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というわけで今日はこちらの本のインプレを一つ。
や、私が少女まんが家になろうと思ってるわけでは当然ありませんが(笑)、昨年末あたり?に本屋で見かけてせっかくなので買ってみた本。なのですが、いやこれはなかなかに志の高いいい本じゃないですか。簡単にいえば、編集側から見た、漫画の描き方のアドバイス集。道具を揃えたりするところから始まり、ストーリー作りやネーム作り、下絵やペン入れなどについて、初心者が陥りがちな過ちや落とし穴をまとめたものになっている。当然、細かい中身は私にはさっっぱり分かりませんが(笑)、160 ページほどの中に編集部の基本的なノウハウが詰め込まれている感があって、いやはやよくまとめたなぁと感心したり。(ちなみにタイトルは少女まんが家に、とあるけれども、中身は漫画家一般のノウハウで、少女漫画固有の話はほとんどないですね;)
この本の巻末からちょっと抜粋。
「編集部に届く多くの投稿作品を見て思うのは、『なぜ、調べてから描かないの?』そして『なぜ、練習してから描かないの?』の二つです。そのたった二つのことを中心にこの本を作りました。
この本は、『少女まんがの描き方』ではありません。『少女まんが家になる』ことを目的とした投稿作品を描くためのガイドブックです。楽しく描きながら、ほんのちょっと意識を変えるだけで、少女まんが家プロデビューへの夢にグッと近づけるのです。
楽しく描いた作品が多くの読者の目にふれることは、さらに多くの楽しみや喜びを与えてくれます。この本が、そんな夢の実現に少しでも役に立つことを願います。」
いやこれ読んでちょっと感動。少女まんがに限った話ではないでしょうが、漫画家さんという職業はかなり若い時期(特に中学生ぐらい)の子たちが夢見る職業なわけですが、それだけに子供なりの甘さと甘えがあるはず。そうした「夢見る子供たち」を食いものにするような下品な仕事は世の中に数多とあると思うのですが、そんな中で自分たちのノウハウをきちんと形に整理し、幅広く伝えていこうという心意気は、ものすごく素晴らしいことじゃないかと思うんですよね。
こうした『良心のかたまり』みたいな本は、中身が分からなくても読んでいて刺激を受けるものがあります。や、まあ自社に投稿作品を誘導したいという商売っ気がゼロというわけではないでしょうが、少なくとも「夢見る子供たち」に高い意識付けを行う本としては非常に良著ではないかと思ったり。仕事は全く違うジャンルですが、自分もこういう志を持って本を書き続けていきたい、と思わせてくれるような一冊でした。
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