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や、読み始めるまでに時間がかかりましたが、読み始めるとあっという間なわけで;。
というわけでようやく読み終えましたよ、Fate/Zero vol.4。いろいろ書きたいことはありますけど、とりあえずひと言。
すげぇ……。
いやもう正直参りました、としか言いようがなかったり。
まあ散々引っ張った割には最後の終幕はやや尻切れトンボ感がなかったわけでもないのですが(そこまで一気に片付けなくてもいいだろう、みたいな)、しかしそこに描かれているキャラクターたちの生き様は確かにホンモノ。いやもうびっくりするほどのクォリティでした。
あれこれ書きたいことは確かにあるのですが、以前のインプレ(これとこれ)でだいたい書いてしまったような気も。やはり最後の最後までイスカンダルが異彩を放っていたような感じがしますね。全巻通して一番シビれたシーンが vol.2 のラストのイスカンダルの宝具のところでしたが、Fate 本編にはないタイプの英霊だっただけに、一際印象に残りました。
# 加えてウェイバーもなかなかいい味出してましたね。
# 切嗣とは別の意味・別の形での第二の主人公的な位置づけ、という感じですし。
私は Fate という物語を「信念の形や在り方を問う物語」だと思っているのですが、この作品の非常に面白かった & 良かったところは、信念の形を問い続けながらもそれが見事なまでに手折られる瞬間を描いているという点。この物語は確かに救いのない物語なのですが、それは端にハッピーエンドが存在しないという意味ではなく、ほぼすべての者が己が信念をぶち壊される or その信念そのものの救いのなさを見事なまでに描いている、というところにポイントがあると思うんですよね。セイバーはバーサーカーと対峙して過去の自分を悔い、そして聖杯に救済を求めるもそれを自らの手で打ち壊してしまう。綺礼は自らの準ずる道と真反対に自分の愉悦を見出してしまう。ライダーの目指した果ては幻想であることを突き付けられ、そして雁夜は目の前の現実すら逃避して沈んでいく。ある意味それは即物的な救いのなさ以上に救いのない物語であり、多くの者が次々と絶望(または幸せな勘違い;)の中、命を落としていく。いやこういうのもなんですが、これこそが虚淵氏の本領発揮ではないか、と思わずにはいられなかったり。
また加えてよかったのは、やはり一本道の物語であったこと。Fate 本編にイリヤルート構想がなかったとはとても思えませんが(作品の内容を鑑みても;)、今から振り返って考えてみれば、一本道のルートというのも結局のところは本来描きたかった物語がそのまま描けるという意味でいいような気もするんですよね。なまじルートが増えたことが Fate 本編を自滅に追い込んだような印象が未だ拭えず、パッケージングの良さとして Fate/Zero はなかなかに良いな、という印象を受けました。
# というか Fate/Zero は確かに救いのない物語ですが、Fate 本編の
# 桜ルートが救いのあったルートかというとまたこれも微妙な気が;;。
いずれにしてもなんかこうなると虚淵氏にこのまま二次創作を続けてもらって幻のイリヤルートのねつ造とかやって欲しいところなのですが(笑)、まあさすがにそれは叶わぬ願い、かもしれませんね^^。なんにしても、ある意味では本編を超える魅力や輝きすらも見せてくれた本作には大いなる喝采を送りたいところです。足かけ 3 年半という超大作だったようですが、いやはやホントおつかれさまでした。
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投稿者 時計 人気 : 2013年10月23日 10:31