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ううっ、なんか身体じゅうがいたいワナ;。そりゃまあ昨日、朝から晩(というか夜中)までずっと ECO してりゃ疲れて当然なのですが、それにしても一晩ぐっすり寝てもろくに回復してないのはなぜなのかと小一時間;。とまあそれはともかく、今朝起きてテレビを見ていたときに、ちょっと気になる話が。
・PRADA 携帯
http://www.nttdocomo.co.jp/product/concept_model/l852i/
これ、何かというと先日のソフトバンクのガンダム携帯よろしく、10 万円もするという PRADA ブランドの携帯。iTouch を彷彿とさせるデザインにちょっと惹かれたのですが、一方で気になったのが LG 電子というところ。や、LG 電子というと、私なんかはイマイチ映りの悪い液晶モニタやディスカウントストアで安売りされている DVD プレイヤーなどの「安かろう・悪かろう」な商品を作っているところ、みたいなイメージがあって、高級ブランドである PRADA とは逆行するんですよ。で、なんで PRADA と LG 電子の組み合わせなんだ?? とかなり首をかしげてしまったのですが、どうも時代の流れは私のイメージとは全く違っている様子。
そもそもこの携帯電話、海外で 1 年以上も前に発売されていたもの。LG 電子はここ数年はデザイン重視の商品も多数発売してきていて、高級志向をかなり強めてきているんだとか。日本でこの携帯を発売する上でも、単に通信方式を変更するだけでなく、i モードや i アプリに対応させるなど、きっちり DoCoMo 独自仕様に対応させてきているようで(この辺の記事が参考になるかも)、いやいや技術力として見ても日本の国内大手メーカーに引けを取らないんじゃ? という気がしてかなりびっくり。Web で調べてみても、LG 電子が発売元であるという理由でこの携帯を敬遠するようなエントリはあまり見受けられず、PRADA ブランドと実質的なつくりの良さからかなりの人気を博しそうな気配で、内心「うーむ、そうなのか」、と思ってしまったり。
なぜこの話が気になったのかというと、これ、結局のところ、自分の視野というか視座が日本ローカルにとどまっていたからこその判断ミス、なんですよね。
どういうことかというと、例えば仕事でコンペになったとき。国内企業同士でコンペになることは日常茶飯事に起こることですが、本質論を言えば、国内の競合他社に無理に競り勝つ必要はない、と思うんですよね。というのもグローバルに見た場合、日本はかなりの言語鎖国。つまり、日本の国内で A 社と B 社がつまらない小競り合いを繰り返していると、いつの間にか業界全体が国際競争力を失ってしまう、というリスクがあったりする。A 社と B 社のコンペが、結果としてお互いの成長を促すことで共に発展していくモデルが理想とはいえ、現実的にはコンペ=消耗戦だったりすることが多い。その結果、無茶なダンピングや子会社孫会社へのリスク転嫁としわ寄せによって、どんどんみんなが疲弊していく。そして気づかぬうちに、日本という国自体が沈没……というのはさすがに言いすぎにしても、ぽん、と出てきた国外勢や黒船もどきの第三者によって一気に駆逐される、という構図があるんじゃないかと思うんですよ。
多分、身近なところしか見ていない人にとっては、隣に座っている同僚が自分の敵。
でも、もうちょっと視野が広い人だと、隣の同僚は自分の仲間で、別の組織が自分の敵。
ところが社長レベルになると、会社の人たちはみんな仲間で、別の会社が自分の敵。
けれども実際には、同じ業界の人たちはみんな仲間で、争うべきは他の国の人たち。
なんていう具合に、視座が高ければ高いほど、実は隣人は敵じゃなくてみんな仲間、という発想を持つことができるんじゃないか、という気がするんですよね。そして、目の前の敵ではなくて本当に戦うべき相手との競争に備えて、仲間同士で切磋琢磨しないと、長い目で見ればヤバいことになる。PRADA 携帯の話を見ていて、(英語ができるかどうかは横に置くとしても;)少なくとも視点や発想をグローバルなところに置いておかないと、いろんな読み違いをしてしまうのではないかと改めて思うワナ。
きっとさらに視座が高い人は、国はおろか地球レベルで物事を考えたりするのかもしれませんが、まあさすがにそのレベルは自分なんかでは全然無茶。結局、それはどのレベルの物事を自分のリアルな出来事と感じられるのかということとものすごく直結していそうな気もするのですが、でも、なるべく高い視座を以て物事に臨まなくちゃいけない、とは思ったり。いや、難しい話ではあるんですけど;。うむむ。
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