最近のトピック |
というわけで昨日の続きを書いたりするわけですが、マネージャの仕事とは何か。一言で定義するとこうなります。
マネージャの仕事とは、プロデューサ業である。
って別にアイマスの影響では決してないのですが;、何が言いたいのかというと、要するにマネージャという仕事は裏方業なんですよね。つまり、あらゆる意味で部下が一番居心地よく一番パフォーマンスを発揮できる環境を整えること、そしてそれを通して結果を出してもらうこと、これがマネージャのお仕事。それはいわば芸能界におけるプロデューサ業に等しい。
# 芸能界のプロデューサって、まさに文字通り「だだこねわがままっ子に言うこと効かせる」仕事。
# 漫画家の担当さんなんかもまさに同じ位置付けになるでしょうね。
そしてそのプロデューサ業をこなすのに一番重要なメンタリティは、「自分が主人公にならない」こと。これがおそらく技術職(専門職)の人間が管理職になるときに一番問題になるメンタリティギャップだと思うんですよ。や、概して技術職の人間って、あるエリアで自分が一番になりたいと思っているし、(一番とはいわないまでも)成果を出しているからこそ、評価され、マネージャに推薦され、マネージャになっていく。けれどもこのメンタリティ、つまり
「
というメンタリティ(本音)が、管理職(マネージャ)になるときに本質的な問題になると思うんですよ。例えばいくつかよくある事例を引き合いに出してみると、こんな感じ。
@ 自分の成功体験を元に、「同じようにやること」を求めてしまう。
A 部下の成功を褒められない。※ 褒めない、ではなく、褒められない。
B 自分のチームが出している成果をアピールして、自分が一番のマネージャになろうとしてしまう。
実はこのことに気づいたのは、つい最近自分の直属のマネージャとケンカをしたときのことだったりします。や、マネージャから指示された内容が明らかに検討不足で、そこを突っ込んで突っ返したら言われたセリフがこれ。
「みんなだって協力してやってくれてるんだから、君もやってよ。」
で、いやだからここがこれこれこういうふうに検討不足でしょ、だからこうすべきでしょ、と言ったわけですが、半ば感情的になって返ってきたメールがこれ。
「少しはみんなに協力しようって気にはならないんですか?」
あ゛あ゛あ゛、頭痛すぎるよこの人状態;;。要するにこのマネージャは、「みんながやっているから」という私の良心に訴えかける形で行動を強制してきているのですが、その本質にあるのは、自分が考えているプランが最良であり、そして私がそのプラン通りに動いてくれないという不満。というのはこの文脈、実は「みんなに」という言葉を「マネージャである自分のために」という言葉にリプレースできるんですよね。
# この手の部下への指示方法は非常によくあるんですが、最悪ですね。
私は明らかに間違っているやり方に対してはよほどの特殊事情がない限りは首を縦に振らない(少なくとも「みんながやってるから」とか「マネージャだから」なんていう理由では絶対に動かない)人なのですが、そのことに対して極度なフラストレーションを感じていた様子。でも、その背景にある最大の問題はなにかというと、「自分が一番ガ○ダムをうまく使えるんだ!」というメンタリティ。実はこのマネージャ、技術者としては超優秀だったのですが、事あるごとに「マネージャなんてやりたくない」と連発。
……そりゃそうだろうなー、と思わずにはいられなかったり;。
# ちなみにこの件は、結局私が全部プランを作り直して、「私からご提案させて
# いただく」形にしてカタがついたのですが、面倒くさいことこの上なかったり;。
# 自分の生産性を奪うマネージャほど邪魔な存在はないです;。
でも結局、このことから言えることは何かというと、
自分が一番うまく出来ると思っているエリアではマネージャにならない方がよい。
ということだと思うんですよね。根幹にある発想として、「メンバーみんなをプロデュースしたい」と思える状況にならないと、おそらく本質的にマネージャとしての仕事はできないんじゃないか、と思うんですよね。なので、さんざんマネージャ研修には行かされているもののマネージャになるのは拒否しまくっているという自分ですが(ぉ)、まあやるとしても、今の自分のテクニカルエリアとは違うエリアでやるべきなんじゃないか、と思っていたりします。
……ところで Web 拍手で「なのは SS の話はどうよ?」というツッコミが複数入ってましたが、まだ見てないので今度見てからコメントします(ぉ;)。
# あ、誕生日おめでとコメント入れてくださった方もありがとです〜♪
このエントリーのトラックバックURL:
http://pasteltown.sakura.ne.jp/akane/games/blog/tt_tb.cgi/1098