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プラネットアース 最終3部作

 うあ、エントリの up が遅れるワナ;。というわけで今日はこちらの話を。放映されたのはもうひと月以上前ですが;、なかなか落ち着いて見ることができずに放置状態。……だったんですが、ようやくまとめて鑑賞。いや〜、最終シリーズに相応しい素晴らしい出来にめっちゃ感動。実に見事でした。

・第9集 ジャングル 緑の魔境
 動物だけでなく、植物にもフォーカスを当てていたのが素晴らしい。特に巨木が倒れるまさにその瞬間のカットなんかは果たしてどうやって撮影したのか?? 高さ 70 mの巨木に上っていくカットや、その上に広がる幻想的な光景といい、文字通り見たことのない世界が広がってました。冬虫夏草なんかも名前こそ知っていますが、映像としてこういう形で見るのは初めて。ジャングルという地味なテーマでありながらここまで魅せてくれたのはさすが。

・第10集 森林 命めぐる四季
 第9集に引き続いて植物をテーマにして、森林とそこに生きる動物たちを描いていましたが、地上 100m を超える巨木をかけ登っていく映像が圧巻。ジュウシチネンゼミの大量発生、巨木に群がるオオカバマダラという蝶の大群などは結構背筋が寒くなるものがあるのですが(← 自分はこの手の昆虫の大群は割と苦手;)、水辺に群がる蝶の映像には非常に心揺さぶられるものがありました。素晴らしかったのはやはりオシドリのヒナの映像。木の中で孵化した全く飛べないヒナが、数十メートルの木の上から葉っぱのクッションの上へと次々と飛び降りていく様は思わず目を奪われました。こういう映像はやっぱりいいですね。

・最終集「青い砂漠 外洋と深海」
 前半の外洋の話。そもそも奇麗で透明度の高い海というのは、裏を返せばプランクトンなどが少ない海の砂漠。そこで繰り広げられる小魚やカツオ、そしてジンベイザメの攻防戦なんかが撮影されていましたが、さすがはハイビジョンの迫力。小魚たちが群れを成して逃げていく様が凄かったです。
 そしてナビゲーターの緒形拳を乗せて深海に降りていくしんかい 6500。っつーか毎回毎回うらやましいとしか言いようがないのですが今回はその極みとしか^^。そしてたどり着いた先は熱水が噴き出すチムニーと呼ばれる神秘的な塔。数百度という高温の熱水が噴き出す様や、海底火山の爆発を捉えた瞬間の映像などは本当に素晴らしい。最終回を飾るに相応しい映像でした。

 というわけで全体をざっと振り返ってまとめてみたり。

 このプラネットアースというシリーズ、「見たことのない地球を描く」というテーマ設定の通り、文字通り素晴らしいものを見せてくれたように思います。宇宙よりも遙かに身近なところに、まだ人智の届かない場所がたくさんあるということ、そしてそれと同時に、人間という存在のちっぽけさ、そんな当たり前の事実に改めて驚かされます。

 確かに今の時代では、飛行機に一つ乗れば世界中のどこにだって行けるご時世ではある。けれどもそうであることによって、あたかも地球を支配しているような錯覚に陥ってるんじゃないだろうか? 結局のところ、普段の自分たちって、ものすごく狭い了見の中で生きているんだよな、ということを改めて痛感する番組だったような気がします。

# ……なんかこういう番組見てると無意味に反省したくなるのは、日頃の自分の行いが悪いせいなんでしょうか;。

 いやなんとも筆舌に尽くしがたいとはまさにこういう感覚なのでしょうが、とにかく素晴らしい番組だったと思います。こういう番組は滅多に作れるものではないでしょうが、映像史に残る素晴らしい番組の一つとしてこれからも語り継がれて欲しいものだと思います。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2007/6/2 10:37 | その他

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コメント

突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!

投稿者 グッチ ボストンバッグ : 2012年11月10日 05:29

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