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執事喫茶 Swallowtail

 さてさて、ヲタクも年期が入ってくればそうそう怖いものなんてなくなってくるわけで、メイド喫茶やメイド居酒屋を渡り歩いた自分にとって行ったことがないところなどもうほとんどないわけです。そう、あの場所を除いては

 ……というわけで、ついに足を踏み入れてしまいました。執事喫茶 Swallowtailに(爆)。



 っておいおいお前いったいどこに行ってきてるんだよ状態ですが;、いわゆる池袋の乙女ロードのど真ん中、K-BOOKS の地下という、どう考えてもおかしいロケーションに存在している執事さんいっぱい夢いっぱいの喫茶店(ただし主に○女子向け(ぉぃ))。以前から様々なメディアで取り上げられてる有名店で、自分も何かの機会があれば行ってみたいと思っていたわけですが、同人関係の知り合いとメールしてたらぜひ一度行ってみよう、という話になってついに攻略してみることに。

 でもって、結論。

 凄い。いや、なにもかもが;;。
 っていうかいったいどこまで本気でやれば気が済むんですかこのお店は、状態に^^。

 このお店、ちょっと調べてみたら K-BOOKS がプロデュースしているそうで(なるほどだから K-BOOKS の地下にあるわけなのね;)、オープンしたのは昨年の 3 月。80 分のローテーション、完全予約制でありながら、開店以来人気の絶えないお店らしく、実はこの日の予約を取るのも一苦労。なにしろ毎日深夜 12 時から始まる予約はまさに文字通りの秒殺で、いったいみんなどんだけ気合い入ってるんですか状態としか言いようがなかったり。まあそれでも根性出して予約を取って行ってみたわけなんですが。

 ……こりゃ人気が出るのも当たり前だわ;。
 っていうか文字通り凄い、としか言いようがないんですけどここ、状態に^^。

 まず入口からしておかしい(褒)。地下の入口にいきなり待ち構えるドアマン。凝った造りの入口で軽く予約時間まで待たされた後、開け放たれた重い扉の向こうには凛々しくご帰宅を待つ執事とフットマンが。そしてクロークで傘を預け、簡単な説明を受けて通された廊下の先には、乙女ロードのど真ん中というロケーションをすっかり忘れさせるような開けたホールがっっっ;。そして通された席は、パーティションで切られたカーテン & 小型のシャンデリアつきの半個室。おいおいおいおい、どんだけ気合い入ってるんですかこのお店状態に;;。内装もちゃんとしていて、安っぽさを感じさせない豪勢な作り。昔、フランスに行ったときに入った星つきレストランや、銀座のマキシムの地下フロアなどを彷彿とさせる、落ち着きと華やかさが共存する内装のフロアにいきなりびっくり。

 これだけ内装が凝っていれば、出てくる軽食や紅茶にも当然期待がかかるというもの。がしかし、これがまた期待を裏切らない出来。そりゃまあ冷凍食品みたいなものが平然と出てくる素敵メ○ド喫茶なんかと比べるのは激しく間違ってるでしょうが、アフタヌーンティーパーティセットを頼んでみたらこれがなかなかに素晴らしい。ローストチキンやカニなどを使った小さなサンドイッチ、パンプキンキッシュ、デザート 3 品という 3 段のセットでしたが、見た目もさることながら、どれもこれも料理の手が込んでいてなかなかに美味。これらがフットマンの手によりワゴンで運ばれてくる。紅茶もいったい何種類あるんだ状態で、これがまたなかなか素晴らしく、雑味がなくて、多少冷めてもおいしくいただける。紅茶は当然のようにポットサービスなのですが、ちゃんとポットカバーをかけていったのは凄いなぁと感心。今どきホテルだってこんな凝ったことしてくれないよ、と思ったわけなのですが、料理やティーカップなどの説明を懇切丁寧にしてくれたフットマンが去り際に一言。

「他のお皿をお召しになるときは、そちらのベルでお申し付けください。
 わたくしどもがティースタンドからお取りさせていただきます。

 ちょっwww、お皿って自分で触っちゃいけないんですかっっ;。><(爆)
 さすがにこれにはぶっ飛びました。っていうかまさに文字通りなんの罰ゲーム……(笑)。

 基本的にテーブルの給仕はフットマンが行うものの、執事も折に触れて、しかもさりげなく御用伺いにやってくる。そして優雅な仕草で手袋を取り去り、綺麗な立ち振る舞いで紅茶をカップに注ぐ。……ってかプロとはいえあまりにも凄いんですけどっ;;とりあえず萌え声出して笑顔を振りまけばオッケーとされるどこぞの喫茶店とはえらい違うぞ、という;

 テーブル会計を済ませたあと、お見送りも執事とフットマンが揃って丁寧に応対してくれて、いや〜、これは確かに連日予約が途絶えないのも当然だわ、と思わずにはいられなかったり。まあお店から出るといきなりファミマと K-BOOKS で現実に引き戻されるのはご愛敬ですか、状態;。

 ……とまあ時系列に沿ってあれこれと書いてみたのですが、この執事喫茶、もう最初から最後まで感心させられることだらけブームに乗っかるこの手のお店とは思えない上質なサービスに正直驚かされました。例えば予約の時間帯は細分化され、ちょっとずつずらして時間設定されている。これは取りも直さず、帰宅の時間とお出かけの時間をぶつからないようにするための仕組み。あるいはメンバーズカードの登録も、その場でさせることなく、次回以降に再度帰宅する場合には書き込んで持ってきてもらうようにしている。また執事とフットマンもランク分けされており、シーンごとにちゃんと執事が物事をリードする。フットマンの数もかなり多く、各テーブルに十二分に目が行き届いている。お料理も手が込んでいるし、紅茶も非常においしい。さすがにマニュアルからやや外れたお願いは対応しきれなかったところもあったのですが(ここまでやってくれるのならとちょっと期待したのですがさすがに無理でした;)、いやはやこれはたいしたものだな、と。ちなみにオープン前には、執事さんたちは有名なホテルやら紅茶の専門家などから二か月間の研修を受けているとか。確かに立ち振る舞いなどを見ていると、あながちウソではないだろうなぁ、という感じが。それでいながら遊び心も忘れておらず、予約申し込みのときにはお見送りのセリフを指定できたりする。さらにはお店の居心地の良さも特筆すべき点で、優雅なお茶会とでもいうべき雰囲気が全体に漂っていて、それこそ一人で来てゆったりと上品に読書してても全然いいんじゃないか、ぐらいの感じだったり。いや実際にはそれどころじゃなかったですけどね;。

 やっていることは当たり前のことだし、一つ一つを取れば些細なことかもしれませんが、昨今これが出来ないようなお店がどれだけ多いことか。男性客であればメイ○喫茶のような「ゆるゆるなサービス」であってもまあネタとして許してくれるのかもしれませんが、女性客だとそうはいかず。女性の固定客層を掴んでいるということ自体、内装にしろサービスにしろ一定のクォリティがあるということを証明しているようなもの。とはいえ実際にそれを目の当たりにすると、いやこれはたいしたものだなぁと感心せずにはいられません。もちろんお値段もそれなりには張るのですが、これだけの内容に対してこの値段と考えればむしろ良心的(いやそれはメイ○喫茶が基準になってるからかもしれませんが;)、非常にコストパフォーマンスがよいお店だなぁと感じます。正直、「執事喫茶」というタイトルで立地の悪さはカバーしているものの、中身そのもののランクはかなり高い、という印象ですね。

# サービスの質という意味で言うと、DLR などを彷彿とさせるものがありました。
# DLR も内装の凝り具合やサービスなどに定評があるわけですが、逆にそうしたクォリティの高さが
# あるからこそ、高いリピーター率を維持し続けることができる。絶対額が多少高くても、それに
# 見合うサービスが提供されていればお客様は満足してリピートしてくれるという、その当たり前の
# 事実をちゃんと実践しているという意味で、なかなかに稀有なお店だと思いました。
# あと客層は当然のように女性ばっかりですが、腐女子系かというとそうでもなく、全体的には普通
# 確かに普通のカフェに比べれば偏ってるとは思いますが、メイ○喫茶ばりの偏り方ではないかと;。

 ……とまあ、驚きっぱなしの連続ではありましたが、いやはやたいしたものです。
 ネタとして行くには極めて予約が取りにくい、という難点はありますが;、万が一にも何かの機会があれば(笑)是非一度は攻略してみて損はないお店です。いやホントに。

# でも最大の謎はこのお店の執事さんやフットマンさんが普段なんの仕事をしてるか、ですね。
# メイド喫茶とは違ってそんなに求人倍率が高いとも思えないような気もするのですが、という;。
# 実はアルイバトじゃなくて正社員さんだったりするんでしょうか??

投稿者 まちばりあかね☆ : 2007/10/28 15:15 | 3.アニメ&コミックス

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コメント

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投稿者 bad credit loans : 2013年4月7日 07:41

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