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医療難民問題

 というわけで ECO エントリばっかり書いてるとまた某氏に怒られそうなので;、昼間にやってた噂の東京マガジンの番組の話を一つ。や、噂の東京マガジンを見てると親子丼ぐらい簡単に作れるじゃんとまさに鬼の首を取ったかのようなことを考えてしまうのですが(ぉぃ)、今日は残念ながらやって Try はお休み。で、やってたのが噂の現場、しかも内容が自治体病院から医師が流出していってしまう、という現状の話。

 番組の中身はこちらを見ていただくとよいかと思いますが、夕張市の問題などをはじめとして最近よく取り上げられるようになってきたこの問題、いつもながら根深い問題だなぁと思わずにはいられなかったり。構造的な問題であるが故に、そんなに簡単に解決できる問題ではないだろう、と思うんですよね。

 勤務医の過労死、医療ミスと医療裁判リスク、自殺。小児科医が足りない現状、そして崩壊していく自治体医療。それぞれの人たちがそれぞれの立場で少しずつ改善していく努力をしているのでしょうが、経済原理に基づいた顧客要求水準の高騰などは食い止めようがなく、いくら努力してもそれに追いつくことができない。そしてそれぞれの立場の人たちの一部に自分中心にしか物事を考えない人がいることが、さらに事態の悪化に拍車をかけるという構造。

 ……そりゃまあ、解決するわけがないですよね;。

 ただこういう番組を見るたびに思うのは、こういう状況や問題に対してどう処するのかは自分自身の問題として受け止めないといけないんだろうな、という点。や、要するに誰かがお膳立てして解決してくれる問題ではない(少なくともマクロスコピックにはすぐに解決される問題ではない)以上は、上記のような事実を事実として受け止めた上で、それを解決するのではなく回避する方法を考えないといけないんだよな、と。

 例えば、地方医療が崩壊するという事実を前提条件として考えるのであれば、地方に住むのはなるべく避ける → 都会は居住コストも生活コストも割高だけど自分の生活スケールを小さくしてそこに住む → そのためにはちょっとがんばってお金を稼ぐ、という解決プランが考えられる。もちろんそれは全員に当てはめられる解決策ではないですが、少なくとも個々人ベースにおいては運を天に任せるのではなくて、自分から回避行動を起こしておく(あるいは完全に「諦める」といった選択肢を自らの意志で取る)ことは非常に重要なのだろう、と思います。

 や、あらゆる格差問題(希望格差、収入格差、生活格差、恋愛格差、医療格差などもろもろ)のすべてに共通することは、運を天に任せることそれ自体がリスクであるということですからね;。もちろんすべての問題が解決できるはずがないですが、従来型の国民全体の護送船団方式はあり得ない、という事実を踏まえて考えることが、個々人ベースでは重要なのではないか、と思ったりします。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2007/5/28 00:37 | 4.雑学&雑感

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