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というわけで今日はちょろっとお仕事に出かけつつ秋葉原巡礼してお買いもの〜。
って、いじってる時間がないので取り付けはちょっと後回し;。や、今週は火消し支援に召喚されて微妙に面倒なことになってたり。実はお客さんから罵声を浴びせられて(精神的に)挫けてしまった人に代わってのヘルプで召喚されてるのですが、(こちらにも非があったとはいえ & お客さんとはいえ)罵詈雑言の類を浴びせかけてくるのはさすがに大人じゃないなぁと思わずにはいられなかったり;。や、そんなやり方して怒鳴っても、お互いいい結果にはならないんですよね;。どうせやるなら裏からこっそり手を回せ、とか思ってしまう自分は腹黒サラリーマンなわけですが(ぉぃ;)、どちらにしても怒られた子はいきなり一週間、体調不良でお休みモードに;。
心療内科系な対応は上司に任せて、私の方は現場の技術的なところでのリカバリに入ったのですが、これがなかなかに難しい。予想以上に設計が難しいとこもあって、時間を置きながらちょろちょろとブラッシュアップ中。や、こういうのは時間をかけたところでいい結果が出るわけではないので、適度に時間を置いて寝かせながらアイディアを練っていく必要があったり。そんなわけでこの三連休はちょろちょろと会社に出てお仕事する予定ですが、時間をかけずに成果を出すために何が出来るのかを考えながら進めたいと思ってたり。
でもってまあそれはともかく、なんか昨日は ECO の二次職転職話だけ書いたら終わってしまったので;、今晩はちょっとは真面目な話を書こうかと;。や、自分が転職するわけではなくて、知人が自分の会社に転職してくるという話なのですが、面白い話を聞いたので。
今週の半ばぐらいの話ですが、とある上司から急きょ、入社予定の人の接待の席に同席してくれという依頼が。聞けばなんと以前お世話になったお客様の会社のマネージャさんで、「え゛?」状態に。一般的に、取引先からの人材引き抜きというのは基本的には NG というのが当たり前で、もしそれを行うのであれば何らかの仁義を切るのが普通。これは大会社同士であればごく当たり前な話なのですが、今回の話は相手の会社さんが日本の名だたる大企業さんで、しかも日本の超大手の優良会社さん。そこの部長さんという、どう考えても普通だったら転職なんてしないだろうという人が転職してくる、という話を聞いて激しくびっくりせざるを得なかったり。で、いったいこれはどーしたものなのか、という興味もあって接待の席に参席してみたのですが、いやこれが実に面白い話だったんですよね。
この方、すでに 40 歳を超えている管理職な方なのですが、もうすでにお子さんも結構大きくなっているそうで、あんまり冒険できる状況でもない。しかも日本の大企業ってとにかく従業員を守るという思想がものすごくきっちりしていることもあって、このまま定年まで頑張れば給与も(上がることはなくても)下がることもない。確かに輝かしくはないかもしれないけれども予定された将来が待っている。確かに自分の会社は年俸制なので、うまくいけば給与は上がるけど、当然成果が出せなければ給与は下がる。状況だけ考えればどんなに仕事がつらくてもリスクを取るべきではない、というのが常識的な判断。
そんな感じなので、GW の頃までは転職なんて考えてもいなかったらしいのですが、周りの知人が転職したのを見て「まあ聞くだけ聞いてみてもいいかな?」ぐらいの気分でエージェントの話を聞いてみたらしい。けれどもまだ転職を踏み切る気にはなれなかったそうなのですが、最後に決め手になったのが、エージェントの放ったこのひと言だったらしい。
「○○さん、最近、お子さんに元気な後ろ姿、見せられてますか?」
あ゛あ゛あ゛、これ言われちゃったら確かにキツいよなぁぁ、と思わずにはいられなかったり;;。実際、今年の夏休みはお子さんと遊ぶ時間もろくに取れなかったらしく、宿題を見てあげる時間もなかったんだとか。年間の残業時間が普通に 1,000 時間ぐらいになっていたそうで(← 日本の大会社って従業員を守るといいながら意外にこういう勤務実態のところも少なくないのです;、特に管理職の方々は)、そんな状況下でこんなこと言われたら……そりゃ考えますよね;。
でもこの話、さらにちょっといい話もあって、この件、奥さんになかなか切り出せなかったそうなんですね。なぜかというと、やっぱり子供のことを考えたらハイリスク・ハイリターンな仕事には就いて欲しくない……というのが一般的な感覚でしょう。けれども、実際にいよいよ転職がほぼ決まりかけたときに奥さんにこの話をびくびくしながら切り出したら、あっさりと「ふーん、そうなの」と流されて、一言も「なんで??」とか「どうして??」とは聞かれなかったとか。まあ冷静に考えてみれば、子供と遊ぶ時間すら全く取れない(子供の方も仕方がないと諦めかけている)ような状況下での転職話となればそれを妨げる理由はないのですが、このことが本人にとってはものすごく救いになった、と言ってたり。
# いやなんというか、内助の功ってまさにこれだよね、と思わずにはいられなかったり。
# いろいろ言いたいこともあったでしょうに、旦那が頑張れる居場所を作ってあげられる奥さんって凄いなぁと話を聞いてしみじみ。
私の場合、転職したのが若かったとき(20 台後半)だったということもあって「ハイリスク・ハイリターン」ということに対して意識が全くなかったし(失うものが何もない人にとってはハイリスクじゃないですからね;)、実際のところ、今の時代は自転車と同じでおっかなびっくりで乗っているとリスクが高いけど、走り続けた方がむしろリスクは低いと思うので、この人が取った選択肢って、おそらくむしろ安全策ではあるんですよね。けれどもそれは私のように昔からそういう環境に慣れているからこそ言えるセリフ。この方のように、日本の超大手優良企業で 40 歳を越えて転職、という一大決心をしたということについてはホントにすごいなぁと思わずにはいられなかったり。
私も技術力で負けるとは思ってないですが、けれども精神面での強さではこういう人にはかなわないだろうなぁと思うだけに、こういう人を見習って強くならなくちゃなぁと思ったりします。チャレンジの形はいろいろあるけど、チャレンジし続けてこそ見えてくるものがあるはず。まあ、そう一朝一夕になんとかなるものじゃないんですけどね;。
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