちでもいい。オレには関係ない。
 いくら練習したって、いくら努力したって……天才には……かなわないんだから。」


 凡人がどんなに努力しても天才にはかなわない、だから努力したってしょうがない、とうじうじする山田くんの様子を見て、あむちゃんはそれを一刀両断する。

「ばっかみたい……。
 選手に選ばれなかったくせに、土手で練習なんかしちゃってさ。
 そんなあんたをちょっとでもやるじゃん?って思ったあたし、ばかみたいじゃん!
 才能があるかないかなんて、他人に決められるものじゃないじゃん!
 自分で自分、信じなくてどうすんの!? 自分で自分にバツつけてんじゃない!」


 というわけで、ネガティブハートにロックオンしちゃって(← この決めゼリフ大好きなんですが(笑))×キャラ倒して解決するわけなんですが、問題なのはここから。このあと、結局レギュラー選手との交代があって山田くんが試合に出るんですが、最後の最後に山田くんがシュート決めてゴールしちゃう

 って、いやいやいや、ちょっとマテ;
 っていうかその結論でいいのか?? と考え込んでしまったり。これ、物語的にはまあそんなもんなのですが、でもどっか激しく間違ってないか??と思っちゃったんですよね。

 サッカーという分かりやすい素材が取り上げられていたからなおのこと思った部分もあるのですが、作中で先生がこんな毒を吐くんですよ。

「笑っちゃうよねぇ。みんなあんなに頑張ってさ。
 夢は日本代表、国際大会かな? 無理に決まってるのにね。
 だってさ、確率で言えば、夢を叶えられる子なんてほんの一握りなわけじゃない? 現実を見れば、ね。」


 ええ、ぶっちゃけトークですけど、
 その通りですよね。夢も希望もないけれど。(ぉ

 努力しなければ届かないところがある。けれども、努力したって届かないところもある。あむは前述のセリフの中で、「才能があるかないかなんて、他人に決められるものじゃない」と言うのですが、その一方で、才能の有無は決められなくても、『才能+努力』によって決まる『実力』は、他人が決めちゃうものなんですよ。

 努力しなければ、なりたい自分には決してなれない。けれども、努力したからといってなりたい自分になれるとは限らない。そんなことは大人であれば誰だってわかっている。にもかかわらず、頑張ればきっと報われる、というロジックを子供にぶつける大人って果たしてどうよ?? という気がするんですよね。

 成功するために努力する、褒められるために努力する、認められるために努力する。そういったいわば下心のために努力することが悪いとは言いません。けれどもこうした考え方は、往々にして努力したのに報われなかったという恨み辛みを引き起こしやすい(→ それがひいては「努力したって無駄じゃん」「努力するなんてバカじゃん」につながる)。求められる実力値が 100 である場合に、才能(初期パラメータ)が 40 の人と 80 の人がいるわけで、誰しもが 20 の努力でなりたい自分になれるわけじゃない結果に対して褒めてもらいたくて努力するという発想を取る限り、このロジックのワナ(20 も努力したのに報われない → 落ち込む)から抜けることはできないと思うんですよ。

 じゃあどうすればいいのか? 基本的には解決策が 3 つあると思います。

@ 自分の適性があるところを探す。
 人によって向き不向きは当然あるのだから、自分の初期パラメータが 80 になるような分野を探す。小学校に限らず、学校という制度はある程度の大量教育の効率化を図っている以上、尺度がどうしても偏る(それこそ国語算数理化社会体育ぐらいに絞られてしまう)わけですが、その視点を取り払って、自分の適性があるところを探すという方法が考えられるでしょう。(世の中にはそれこそ星の数ほどいろんな仕事があるわけですからね。)

A 結果が出なくても満足する。
 適性がなくても好きなものは好き、というのはあるでしょう。だったら、結果を求めてはいけない。もし適性(才能)がなくてもどうしても好き、だというのなら、結果はいわば宝くじのように後からついてくるものと考えないといけない。「サッカーが好きなのか、サッカーで勝ってみんなから褒められるのが好きなのか」。本質的に自分が求めているのが前者であるのなら、結果は二の次に考えるべきでしょう。(この2つはまったく違うものなのにもかかわらず、これを混同するから不幸が始まるわけですが;)

 ……けれども、私としては@もAもどこか違和感を感じるところがあって、本来はこうあるべきなんじゃないか、と。

B 努力そのものに価値を見出す。
 宝くじは買うことに意味がある……というのは激しく間違った比喩だと思いますが(ぉぃ)、私は努力すること自体に価値があるんじゃないか、と思うんですよね。自分の中に目指す自分があり、そこに向かって努力すること。それは他ならぬいわゆる「自己実現」というモノなのですが、流した汗に価値がある(表現が微妙ですが;)、というのがまず先にあり、そこに(運が良ければ)結果がついてくるようにすることが、形としてはベストなんじゃないか、と。目的とするところが違うから、たとえ結果が出なくても自分の中に充足感が残るし、結果が出なくてもまあいいや、と思えるんじゃないかと。

# もっと端的に言えば、同じ評価軸の中で争うから@やAみたいなことを考えなければならなくなる、んですよね。
# 例えば同じサッカーをやるとしても、サッカーの中でどういうロール(役割)をやりたいと思うのか。
フォワードだけが、レギュラーだけがサッカーじゃない、ということに気付けないと、結局、何者にもなれなくなってしまう。
# 「なりたい自分」を自分で見つけられないと、どうしても無意味に自分を卑下したりしてしまうのかもしれませんし、
# 逆に「なりたい自分」を見つけることができたのなら、そこに向かって頑張るのが一番いいんじゃないか、と思ったりします。

 や、世の中には他人より偉くなりたいと思う人が無駄に多いのも確かではあるんですが、なんとなく私の感覚ではそれは微妙に寂しい思考ロジックじゃないかと思わなくもなかったり。まあどれを選択するのかは人それぞれの好みだし、そんな単純化できる話でもないのですが、でもどこに自分の軸足を置くべきなのか。……そう考えると、作品の重たいテーマ設定の割にはちょっとゆるい物語になってないか??と思わなくもないお話でした。やや厳しい評価かな、とは思うのですが;。

2007/11/5 00:39 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
中毒性ありすぎ^^。

 ええっと、昨日はいろいろと大量購入してきたわけですが。



 経験値上昇中☆、中毒性ありすぎwwww。
 いやいやこれは素晴らしいじゃないですか状態。

 この曲、みなみけの OP テーマ曲。実はアニメやコミックスはそんなに好きというわけでもないのですが(ぉぃ)、OP テーマがちょっと耳に残っていたので聞いてみたらとにかく中毒性ありすぎ。気付くとついつい全力でコール入れてるよ状態で、いやはや素晴らしすぎですよこれ^^。

# ちょっと調べてみたら、大久保薫さんの作曲・編曲なんですね。なるほど納得。
# 1000% SPARKING とか colorless wind とかディアノイアとか名曲連発してる方なんですよ。
# ちなみにゆかりんの曲だと夢見月のアリスとか作編曲してるみたいで^^。

 こういうメリハリの効いたアップテンポな曲はやはりいいですね。聞いてると自分のテンションが上がるので、仕事中とかかなりハイな気分でお仕事可能。……というわけで今日は仕事中ずーっと無限リピートしてましたよ^^。

# ついコールを入れてしまって仕事の効率が落ちるのは秘密;。

 そんなわけで今日はお仕事行ってたので AC6 進まず……うぐぅ。明日こそは〜〜;。

2007/11/4 01:36 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
CD 買いあさり;

 うむむむ、微妙に ECO 禁断症状が出始めているような気がしなくもない今日この頃。や、手が震えていたりすることはないのですが(ぉぃ)、微妙に

 やることねぇ。

というワケの分からない状況に。(← いや、やることはめちゃめちゃあるのに放置してるだけです(ぉ)) まあゲームはともかくとして、アニメの消化がさっぱり進まなくなっているのは微妙にヤバい気がしなくもなかったり。今までは ECO やりながら片っ端から消化してたわけですが、ECO をやらなくなったとたんにアニメが溜まりまくるのははたしてどうだろう状態;。しかもさっき ECO の偉い方からメールいただいたのですが、

 しまったホウキもらっておくの忘れた……orz
 ↑ ハロウィン限定イベントで魔法のホウキがもらえるのです。しかもなにげに激しくカワイイのですよ;。

 ううっ、でも我慢我慢〜;;、というわけで今日の話題ですが、久しぶりに祖父地図行って CD をいろいろと買い込んできたり〜。



 ……ってなんか少ない気がする;。と、ちょっと調べてみたら、うーあー、もうとっくにえらい大量の CD が出てるじゃないですか状態。

・10/24
 経験値上昇中☆
 ef - a tale of memories. OPENING THEME euphoric field feat.ELISA
 メグメル/だんご大家族
 れっつ!おひめさまだっこ

・10/31
 ホントのじぶん

・11/7
 逮捕しちゃうぞ フルスロットル OPテーマ マイティー・バディ

・11/28
 バンブーブレード OP BAMBOO BEAT
 ご愁傷さま二ノ宮くん OP ユビキリ

 ううっ、あとでまとめて探して買いに行かねば状態;。しかし今クールは OP/ED テーマがえらい大豊作。前クールはイマイチ食指が動くものが少なかったのですが、今クールはかなり片っぱしから欲しいという。マキシシングル系は買い始めるとえらい出費がかさむのが難ですが、まあ仕方ないですね;。

 と、それはともかく、OP テーマ探してる最中に見つけたのですが、実はななついろドロップスのゲーム版 OP ってオフィシャルページからダウンロードできるんですね。

・ななついろ★ドロップス 「コイスル★フローライト」
 http://www.softpal.co.jp/unisonshift/products/project13/main.html
 OP ムービー(デモムービー)も一番下にあるファイル配布支援サイトからダウンロード可能。(← なにげにめちゃめちゃかわいいキャラが動きまくるので一見の価値あり^^)

 この曲、PS2 版のテレビ CM で流れてたり、テレビ版の最終話の ED テーマ曲として使われた曲なのですが、なにげにこれ神曲じゃないですか^^。サビのところがかなり好みなメロディラインだったり。フルコーラス版は CD 版に入ってるみたいなので探してみようかな……。

2007/11/1 00:05 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
田村ゆかり FC イベント 2007 びふぉー・あふたー @ 渋谷

 というわけで昨日の話になりますが、こちらに参戦してきたり〜。



 ええっと、田村ゆかり FC イベント〜。いわゆるファンクラブ会員限定の closed なイベントなのですが、ライブやコンサートツアーとは違って、歌なんか一曲も歌わない超まったりイベントだったりします。まあ正直な話、非国民と揶揄されても仕方がない人間ではあるのですが、せっかく会員証持ってるわけだし、行かないわけにもいかんだろう、というわけで昨年に引き続いて今年も参戦してきたわけですが。

 いやもうめちゃめちゃ楽しかった〜〜。
 っていうかどんだけ笑わせてくれたら気が済むんだろう状態(笑)。もう 3 時間笑いっぱなしの楽しいイベントだったり。

 詳しいレポートはでじくま氏がアップしてくれると思いますが、各コーナーからいくつかピックアップして書いてみたり。(← すでにアップされてました。こちら〜。)

■ BOB'S BOOT CAMP
 イベントのしょっぱなはビリー君のパクリで BOB'S BOOT CAMP から。別録ビデオをスクリーンに流す形式だったのですが、参加者に適当に軽く運動をさせつつ、手を叩かせてみたり振り付けをさせてみたりしながら、徐々にサイリュームの振りとコールに近づけていく。そして最後にはみんなでひたすらジャンプ(笑)。いや〜、こう来ましたか状態だったのですが、振り付け練習をさせてる最中に Little With の曲のサビに入るところを映像に重ねてきたのにはやられました。当然のように思わず「Fu Fu〜!」とかコールを入れてしまったわけですが、その後即座に BOB が「ハイハイは余計だぞ?」とかツッコミ入れてきて会場大爆笑に^^。

■ 生お姫様の秘密
 BOB'S BOOT CAMP で軽くジャブをかました後でいよいよゆかりん登場。ピンクのエプロンドレス姿はあまりにもベタすぎて内心ちょっとツッコミモードでしたが、服装のかわいらしさとはまるっきり正反対の夢も希望もない毒入りトークに再び会場大爆笑に。しょっぱなはいわゆる質問コーナーなのですが、

「ぶっちゃけ、ゆかりん、今、幸せですか?」
「あ゛ぁ゛???」

などと かましてくるあたりはさすが。ちなみにこの後、女の子からの質問でゆかりんの服はどこのブランドですかという話になったのですが、「エミキューとかかな、BABY は最近は行ってない」とか。エミキューってどこよ?状態ですが(EmilyTemplecute とかいうお店らしい)、でも BABY だったら分かるぞ状態。(← BABY って ECO とのコラボしてるんですよね。この服とかリボンとかがそうですね。)

■ 姫のエプロン
 しかしなんでそんなピンクのエプロンドレスなんて着てるんだろう? と思ったら、実はお料理コーナーが用意されていたり。お題は「江戸前巻き寿司」、制限時間は 20 分。……だったのですが、予想通りとんでもない料理が;;。姫の手元を撮影していたビデオカメラを見ていたのですが、最初はマニキュアつけてるのでやりにくいんかなぁと思ったものの、見ているうちにこれは明らかに料理なんてやってないだろ状態な手つきに;。最近、お料理ネタを結構振っていた(DS のお料理ナビで料理を作ったとか)のにこれなのか;状態でしたが、まあ半分以上はネタコーナーなのでこれでもいいのかな状態。がしかし、試食コーナーに呼ばれたのはなんと女の子(セーラー服で来ていたので多分リアル女子高生)。

「君はちょっと待って〜;」
「お礼とか言わないで〜;」
「やめて食べないで〜;」

 ……ってあなたいったい国民(しかもレアな女子高生国民)に何食わせようとしてるんですか状態に(笑)。壇上にはこの女の子も含めて勇者が 3 人召喚されましたが、一部に生モノもあったので必要以上に「おなか大丈夫ですか??」と心配していた様子。ちなみに残った巻き寿司は客席に差し入れに行ったわけですが、そうしたらピラニアのようにお客さんが手を出してきたのには思わず大笑い。っていうかどこの入れ食いですか状態に;。

■ 第一次スーパーゆかり対戦
 そんなこんなで次のコーナーに進んだわけですが、後半戦は趣向を変えてゲーム大会に。会場を 3 つに分けた 3 チームに加えて、ゆかりん+ BOB の 4 チームの対抗戦で総得点を競う、というもの。抽選で選ばれた代表者を壇上に上げたりしてみんなで大運動会みたいな感じで遊ぶゲーム。がしかしこれがまたすごい展開に;。

@ ゆかりんクイズグランプリ
 ゆかりに関する様々なネタを、音楽・政治・芸術・その他の 4 ジャンルに分けて応えていくというクイズゲーム。例えばゆかりの曲でハートがついてる曲はなんでしょう? みたいなクイズをやっていくわけですが、

 ゆかりん、本気だよこの人;;。

 というか自分に関するクイズなので明らかに強い。しかも早押しクイズで本気で勝ちに行っているという暴挙に(笑)。(しかし問題自体もかなり難しかったわけですが、でじくま氏だったら答えられたのだろうか;;。ちなみに私は一問も分からなかったですよ;)

A ゲームコーナー
 マリオカートで 4 チームの対抗戦を行うというゲーム。これまたゆかりんがえらい本気で戦いに行くワナ;。さすがに優勝こそしなかったものの、当然のようにこの時点でゆかりんが首位をキープ。

B しりとり大会
 借り物競走しりとり版。みんなの持ち物をしりとりでつなげていき、何人壇上まで連れてこられたかでチーム間のスコアを競うというゲーム。いやこれはなかなかにうまく考えた楽しいゲームシステムだなぁと感心したのですが、これまたやっぱりゆかりんの圧勝で終わるワナ。や、実はこのしりとり借り物競走は、いかに効率的にみんなで言葉をつないで壇上に送り出していくのかが重要なのですが、チームリードの二人を別々に分けて、一人をフロントに置いてみんなをピックアップしていく係、もう一人を壇上に置いて整理・チェックしていく係、といった具合に役割分担・連携しながら進めないとなかなか効率的に進められない。この仕組みを真っ先に取ったのがゆかりんと C チームで、統率力の差を見せつけて見事に大量得点ゲット。自分がいた B チームはこの辺の連携が今一つでなかなかスコアが稼げず終了〜;。

 結局 2 位に倍以上の大差を付けてゆかりんの圧勝で幕を閉じたわけですが(おいおい;)、勝利チームにはおまけの景品がある関係で、ここまでの話を全部チャラにして A, B, C チームの代表にじゃんけんをしてもらうことに;。で、買ったのはなんと大敗を喫した B チーム。っていうかここまで笑える展開になったのはスタッフも予期していなかったでしょうが、スコアの低さにどよ〜んとしていた B チームが一気に大盛り上がりに;。っていうか今までのはなんだったんだ状態で大笑い^^。

# ちなみに私は B チームだったので戦利品をゲットしましたが、でじくま氏に横流し(笑)。
# なんか缶バッチみたいでしたが^^。

 そんなわけで大盛況のうちに FC イベントは幕を閉じたのですが、総じていえばとんでもなく良く出来たイベント、という印象でびっくりしたり。各コーナーの作り込みの細かさはいつも通りの素晴らしさですが、それに加えて各コーナーのつなぎのビデオや最後の Ending ビデオなど随所に凝った作りが見られて、いやー、これはすごいなという感じ。加えてあいかわらずのゆかりんの機転の早さはさすが。特にしりとり借り物大会では、各チームが 1F 席でルーチンワークに入ることを想定していたためか、早々に 2F 席に上がって 2F 席全体を味方に付けるというファンサービス。あっという間に 2F 席に上がったゆかりんを見てプロデューサの三嶋さんが(トラブル発生を)めちゃめちゃ心配していたのですが、大きなトラブルもなくスムーズに進んだのはファンのお行儀の良さもあってのこと、でしょう。

 以前、でじくま氏がゆかりんのことを指してまるで数千人のファンのお母さん役みたいだと称したことがあるのですが、ぐだぐだゆるゆるの FC イベントがなんだかんだでスムーズに進んだのはさすがですね。いやはやホントに大笑いさせていただきました。次はいよいよ 3/28 の武道館ライブに突入するわけですが、いやはやどうなることやら楽しみです。

2007/10/30 01:36 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (1) | このエントリへ拍手
執事喫茶 Swallowtail

 さてさて、ヲタクも年期が入ってくればそうそう怖いものなんてなくなってくるわけで、メイド喫茶やメイド居酒屋を渡り歩いた自分にとって行ったことがないところなどもうほとんどないわけです。そう、あの場所を除いては

 ……というわけで、ついに足を踏み入れてしまいました。執事喫茶 Swallowtailに(爆)。



 っておいおいお前いったいどこに行ってきてるんだよ状態ですが;、いわゆる池袋の乙女ロードのど真ん中、K-BOOKS の地下という、どう考えてもおかしいロケーションに存在している執事さんいっぱい夢いっぱいの喫茶店(ただし主に○女子向け(ぉぃ))。以前から様々なメディアで取り上げられてる有名店で、自分も何かの機会があれば行ってみたいと思っていたわけですが、同人関係の知り合いとメールしてたらぜひ一度行ってみよう、という話になってついに攻略してみることに。

 でもって、結論。

 凄い。いや、なにもかもが;;。
 っていうかいったいどこまで本気でやれば気が済むんですかこのお店は、状態に^^。

 このお店、ちょっと調べてみたら K-BOOKS がプロデュースしているそうで(なるほどだから K-BOOKS の地下にあるわけなのね;)、オープンしたのは昨年の 3 月。80 分のローテーション、完全予約制でありながら、開店以来人気の絶えないお店らしく、実はこの日の予約を取るのも一苦労。なにしろ毎日深夜 12 時から始まる予約はまさに文字通りの秒殺で、いったいみんなどんだけ気合い入ってるんですか状態としか言いようがなかったり。まあそれでも根性出して予約を取って行ってみたわけなんですが。

 ……こりゃ人気が出るのも当たり前だわ;。
 っていうか文字通り凄い、としか言いようがないんですけどここ、状態に^^。

 まず入口からしておかしい(褒)。地下の入口にいきなり待ち構えるドアマン。凝った造りの入口で軽く予約時間まで待たされた後、開け放たれた重い扉の向こうには凛々しくご帰宅を待つ執事とフットマンが。そしてクロークで傘を預け、簡単な説明を受けて通された廊下の先には、乙女ロードのど真ん中というロケーションをすっかり忘れさせるような開けたホールがっっっ;。そして通された席は、パーティションで切られたカーテン & 小型のシャンデリアつきの半個室。おいおいおいおい、どんだけ気合い入ってるんですかこのお店状態に;;。内装もちゃんとしていて、安っぽさを感じさせない豪勢な作り。昔、フランスに行ったときに入った星つきレストランや、銀座のマキシムの地下フロアなどを彷彿とさせる、落ち着きと華やかさが共存する内装のフロアにいきなりびっくり。

 これだけ内装が凝っていれば、出てくる軽食や紅茶にも当然期待がかかるというもの。がしかし、これがまた期待を裏切らない出来。そりゃまあ冷凍食品みたいなものが平然と出てくる素敵メ○ド喫茶なんかと比べるのは激しく間違ってるでしょうが、アフタヌーンティーパーティセットを頼んでみたらこれがなかなかに素晴らしい。ローストチキンやカニなどを使った小さなサンドイッチ、パンプキンキッシュ、デザート 3 品という 3 段のセットでしたが、見た目もさることながら、どれもこれも料理の手が込んでいてなかなかに美味。これらがフットマンの手によりワゴンで運ばれてくる。紅茶もいったい何種類あるんだ状態で、これがまたなかなか素晴らしく、雑味がなくて、多少冷めてもおいしくいただける。紅茶は当然のようにポットサービスなのですが、ちゃんとポットカバーをかけていったのは凄いなぁと感心。今どきホテルだってこんな凝ったことしてくれないよ、と思ったわけなのですが、料理やティーカップなどの説明を懇切丁寧にしてくれたフットマンが去り際に一言。

「他のお皿をお召しになるときは、そちらのベルでお申し付けください。
 わたくしどもがティースタンドからお取りさせていただきます。

 ちょっwww、お皿って自分で触っちゃいけないんですかっっ;。><(爆)
 さすがにこれにはぶっ飛びました。っていうかまさに文字通りなんの罰ゲーム……(笑)。

 基本的にテーブルの給仕はフットマンが行うものの、執事も折に触れて、しかもさりげなく御用伺いにやってくる。そして優雅な仕草で手袋を取り去り、綺麗な立ち振る舞いで紅茶をカップに注ぐ。……ってかプロとはいえあまりにも凄いんですけどっ;;とりあえず萌え声出して笑顔を振りまけばオッケーとされるどこぞの喫茶店とはえらい違うぞ、という;

 テーブル会計を済ませたあと、お見送りも執事とフットマンが揃って丁寧に応対してくれて、いや〜、これは確かに連日予約が途絶えないのも当然だわ、と思わずにはいられなかったり。まあお店から出るといきなりファミマと K-BOOKS で現実に引き戻されるのはご愛敬ですか、状態;。

 ……とまあ時系列に沿ってあれこれと書いてみたのですが、この執事喫茶、もう最初から最後まで感心させられることだらけブームに乗っかるこの手のお店とは思えない上質なサービスに正直驚かされました。例えば予約の時間帯は細分化され、ちょっとずつずらして時間設定されている。これは取りも直さず、帰宅の時間とお出かけの時間をぶつからないようにするための仕組み。あるいはメンバーズカードの登録も、その場でさせることなく、次回以降に再度帰宅する場合には書き込んで持ってきてもらうようにしている。また執事とフットマンもランク分けされており、シーンごとにちゃんと執事が物事をリードする。フットマンの数もかなり多く、各テーブルに十二分に目が行き届いている。お料理も手が込んでいるし、紅茶も非常においしい。さすがにマニュアルからやや外れたお願いは対応しきれなかったところもあったのですが(ここまでやってくれるのならとちょっと期待したのですがさすがに無理でした;)、いやはやこれはたいしたものだな、と。ちなみにオープン前には、執事さんたちは有名なホテルやら紅茶の専門家などから二か月間の研修を受けているとか。確かに立ち振る舞いなどを見ていると、あながちウソではないだろうなぁ、という感じが。それでいながら遊び心も忘れておらず、予約申し込みのときにはお見送りのセリフを指定できたりする。さらにはお店の居心地の良さも特筆すべき点で、優雅なお茶会とでもいうべき雰囲気が全体に漂っていて、それこそ一人で来てゆったりと上品に読書してても全然いいんじゃないか、ぐらいの感じだったり。いや実際にはそれどころじゃなかったですけどね;。

 やっていることは当たり前のことだし、一つ一つを取れば些細なことかもしれませんが、昨今これが出来ないようなお店がどれだけ多いことか。男性客であればメイ○喫茶のような「ゆるゆるなサービス」であってもまあネタとして許してくれるのかもしれませんが、女性客だとそうはいかず。女性の固定客層を掴んでいるということ自体、内装にしろサービスにしろ一定のクォリティがあるということを証明しているようなもの。とはいえ実際にそれを目の当たりにすると、いやこれはたいしたものだなぁと感心せずにはいられません。もちろんお値段もそれなりには張るのですが、これだけの内容に対してこの値段と考えればむしろ良心的(いやそれはメイ○喫茶が基準になってるからかもしれませんが;)、非常にコストパフォーマンスがよいお店だなぁと感じます。正直、「執事喫茶」というタイトルで立地の悪さはカバーしているものの、中身そのもののランクはかなり高い、という印象ですね。

# サービスの質という意味で言うと、DLR などを彷彿とさせるものがありました。
# DLR も内装の凝り具合やサービスなどに定評があるわけですが、逆にそうしたクォリティの高さが
# あるからこそ、高いリピーター率を維持し続けることができる。絶対額が多少高くても、それに
# 見合うサービスが提供されていればお客様は満足してリピートしてくれるという、その当たり前の
# 事実をちゃんと実践しているという意味で、なかなかに稀有なお店だと思いました。
# あと客層は当然のように女性ばっかりですが、腐女子系かというとそうでもなく、全体的には普通
# 確かに普通のカフェに比べれば偏ってるとは思いますが、メイ○喫茶ばりの偏り方ではないかと;。

 ……とまあ、驚きっぱなしの連続ではありましたが、いやはやたいしたものです。
 ネタとして行くには極めて予約が取りにくい、という難点はありますが;、万が一にも何かの機会があれば(笑)是非一度は攻略してみて損はないお店です。いやホントに。

# でも最大の謎はこのお店の執事さんやフットマンさんが普段なんの仕事をしてるか、ですね。
# メイド喫茶とは違ってそんなに求人倍率が高いとも思えないような気もするのですが、という;。
# 実はアルイバトじゃなくて正社員さんだったりするんでしょうか??

2007/10/28 15:15 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
狼と香辛料 V 巻

「お前ですら、その物語は見たことがないのか」
「物語? というのは……そういう意味かや。なかなかうまいことを言う。」
「幸せであり続ける、物語。」


 というわけで随分遅くなっちゃいましたが、今回はこちらの書評を一つ。



 賢狼ホロと行商人ロレンスの旅の物語、「狼と香辛料」の最新刊 V 巻。や、これまた手をつけるまでに時間がかかってしまったのですが、いったん手がつき始めたら一気に消化。いや〜、あいかわらず楽しかったです。

 今回の一冊は、ホロとロレンスの恋愛物語にウェイトが置かれていたので、いわゆる商売ものとしては割とおとなしいストーリー展開だったのですが、なんといっても素晴らしいのがホロのキャラ造形。極めてよくある「仕事とわたしとどっちが大事??」なんていう情けない問いかけをホロは決してしない。それは誇り高き賢狼ホロならではの行動ですが、その一方で彼女はその先に待つ、幸福が色褪せ失われていく未来を想像してしまうが故に、幸せになることを恐れてしまう。

「じゃが、ぬしはとことんまでお人好しじゃ。
 わっちがどんなことをしてもぬしは受け入れてくれるし、望めば望むだけ与えてくれる。
 わっちゃあそれらを我慢することがとても難しい。難しいんじゃ……
 じゃから、わっちゃあ……怖い。」


 この誇り高さと弱さを備えたホロのキャラ造形は、なんというかいかにも男性が好きそうなベタベタにかわいいキャラ造形なわけですが(ぉぃ)、それに応えられるぐらいロレンスがまためちゃめちゃかっこいいキャラだというのがまた素晴らしいですね。えーっと、なんだろうこの完璧無敵カップルは状態なのですが;、なんか展開的にはホロとロレンスが子供を作るというところを物語の帰着点とするのを徐々に固めていってるような印象も受けますね。

 とはいえ今回は、今まで以上にサブキャラクターの魅力にあふれる一冊でした。驚くほど頭がよく回る、酒場の看板娘。そして求めてもなお求め続けてしまう、女商人エーブ。もともと狼と香辛料シリーズは見事なまでの知能戦とも言うべき会話を楽しむ作品だと思うのですが、それだけに留まらず、サブキャラたちにも魅力が溢れている。単にホロとロレンスのだだ甘な物語に留まっていないあたりはさすがですね。

2007/10/27 00:49 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
そらいろ。

 ええっと、これは何の罰ゲームでしょうか……orz;;> でじくま氏



 というわけで某でじくま氏から押しつけられた、もとい布教活動された、ゆかりん写真集「そらいろ。」。っつーかですね、正直なところ語る言葉を持ち得ない、というのがぶっちゃけの感想のような気がするのですが;、なんかそれだと許してもらえなさそうなのでつらつらインプレを;。

 えーっとですね、とりあえずこれを見てつくづく思ったこと。

 ホントに自分って中の人には興味ないなぁ;;。(爆)

 や、実のところ私は過去一冊もいわゆるアイドル類の写真集を買ったことがないのですが(ぇ)、正直言ってこの手の写真集は何が楽しいのかさっっぱり分からないんですよね;。……とか書くとお前は二次元にしか興味がないのかとか書かれそうなので一応フォローしておきますが、いやいやそういう話ではなくて、写真集という表現媒体にイマイチ魅力を感じられないんですよね;。もう少し分かりやすく書けば、この手の『意図的にストーリー仕立て風味に仕上げた「写真集」という表現媒体』は、どうにも作為的なもの、というか「作られたもの」という感じを受けてしまって馴染めないんですよねぇ;。

# まあ要するに素に近い状態の写真ほど興味が持てる、ということですが;。

 で、その点は横に置いておいたとしても、ぺらぺらとめくってみて「うーん、なんか違う;」と思わずにはいられない写真集。もともとゆかりんの写真映りの悪さはでじくま氏が再三指摘している通りなのですが、この写真集もまさにそれで、どうにも写真一枚一枚にぎこちなさ余所余所しさが漂っていて、非常に窮屈な印象を受けるんですよね。例えば同じゆかりんの写真でも、FC 会報に掲載されてるちょっとしたスナップだとか、雑誌のインタビュー記事つきのスナップだとかの方が、よほどリラックスしていていい表情をしているんじゃないか、と。

# って、これ結婚式の写真とかに似てるかもしれませんね;。
# 男性の方はあんまり変化がないのですが、女性の方は結婚式のときの写真よりも、普段の
# スナップ写真の方がいい表情をしていることが割と多かったりするんじゃないかと;;。

 というわけでなんか激しく酷評しているような気はしますが、どちらかというとこういう「いかにもな写真集」を作るよりも、日常的なスナップ写真を大量に載せたアルバム的なものの方が遥かに良かったんじゃ?? という気がします。もともとゆかりんは仕事をしている姿そのものに魅力があるタイプの人であるが故に、一般的なアイドル的な写真集の作りだと彼女の魅力を十分に引き出したり伝えたりできないんじゃないかな? という気がしてなりません。まあこの辺はおそらく資本主義には逆らえなかったということだとは思うのですが、でも正直なところを言えば、なんか激しく違和感を感じずにはいられない写真集ではありました。

 ……ってすいません、こんなエントリしか書けないんですけどっ;;。> でじくま氏(笑)
 でもまああのでじくま氏すら言葉を濁すぐらいなのでこの程度で勘弁してください;。はい;。

2007/10/25 02:22 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
DVD 版 こどものじかん

 ふ〜、というわけで ECO は一段落状態でようやくこちらを鑑賞〜。



 えーと、DVD 版のこどものじかんを鑑賞。いわゆるコミックス 4 巻の初回特典(っつーかどっちがおまけなのかよく分からない特典)でついてきたヤツなのですが、なかなか時間が取れなくてようやく鑑賞。さすがに TV アニメ版とは違って自主規制アイコン類は全く入ってなかったですが(ぉ)、いやいやこれなかなかよく出来てるじゃないですか。

 TV アニメ版と同じスタッフ陣が制作していて、まあアニメということもあって割とサービスカットもあるのですが、ちゃんと毒が入ってる。例えばどう見てもあり得ない発育をしている(ぉ)小学生の美々が、女性の下着売り場でかわいいブラを見つけて嬉しそうにしているシーン。絵だけ見るとどう見てもサービスカットなわけですが、そこに横から主婦たちと思しき人たちがにらみを効かせて嫌なセリフを吐きまくる。

「小学生のくせにねぇ……」
「10 年早いって。」
「身体ばっかり大きくなって。ガキは子供服で十分なのに。」

 そのセリフに震える美々を庇うようにりんがやってきて、しおらしく詫びを入れる。

「ごめんなさい、うるさくしちゃって。
 これからは気をつけます、お姉さん。」
「い、いいのよ別に。」
「いくよ、美々ちゃん。」

 と、微妙にうろたえる主婦たちの横を通り過ぎていく去り際に、黒ちゃんが一発、捨てゼリフを置いていく。

「さようなら、お姉さん。」

 これこれ、これだよ、と言いたくなってしまったり^^。

 大人たちの悪意(悪気)のないセリフに傷つく子供たち。りんはそれに真っ先に気付いて、逆に持ち前の頭の良さと機転の早さで逆に大人たちに反旗を翻していく。りんが敢えてしおらしい態度を取って大人たちが望む子供像を演じてみたり、最後にぷすりと刺していく連携プレー。こういう毒こそがこの作品をこの作品たらしめているわけで、前後の展開含めてうまくアニメ化してるなぁという印象。

 ……まあぶっちゃけサービスカット多めといううっとおしさはあるのですが、ちゃんと作品の肝の部分は分かってるな、という印象で安心するところ。個人的にはもうちょっと手堅い作りをした方がかえって人気を博するんじゃないかという気もするのですが、まあアニメ版ということを考えればこの辺が微妙なバランスの落とし所なのかもしれません。

2007/10/21 01:22 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
新番組について手短にいろいろ。

 いやはや今期の新番組、アホみたいに多すぎ;。最近は ECO で狩りしながらアニメ消化がデフォルトになりましたが、それでも消化しきれないっていったいどうよ?? 状態で、さすがに本数減らそうかと考え中。とりあえず目にとまった作品をいくつかピックアップ。

・ご愁傷さま二ノ宮くん(★×2)
 典型的な押しかけ女房のベタ作品ですが、なんつーか思いっきり 80〜90 年代テイスト。こうもベタすぎると激しく嫌いじゃない状態になるぐらいで、今どきの作品に毒された身としてはかえってフレッシュな感すらあります。……いや、正直ダメすぎるとしか言いようがない作品なんですが;。

・キミキス pure rouge(★×1)
 摩央ねーちゃん、GJ。……としか書きようがない作品。しかしゲーム版もコミックス版もあのベタベタすぎる厨房シナリオがむしろ先祖がえりっぽくてよかったのですが、アニメ版はそれに比べると毒っ気がすっかり抜けてしまっている、という印象。

・BAMBOO BLADE(★×2)
 なんだろ……これ。なぜからんま1/2のテイストがバリバリにするのは気のせいですか?; 二ノ宮くん同様、見ていてなんか楽しい作品。

・げんしけん2(★×1)
 素敵なオタライフを見せつけられる同族嫌悪なアニメなのですが、割と一発ネタみたいなところもあるので続編を作られてももう熱は冷めてしまっている、みたいな印象もあり。消化試合になりそう;。

・D.C.II 〜ダ・カーポII〜(★×1)
 いきなり第1話から小恋バッドルートに突入するというとんでもないシナリオに仰天しましたが;、物語自体はゲームプレイ済みで知ってるのでイマイチ楽しみに欠けるかも、と想像。ちなみに原作は割と普通に良作レベルですが、原作知らない方が普通に楽しめるでしょう。あと、個人的にはほちゃの由夢はちょっと微妙;。地の声を出さずに頑張れればかなりいい線行くと思うんですが、気を抜くとこの人すぐに地声になるんですよね……orz。

・CLANNAD(★×3)
 なんで 4:3 なんですか、としか言いようがない作品。正直、作品の価値が半減しているような気すらするので BS-i 放送待ち確定。一応バックアップ用に録画はしておきますが、でも 16:9 じゃないと見る気起きないですね;。

・逮捕しちゃうぞ フルスロットル(★×1)
 割と好きな作品なので結構期待してたんですが、とりあえず 2 話まで見てちょっとショックな出来(涙)。アクションものとしてよく動くのはいいんだけど、とにかく作りが粗すぎる。問題点を一言で言えば、作品にリアリティがない。そもそも外国のそんな要人が来ててそんないいかげんな話でいいのかよ、と全力でツッコミたくなるのはどうかと;。結果としてセリフの一つ一つが軽くなってしまっているために、作品全体に重厚感がなくなっちゃってる気がします。頑張ってほしいところ。

・機動戦士ガンダムOO 第1シーズン(★×1)
 まあ一応お約束なので見てますが、黒田氏のシリーズ構成でありながら今のところちょっとベタすぎる印象もある作り。いわゆるアンリ・マユ(この世のすべての悪意を一手に引き受ける)なストーリーなのですが、硬派な展開にしてくれることを期待して継続。

・灼眼のシャナII(★×1)
 ……ええっと、くぎみーツンデレ、前作比 120% 増量ですか;。というかシャナとゼロの区別が自分の中でついていない気もします(ぉ)。← 主人公とヒロインの声優が完全にかぶってるのですよこの二作品;。

・こどものじかん(★×3)
 テレ玉どころか AT-X ですら放映中止に追い込まれたという超問題作。……なんですが、ぶっちゃけあの予告編と本編見てみた感想としては、そりゃ放映中止になって当然だろう、と思わずにはいられなかったり。原作と比べると分かりやすいですが、サービスカットに毒が足りない。確かに概ね原作のテーマをよく踏まえた作りになっているとはいえ、全体的に見れば争う場所を間違えている、と思わなくもないです。ただ、非常に感心したのは作画レベルの高さ。りんが瞬間的に見せる冷徹な視線や表情を見事に表現していたのには舌を巻きました。今後に期待。

・しゅごキャラ!(★×4)

「自分で自分を信じてやらなきゃ、夢なんて消えちゃうんだよ??
 何もしないであきらめるなんて、百年早いじゃん!」


 今クール一番のダークホース。1話目を見たときはどうかなぁと思いましたが、2話目を見てこれはかなりイケる、と推測。中身は昔ながらの変身魔法少女モノ(理想の自分になれる魔法モノ)ですが、今どきの子供たちの心を掴める仕掛けにあふれている。細かいギミックもよく作り込まれているし、なにより作品の作りがとにかく上品。中身は rosen maiden、かわいさは CC さくら、だけれどもノリとテンションはプリキュア、といった感じのいいとこどりづくめな作品。しかも設定面から作品としての最後の落とし所もいろいろ見えてくるわけで、古典的な古き良き王道を見せてくれそうな期待感に溢れる一作。シリーズ構成にも島田 満さんが入ってるので手堅くやってくれることを期待。

# あ゛ー、でも第 2 話の「IT 社長かカリスマプログラマになりたい」という
# セリフには思わず吹きました。っていうかその二つ、ぜんぜん被らないです(笑)。

 というわけでざっと見ると、しゅごキャラ!、CLANNAD、こどものじかんの 3 作品、あとは続投モノでスカイガールズ、ひぐらし、コゼットあたりが期待度大な作品ってことになるかなという印象。こう見てみるとやっぱり手堅い作品が期待度大として残るものかなぁという気もしますね。

 ……ってぜんぜん手短じゃないなこのエントリ;。

2007/10/16 01:43 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Fate/Zero Vol. 2, 3

 ししし、しまった結局一気読みを;;。



 というわけで Fate/Zero の 2, 3 巻を一気読み。いやはや、1 巻目を読んでから続きの展開が気になって気になって、でもって読み始めたら先の展開がさらに気になるという悪循環モードに陥り、結局 3 巻まで読みきってしまったり。や〜、切れ目がないというかなんというか;。でもまあこれだけは言わせてください。

 イスカンダルかっこいいよ、イスカンダル。(笑)
 いやもう何がいいって、ライダーが最高すぎるとしか言いようがなかったり。

「いいんだよ、それで。こんなモノ見せられて眉一つ動かさぬ奴がいたら、余がブン殴っておるわい。
 むしろ貴様の判断を讃えるぞ、坊主。キャスターとそのマスターを真っ先に仕留めるという方針は“良し”だ。
 成る程、こういう連中とあっては、一分一秒生きながらえさせておくのも胸糞悪い。」


 この征服王イスカンダルのカッコ良さは、ひとえにその人間くささそのものにあると思うんですよ。巨体を揺らす豪傑であるにもかかわらず、繊細な心の機微を理解し、人並みを遥かに超える「泥臭い人間くささ」を隠そうともしない。あるときには子供のような童心を見せ、あるときには勇者のような勇ましさを見せ、あるときには父親や母親のような温かさを見せる。高潔さとは程遠い英霊でありながら、なおその器の大きさはすべてのものを吸い込む奥深さがある。

「ダメだな! まったくもって解っておらん!
 そんな貴様らには、やはり余が今ここで、真の王たる者の姿を見せつけてやらねばなるまいて!」


 このタイプの英霊は、考えてみると Fate 本編にはいなかったですね。セイバーやランサー、アーチャーといったような「一点集中型」の高潔な英霊はたくさんいたものの、人間くささそのものが強烈なまでのカリスマ性を帯びるタイプの英霊はいなかった。マネジメント型の王ではなく、いわばリーダシップ型の王で、その生き様そのものに魅力があるんですよ。

「王とはッ―――誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!
 すべての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが、王。故に――――!
 王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!」


 なるほど確かにこれは Fate/stay night という作品の盲点だったかもなぁと思えるだけに、虚淵氏の手腕に改めて驚かざるを得ません。っていうかいやもうカッコよすぎなんですけどこのイスカンダル(笑)。

 混戦模様を極めると同時にまだかなりの数のサーヴァントが残っているということに驚きますが、いずれにしても vol.4 の登場が楽しみですねぇこれは。冬コミに出ることになりそうですが、もっと早く出せと思わずにはいられません。(笑)

2007/10/13 03:48 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
ゆかりん FC 会報着弾

 ……というかしばらく前に届いていた気もしますが;。



 や、一応国民登録はしているものの超非国民な人なので前回の会報とかは放置しっぱなしのような気が……; とはいえせっかく来たんだし読まないともったいないよなー、ということでたまには読んでみたり。中身は前回のコンサートツアーのレポートが大半で、あとは質問コーナーとかグッズ通販とか広報とかそんな感じなのですが、FC 会報の割には結構造りが凝ってて、真面目に読むと時間がかかったりします。……や、割と斜め読みしましたけど;。orz

# 姫への質問コーナーで、昔ハマったゲームの中に FFXI と PSO があったのはちょっと驚き。
# ってかどっちもネトゲじゃないですか;。どどど、どうしてこの人は脱出できたんだ……(笑)

 まあそれはともかく、改めて次回の 3/28(金) の武道館ライブの話が出ていたのですが、やっぱりこの時期での金曜日のライブってのはかなり無理してるよなぁと思わずにはいられなかったり。年度末でしかも金曜日というのは、一般的な社会人であればあり得ないというか普通は参加できない日程ですからね;。土日にせずともちょっと時期をずらすだけでも全然違うんじゃないかという気がするのですが、これがおそらく武道館という場所を借りることのハードルの高さなんでしょう。一応私もスケジュールはブロックしておきましたが、実際参加できるかどうかは正直その時期になってみないとわからないよなぁ、という感じ。

 そして広報関係のもう一つのトピックとしては、すでにいろんなところでフライング発売されてるいわくつきの写真集の件。撮影そのものは相当昔(一年近く前?)に行われていたはずなのになかなか発売されなかった写真集らしいのですが、一方ではホントに出すのかー、と思う半面、まあハワイ(でしたっけ?)までロケに行っておいて出さないという選択肢はないよな、とも思ったり、激しく微妙なところ。

# まあ私はこの手の写真集とかは全く興味がない人なのですが、もともとゆかりんは
声優さんが写真集出すなんて、みたいなことを言っていた過去もあったとか。
# 仕事に硬派な故の発言でしょうが、その一方で今の本人の売れ方が「アイドル声優」
# である以上、こうした話からは逃れられないというジレンマもあるでしょうね。
# そういう意味でこの写真集の顛末はちょっと気になっていたところだったのですが、
# まあやはり資本原理には勝てないよな、というのがやや残念なところでもあります。

 それにしてもこういう会報見てるとホントに作りが凝ってるなぁと思ったり。どうやって作っているのかは興味が沸くところなのですが(割と簡単に作れるのなら今の自分の仕事とかにも応用できるとこがないもんかなー、とか^^)、どっちにしてもデザインセンスがないとこういう奇麗な会報は作れないかもですね;。

 ちなみに返金通知は届いてないので……当選してるのかな? かな?; > FC イベント

2007/10/10 02:11 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
TV 版 CLANNAD #1 「桜舞い散る坂道で」

「でも、なにもかも…変わらずにはいられないです。
 楽しいこととか、うれしいこととか、ぜんぶ。
 ぜんぶ、変わらずにはいられないです。
 それでも、この場所が好きでいられますか?」


 というわけで深夜ですが当然のようにプロジェクターでリアルタイム鑑賞しましたが何か?(ぉ)
 すでに TBS アニメフェスタで一度見ているのであまり驚きはないのですが、いくつかメモ書きを。

・地上波ダメだわこれ;、状態。
 実はいちごましまろの時もそうだったんですが、地上波だと 4:3 にするために左右が切り落とされるんですよね。AIR, Kanon, CLANNAD のアニメ版はすべて 16:9 のビスタサイズで作られているのでこれは非常に残念なところ。特に OP の汐が走っていくシーンはビスタサイズならではの素晴らしい出来だったにそれが半減してしまった感もあり「う〜あ〜」状態。さらに厳しいのは地上波と BS-i の放送でラグが 3 週間近くもある、という点。これが 1 週間程度ならもったいないので BS-i 放映を待つところなのですが、3 週間となると果たしてどうしたものかと考えてしまうところですね。

・OP はやっぱりアレンジ版じゃない方がよかったかも;。
 リミックス自体は決して悪くないのですが、やはり AIR, Kanon, CLANNAD という作品群はあの OP/ED テーマあってこそ、というところがあります。実際、CLANNAD にしても OP テーマ「メグメル」はそれこそ耳にタコができるほど聞いてるわけで、どうしても違和感が残ってしまう。全体的に編曲が軽くなっているのも個人的には減点事項で、敢えてリミックスにする必要性ってあったのかなぁ、という気がしてなりません。(もともとメグメルって単体発売されてないはずですしね。)

 しかし ED テーマのだんご大家族はいきなりしょっぱなに聞かされてもぜんぜん意味わかんないだろ状態なのですが、冷静に考えてみると、だからこそ作品の布石として非常に重要なんですよね。なにしろこの作品でだんご大家族が本当にどういう意味を持っているのかは、作品を最後まで見なければ分からない。作品のフシギな雰囲気とはうってかわってのんきな曲ですが、その違和感こそがこの作品に仕組まれた大きな仕掛け、ということなんでしょう。

# いずれにしても終盤では−二つ影−や Ana、小さな手のひらをおしげもなく投入してくるんでしょうね^^。

 それにしても AIR なんかと同様、CLANNAD にもホントに涙腺スイッチがやたらとあるな、と思わずにはいられなかったり。たぶん 2 クールアニメなんでしょうけれども、この作品はあらゆる細かいサブキャラ分岐ルートのすべてにきちんと意味があるというとてつもない稀有な作品なだけに、どこまでそれらを拾えるのかは京アニの手腕に期待したいところ。

# 個人的には幸村先生のルートとかがかなり好きだったりするのですが(ぉ)、
# さすがにそこまで期待するのは無理ですかそうですか;。

 絡み合った作品設定、絡み合った人間模様。果たしてどこまで描き切ってくれるのか。
 私がプレイしたゲームの中ではトップクラスのお気に入り作品なだけに、この 2 クール、全力で楽しませてもらいたいと思います^^。

2007/10/5 03:36 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
新番組視聴予定

 というわけで今日から下半期。世の中的には異動の時期だったり衣替えの時期だったりするのですが、先週まで衣替えなんか絶対ありえなさす、とか思ってたのに 10/1 になるとなぜか冷え込むのだから不思議なもの。まあ数日後にはちょっとだけ暑さが戻りそうですが、ようやく秋の気配がしてきた感じですね。

 ま、それはともかくなんかでじくま氏がアップしてたので負けずに私も新番組視聴予定をアップしてみるテスト。

・月曜
レンタルマギカ
プリズム・アーク
みなみけ
キミキス pure rouge

・火曜
BAMBOO BLADE
D.C.II 〜ダ・カーポII〜
スケッチブック 〜full color's〜
ひぐらしのなく頃に解

・水曜
げんしけん2
ナイトウィザード The ANIMATION
BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜

・木曜
こどものじかん

・金曜
ムシウタ
逮捕しちゃうぞ フルスロットル
CLANNAD -クラナド-
スカイガールズ

・土曜
灼眼のシャナII
しゅごキャラ!
機動戦士ガンダムOO 第1シーズン

・日曜
スカイガールズ
ef - a tale of memories.
ご愁傷さま二ノ宮くん
しおんの王
アニメロビー おねがいマイメロディ
ハヤテのごとく!
レ・ミゼラブル 少女コゼット

 前期からの引き継ぎが割と少なく、ほぼ総入れ替えみたいな形で合計 26 本/週、といったとこですか。私の方は RDZ-D97A の一台配備なので、アナログ/デジタル各1ずつしか同時録画できないのがつらいところ。しかし幸いなのは私が住んでる場所は UHF 局が 4 系統全部入る(チバテレビ、tkv、テレビ埼玉、東京 MX)ので割と録画スケジュールを組みやすい、という点。今期はほとんどの U 局アニメがチバテレビをキー局にしていて、かつ木曜深夜の時間帯をきっちりと避けてくれているので、実はチバテレビに集中させるとほとんど難なく組み立てられますね。

# 木曜深夜は TBS 系の深夜アニメのラッシュなので、ここのバッティングで
# いつもスケジュール組み立てにてこずるんですよね;。これを考えると今期はラク。

 しかし本数こそ多いものの、期待できそうなのは CLANNAD ぐらいしかない、というのが微妙につらいところ。見る側の目が肥えてしまった問題もあるのですが、似通ったフォーマットの作品が増え続ける中で突出した作品を作り続けられる京アニの手腕に今回も期待したいところです。

2007/10/2 01:12 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
けもの −或る同人作家の苦悩。−

 ……。いったいどーしろと;;。
 ええ、激しく敗退しましたよ、はいはい;。っつーかあれはいったいなんの冗談なのかと小一時間……(ry。

 そんなわけでまあそれともかく、今回はこちらの作品のインプレを一つ〜。



 おなじみ……かどうかは分かりませんが;、この blog でも何度か紹介した眠杜文庫。さんの作品。この本は GW 中の即売会で出ていたようですが私は今回のコミケで入手……の上にさらにすっかり読むのに時間がかかってしまったのですが、なにげにこれ、素晴らしい一作じゃないですか。ページ数的には 100 ページちょっとの短編なのですが、中身の素性の良さにかなりびっくり。

 どんな作品なのかというと、中途半端に同人誌が売れてしまって人生を見誤った腐女子……もとい貴腐人のお話(ぉぃ)。高校で同人作家レビューを果たし、大学にも行かずにどっぷりと同人にハマり込んでそこから生活費を得ていたものの、パロディ同人誌専門であったが故に売れ線ジャンルを外すようになったら売上が右肩下がりで一気に急降下。残ったのは独りで住むには広すぎる 3LDK の大型分譲マンションのローンと、経歴もなければ自信も喪失して行き場を見失ってしまった情けない自分。

 早めに見切りをつけて同人活動を趣味のレベルまで戻すか、それともギリギリで専業同人を続けられる中堅をなんとか必死に守って次の大きな波に乗るチャンスを待ち続けるか? 他人の尻馬に乗って荒稼ぎしてきた自分に誇りなんて持てるはずもなく、もはやこの世界の片隅で細々と生き続けるしかない……そんな行き場のない絶望感にぐるぐるし続ける日々を過ごすヒロインヰ織。けれども、ふとしたきっかけで幼い少女 のあ と、無愛想だけど綺麗な少女 椰弥 との奇妙な同居生活を始めたところから、彼女のいろんなものが変わっていく……と、まあそんな感じのお話。

 ……なんですが、これがなにげに激しくイイのですよ^^。

 この物語の主人公であるヰ織は、当年とって 25 歳。正直なところ、この手の寂しさや不安感を感じる年齢設定としてはやや若すぎるかな? という気がしなくもなかったのですが(30 台前半ぐらいの方がしっくりきますね)、設定そのものはものすごく普遍的な側面を持っているんですよ。

 ヰ織は同人で成功している最中に、この状況が右肩上がりでずっと続くと思ってマンションのローンを組んだり、大学に行くのを蹴り飛ばして同人活動にのめり込んでいく……のですが、それはいわばリスク分散を無視した一点集中投資に他ならない。同人活動による生計が崩れ始めると、あらゆるものが瓦解していき、最後には一人取り残された上に、重たいローンがずっしりとのしかかってくる。はたと気づいて周りを見回してみれば、地味でつまらなさそうな大学進学、そして就職という道を選んだ人たちのほうが、よっぽど安定して満ち足りた生活を送っているように見える。そんな中で自分を振り返れば、自分の歩んできた道すべてが間違っていたような気に捉われてしまう。かといって自分を変える勇気もなく、少しずつ、しかし心は確実に袋小路に追い詰められていく……。

 この構図。これってなんのことはない、今の時代によくある挫折の先送り構図そのものなんですね。なにもかも上手く行っていると思っていたのに、何かの契機ではたと自分のしてきたことすべてが無意味だったかのように思えてしまう。今まで無駄だとか無意味だとか切り捨てて正しいことだけを選んできたはずなのに、急に自分の選択すべてが間違っていたかのように思えてしまう。

 けれども、のあと椰弥という二人の少女たちとともに始めた奇妙な共同生活が、ヰ織の中の『何か』を変えていく。お腹を減らした二人のためにご飯を作り、原稿に疲れたときには三人で川の字になって昼寝したり……不思議なことに、そうした生活をすることで、むしろ作家としての彼女が息を吹き返していくんですよ。あれほど苦戦していたイラスト描きの仕事も驚くほどあっさりと片付けてしまったり、今まで失敗したらどうしようと忌避していた出版社への原稿の持ち込みすらもやってみようとチャレンジする気になっていったりする。そうした経験を通じて、彼女は自分自身の過去の 10 年も、実は無駄ではなかったんじゃないか? と思えるように変わっていく。

 ヰ織にとっての家族とは、自らが寄って立つところであり、安心して心を預けられる場所。そういう「心の支え」、そして「仕事から離れられる自分の居場所」を得ることによって、逆に彼女は余計なことを考えずに(ローンが払えなくなったらどうしようとか失敗したらどうしようとか考えずに)自分がやるべき仕事に専念できるようになっていく。そして自分自身のことも前向きにとらえることができるようになっていき、彼女の世界が広がっていく……そんな物語になっているんですよね。

仕事のことばっかり考えるから仕事がうまくいかなくなる、というのはリアルでも実際よくある話なんですよね。
# そういうときは「ばっさりと」仕事を一回切って、何か別のことでリフレッシュして気分転換することが必要。
# 私もやる気が出なくてダメなときは平日でもばっっさりと仕事をやめて切り上げて帰ってきて EC(ry
# でもまあ、気持ちのリセットというのはものすごく重要で、それによって袋小路みたいな思考から脱することが
# できることもきっとあるんじゃないかな、と思います。……や、ダメなときはなにやってもダメなんですけど;(ぉぃ)。

 それにしてもいつもながらの作品の優しい語り口には感心せずにはいられません。眠杜文庫。さんの作品はいつもチェキしてますが、サイト見たら男性作家さんなんですね;。まあ確かにキャラ設定はいかにも男性らしいといえばそうですが、半面、男性作家とは思えない繊細さと優しさを併せ持った作品でもあります。ある意味、中途半端に成功してしまった同人作家というあたりがどこまで作者さんとリアルでかぶるのかは分かりませんが^^、なかなかよい作品なので興味があったら読んでみてほしいところです。

2007/9/20 03:10 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
こどものじかん 4 巻(★×6)

 う゛〜、というわけで今日も夜までお仕事モード。結局三連休でやるはずだったリトバスは手つかず状態になってしまっていったいいつできるんだろうモードになりつつありますが;、今日はそんな時間の挟間で読んだこちらの書評をひとつ。



 読みました。ようやく。
 ……ごめんなさい、白状します。泣きました。いやホントに;。

 ……もしあの時、あの子が隣にいたら。
 私は、どんな人間になっていたかしら。


 この作品、通じない人には全く通じないタイプの作品かもしれないのですが、刺さる人には本気で突き刺さる作品なんじゃないか、と。何が刺さっているのかは自分でよく分かるだけにちょっとインプレも正直書きにくい……というかすみません、こんな幼女萌えロリエロ漫画がこんな神作品になるとは全く想像してませんでした;。

 書くかどうするかちょっと迷ったんですが、ざっとインプレ書いておきます……が、まだ読んでないという方は騙されたと思ってぜひ読んでみてもらいたい作品です(amazon はこちら、っつーかいいから問答無用で読め(ぉぃ))。逆にまだ読んでない人にはインプレ読んで欲しくないので、文字反転しておきます。

「……いつか……いつか必ずきみのことを理解して、愛してくれる人が現れる。
 だから、それまでがんばるんだよ。
 憎しみや悲しみを、自分の中で育てないで。
 ……僕のように、黒くなってはいけないよ。」


 最後にレイジが美々に語りかけたこのセリフが、作品のすべてを物語っていますね。白井先生のエピソードのところでピンと来たのですが、要するにこの作品、愛されたいのに愛されない人たちの物語、なんですよ。

 白井先生は教育委員長の娘として生まれ、両親の厳しい躾の元で中高時代を過ごす。周りからは真面目で地味な子と村八分にされ、華やかに青春を謳歌する人たちに羨望のまなざしを向けるのですが、その寂しさはいつしか彼女たちに対する憎しみと蔑みの心へと変わっていってしまう。

 ……なによ……勉強もできないくせに……
 見た目しか取り柄のない低能な奴ら!!


 彼女に足りなかったもの、それは自分のことを認めて思いやりを向けてくれる人の存在。他人が自分のことを認めてくれないから、彼女は結局想像の中で他人を蔑むことでしか自分の心を維持することができなかったんですよね。そして彼女の心はどんどんねじ曲がり、そして黒くなっていく。

 作中で語られている「心の黒さ」とは、心の中に抱えている闇の部分、自分のコンプレックスや過去の悲しい思い出によって作り上げられてしまった心の醜い部分のこと。そうした心の黒さは、多かれ少なかれ、ほとんどの人の中にあるものでしょう。にもかかわらず人が心穏やかに過ごせるのは、きっと他者から愛されているという安心感によって、心の黒さが発症しなくなるから、なんですよ。

「……先生。私が怖い?
 私は……私が怖い。
 先生がそばにいれば、私は黒くならずに済む。いい子でいられる。
 だから……お願い。りんのそばにいて。
「大丈夫。そばにいる。だから、もう心配しなくていい。


 愛されたいのに、誰も本当の自分のことを愛してくれないという疎外感。りんは不良児童というレッテル、白井は教育委員長の娘というレッテル、美々は成績優良児というレッテル、そうした様々なレッテルによって、彼女たちはそれぞれに孤独感に苛む。そして愛されていないという状況は、人の心を追い詰め、そして簡単に捻じ曲げてしまう。

 なんで……なんでこの人は、私の心がわかるんだろう……。

 4巻の物語は、様々な過去の経緯で心が黒くなってしまったレイジが逆に美々の心を救う、ということによって見事に幕を閉じるのですが、たったひと言。そのひと言があるかどうかで、人の心は白くも黒くもなるんですよね。

 人の心の「黒さ」の部分なんかも含めて、その人の「本当の中身」を愛することができるかどうか。結局、この作品って、教師と生徒のぷちロリエロ漫画という化けの皮を被った、愛することと愛されることの物語なんですよ。この作品が果たしてこれからどんな展開をしていくのかは分かりませんが、素晴らしい作品としか言いようがないです。作者さんはもう作品の結末は概ね考えていて、最終的にはハッピーエンドにしたいんだそうですが、果たしてどんな展開を通してハッピーエンドにつなげていくのかは非常に楽しみな作品ですね。

 ……と書いてて実はさっき初めて知ったのですが、この作品の作者さんって女性なんですね。あ゛あ゛あ゛、なるほどそれはものすごく納得、という印象。この作品にある冷徹な厳しさと溢れんばかりの優しさは、男性作家さんだとなかなか描けないものなんじゃないかと思うんですよね。(例外的に椎名高志さんの絶対可憐チルドレンなんかがこれに近いものを持ってますが、こどものじかんの方が直球勝負な感じですね。)

 それにしてもホントに素晴らしい作品。もともとけろっちゃ氏がお勧めしてくれた一作で、前巻まではロリ&ぷちエロに抵抗がない人向け……とかヒヨってましたが4巻まで読んで必修科目に昇格。正直、自信を持って太鼓判を押せる一作なので、ぜひ手に取って読んで欲しいところです。

2007/9/18 03:09 | 3.アニメ&コミックス | コメント (5) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

 や、こんなよく晴れた日はデート日和ですよ? というわけで今日はこちらを鑑賞してきたり〜。



# ……といいつつ一緒に行ってきたのはでじくま氏ですが;。
# っつーかさすがにむちゃくちゃ混んでますね、土日は。> 映画館

 ま、それはともかく今日見てきたのはいわゆるエヴァのリニューアル劇場版。実に今から 12 年前の作品で、私は大学時代にこの作品を見ていたわけなのですが(歳がバレる;)、さすがにもはや原作については記憶の彼方。かろうじて作品のテーマぐらいは覚えているのですが、まあいい意味で適度に記憶を失っているのはきっといいことだろう、というわけででじくま氏と急きょ鑑賞に行くことに決定。

 で、見てきたわけですが。
 いや〜、凄い。今、改めて見ても十二分に面白い物語ですねこれ。なるほど生粋の EVAっ子を自称する本郷氏が熱狂するのも分からなくはなかったり。

 内容としては TV 本編の焼き直しなのですが、劇場版の尺に合わせて全編作り直し。特に CG を使った高度な映像技術が美しく、中でも使徒ラミエル(正八面体のキューブ型の使徒)の映像が特筆すべきところ。攻撃・防御に併せて自在に形を変えたり、ジオフロントへの攻撃でも自らの一部をドリル化していたり。ラストの陽電子砲による射撃も迫力の映像で、さすがに第一部の幕引きに相応しい作りに仕上がってました。いやはや感心。

# あ、でも全体的に画面が暗くて結構見づらかったような。
# できれば自宅のプロジェクターで鑑賞したかったところ;。っつーか自宅の方が映像設備いい気も;。orz

 とはいえ全体としては……うーん、どうなんでしょう?
 テイストとしてはやっぱり古い気がしなくもないですね。

 もともと人類補完計画というのは、ディスコミュニケーション世代の若者たちの解毒計画。認めて欲しい、褒めて欲しい、けれども傷つくのが怖くてなかなか人に触れることもできず、かといって自ら命を絶つこともできない。そんな臆病な自分を認めて、他人との繋がりを求めるために前に進んでいこうとする人間の物語、それがエヴァのテーマなんじゃないかと私は思っているのですが、でもそういったディスコミュニケーションの形態は、今と昔でかなり違うと思うんですよね。昔はそもそも「触れること自体が怖い」。けれども今の時代は「傷つかない程度に触れるけれども、ある一定以上踏み込むのは怖くてできない」、みたいなところがあって、ディスコミュニケーションの形式が随分と変化しているように思うんですよね。

 もちろん当時は作品自体の評価というよりも作品の作り方や作られ方、あるいはスタッフの姿勢みたいなものが話題になり、作品のテーマについて分かりやすく論じられることはなかったようにも思うし、またディスコミュニケーションというテーマが今日性を持つ、というのは確かに当時と変わりはないかもしれません。そういう意味で今再び、というのもわからなくもない。けれども 12 年前では先進的な描かれ方であった本作も、現在においてはやや古臭さを感じてしまうというのは……うーん、私の感性が古くなってしまったせいなんでしょうか;。

 などといろいろ書いたものの、この劇場版を見て TV 版のエヴァを再び見返してみたいと思ったのは事実。や、当時はいろいろなギミックに惑わされて作品テーマをうまく読み取れなかったところもあるのですが、今改めて見返してみたらいろんなものが見える作品なんじゃないかな? という気がします。いずれにしても 12 年前の作品でありながら今でも十二分に見られる作品であるというのには驚きを隠せませんが、概して大作、というのはそういうものなのかもしれませんね。

2007/9/10 00:08 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
書評:図書館戦争

 や、今日はでじくま氏が九州遠征中なわけですが、なにげに千秋楽が公演だった様子。うーむ、無理を圧しても行けばよかったか??とも思いましたが行ったところで曲すらろくに覚えてなかった自分には正直微妙な疎外感を味わうかも……、という気もするのでまあ仕方ないかも;。そんなわけでいずれの DVD 化を期待しつつ、今日はこちらの書評を一つ。



 夏のこたつさんなどから薦められてた一冊。いや〜、なにげに分量も多いのでちょっと読むのに時間がかかってしまいましたがようやく読了。でもってこの本の感想を書くと、こんな感じですかね。

 訳わからん……だが、それがイイ(爆)。

 ちなみにどんな本なのかというと(Wikipedia から引用)。

 時は2019年、公序良俗を乱し、人権侵害の表現を取り締まる『メディア良化法』が施行された現代。強権的かつ超法規的な『メディア良化委員会』と、その実行組織『良化特務機関』の言論弾圧に唯一対抗できる存在、それが図書館だった。かくして図書館は武装し、良化機関との永きに渡る抗争に突入することになる。図書館の自由を守るために。

 ……という、文字化するとホラもここまで大ボラなら上等としか言いようがない設定だったり^^。検閲・規制がかけられた書物があたかも宝石であるかのごとく抗争の的になるというその展開は、緻密なミリタリー描写とは裏腹に冷静になればなるほど「そんなアホな;;」と言いたくなること請け合い。でもこの作品のミソはそのホラそのものにある。

 というのもこの作品、メディア良化委員会と図書館の抗争の原因が「本」だから荒唐無稽ですが、これが「宝石」だったり「重要文化財」だったりすれば、実に筋の通った超ど真ん中直球ストレート勝負な少女恋愛的ミリタリー作品(?)とでも言うべきものになってしまう。けれどもそれではあまりにも直球すぎる。そこで抗争のネタだけを変化球にして、それ以外については直球ストレートにする。こうすることによって、ベタベタな恋愛作品をちょっと笑い飛ばしながら読めるようにしてるんですよね。

 ただ……うーん、トータルとしてはベタすぎるというかちょっとゆるい感じのある作品ではありますね。表現は緻密なものの内容というか筋書きそのものはあまり緻密ではないので、正直なところいろんなところで物足りなさを感じてしまう一作。ライトノベルは中身がライトであってはならないと語った人がいましたが、この作品はまさにそんな印象のある一作で、全体的にもうちょっとどろどろした何かが欲しかったところではあります。とはいえ心理描写などは女性らしい細やかさが出ている印象もあり(作者の有川さんは主婦なんだそうで^^)、その辺はかなり好印象。1 巻目ということでまとまりよくするためにやや抑え気味にしたのかもしれませんね。……というか 2 巻目以降を読んでないのでなんともいえませんが;。

 それにしてもこの本、何が困ってしまったかってサイズですよサイズ;。会社の往復で読んでたのですが、もう本がでかすぎてどうしよう状態。ハードカバーにこだわりがあってこの装丁にしたのだろうと思いますが、純粋に読むという観点だけで言うとえらい不便でした。2 巻目以降を読むかどうかは……ええっと、推薦していただいた方々の意見を聞いてからにしようかと思います;;。

2007/9/2 01:21 | 3.アニメ&コミックス | コメント (3) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
MASSIVE WONDERS

 ううっ、あ、あるはずのある痛みが身体じゅうのあちこちに〜〜;。というかまあ昨日あれだけ飛び跳ねてれば当然なのですが、今日はこちらの CDS をげと〜。



 ええっと、水樹奈々さんの CDS、MASSIVE WONDERS。なのは SS の新 OP テーマで、発売されたのは先週なんですが買いに行くタイミングがなかなかなくて今に至ってしまったり。そんなわけで早速聞いてみたわけですが、あいかわらずさすが奈々さん、という感じ。この人、もともと演歌歌手志望なんだそうですが(ぉ)、さすが演歌志望というだけのことはあって声量が素晴らしい。どこまでも力強く歌い上げられている一曲は、聞いているだけで力が沸いてくるような感じ。なのはシリーズはホントに OP には恵まれてるなぁとつくづく思わずにはいられません。

 そういえば昨日はゆかりんのコンサートに参戦してきましたが、実は奈々さんのコンサートには一度行ってみたいなぁと思っていたり。や、ゆかりんに先立ってすでに武道館入りしている奈々さんですが、この人の曲はわりかし好きなので、どうせ他の人のコンサート行くなら奈々さんとか KOTOKO さんだろうなぁ……と思いつつついチケット手配を忘れて今に至るワナ(ぉぃ)。年末年始に奈々さんのコンサートツアーがあるようなのでチケットが入手できるようだったら攻めてみようかと思ったり。末席でふらっと聞きにいく程度だとは思いますが^^。

# っていうか DD とか言うな〜〜〜、ですよ。(DD = 誰でも大好き

 しかし仕事と ECO の板挟みでなかなか他のことに時間が取れない……今日も溜まったクエをひたすら消化してましたが、先日こんな Web 拍手が。

> リトバスレビュー楽しみでストーキングしてますが><

 ぐはっ;;。すすすす、すみません〜〜、なんとか今週末には頑張りたいとか思っていたり。や、なんつーか気分的にはホントに先行き考えずにペットを大量に飼ってしまった飼い主みたいな感じかも;。ううっ、なんとかせねばですよ〜;;。

# でも中途半端なときにプレイしたくないんですよねぇ^^。> リトバス
# なんか惜しみ惜しみプレイ中ではあります。はい。

2007/8/28 01:59 | 3.アニメ&コミックス | コメント (2) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
田村ゆかり コンサートツアー 2007 Summer * Sweet Milky Way * パシフィコ横浜

 というわけで今日はこちらに参戦〜。



 パシフィコ横浜で開催された、田村ゆかりコンサートツアー Sweet Milky Way。関東地域 2 回目の公演になるわけですが、今回は今度 10 月に結婚する予定のヲタ仲間の一人がスケジュールの厳しい中、無理を押して参戦してくれたり。や、ご結婚相手はカタギな方らしいのでゆかりんのコンサートに参加するのもきっと最後になるのでしょうが、思い残しのないように思いっきり飛んでもらおう、ということで T シャツとタオルとサイリュームと UO を支給(ぉ)。でじくま氏と 3 人で参戦してきたわけですが。

 いや〜〜〜〜、あいかわらずめちゃめちゃ面白いんですけど(笑)。
 何がって、主に MC トークが(ぉ)。

 や、コンサートの構成などについては基本的にはどこも同じで、その辺は前回のエントリを繰り返しても仕方がないので改めて書き直すことはしませんが、今回はなにげに MC トークが炸裂しまくり。毎週あるコンサートごとに MC トークを切り替えるわけで、当然ネタの仕込みにも限度があるはずなのですが、ネタの転がし方や客席いじりは見事としか言いようがなかったり。騒ぐ観客席に「うっさいよ、こっちはテンパってるんだから」と一蹴したり、盛り上がる 3F 席に対して「少し頭冷やしてよ」といじって、挙句の果てに「みんな怒られたい人ばっかり」(笑)。おいおいゆかり王国国民はMな人ばっかりですか;状態なのですが^^、こういうツッコミをイヤミなく入れてきて観客を笑いの渦に落とし込むその手腕には舌を巻くとしか言いようがなかったり。今回はえらい MC トークが長くて、おそらく今までの 5 割増ぐらいの増量トークだったのですがもうお腹抱えて笑いました、みたいな感じ^^。

# 実は私の後ろにカップルのお客さんがいて、最初は全力で引き気味だった彼女さんが
# 中盤から終盤にかけてバカウケしまくってて、挙句の果てに最後の浴衣衣装を見て
# めちゃめちゃ萌えまくっていた様子。そうかあれは女性客でも OK なのか?(違います)

 しかし改めて思いましたが、ホントにこの人はすごい人だなぁ……と。や、もちろんこの規模のコンサートをきっちりと成功させるということ自体がすごいとも言えるのですが、本当の意味ですごいのは、いつまで経っても目線の高さが変わらない、という点。

 どういうことかというと、例えば彼女がいったいどれだけ稼いでいるのかは分かりませんが、おそらく単純にお金だけのことを取っていうなら優雅なセレブ生活……は無理にしても、ちょっといいところに住んで、おいしいもの食べて、かわいい服着て……といった具合に生活の水準を引き上げることはいくらでもできるはず。ちょっとお金が入るとつい懐が緩んでしまう、いわゆる成金な人は世の中決して少なくないのですが、この人ってそういうことに関して、強く自分を戒めているような雰囲気が漂っているんですよね。

 例えば今日の MC トークでは、主婦のおばさんとパン屋の半額セールで争ってるだとか、寝落ちしてせっかくのお土産の冷凍牛タンを思いっきり放置しちゃった(でも冷蔵庫に入れなおした(笑))とか、さらには部屋に後藤さんが出現して怖くて 3 時間もにらめっこしたとか(← いやむしろそっちの方が私には理解できないのですが;)、とてもアイドル声優とは思えないような発言のオンパレード。や、それは何かと言えば、結局、参加者と目線の高さを合わせて話している、ということなんですよね。

 実際問題として、ゆかりんぐらいの人になれば游玄亭クラスのお店で接待されることも珍しくもないでしょうし、実際これだけの規模のコンサートをきっちりと回せるほどの頭の持ち主であれば、高い視座や思考力を備えているのは当たり前。普通はそうした状況を自らの人間としてのステータスの高さと思いこみ、プライド(という名の見栄ですけどね;)として振り回そうとする人も多いのですが、ゆかりんはあっさりとその目線の高さを下げてみんなと合わせることができるんだと思うんですよ。だから、あれだけ凄い人であるにもかかわらず、ゆかりんのトークにはイヤミっけが全くない。彼女にとってのプライドって、たぶんプロフェッショナルな仕事をし続けようとか、お客さんに楽しんでもらおうとか、そういうところにあるんじゃないかと思うのですが、プロフェッショナルな仕事に対する姿勢は、やっぱり見ていて刺激を受けるものがあるし、なによりそうした仕事を続けてきたからこそ今の彼女のステータスがある。

 久しぶりに参加した私の友人が、最後に観客席に手を振るゆかりを数年ぶりに見て、「この人ホントにぜんぜん変わってないですね」と言ったのが非常に印象的。おそらくずっと変わらずお客さんを大切にしようとするからこそ今のゆかりがあり、そして数千人規模に膨れ上がった今でも見事なまでに統制が取れている観客がある、んでしょうね。

# 実際問題として、見事に揃ったコールなどは「圧巻」の一言に尽きます。
# 客席もよく予習しているとしか言いようがないコールと振り付けで、なんというか無駄にレベルが高い;;(笑)。

 や、それ以外にもいろいろ書きたいことはあるのですが、なんか今はうまくまとまりつかないので今回はやめておいたり。でも、ついに来春には奈々さんに引き続いて武道館進出になるそうで、ホントにこの人はどこまで成長をし続けるのだろうか、と思わずにはいられません。でじくま氏はそんなゆかりんを称して『進化する三十路女』と呼びましたが、どう聞いても嬉しくないであろう(笑)この称号は、実際のところはゆかりんの本質であり、そしてなにより最高の褒め言葉であるのは間違いないでしょう。私ももう 30 台に入って久しいですが;、いやはやこういうのを見るとホントにちょっとでも見習って自分も頑張らなくちゃ、という気になりますね。

 というわけででじくま氏はまだこれから福岡戦が残っているのですが、私はこれで今回の Sweek Milky Way への参戦は終わり。たった 2 回の参戦ではありましたが、いやはや UO 折りまくっての楽しいコンサートでした。また来春に武道館で楽しませてもらいたいものです。はい。

2007/8/27 01:31 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
ま、間に合った〜〜〜〜〜。

 まさに今ちょうど着弾したり^^。



 いやー、発注したのが先週土曜なのでコンサートに間に合わないかと思ったのですがギリギリセーフ。来週の福岡は不参加の予定なので今日使えなかったら大量の萌えないゴミが発生するところでしたがいやはやよかったよかった^^。

 というわけで今日はゆかりんコンサート。めいいっぱい楽しんできますよ〜〜〜〜??^^

2007/8/26 13:33 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
アキバ・エクスプレス

 そうそう、コミケに関連してこのネタを書くのを忘れてた;。



 や、その名もアキバ・エクスプレス。数年前?から国際展示場駅のロータリー近辺で秋葉原への直通イタバス(痛いバス)が出てるという話は聞いてたのですが(しかもメイドさんつき)、一度話のネタに乗ってみたいと思ってたんですよね。で、でじくま氏はなんか乗ったらしいのですが前回のコミケでは見当たらず。今回のコミケ終了後はお台場までタクるかそれともその辺でのんびりするかという話になりかけたのですが、当然のようにタクシー捕まらず周辺のお店は満員なわけで(← いいかげん学習しろ;)、どうしたもんかと思っていたところちょうど見かけたのがこのアキバ・エクスプレス。

 これ、びっくりしたのですが実は同人サークルで実施しているというツワモノ。検索すれば一発でひっかかるのですが、なんでも C70 からロータリーの利用が禁止されて、北待機場からの発着になっていた様子。看板が出てなければ完全に見落としてたところなのですが、まあ話のネタに乗ってみませんか、というわけでみんなで行ってみると、東方の巫女さん(霊夢)とか CLANNAD の着ぐるみとかがいるわいるわ状態^^。



 そしてバスも当然ペインティングつき。



# でも我々が乗ったのは残念ながらペインティングなし;。くっ、指さされたかったのにっ。(違)

 ちなみに秋葉原まででお値段は片道 800 円、約 30 分ぐらいの道のり。補助席まで全部出してこのお値段なので、必ずしも乗り心地がめちゃめちゃ快適というわけではないですが、支払の行列ではメイドさんが冷たいお茶を振る舞ってくれたりおしぼり出してくれたりといろいろ頑張ってました。

 が、しかし。
 あの観光案内はあり得ません><。(笑)

 というかですね、実はシステムとして普通の観光バスをチャーターしてそれを頭割する仕組みで運航してるために添乗員さんもごくごく普通の添乗員さんが普通のアナウンスをするわけです。

「えー、みなさま左手に見えますのが東京タワーでございます」

 激しく違うだろうそれは;;
 そこは当然「カードキャプターさくらの聖地、東京タワーでございます」じゃないですか。(← 違うのはお前だ

 などと隣にいたけろっちゃ氏と二人で全力でツッコミ合ってたわけですが、

「いやゆりかもめって言ったら当然ナレーションネタだよな。」
「月島って I/O の聖地だよね?」
「そうそう、たぶんあのビルがエク○ークじゃない?」
「でもだからって『みなさま右手に見えますのが悪の結社エ○サークです』とか放送したら大問題じゃない?」

 ……などという訳の分からない会話が繰り広げられてたとかいないとか;。

# しかしまあ東京観光案内のナレーションも、普通に聞いてるとそれなりに面白いですね(笑)。
# 実にどうでもいい話ばっかりなんですが^^。

 そんなわけで 30 分ほどしてこちらに到着〜。



# 家に帰る道のりとしては明らかに遠回りなのは秘密だww。

 しかしこれ、正直な感想を言えば結構いいんじゃない? という感じ。や、発着所がもうちょい会場に近ければ言うことなしなのですが、その一点を差し引けば最後の最後まで冗談づくめでコミケを終えられるし、なにより涼しい冷房の利いたバスに 30 分も座っていればすっかり疲れが取れる、というのが大きなポイント。そして秋葉原で軽く落ち穂拾いをしながら帰ってくれば一石二鳥、みたいなところもあって、少なくとも東京駅行きの満員バスに乗るまで 1 時間、さらに立ちっぱなしで揺られて 30 分、なんかと比較したら遙かにいいな、という気がしたり。

 ちなみに現在は有明北待機場に発着していたのですが、これが有明東臨時発着所に変更される可能性もあるらしく、もしそちらに変更されたら東館側から離脱……は今は無理なんでしたっけ;。それができたらむちゃくちゃ便利になるのですが、いずれにしてもこういう同人サークルさんがあるのは面白いですね。動かす額も結構大きくなるし規制だらけでサークル運営もめちゃめちゃ大変でしょうが、これからもぜひ続けてもらいたいものです。

2007/8/23 00:10 | 3.アニメ&コミックス | コメント (5) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Comic Market 72 Mission Complete ……のまとめ。

 というわけで今回の戦果報告〜。



 そんなわけで今回のコミケ 72 もようやく終了したわけですが、いや〜、なんかめちゃめちゃ楽しかったような気がしたり^^。まあ体力的に無理をしていたのが今ではすっかり復調してるとか(ぉぃ)、さらにはけろっちゃ氏を始めとして人にあらざる無茶な注文を出しまくってお願いしまくりモードだったとか(さらにぉぃ)、そしてサークル運営でもいろんな新しい試みが出来たりして、いやはやかなり充実した 3 日間(といっても参加したのは 2 日;)だった気が。

# あ、ちなみに売上金ですが見事なまでに誤差ゼロ
# もしかしたらどっかカウントミスしてる可能性もあるのですが、売上データと
# つり銭データが見事なまでにかちんと噛み合ったときには思わず感嘆^^。

 しかし今回非常に面白かったのが、お隣のサークルさんの売り子さんとのおしゃべり^^。や、創作少女系のサークルって多少の波はあるもののそんなに無茶な混雑をするわけではないので、割と暇なときは暇だったり。で、二人して「あつ〜」「いやホントにあついっすよね〜;」みたいなぐだぐだトークをしてたわけですが;、よく聞いてみるとこのお方、日曜日は西2ホールこそが主戦場だそうで、自分でアンジェ本も作られてるとか。このサークルさんには委託で出されてて、自ら腐女子と称するお方だったわけですが^^、なんかいろいろ話してるうちにポスターの話やら本の話やらと多方面に飛び火しまくり。

まちばり「いや〜、なんか西館っていまいち捌け悪くないですか?」
お隣さん「確かにそうですよねぇ。東館とかだと結構飛ぶように売れてくんですよ、18 禁本ばっかり。」
まちばり「あ゛〜、やっぱりそうなんですか。さすが欲望渦巻くコミケって感じですねぇ。」
お隣さん(爆笑)

 っつーか超ぶっちゃけだな、状態(笑)。や、実は今回のお隣のサークルさんは今までも何回かお隣になったことがあったんですが、なかなか話すきっかけもなくてお恥ずかしながらうまくコミュニケーションできてなかったんですよね;。なんか今回売り子にお手伝いに来てた方が気さくな方だったことなんかもあってお二人とうまくお話しできたのですが、やっぱりサークルの売り子ってこういうのがあるから楽しいんだよな^^とか思ったり。

 もう今はなくなってしまったのですが、昔はブロック単位にブロックノートと呼ばれるお絵かきブックの回覧もあったりして、いい意味で横方向のサークル間の繋がりが強かったんですよね。でも最近はなんかお互いに触れず関せずみたいなところもあって、なかなか声をかけにくい。(っつーかうちの場合はただでさえ創作少女さんのサークルを野郎共で乗っ取ってるのでなおさらなのですが;;) コミケって「みんなで作るお祭り」みたいなところが昔はあったので、今回こんな感じでお隣のサークルさんと仲良く話しながら売り子できたのはめちゃめちゃ楽しかったり。そうそう、こういうのが楽しいんだよなー、と思っちゃいましたよ^^。

 今回はそれ以外にも巨大ポスター貼りだしたりディスプレイ方法変えてみたり色紙出してみたりといろんな工夫……は私じゃなくてサークルさんの主催者さんに全部お願いしたわけですが(笑)、こういう「いろいろ工夫しながらみんなで楽しむお祭り」ってやっぱり楽しい^^。そんなわけで今回は、なんか昔ながらのコミケットの良さを久々に味わいながら売り子ができたのがよかったですね。

 ま、そんなわけでさんざん遊びまくったこの連休もぼちぼち終了。
 明日からはまた頑張ってお仕事しなくちゃ! ですよ〜?^^

2007/8/20 02:43 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Mission Complete - Comic Market 72 Day 3

 というわけでようやくただいま打ち上げも終了して帰ってきたわけです。が。

 いや〜、めがっさありがとでしたよ〜〜〜〜(嬉)。> 関係者各位

 もう人間とは思えない鬼のような買出し&使いっ走り要請出しまくりにもかかわらず(← 自粛しろ;)、見事にすべての新刊を押さえてくれた上にいろんなお仕事までこなしてくれた でじくま氏 & けろっちゃ氏 & りゅうくんさんにはも〜〜〜めちゃめちゃありがとですよ〜〜〜〜。

# おかげでサークルから出たのはわずか 15 分ぐらい。(え゛;)
# 西館内の欲しいサークルさんいくつかだけをピンポイント的にピックアップしたわけですが、
# 買いたいサークルは事実上またしてもコンプリート状態に^^。

 ……というかすみません、さんざん炎天下の中を並ばせて;。
 しかも終了後に blog ネタのためにさんざん引きまわしたのは秘密;。(← 人としてダメすぎですよこの人;)

 お隣さんのサークルの売り子さんとさんざん喋ったりとか見事なまでの華麗な撤退とか超巨大ポスターで超大手っぽく演出とか ECO 仲間の人とおしゃべりとかめちゃめちゃ^3 楽しい一日でしたが、なにはともあれ問題はこれからやる精算処理だったり;。今回はきっとズレてるだろうなぁと思いつつ。

 や、なんにしてもホントありがとでした〜〜〜。というわけでとりあえず生還報告^^。

 ……って、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、いきなりポカ発見。
 やっちゃったよ、おい〜;。まあこれはクリティカルじゃないから許してもらうことにしよう....。

2007/8/19 20:15 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
Mission Complete - Comic Market 72 Day-1



 ……というかまずひとこと言わせてください。
 ここは地獄である、と;。

 いやまあなんとかまさに天国と地獄の挟間から生還してきたわけですが、いやはや本気でシャレになってないとしか言いようが;。昨日に比べればまだマシなのでしょうが、それにしたって十二分すぎるほどのトチ狂った猛暑。それに加えて睡眠不足と来ればまあそりゃ普通じゃいられません。しかも参ってしまうのが今日の収穫。



 っていうかたったこれだけですか状態(涙)。

 や、なにってまず東方がカッタクラスの激混みで、いきなりここで 50 分。そしていくつかのサークルさんを巡回しつつ西館商業スペースに行くもどこも長蛇の列(当たり前;)。とはいえリトバスの CD は買わないわけにはいかんだろう、と思ってゲマに並んだら想定外の長蛇の列。列の長さを見誤ったおかげで 20 分ぐらいかなーと思っていたところを 1 時間以上並ばされるハメに;;。しかも時間の読み誤りから水切れ。なんとか購入を終えたものの、精根力尽きて離脱して帰還、という流れ。

 ……いやだってあのままさらに巡回してたら絶対倒れてますよ状態;;。
 行列の読みが甘すぎてでじくま氏の購入協力が事実上全くできなかったというのが手痛い限り。っつーかこういうのを役立たずといいます(涙)。

 なんとか気力を振り絞ってようやく自宅で落ち着いたところですが、もーとにかく体が水分を要求しまくり。で、水分を一通りとったら今度は猛烈な眠気が襲ってきているところなわけですが、いや〜、やっぱりですね、

 無茶をするって楽しいですねwwww。 ← 懲りてないですよこの人;;

 とまあややネタっぽくエントリをまとめてみたわけですが、実のところ今日の狙い目は東方とリトバスアルバム、加えてぽえ M さん(これはでじくま氏に購入依頼済み)なのでまあ実際には予定通りの調達、といったところ。最近は一般書店流通物ですら消化しきれてない状況なので同人系はクォリティの高いものに絞り込み気味だったりします。ま、欲しいものは予定通り購入できたのでおっけ〜? って感じ。

 ……にしてもでじくま氏は早々に戦線離脱しながらすでに神戸に向かっているのだから驚異的としか言いようが;。や、昨晩は彼のところにお願いして日曜日のサークルの準備とかしてもらったので彼は私以上に疲れているはずなのですが、ゆかりパワー恐るべしとしか言いようが;;。

# まあホントに明日が安息日でラッキーですよ。
# ちょっとだけふらっと遊びに行こうかと思ってましたが、今の身体の状況では全く無理ですね;。
# 念のため現地に体温計持って行ってましたが、行列中で 37.8 ℃、帰ってきて測ったら 37.8 ℃。
# ……なんだ、これが今の私の平熱なのか??(違います;)

 というわけでこのまま東方に突っ走りたいところですがちょっと仮眠してからにしよう;。
 ようしっ、明後日もがんばるぞ〜、ですよ〜?^^

# ホントに明後日がサークル入場でよかったと思います。つくづく;;。

2007/8/17 15:57 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
というわけでぼちぼち

 オペレーション リトルラブラブハンターズ、じゃなかった、

 コミックマーケット 72、Mission Start、ですよ〜?

 ……っつーかこの暑さでホントに大丈夫なのか、今回のコミケット;;。
 倒れる人続出だろうなぁ……といいつつ自分が倒れないようにしないと、ですよ;;。

2007/8/16 20:14 | 3.アニメ&コミックス | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
書評:ミミズクと夜の王

 ―――ねえ、あんなにも。あたしあなたに、たべられたかったのに。

 えーっと、今日はこちらの書評をひとつ〜。



 や、実は以前、狼と香辛料の書評をアップしたころに Web 拍手でおすすめしてくださった方がいて、それで入手して読んでみたりしたという次第。会社との往復でゼルダと交代でちまちま読み進めてたのでかなり時間がかかっちゃいましたが、後半戦に進むにつれて読む速度がどんどん加速、そして一気に読み終えてしまったり。いや〜、なにげにすてきなお話じゃないですか、これ。

 魔物のはびこる夜の森に現われた、額に「332」の刻印を持つミミズク。夜の森で出会った夜の王にミミズクが懇願するのはたった一つの願い事。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」……死にたがり屋のミミズクと、人間嫌いの夜の王の不思議な物語。

 ……なわけですが、これネタバレしないとインプレ書けません;。が、ネタが分かってしまうとおそらく全く面白くない作品になり下がると思うので、とりあえず反転しておきます。

 電撃文庫でありながら、挿絵が全くないという極めて不思議な一冊。最初に読んだときにはそもそも「ミミズク」の姿がどんななのかもなかなか想像できず、すべてが想像力にゆだねられている、そんな不思議な物語。けれども、そんなミミズクが虐待を受け、心を病み、死を渇望している少女であるということが見えてきたあたりから、作品の印象ががらっと変わってくる。

 序盤でピンと来たのですが、この物語は死を渇望する少女の、純粋な恋愛物語なんですね。(と、これは最後まで読めば明らかですが;、「あたしを食べて」というのが倒錯した恋愛欲求(カニバリズム)であることからも推測可能)

 ミミズクは、人の悪意に晒され続けることで心を壊されてしまう。そんなミミズクが触れた夜の王フクロウは、人の悪意を知るが故に本当の心の優しさを知っている。

「あ……」
 ミミズクはその髪を掴み、拳を自分の額に押しつけた。
 なんて、わかりにくいんだろう。なんて、ひねくれていて、なんて、不器用なのだろう。
 それなのに。
 (優しくされていたんだ。)
 ミミズクにはわかった。
 (ミミズクは、ずっと、精一杯、優しくされていたんだ。)


 確かに話の内容そのものはかなり予定調和的なところがある。けれども、心なき少女に、純粋な愛を通して心の火が灯っていくそのプロセスの描写が実に見事。要するにこの作品の良いところは、心の温かさをダイレクトに感じられるところ、なんですよね。

 実はちょろっと amazon の書評なんかを読んでみたのですが、的外れな書評もいくつかありますね。確かにミミズクのような「壊れた少女」に共感できないような人だとたぶんこの物語はかなりつらいと思いますが、ミミズクが触れたフクロウの優しさや、フクロウの持つ優しさの所以など、いろんなところに世の中の「悪意」と「善意」が織りなすドラマが隠されてるあたりがよいですね。

 とまあ、反転されているとなんのことかさっぱりわからない blog になっちゃいますが;、筆者の言うように「安っぽい」ドラマでも、確かに何かを感じさせてくれる素敵な物語。めちゃめちゃ感動した、とかそういう類のものではないですが、なかなかによい物語なのでちょっと興味を惹かれた方はぜひ読んでみてください。

# というか Web 拍手でタレコミしてくださった方、素敵な作品をありがとでした^^。
# ちなみに狼 5 巻はこたつさんにもツッコまれてますがまだ買ってません><。
# 西尾維新は……以前に数冊読んだことがありますが挫折したような;;。

2007/8/14 00:23 | 3.アニメ&コミックス | コメント (5) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
TBS アニメフェスタ 2007

 というわけで今日はでじくま氏 & 本郷氏とともにこちらに参戦してきたり〜。



 ええっと、毎年この時期恒例のイベント、TBS アニメフェスタ 2007。今回は昨日の飲み会の疲れもあって夕方 4 時ぐらいからの参戦になったわけですが、なにげにちょうど 1 回目の休憩時間の直後から入れたので非常にいい具合に。や〜、見たかったものは一通り見られた、という印象。とりあえず思い出せる範囲でいくつかつらつらとまとめてみたり。

・逮捕しちゃうぞ フルスロットル
 えーっと、なんだかやっぱり「変わってない」という印象の一作なんですが、全体するとディテールの甘さが目立つ作品。例えばほとんど誰も乗っていないガラ空きの飛行機とか、現役警官がいきなり路上の車を乗っ取って逃走とか、拳銃で威嚇するといいつつあっさりタイヤに当てるグラサンたちとか、見ていて同人っぽい作りの甘さを感じたり。が、後半戦はやはりそれなりに白熱するもので、ベタだなぁと思いつつも見入ってしまうのはやはりあのテーマ曲のせいかも。おそらく新シリーズの OP だと思いますが、これがなかなかよかったです。

・ヴィーナスヴァーサスヴァイアラス
 トークコーナーでルチアの声優の高垣さんがイベント慣れしていないせいか全力で腰が引けてたのが微笑ましい舞台。スミレの声優の茅原さんは逆にイベント慣れしていたせいか高垣さんをうまくフォローしていましたが、その半面でトークが優等生的な答えすぎてつまらないというところも正直あったり。……とか思ってしまう私は病んでますか;。

・ひだまりスケッチ
 10 月に放映される特番に合わせたものでしたが、なんとトークコーナーに原作者の蒼樹うめさんご本人が登場。作者さんが女性だということを知らなかったのでちょっとびっくりしましたが、なんだかそのまんまひだまりみたいな柔らかい方で、なるほどこの作者さんがこの作品を描かれたのか、と思うといろんな意味で腑に落ちるものがありました。
 で、作品の方ですが、いやー、やっぱりこの手の作品はみんなでわいがやで見るものだなぁと感じたり。おまけに出てきた「寒色系の…」の下りには思わず爆笑^^。こういうウケの取り方はうまいですね。

・Lia ミニライブ
 メドレーということで Ana → Last Regrets → Farewell Song → 青空と続けたあと、単独で「鳥の詩」を一曲。やっぱりというかさすがは Lia さん、という感じで、高域まで伸びる透き通った歌声にはいつもながら惚れ惚れします。それにしてもこのコーナーはスクリーンに流れる編集ビデオがなかなかによく出来ていて、「鳥の詩」なんかはかなり頑張ってました。いやー、お見事。

・CLANNAD -クラナド-
 当然ですがこの作品なくして TBS アニメフェスタはあり得ません、ということで見てきたわけですが、まずは一言。

 さすが京アニクォリティ
 というかこれを見たかったんだよ、これを、状態。全く難がないというわけではないですが、十分に合格点が与えられる出来。

 フィルムのクォリティの高さは今さら言うまでもないのですが、やっぱり原作のことをちゃんとよく分かっているスタッフ陣が作っているな、という安心感がありますね。しょっぱなの馬鹿げた春原たちとのやり取りから始まり、各キャラクターの紹介を交えながら後半戦に進んでいき、そして渚たちの一家の団らんの様子をじっくりと描く。そしてそれと対照的に描かれる荒れ果てた朋也の家の様子。非常に詰め込み気味なのに、作品でどこを描くべきなのか、という力点の置き方が非常に的確。

 そして特筆すべきは OP/ED。OP はメグメルの Remix バージョンで、オリジナルの雰囲気を捨てずにちゃんと尺を合わせてきた内容になっていたのですが、このフィルムが素晴らしい。花畑を駈けていく汐のカットから回り込んでタイトルテロップが出たときには思わず鳥肌が。キャラ紹介もいったい何枚セル使ってるんだというぐらい超豪華な出来。さらに ED はだんご大家族。本編の重さと ED の軽さのギャップに思わず一瞬吹きましたが^^、作品テーマを端的に表す一曲でもあるのでこれは見事な演出といったところ。

 一点残念というか微妙だった点を挙げるとすれば、CLANNAD を向井アナや一部の声優さんたちが「泣きゲー」と称していたこと。CLANNAD は泣けるゲームかといえば、泣けるけれども泣かせるためのゲームではないというのが真実なので、そのカテゴライズはどうなんだろうと思わずにはいられなかったり。こんなこと書くのもアレですが、実際問題、私の心の半分は CLANNAD で出来ています、といっても過言ではないだけに、私にとっては忘れられない大きな作品なんですよねぇ。

# でじくま氏は CLANNAD を称して家族を作りたくなるゲーム、と称していましたがこれは言い得て妙。
# やや大げさな言い方ですが、人間にとって大切なことは何か、を改めて考えさせてくれる一作ですね。

 よもやこのサイトに来ているようなコアなゲーマーな方々で CLANNAD をプレイしてないなんて方はいるはずがないと思いますが(ぉ;)、もし未プレイであればぜひプレイ or このアニメ版は見ていただきたいところ。なにしろ今度の CLANNAD はついに地上波での放映になるそうで、10 月スタートとのこと。幅広い人たちにぜひ見てもらいたい作品です。

# ……でも原作知らない人が見たらいきなり 1 話で挫けそうですけど;。
# 中盤から面白くなってくる作品ですからねぇ;。

2007/8/12 01:13 | 3.アニメ&コミックス | コメント (1) | トラックバック (0) | このエントリへ拍手
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