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ふ〜、というわけで ECO は一段落状態でようやくこちらを鑑賞〜。
えーと、DVD 版のこどものじかんを鑑賞。いわゆるコミックス 4 巻の初回特典(っつーかどっちがおまけなのかよく分からない特典)でついてきたヤツなのですが、なかなか時間が取れなくてようやく鑑賞。さすがに TV アニメ版とは違って自主規制アイコン類は全く入ってなかったですが(ぉ)、いやいやこれなかなかよく出来てるじゃないですか。
TV アニメ版と同じスタッフ陣が制作していて、まあアニメということもあって割とサービスカットもあるのですが、ちゃんと毒が入ってる。例えばどう見てもあり得ない発育をしている(ぉ)小学生の美々が、女性の下着売り場でかわいいブラを見つけて嬉しそうにしているシーン。絵だけ見るとどう見てもサービスカットなわけですが、そこに横から主婦たちと思しき人たちがにらみを効かせて嫌なセリフを吐きまくる。
「小学生のくせにねぇ……」
「10 年早いって。」
「身体ばっかり大きくなって。ガキは子供服で十分なのに。」
そのセリフに震える美々を庇うようにりんがやってきて、しおらしく詫びを入れる。
「ごめんなさい、うるさくしちゃって。
これからは気をつけます、お姉さん。」
「い、いいのよ別に。」
「いくよ、美々ちゃん。」
と、微妙にうろたえる主婦たちの横を通り過ぎていく去り際に、黒ちゃんが一発、捨てゼリフを置いていく。
「さようなら、元お姉さん。」
これこれ、これだよ、と言いたくなってしまったり^^。
大人たちの悪意(悪気)のないセリフに傷つく子供たち。りんはそれに真っ先に気付いて、逆に持ち前の頭の良さと機転の早さで逆に大人たちに反旗を翻していく。りんが敢えてしおらしい態度を取って大人たちが望む子供像を演じてみたり、最後にぷすりと刺していく連携プレー。こういう毒こそがこの作品をこの作品たらしめているわけで、前後の展開含めてうまくアニメ化してるなぁという印象。
……まあぶっちゃけサービスカット多めといううっとおしさはあるのですが、ちゃんと作品の肝の部分は分かってるな、という印象で安心するところ。個人的にはもうちょっと手堅い作りをした方がかえって人気を博するんじゃないかという気もするのですが、まあアニメ版ということを考えればこの辺が微妙なバランスの落とし所なのかもしれません。
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