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第二新卒

 ふー、ようやくりゅうくんさんのところも一人目がついに JobLv 50 に到達。Wiz さんが 50 に到達したのですが、だいたい 2 時間ぐらいで Lv 1 個分ぐらいの稼ぎの効率なのはなんともはや、という印象。ホントに便乗育成を覚えてしまうと普通の育成はやりたくなくなるよなぁと思わずにはいられなかったり;。ナイトさんもここまで来ればソロ狩りできるんじゃないかと見てるのですが、なにげに MAG カンストなヒール専用ナイトさんが激しく使えることに気付いてしまうワナ。や、明らかに本来の使い方ではないわけですが、こういう使い方の方がなにげに便利なのは確かなんですよねぇ^^。

 そんなわけで今日は午後にちょろっとお仕事。や、中途採用関係のセミナーでパネルディスカッション形式でお話ししてきたのですが、いわゆる転職あっせん会社関係のところでの説明会。まあ仕事自体は適当かつ無難にこなしてきたのですが、うーん、と考え込んでしまったのがエージェントというお仕事そのもののこと。果たしてエージェント経由で転職するのっていったいどうなんかなー、という気がしなくもなかったり。

 もちろん流動的で適材適所な人材流通を促進させるという意味において、転職あっせん会社が果たす役割は非常に大きいものがある。……のですが、その一方で微妙なのは昨今非常に増えてきている第二新卒と呼ばれる転職システム。これ、要するに入社数年目のボリュームゾーンをターゲットにして積極的に転職をあっせんしよう、というものなのですが、どうも私の感覚からするとちょっと微妙な気がするんですよね;。

 最近の転職エージェントの手数料は成功報酬型が基本。つまり転職をあっせんして実際にそれが成立した場合には、その人の契約年棒の約 3 割程度(率は条件により変化)を企業側から報酬としてもらう、というシステム。……ということは、転職あっせん会社が売り上げを伸ばすためには、一件あたりの成約手数料を増やすか、成約件数そのものを増やすのどちらかが基本。で、実際、人事部の人なんかと話してみるとその傾向があるらしく、あっせんされる人材は中間層があんまりなくて、本部長とかのクラスの人たちか、あるいは新卒かに分かれているような気配だとか。まあ感覚的な話なので実数データはないのですが、確かに転職サイトを見ると実際「第二新卒」というキーワードはよく出てくる様子。

 ……なんですが、私はこういうのを見ると「うーん、踊らされてない??」とか思っちゃうタイプの人なんですよね;。

 や、先日話した新人くんの話ではないのですが、確かに最近は「3 年で 3 割の新卒が辞めてしまう」と言われるぐらいに忍耐がまったくない若手が増えているのが事実。まあホントに優秀な人がより優れた環境を目指して、という例外的なケースもないわけじゃないでしょうがさすがに 3 割近くという数字にもなるとそれだけでは説明がつかないのも実際のところ。加えて言えることとして、

 ホントに仕事ができる人は、転職なんて積極的に考えない。

という一般的な傾向があるんですよね。や、いいのか悪いのかはともかく、実際、優秀な人材は手放したくないのが企業側の都合。となれば、会社のシステム内でできうるありとあらゆる手段を使ってその人の居心地をよくしてあげるのが基本。ひと昔前では優秀な人はとにかく社内結婚させて家買わせて守りに入らせる、という技も行使されていたとか聞きますが(ホントですかね;)、まあさすがにそこまではいかなくとも、ハード面・ソフト面であらゆる便宜を図ることはよく行われています。実際、私も他の企業さんに行って優秀だなー、来てほしいなー、と思う人に話をしてみると、居心地がいいという理由でやんわり断られることが少なくなく、なるほど企業の方も引き抜き防止のために結構がんばってるなー、と思うことがあります。

# ちなみに人事の人に話を聞くと、やはり一番優秀な人材が採用できるケースは人づての紹介らしいですね。
# 1 時間ぐらいの面談ではなかなかスキルを把握するのも難しいですが、人づてだといろんな意味で確実性が高いです。

 とはいえ、まあこういう形で仕事をせざるを得ないのもやむを得ないのかもしれず。や、今日たまたまそのエージェントの人と話したのですが、今はどうもいわゆるヘッドハンティングが非常にしにくいらしい。実は数年前から個人情報保護法の施行に伴って、名簿を使って電話をかけることが事実上禁止されてしまったために、優秀な人を捜しあててコンタクトすることそのものが極めて難しくなったとか。名刺一枚とっても取扱いがうるさく言われるわけで、なるほどそういう状況になっちゃったらやむを得ないよなー、と思ったり。

# ……で、どうしてるんですかと聞いたら今は mixi や GREE でのハンティングが有力なんだとか。
# ああ、なるほどこれは上手い! という感じ^^。
# でもメールなんて来たことないよ自分〜;。(← その価値がないと判断されてるだけだと小一時間(涙))

 いずれにしても、こういう転職エージェントだとかコンサルタントだとかを使おうと思う場合には、その人がその人の都合だけのロジックで動いていないかどうかを見極めることが重要。まあもちろん 100% 自分のためだけに動いてもらうことは当然に不可能なのですが、win-win の関係になれるようなところをうまく見いだせないとなかなかうまくいかないのは確か。何事もそうですが、相手がどんなロジックで動いているのかを把握することはめちゃめちゃ重要ではないかと思ったりします。

 でもどちらにしても、安易に転職してほしくないのは確かなんですけどね。よく言われる、最近の若い人は簡単に文句を言う & ストレス耐性に欠ける、というのはホントかどうか分かりませんが(たぶん最近の人じゃなくてもストレス耐性はない;)、「文句をつければそれが許される」のは日本という国がそこそこ平和で経済的に安定している今だからこそ成立する図式。その辺のところをわきまえておかないと、結局最後に苦労するのはその本人だろう、と思います。

 頑張ればいつかきっと報われる、なんていう気休めを言うつもりは私は毛頭ありませんが、頑張らない人はたぶん報われない……どころか安定した生活すら送ることが難しくなってくるわけで、その辺のことはそこそこ自覚しておいた方がきっと無難じゃないかと思ったり。実際、やはり 5 年ぐらいやってみて初めて見えてくるものもたくさんあるわけで、その辺の見極めを誤るときっと損をするんじゃないかと思ったりします。

 ……という私は入社 3 年目で前職を退職したのでえらそうなことはまっっったく言えないのですが;。うぐぅ;。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2007/7/23 02:31 | 4.雑学&雑感

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