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う゛〜、というわけで今日も夜までお仕事モード。結局三連休でやるはずだったリトバスは手つかず状態になってしまっていったいいつできるんだろうモードになりつつありますが;、今日はそんな時間の挟間で読んだこちらの書評をひとつ。
読みました。ようやく。
……ごめんなさい、白状します。泣きました。いやホントに;。
……もしあの時、あの子が隣にいたら。
私は、どんな人間になっていたかしら。
この作品、通じない人には全く通じないタイプの作品かもしれないのですが、刺さる人には本気で突き刺さる作品なんじゃないか、と。何が刺さっているのかは自分でよく分かるだけにちょっとインプレも正直書きにくい……というかすみません、こんな幼女萌えロリエロ漫画がこんな神作品になるとは全く想像してませんでした;。
書くかどうするかちょっと迷ったんですが、ざっとインプレ書いておきます……が、まだ読んでないという方は騙されたと思ってぜひ読んでみてもらいたい作品です(amazon はこちら、っつーかいいから問答無用で読め(ぉぃ))。逆にまだ読んでない人にはインプレ読んで欲しくないので、文字反転しておきます。
「……いつか……いつか必ずきみのことを理解して、愛してくれる人が現れる。
だから、それまでがんばるんだよ。
憎しみや悲しみを、自分の中で育てないで。
……僕のように、黒くなってはいけないよ。」
最後にレイジが美々に語りかけたこのセリフが、作品のすべてを物語っていますね。白井先生のエピソードのところでピンと来たのですが、要するにこの作品、愛されたいのに愛されない人たちの物語、なんですよ。
白井先生は教育委員長の娘として生まれ、両親の厳しい躾の元で中高時代を過ごす。周りからは真面目で地味な子と村八分にされ、華やかに青春を謳歌する人たちに羨望のまなざしを向けるのですが、その寂しさはいつしか彼女たちに対する憎しみと蔑みの心へと変わっていってしまう。
……なによ……勉強もできないくせに……
見た目しか取り柄のない低能な奴ら!!
彼女に足りなかったもの、それは自分のことを認めて思いやりを向けてくれる人の存在。他人が自分のことを認めてくれないから、彼女は結局想像の中で他人を蔑むことでしか自分の心を維持することができなかったんですよね。そして彼女の心はどんどんねじ曲がり、そして黒くなっていく。
作中で語られている「心の黒さ」とは、心の中に抱えている闇の部分、自分のコンプレックスや過去の悲しい思い出によって作り上げられてしまった心の醜い部分のこと。そうした心の黒さは、多かれ少なかれ、ほとんどの人の中にあるものでしょう。にもかかわらず人が心穏やかに過ごせるのは、きっと他者から愛されているという安心感によって、心の黒さが発症しなくなるから、なんですよ。
「……先生。私が怖い?
私は……私が怖い。
先生がそばにいれば、私は黒くならずに済む。いい子でいられる。
だから……お願い。りんのそばにいて。」
「大丈夫。そばにいる。だから、もう心配しなくていい。」
愛されたいのに、誰も本当の自分のことを愛してくれないという疎外感。りんは不良児童というレッテル、白井は教育委員長の娘というレッテル、美々は成績優良児というレッテル、そうした様々なレッテルによって、彼女たちはそれぞれに孤独感に苛む。そして愛されていないという状況は、人の心を追い詰め、そして簡単に捻じ曲げてしまう。
なんで……なんでこの人は、私の心がわかるんだろう……。
4巻の物語は、様々な過去の経緯で心が黒くなってしまったレイジが逆に美々の心を救う、ということによって見事に幕を閉じるのですが、たったひと言。そのひと言があるかどうかで、人の心は白くも黒くもなるんですよね。
人の心の「黒さ」の部分なんかも含めて、その人の「本当の中身」を愛することができるかどうか。結局、この作品って、教師と生徒のぷちロリエロ漫画という化けの皮を被った、愛することと愛されることの物語なんですよ。この作品が果たしてこれからどんな展開をしていくのかは分かりませんが、素晴らしい作品としか言いようがないです。作者さんはもう作品の結末は概ね考えていて、最終的にはハッピーエンドにしたいんだそうですが、果たしてどんな展開を通してハッピーエンドにつなげていくのかは非常に楽しみな作品ですね。
……と書いてて実はさっき初めて知ったのですが、この作品の作者さんって女性なんですね。あ゛あ゛あ゛、なるほどそれはものすごく納得、という印象。この作品にある冷徹な厳しさと溢れんばかりの優しさは、男性作家さんだとなかなか描けないものなんじゃないかと思うんですよね。(例外的に椎名高志さんの絶対可憐チルドレンなんかがこれに近いものを持ってますが、こどものじかんの方が直球勝負な感じですね。)
それにしてもホントに素晴らしい作品。もともとけろっちゃ氏がお勧めしてくれた一作で、前巻まではロリ&ぷちエロに抵抗がない人向け……とかヒヨってましたが4巻まで読んで必修科目に昇格。正直、自信を持って太鼓判を押せる一作なので、ぜひ手に取って読んで欲しいところです。
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どもです。
元々こちらのサイトを見て読み始めた作品ですが、
この4巻はとにかく神。
思わずまだ読んでなさそうでしたのでWEB拍手してしまいました。
以前のインプレにもありましたが、主人公のスタンスが一貫して
教育者であるのが肝ですね。
しかし今回のオビのあおりもろくでもないですね(笑)
ホント、実際に教育の現場にいる人に読んでほしい作品ですが……
ではでは。
投稿者 にくやさいいため : 2007年9月18日 05:02
今、一巻から四巻まで一気に読みました。
愛し愛されることの難しさに、涙腺が緩みなした!!
☆ ハッピーエンド に なると いいですね ☆
投稿者 ぴんぴん : 2007年11月12日 18:47
4巻から読んでもだめですよね?
投稿者 ガキ : 2011年7月23日 17:13
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投稿者 bad credit loans : 2013年4月7日 09:51
Pastel Gamers Blog 〜Pasteltown Network Annex〜 こどものじかん 4 巻(★×6)
ぶーつ
投稿者 ぶーつ : 2013年10月20日 07:21