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DVD vol.1 に入っているコメンタリー、ようやく聞きました。おおー、めちゃめちゃアツいですねぇ。いや確かにこれは凄まじい。改めて TV 版 AIR という作品の細かさを知った、という感じ。かなり面白かったです。
以前のエントリにも書いた話ですが、やっぱりホンモノは徹底したこだわりから出来上がるものなんだなとつくづく思い知らされた、という感じ。歩き方や歩幅とか色彩設定とか、ここまでこだわらないと作れないものがあるんですよね。プロジェクターで投影していると映像の『映え』が本当に素晴らしいんですが、それは取りも直さず「引き伸ばしても」アラが出ないほど細部まで徹底して手を抜かずに作られている、っていうこと。この作品は大画面で見たい一作ですね。
しかし正確な数字は出てこなかったものの、このアニメ、いったい何枚原画を使ってるんだか状態。あの OP のキャラが奥の方に流れていくシーンだけで数 100 枚単位と言ってましたが、話しぶりからしておそらく 7000〜8000 枚ぐらいじゃないかと推測(ちなみに普通のアニメは 3000 〜 5000 枚程度らしい)。さらに単に枚数だけじゃなくてあの徹底した作画の良さ。やはりどう考えてもあり得ないとしか言いようが……。
ホントにいったいいくら予算かけてるんでしょうねぇ……。ちなみに前に見かけてメモっておいた備忘録から引用すると、他のアニメはこんな感じらしいです。
・ カレイドスター 1800万円/話
・ ガンダムSEED 2500万円/話
・ アトム 3000万円/話
・ エスカフローネ 3000万円/話
エスカはちょい古い作品なんで比較対象にはなりにくそうですが、これから推測しても 3000 万円はどうやっても下らない、という感じでしょうか? うーむ、恐るべし。12 話ものだから、概算で 5 億円ぐらいのプロジェクトという計算でしょうか。……そう考えるとたいしたことないのか?(違)
なにげにスタッフ陣がコメンタリーにかなり不慣れな様子で話ベタっぽかったですが(笑)、vol.2 以降ではさらに濃ゆめのトークを期待。あんまり期待してなかったんですが、俄然 DVD のリリースが楽しみになってきたり。今度は CG 効果のチームの方々のコメンタリーも聞きたいですね。
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あー、私も昨晩見ていました。いいな、あれ。
オーディオコメンタリー、表面上は愚痴っているように聞こえますが、あれだけ傑作を作り出した苦労話が聞けるというのは実に有難い限り。
いや、技術・愛・根性をすべて注ぎ込みました、という姿勢は例えばときメモ1などでは見られましたが、“偽物”が横行する近頃ではとんとなかったですね。
コメンタリーでは「気づいていないでしょうけど」発言が多々出ていましたが、気づかない点で工夫を凝らしてこそ匠の技、というスタンスだったんでしょうね。
以前、私もバイトするときにそのようなスタンスでやっていましたが、やっぱりああいう「全身でぶつかって、真っ白に燃え尽きる」という姿勢のすばらしさを再認識しました。
想い出して、あの頃のときめきを。(違
...そーいや、あかね☆さんとで・じ・くま氏の以前の鑑賞会トークがオーディオコメンタリーとかなりかぶっている罠。
投稿者 けろっちゃ : 2005年4月12日 11:20
> ...そーいや、あかね☆さんとで・じ・くま氏の以前の鑑賞会トークがオーディオコメンタリーとかなりかぶっている罠。
白状すると、コメンタリー、半分ぐらいは「うん、それは気付いてるよ」状態。
むしろ「おいおい、そこスルーしちゃダメでしょ」とツッコミ入れながら見てたり。(汗)
……今度我々で独自にコメンタリー作りますか。(違)
まあ“偽物”って言ってしまうのはちょいと乱暴にしても、かろうじてギリギリの線でカタチにしているようなアニメが増えたのは確かでしょうね。
理由はいろいろあるんでしょうが、予算が少なくなってきたのに加えてコスト管理の考え方が近年変わってきてるんじゃないかと推測。
要するに短期回収しなくちゃいけないから、規模の大きなプロジェクトを走らせられない、という。
これは別にアニメ業界の話じゃないですが、多分アニメ業界も他業界とそんなに違わないのではないかと推測。実際はどうだか知りませんが。
> コメンタリーでは「気づいていないでしょうけど」発言が多々出ていましたが、気づかない点で工夫を凝らしてこそ匠の技、というスタンスだったんでしょうね。
というか、ホントはモノ作りのプロなら当たり前なんですよね、それが。(汗)
私もこの blog とかに言いたい放題書いてますが、実際ホントのプロを目の前にしたら絶対に言えません、状態。(ぉぃ(^^;))
なかなか難しい話ではありますが。
投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月13日 02:19
>……今度我々で独自にコメンタリー作りますか。(違)
まちばりさんの愛情が本物なら(滝汗)全話解説本とか作るんだろうなぁって思いました。
冗談はさておき、きちんと「閉じていない」作品・未消化物を見せられることが多い昨今において、自分なりに解釈・再生産をした上で「立派に形に成した」作品を堪能することが出来たのは僥倖であった、と思いますよ。
京アニは久々に、「プロ」の仕事のなんたるか、という矜持を見せてくれた気がします。
投稿者 で・じ・くまっちゃ : 2005年4月13日 14:51
レスありがとう。詳細はこれです(´-ω-)☆ http://www.e29.mobi/
投稿者 わかりません : 2012年2月23日 06:01