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なにげに気付いてみれば一人暮らしを始めてからかれこれ 1 年。せっかくなのであれこれ書いてみたり。
一年。振り返ってみれば随分経った気もするし、まだ一年しか経ってないのかという気も。考えてみれば結構絶妙なタイミングで物件が見つかってうまくスタートを切れたわけですが、物件が見つかるタイミングがあと半月とか遅れていたら今でもおそらく実家暮らしをしていた可能性が高いだけに、こういうのは運とか勢いもあるんでしょうね;。
しかしまぁ、一人暮らしをしてみて思ったことはいろいろあるんですが、我ながらショックだったのはあまりにも違和感がなかったということ;。考えてみれば実家暮らしといえど仕事の都合上、生活の時間帯はズレてたし、休日は部屋にひきこもってたし、平日は外食がほとんど。即売会もイベント参戦もやりたい放題だったし、リアルマイシスターとの会話も実家の隣部屋同士で Messenger だったので今とぜんぜん変わんねーよ状態(ぉぃ)。まあまだ風邪とかで寝込んだことはないので家族のありがたみを痛感するシチュエーションには追い込まれてませんが、普通に暮らす分には特に困らない程度にはなりましたね。(← まあ一ヶ月も経たないうちに慣れてましたけど;)
実は引越し関係のノウハウもそれなりにメモ書きレベルではまとめてあるんですが、blog ネタにする暇もなくてそのまま放置。ただ、もし今現在は一人暮らししようかなぁと考えてる実家暮らしのパラサイトの 20 代社会人がいたら、これだけは確実にアドバイスできるよ、ということが一つだけあります。それは、
パラサイトできるうちにやれることをやってしまうべき。
ということ。や、学生ならともかく社会人になってしまってたら、一人暮らしを始めるのは定常状態に入ってからでいい、ということ。乱暴であることは百も承知して書くのですが、私は普段から下のグラフを意識するようにして生活をしてます。(グラフを見ただけでなんのことだか分かる人は以下は読まなくていいですw。)
これは何かというと、簡単に言えば、頑張るなら若いうち or 早いうちの方がいい、ということ。例えば一般的な日本企業の場合、若いうちは給料が上がりにくいのですが、40 歳前後になっていわゆる管理職になると、そこでぽーんと給料が跳ね上がったりすることが多い。けれども、人生全体での積算給料を考えれば、(当たり前ですが)給料は若いうちから高くなった方がいいに決まっている。この法則は給料だけじゃなくて勉強なんかでも当てはまります。例えば仕事の勉強をするのなら、入社した直後の数年に頑張るべき、なんですよ。なぜかというと、勉強の効果って積算で効いてくるので、早いうちに頑張っておくと後がラクになると思うんですね。(ちなみに私が一生で一番勉強したのは社会人になった直後の 2 年間で、平日 4 時間、土日祝日 8 時間の勉強をコンスタントに維持していました。おかげでその後がめちゃめちゃラクに。)
実家でパラサイトしていたときには考えたこともなかったんですが、一人暮らしをしてみて痛感したことは、ある程度の蓄えがあることはものすごく重要だということ;。例えば一人暮らしを始めれば、家財道具一式を揃える必要があるでしょう。けれどもこういう家財道具は実はかなり長く使うわけで、いいものを揃えるのが絶対前提条件。洗濯機ひとつとっても全乾燥つきかどうか、掃除機ひとつとってもゴミパックを買い足してメンテする必要があるかどうか。そうしたひとつひとつのことが積み重ねると、日常生活にかかる負担がまるで違ってくるんですよ。無駄に高いものを買えばいいというわけではないですが、必要な投資が出来ないと生活そのものがデフレスパイラルなごとくジリ貧になるわけで、そういう悪循環サイクルに陥らないことが重要だ、と思うんですね。
振り返ってみて、暮らしに関して自分が両親に非常に感謝しているのは以下の 2 つ。
・仕事が軌道に乗って十分に安定した収入が得られるまでパラサイトさせてもらったこと。
普通なら「人並みの給料があるんならとっとと出てけ」と言われそうなとこですが;、仕事に集中できる環境を三十路過ぎまで提供し続けてくれたことに関しては感謝です。(まあ、内実はそう単純な話でないのも確かですが;)
・無駄遣いできない体質に育ててもらったこと。
幸いにして私は実家が決して裕福ではなかった(貧乏というわけでもないですが)ので、コストパフォーマンスや無駄遣いについては徹底的に叩き込まれたんですよね。単なる貧乏性ではなく、無駄遣いができない、というところがポイントで、C/P のバランスのよいものを買うクセがついているんですよ。おかげでハイソな方々向けの贅沢品と呼ばれる類のものとかにものすごくアレルギーがあります;。別にお金がないわけじゃないんですけどね、なんか体が拒否反応を示すんですよ;;。
# おかげで携帯電話がなかなか買い換えられずに現在に至る;。← いいかげん買い換えようよ自分;;。
もともと、目をつぶっていてもそこそこ普通に仕事がこなせる程度になるまでは仕事に集中しようと思っていた人なので、そういう意味では当初予定通りの流れなんですが、こういう無茶なシナリオをパラサイトで実現させてくれた両親にはやっぱり感謝ですね。
職種や仕事の内容にもよるので一概に言えるものではないんですが、今の時代は、とりあえず大きな企業に入って 20 年スパンで物事を考えてライフプランを考えましょう、なんていうことが通用する時代でもなくなりつつある、と思うんですよね。社会のルールがとんでもない速度でどんどん変わっているわけで、よほど旧態依然とした大会社でもない限り、定年まで安定した昇給と賃金が確保されるなんて思わない方がよい、と思うんですよ。結局、不確実性(リスク)を取ることが今の時代ではむしろ安定につながるわけで、そう考えると、今の時代はまず真っ先に、自分の実力をどうやって伸ばしておくかを考えた方がいい、と思うんですね。
あ、念のために書いておきますが、もちろん給料を増やすことを第一義にして仕事をするのは NG ですよ。例えば、給料を増やすために残業を増やすなんていうのは論外。だってそんなことをしても一日 24 時間以上働くことはできない。だから、質の高いアウトプットを出すとか、レベルの高い仕事をこなす、すなわち単価=仕事の市場価値を高めるような努力をすることが大切。若手の社員で夜遅くまで細かい雑務をこなしている人をたまに見かけますが、私は「そんなことをしてる暇があったら帰って勉強してくれ」と言うようにしています。や、要するにホントにチームに貢献したいのなら、なにより質の高いアウトプットを出せるようになることが重要なんですよね。そのためにはなにより勉強するのが大切。
まあ生き方は人それぞれですし、バランスが大切だということは私も百も承知してますが、気軽な気持ちだったら無理にしない方がいい(というかむしろ手元の仕事と勉強にまずは集中した方がいい)、と思いますし、頑張るのであれば積算で効果が出てくるようなところに関して頑張った方がいい、んじゃないかと思ったりします。
……ってまあ、しょせんはダメンズダメヲタのワーカホリックの戯言なんですけどね。
や、分かってるから話半分で聞いてくださいよ、隊長〜;。
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結局、人生という名の藤崎詩織を攻略するためには、計画的にパラメーターを上げましょうということで、FA?
投稿者 けろっちゃ : 2006年8月7日 17:09
「時期的にどうなのよ。このネタ」と思いつつ、
今なら真に受ける奴もいないだろうしちょうどいいのかも
投稿者 LaughCat : 2006年8月7日 20:33
> けろっちゃ氏
うーわー、違う違う;。というか私の書き方が悪かったです。すいません、補足します。
将来は読めないのだから(質を高める方向に)今の仕事を頑張るとか勉強するとかしましょう、ということです。
例えば、私は自他共に認める男性版負け犬の引きこもりヲタで、もはや勝ち犬になれるとは全く思ってない人ですが、
だからってそれに甘んじてぐーたらしてたらホントにただのダメな人になっちゃうじゃないですか;。
でも男性版負け犬であることは確かに負け組かもしれないけど、逆にそれは結婚してる場合に比べて取れるリスクの
幅が広い、という見方もできるじゃないですか。だったらリスクを取るような生き方をした方が、災い転じて
なんとか、になるんじゃないかと思うんですよね。(← それこそが負け犬の発想だ、というツッコミはなしで;)
パラサイトって、世間的には後ろ指をさされることかもしれないけれど、私はむしろプラスに捉えるべきで、
生活の心配をする必要がない上に、遊び時間をゼロにしなくても勉強時間が取れるってことなんだから、
だったら(漫然と時間を過ごすのではなく)それを最大限に生かすようなことをした方がよい、と思うんですよ。
そうすれば、自然と未来に対するリスクヘッジになるじゃないですか。
もちろんエントリに書いた通り、業界・業種・会社によってルールは『全く』違うので、私の書いたエントリは
ある意味極端な例なんだとは思いますが、でも、「勉強できるうちに勉強しておく」のはグローバル化が進む
日本では、これから生き残るための必須事項なんじゃないかと私は思っています。
# 言ってみれば、やることないときにはとりあえず「勉強する」コマンドを(ry
……って、こういう発想は特殊なんですかね、やはり;。
まあ、自分に対する言い訳だってことも百も承知の上でのワーカホリックの戯言なわけですが;;。
投稿者 まちばりあかね☆ : 2006年8月8日 00:11
あらあら、別に否定的な米をつけたつもりではなかったのですが...。舌足らずですみません。
下のエントリのコメントで勉強はゲームだ的発言をした自分が書くのもなんですが、やれるうちに(できる範囲内で)やれることをやっておくというのはまったくもって正論だと思います。
かつての自分にあって、今の自分に欠けているのがその姿勢なんだよなぁ。約10年前、徐々に堕落し始めていた自分が、ときメモに触れて「日々のたゆまぬ努力をしていると、自然になんらかの幸せが舞い込んでくる(伝説の樹の下で告白される、クラブマスターになる、など)」というゲームの作りに感銘を受け、嵌ったのもむべなるかな。
#おかげで、ゲームの中の自分は成長しても、現実の自分は成長しないというダメヲタ人生まっしぐらなわけですが。
投稿者 けろっちゃ : 2006年8月8日 11:55