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というわけでずいぶんアップが遅れてしまいましたが本日のエントリ。ほっしーさんの 6/8 の日記に面白いネタがあったので食いついてみるテスト〜。
・成長しない人 (06.08 01:44)
http://hossy.info/diary/
# というかトラバ打てないです ><
えーと、要点をひとことでまとめると、会社の人からこんなことを言われて凹んだという話;。
「仕事の幅を広げようとしないんですか?
いつも担当箇所だけやっていて、苦手な箇所から逃げ続けているような。」
……いやそんなの多かれ少なかれみんなそうでしょ、と思わずにはいられなかったり。
どんな文脈でこの発言が出てきたのかわからないので真意は図りかねますが、私は、仕事の幅を広げれば仕事ができるようになるというものではない、と思います。ものすごく単純化しますが、仕事のやり方には大別すると
@ 幅を広げることで仕事の質を高めていくタイプ。(マネージャなど)
A 深掘りしていくことで仕事の質を高めていくタイプ。(研究職など)
の 2 種類がある。「Aの方法では勝てなさそう」という理由で@の方法を良しとする人が多いのは確かなのですが、実際には@のやり方が唯一の解じゃないんですよね。
例えば私の場合は英語ができないことが結構な問題になりつつある気がしますが、苦手だしやりたくないのでやらないという姿勢を貫いています(ぉ)。英語ができれば確実に仕事の幅が広がることはわかっている。けれども、自分にとって最も貴重な時間というリソースをそこに投資したくないという判断で今の状況になってます。でもまあおそらく仕事はそこそこ?;。
まあ、確かに@にしてもAにしても、そればっかりのタイプの人は、一般的に仕事では使い物にならないことが多いです。@の「広く浅く」のタイプの人は、概して仕事が粗くてアウトプットがいい加減になりがちだし、Aの「狭く深く」のタイプの人は、いわゆる専門バカになりがち。軸足を@またはAに置きながらも、それなりにAや@のスキルを持つ、というのがおそらくは理想形でしょう。
# そんなわけで私の場合には、基本の軸足はAで、部分的に@を持つという形。
# でもだからといって@についてはなんでもやる、ではなくて、好きなことだけやる、という形ですね。
私は専門色の強そうな新人さんに対しては、まず一本、軸になるものを作るように薦めています。要するに依って立つところを作るということなのですが、少なくともあるエリアで業界トップクラスに到達するまでは、専門一本でも十分にいけるんじゃないか、とは思っていたり。まあそこまでいかなくても、専門エリアで行き詰まりを感じるようになるまでは無理に幅を広げようとしない方がよい(というよりもすべきではない)、とか思ったりします。
# や、実際問題としてプロジェクトリーダなどの観点からすると、
# 中途半端な専門バカほど扱いに困るものはないのですよね;。
# この手の人は妙な見栄(≠プライド)も強いので結構困ります;。
人間のメンタリティ(性格指向)はそんなに大きくは変わらないものなので、そこを捻じ曲げようとしてもなかなかうまくいかないというのも実際のところ。自分のメンタリティを無理に変えるのではなく、それを生かせるような仕事のやり方を考えることが重要なんじゃないか、と思います。
# どちらにしても、ほっしーさんみたいに優秀な方だと、上司や同僚の方も
# おそらくかなり扱いに困るものだろうとは思うのですが(苦笑)。
まあでも、基本的にサラリーマンってリスクは会社が取ってくれる(失敗しても命は取られない^^)ものだと思うので、極めて低リスクでいろんなことに足を突っ込んでみるバーチャルゲームだと考えると結構楽しいんじゃないか、とも思います。はい。
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