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先日実家に帰ったときに父親に教えてもらっためちゃめちゃ有益な話を一つ〜。
ICC プロファイル……が正式名称なのかどうかちょっと不安ですが、まあ簡単に言ってしまうと、モニタ表示の色合いと、印刷時の色合いを同じにするとともに、どのプリンタで打ち出してもほぼ一定の色合いにする、というもの。私の実家では、染料系プリンタと顔料系プリンタの色合いが全く違うために、印刷のときの色合い調整にかなり苦戦していたらしいのですが、これを導入したらほとんど色合い調整に関する問題がなくなったとか。これ、私にとっても極めて重要で、例えばコミケの委託を受けるときにポスター印刷の色合い調整とかがかなりラクになる可能性があるんですよね。で、存在そのものは以前から知っていたのですが、使い方がさっぱり分からなくて放置……していたのですが、父親から聞いてみると実はえらい簡単だということに気付くワナ。ネットで調べても専門家向けのむずかし〜い説明ばっかりなのですが、分かってしまえば使い方は簡単だったりします。
@ モニタの設定変更
ナナオ系のモニタの場合には、ほぼ必ずというほどモニタの表示モードの中に「sRGB」というモードがあるので、これに変更。(上に掲載した写真)
A カラープロファイルのダウンロードとインストール
プリンタメーカのホームページから、ICC プロファイルというものをダウンロードしてインストールします(例えば EPSON のプリンタの場合はここ)。最近のプリンタドライバの場合には、最新版のドライバを入れただけで自動的にカラープロファイルもインストールされるみたいです。
B Photoshop Elements からの印刷時のオプション指定
次に、印刷のときにカラープロファイルオプションを指定します。ICC プロファイル名は印刷する用紙ごとに違うので、用紙に合わせたものを選択します(例えば EPSON の場合は GP → 光沢紙、PMAT → フォトマット紙、PGPP → 写真用紙、SF → スーパーファイン紙、UPGP → 写真用紙クリスピア)。
C プリンタドライバ側の色補正機能の無効化
最後に、印刷前にプリンタドライバ側の色補正機能を無効化します。プリンタごとに設定方法は違うでしょうが、とりあえず EPSON のプリンタだとこんな感じで指定。
以上で設定はおしまい。で、実際に印刷してみたのですが、思ったより結構うまくいく、という印象。や、スーパーファイン紙などでは紙の光沢度(=明るさ)が足りなくて色合いが変わってしまう部分はあるのですが、全体的な色合いが概ねモニタ通りに出るのでこれはなかなかいいんじゃ? と思ったり。少なくとも全く違う風味で出てくることはなくなるし、プリンタ間の印刷結果の違いが小さくできるというのはかなりよいかも状態^^。
# ただし染料系インクの場合には、半日ぐらい置いて乾かさないと色が落ち付かないので要注意。
# 印刷直後は結構色が違って見えます。
いやはや、こういう有益な情報は一般ユーザにも分かりやすく書いてほしいと思うものですが、概して専門家って正確性を重視するあまりに分かりやすさを軽視する傾向があるので問題な気もしたり。分かってしまえば単純なので、ちょっと試してみてもいいかもしれません。
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>例えばコミケの委託を受けるときにポスター印刷の色合い調整とかがかなりラクになる
では、今回もそういうことで?(笑)
投稿者 で・じ・くまっちゃ : 2007年12月20日 23:38
何でもする。舐めてあげるし。入れてあげる。(ノ゚Д゚)ノシ$ gffz.biz/
投稿者 にゃん : 2011年11月29日 09:00
たくさんイヤラシイ事をおねだりできるよ(*´д`)ノ→ http://b8y.in/
投稿者 恭子 : 2012年6月11日 09:24