最近のトピック |
最近 NHK でやっている、自分的超お気に入り番組がこちら。
・きょうの料理ビギナーズ
http://www.nhk-book.co.jp/beginners/
これ、きょうの料理の初心者版なのですが、料理のレシピを採り上げるのではなくてお料理の常識を教えるという番組。たとえば
・肉の部位の違いによる料理方法の違い(豚のバラとロース、鳥のももとムネなど)
・計量方法の基本
・料理に失敗しかけたときのリカバリ方法
・油の温度の見分け方
なんていった内容を、5 分程度の手短な番組として構成。1 トピック 5 分、みたいな感じなのでものすごく気楽に見られる。その割にエッセンスが詰まっているので見ていて非常に小気味よい。や、さすがにだいたいは私も知っている内容ではあるのですが、いまさらながら「へぇぇぇ」みたいな内容もあったりして、ECO やりながら横目でちらっと見てたりする非常にいい番組だったりします。
# や、一年以上も料理やっててそのレベルかよ、というツッコミはなしで;。
# しょせん週末ぐらいしか料理しない人なのでなかなか上達しないのですよ;。
# しかも本で勉強するとどうしてもわからないところが多いですからねー;。
この番組のいいところは何かというと、退屈な勉強を楽しいコンテンツに仕上げたところではないか、と思うんですよね。先日、確かフジテレビで料理の鉄人みたいな感じの家事対決番組をやっていたんですが(番組名忘れた;)、焦げ付いた鍋をきれいにするとかじゅうたんのシミを取るとかの家事の知恵を、対決形式で見せることによって説教くささなく楽しく見ることができる。
要するにどちらの番組も、見る側の人の気持ちや感情を意識した作りなんですね。こう書くと「不愉快にさせないための」というふうに思われるかもしれませんが、そういう意味だけではなくて、どうすれば聞いてもらえるのか、どうすれば興味を持ってもらえるのかというところを突き詰めている、ということだと思うんですよ。
そしてこれはビジネスの世界では非常に重要な話で、こと昨今のようにわがままっ子が増えている状況では、聞き入れてもらうための工夫がどうしても必要になる。や、単に甘やかすだけではモラルが問われますが、形式面では下手に出ながらも内容面ではちゃんと実を取る、という仕事の仕方は、おそらく今の時代に合った仕事の進め方なんじゃないかと思うんですよね。
こういう番組はもっと増えてほしいものだと思いますが、ただ実際には制作コストが上がる一方でしょうから簡単にできないのも事実だろうと思うだけに、なかなかに難しい問題ではありますね。
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