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DEATH NOTE 最終回のお話。

 ふ〜、一昨晩と昨晩はえらい取り乱したような気がしますがいったんリセット(笑)。や〜、返す返すも冷静さを失わせるに足るイベントだったわけですが(ぉぃ)、あれのおかげでアニメの消化がえらい遅れていたり。そんなわけで DEATH NOTE のアニメ版最終回、かなり遅ればせながらようやく鑑賞。したわけです。……が。

 ……いやこのアニメ版って原作とは結構違う終わり方じゃ?

 と思ったものの原作が手元にないのでチェキできず;。少なくとも真っ黒シーン(死後の「無」を表現するためのページ)はなくなってしまっていて、イケメンらしくやたらと奇麗なラストシーンに(苦笑)。まあ要するに、一人称視点でのライトの物語では全くなくなってしまったということなのですが、これは配役などに配慮すれば仕方ないといえば仕方のないラストかな、という印象。

 が、ちょっとこれを改めて見て考え込んでしまったことがあったり、や、実は原作を読了したときにちょっとひっかかったものの考えるのを放置しちゃったのですが、ライトは結局のところ是か非かという点。せっかくなのでちょっと考えてみたりするテスト。

# デスノを知らないなんて人はさすがにここにきてないと思いますが;、一応軽く補足しておくと、
# 死神界から落ちてきた「書いた名前の人が死ぬ」という特殊なノートを拾った夜神 月(ライト)。
# 正義感に満ち溢れながらもこの腐った世の中に耐えがたい苦痛を感じてもいる彼は、デスノートを
# 利用して凶悪犯罪者を次々と捌いていく。しかしついにはエルと呼ばれる探偵たちに大量殺人者として
# 追い詰められ、最期にはノートを落とした死神リュークから引導を渡される、という物語。
# 形式上は理詰めの推理ゲームになってる作品なんですけどね。

 この作品のラストで、ライトは自分の振舞いで世界の犯罪が 7 割も減って戦争も止まる、そんな自分を追い詰めて捉えようなんて全人類の不利益だ、みたいな趣旨の発言をしたところを、お前はただの大量殺人者だと一刀両断される。確かに後半戦でのライトの非人っぷりはすさまじいのですが(高田の扱いなんかはその極致なわけですが)、ではそうしたものを除いて考えた場合、彼の行動は果たして是なのか非なのか。あるいは称賛されるべきものなのか。

 某所で見かけたものですが、2ch 板でこんな書き込みがあったらしいんですよね。

アニメ板「DEATH NOTE(デスノート) page.86」
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime/1182874846/
754 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2007/06/27(水) 09:51:59 ID: eAYzYZ5N
それにしても月の演説には心動かされるものがあったな
たった一人の仕事で全世界の犯罪が7割も減り戦争も止まるなら考える余地ないだろw
月を神にして統治させた方がいい

 読んだとき思わず吹いたのですが^^、おそらくこれは本質を突いている。この作品の中核ロジックは、

・ライトが目指している「善なる世界」そのものは正しい。(=ゴールは正しい)
・けれども、だからといって人が人を裁くことは許されない。(=手段は間違っている)

というもの(だから最後にライトを裁くのは死神リュークであってエルたちではない)。つまり上記の 2ch 書き込みにあるとおり、ライトが神だったらこれは正しいということになるので、ライトに超法規的特権を与えればすべては解決する、というのは限りなく乱暴だけど当たっている、という意味で思わず苦笑。

 確かに「人が人を勝手に裁くことは許されない」のは当然ですが、じゃあデスノートを、(核兵器などと同様な)完全な管理下に置いた状態で、人類の合議制の元に使うとした場合、それは是か非か。こうなってくるとかなりグレーどころかたぶんほとんどシロ。(実際、それに近いことは世の中にもあるわけで;)

 ライトの目指そうとした世界は間違っていない。そして、デスノートという道具自体に罪はない。
 だとするとライトの最大の問題点は、結局のところ「結論を急ぎすぎたこと」にあるんじゃないか、と思うんですよね。

 おそらくデスノートがきちんとした管理下に置かれて、みんなで悩みながら合議を図りつつ世界の平和と善なる世界を目指したら、その結果はおそらくライトがひとりで実現しようとした世界にかなり近いものになるのでしょう。けれども、実はそうした「プロセス」をすっ飛ばすと、結論がいくら正しくても、あるいはゴールが正しくても、あなたは間違っていると言われてしまう。

 私の過去の経験から言うと、概して、頭のいい人ほど一気に問題解決したがる傾向がある、と思うのですが、現実世界では「人」がボトルネックになることがしばしばあるんですよね。行動様式の変化、世界観の変化、価値観の変化などなど、様々な変化にはそれを受け入れるだけの時間が必要になる。「みんながちょっとでもやる気を出してくれればすぐにもっとよくなるのに」とか「みんながもうちょっとモラルを持ってくれたらずっとよくなるのに」とか思うことはしばしばあるでしょうが、ある側面だけ切り出してもそんなに簡単に世界が変わるわけじゃない。

 ライトの不幸の引き金は「デスノートと出会ってしまったこと」ではありますが、でもその不幸の原因は、おそらく「正義感が強すぎて頭が良すぎたこと」だったんじゃないか、という気がします。作品作りの妙にはいろいろと唸らされるものがあり、こういう骨太な作品はもっといろいろと見てみたいものだなーと思いますね^^。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2007/7/8 02:41 | 3.アニメ&コミックス

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コメント

こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします

投稿者 グッチ 財布 アウトレット : 2012年11月10日 05:20

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