ゲームとかアニメとか雑学とかのごった煮メモ書きページ since 2000.12.10

最近のトピック

最終回ラッシュ

 今週は最終回ラッシュでしたね。というわけで軽くまとめてみたり。以下ネタバレありで。

■ 舞-HiME


 ……ひ、ひどい投げっぷり(^^;;;;) しかも履いてないし。> 命(大汗)
 いやもうここまで行くとどうツッ込んでいいのやら状態。
 久しぶりに凄まじい最終回を見た気がしますよ……。

 で、それはともかく、なにげに玖我なつきがえらいかわいいんですが。(^^;;;) >PS2 版 イラスト買いかな〜、これは。(笑)

■ ジパング


 うーん、なんとも煮え切らない最終回。まだ全然話終わってないよー、状態。(^^;) 少し真面目に書いてみたり。

 私は原作読んだことないですが、TV 版を見るに、草加 vs 角松がかなりクローズアップして取り上げられていたと思うんですよね。この二人の対照性って、「全体 vs 個」という言い方も出来るだろうし、「結果 vs 過程」という言い方も出来ると思うんですが、乱暴に一刀両断すれば、角松の発想って、平和ボケした現代日本人の感覚なんですよね。

 みらいという、戦時下にはあり得ない強大な力をもってしても、理想論を貫き通すことはできない。人それぞれには尊い命と人生があるのだから、極限状態までは相手を攻撃してはならないなんていうのは、戦争下では戯言。冷徹な判断が出来なかったことの代償は、みらいの乗員の命によって支払われていく。そういうシチュエーションを積み上げることによって、現代人の考える「人としての尊厳」にゆさぶりをかけていくところに、ジパングの面白さがある。

 主人公の角松は、そうした極限状態に追い込まれても、そして自らの友が失われてもなお、悪鬼となることなく人としての尊厳を失わないようにとあがき、そして個々の人々の生き様を見ようとしない草加の「超越者」としての行動を止めようとする。そして角松が草加を追ってシベリアへ向かったところで TV 版は終幕となる。

 ……んですが、ぶっちゃけそんなことは指導者たらんとする人は分かってると思うんですよ。実際、米内光政は作中でこう語る。

「だが、引き替えの死者300万柱。
 たとえこの国が繁栄を掴もうとも、よしんば歴史が評価することがあっても、
 私は、煉獄に住み続けねばならない。永遠に。


 草加サイドの描き込みが薄かったために、彼にどのような内面的な葛藤や決意があったのかがはっきりしないものの、角松サイドの甘さ(=現代人の持つ甘えと言ってもいい)が解決されないままで終幕となってしまっているので、非常に煮え切らないんですよね。まさしく「まだ終わってないじゃん」状態。

 ……まあ、残りはコミックスで補完しる!ってことなんでしょうか。(^^;)

■ AIR 総集編


 これまた「なんじゃそりゃーっ」状態な最終回でしたね。AIR 編の後の 3 周目のつもりで構成するのかと思いましたが、そういうわけでもなかったようで。(←当たり前(^^;))
 まあ、局の編成上の都合によるものだったんじゃないかと思いますが、どうせやるなら summer 番外編なんて要らないから 13 週構成でやってくれーっ、と思ったりするわけで、残念でした。

 で、それはともかく、来週からの「これが私の御主人様」の番組情報が....

> 大ヒットした人気ゲームソフトをアニメ化! BS-iオリジナル作品

 ……いやそれ違うと思うんですけど。(汗)

 しかし総じて言えば、今クールは AIR が飛び抜けて素晴らしかったんで他作品がかすんでしまった感がありますね。ジパングや舞-HiME なんて、普通の基準で言えばかなりいい方だと思うんですけどねぇ。(^^;)

投稿者 まちばりあかね☆ : 2005/4/4 00:08 | 3.アニメ&コミックス

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://pasteltown.sakura.ne.jp/akane/games/blog/tt_tb.cgi/128


コメント

>アニメ ジパング

あー、やっぱり中途半端なんですか(汗)

原作が好きなので、気にはなっていたアニメなんですが、
「漫画も終わってないのに、アニメで結論が出るわけないよなぁ」
・・・と思って見ていなかったのですが・・・

よって、逆に自分はアニメがどこまで描いているか分からないのですが・・・

>草加 vs 角松

これは漫画でもそんな感じです。
で、だんだんその規模が個人同士以外にも広がる規模に・・・といった内容になっていきます。

>角松の発想って、平和ボケした現代日本人の感覚なんですよね。
>理想論を貫き通すことはできない。

御意。
平和ボケに関しては全く同感なんですが、
しかしながら、それこそが現在自衛隊が抱える悲哀であるとも思いますので、
それがこの作品の大きな良いところでは?
とも思っています。

仮に角松が、
「戦時下なんだから、自衛隊の法のことなんて・・・」
とか簡単に言う展開では、非常につまらない作品になると思うのですね(自分にとって、ですが(汗))
まあ、そういう空想戦記もいくつかありますが。

うーむ・・・その辺を上手く表現できないんですが、
例えば、サマーワなんかに行っている自衛隊は、銃は持っていますが、自衛の際しか発砲はできなかったはずです。
(明確な根拠がどれなのか、実はわかってないのですが・・・(汗) 自衛隊法の88条?)

でも、それって、じゃあ襲われている住民を助ける為は駄目なのか、
とか、自動車がこちらに突っ込んでくるのは、事故なのか、テロなのか・・とか、
かなりやってられない規則だと思うんですよ。
なのに、自分達は突然一方的に撃たれる危険性があるわけで・・・
しかし、それでも自衛隊員は、それなりに覚悟決めて、モチベーション高めて任務につくしかないと思うんですね。

〜で、そんなやってられない状態なのに、いろいろと非難されてますよね、国内でも。
さらにやってらんれわー!って感じだと思うのですが。

軍隊というものは、そもそも国が武力を行使する為の存在ですから、当然綺麗な訳がないと思います。
しかも、武器の発達により誰でも簡単に殺人者になることができるようになってしまっています。
そんな状況で国際法なんざ、突きつけられた銃の前にはクソ食らえ、だと思うんですよ。
自分すら食べるものが無いのに捕虜に食べ物やるはず無いと思うんですよ。

しかし、現代の自衛隊はどうなのか?
自衛隊って何なのか?
自衛隊員として意識を強く持つ為には、現実の軍隊とはかけはなれた行動、意識を強制されるのだと思うんです。

よって、簡単に鞍替えせずに、その意識を戦時下に持ち込む角松という存在、そしてその葛藤は、
わざわざ過去にタイムスリップしなくても、現在の自衛隊員が抱えるものだと思うのですね。
ですから、角松の葛藤を描くことで、
戦争というものを、軍隊・兵士というものを、そして、現在の自衛隊、自衛隊員というもの、
さらには、それを許容している日本という国、国民すらにも問題提起していけるような気がします。

>角松サイドの甘さ(=現代人の持つ甘えと言ってもいい)

異なる点も多いので、単純な入れ替えはおかしいのですが、
角松とサマーワに派遣されている隊員を重ねてみると、甘えにもいろいろあるように思います。

>解決されないままで終幕

中途ながら、アニメなりの答えを出すのかなぁ・・・とも思っていましたが・・・・(汗)
やっぱり、続く・・・みたいな終わり方なのですか・・・
・・・ていうかシベリア・・・?
ちょっと漫画と違う展開かもしれません。

・・ちなみに、この問題は漫画でもまだ解決されてません(笑)
しかし、ちょっと面白い展開にはなってきます、
この点については。
・・・っていうか、このごろは角松が出てこないんですけど。
・・・・・・主人公?(汗)
いや、主人公は「みらい」か(違)

> ……まあ、残りはコミックスで補完しる!ってことなんでしょうか。(^^;)

漫画の方では、この点についてどう結論を出すのかが楽しみです。


最後に・・・話が飛ぶのですが、
アニメといえば昨日、攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGが完結したので、
友人と一緒に13巻ぶっ通して見ました(笑)
個人的に至高の出来なのですが、まちばりさんはこっち系の作品って、ご覧になってるんでしょうか?

投稿者 ABI : 2005年4月4日 22:51

うっ、早く寝ないと明日がピンチなのに、ついリプライ。(^^;)

> 平和ボケに関しては全く同感なんですが、
> しかしながら、それこそが現在自衛隊が抱える悲哀であるとも思いますので、
> それがこの作品の大きな良いところでは?
> とも思っています。

ABIさんのご指摘はまさしくその通りだと思います。

角松がその矛先を草加という存在に向けている、という部分からもそれは読み解けますよね。
角松が草加にあれほど執着するのは、その行き場のない葛藤の矛先を草加という実在にぶつけているわけで、そのやり場のない思いを起点として、ABI さんのご指摘の通り、

> 戦争というものを、軍隊・兵士というものを、そして、現在の自衛隊、自衛隊員というもの、
> さらには、それを許容している日本という国、国民すらにも問題提起していけるような気がします。

というふうに問い掛けていくことは十分に可能な作品だと思います。
そういう見方をすれば、物語の帰結点としては、あの形でもいいのかもしれません。
結論は出ないにせよ、こういう問題は「まず考えること」が大切なわけでしょうから。

> アニメといえば昨日、攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGが完結したので、
> 友人と一緒に13巻ぶっ通して見ました(笑)
> 個人的に至高の出来なのですが、まちばりさんはこっち系の作品って、ご覧になってるんでしょうか?

いや実は全然見てません。
基本的にはかわいい萌える女の子が出てくることが前提条件なので。(ぉ)

ジパングはちょっと例外的でした。
たまたまTBSアニメフェスタで取り上げられて、それがきっかけでちょっと見てみた、という感じでしたし。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月5日 01:54

うおー・・・凄い時間経ってる・・・(汗)
黄金週間今年こそGet!
の為、日々精進中です・・・(汗)


>というふうに問い掛けていくことは十分に可能な作品だと思います。
>そういう見方をすれば、物語の帰結点としては、あの形でもいいのかもしれません。
>結論は出ないにせよ、こういう問題は「まず考えること」が大切なわけでしょうから。

なるほど。
そういった捉え方もできるラストなのですね。
うーん・・・そういった意図を持った終わり方なら・・・ありなんでしょうか?

しかしながら、最近のアニメは数が多く出るせいもあるかもしれないのですが、
まだ原作が途中のまま開始して、アニメが先に終わるようなのが多いように思います。
・・で、そうなら、アニメ側でも結論は出して欲しいものですが、
どうにもそれで上手くまとめている作品が無い様な気がします・・・(汗)

>いや実は全然見てません。
>基本的にはかわいい萌える女の子が出てくることが前提条件なので。(ぉ)

うーん、残念です。
是非まちばりさんの慧眼による評価をお聞きしたい作品なのですが。

かわいい萌える女の子・・・
・・・少佐・・・はありえんなぁ・・・(滝汗)

投稿者 ABI : 2005年4月26日 01:05

> まだ原作が途中のまま開始して、アニメが先に終わるようなのが多いように思います。

原作も連鎖的に終了、というパターンも少なくないんですけどね。(汗)
もうちょっと続けてくれても、と思う作品も少なくないので結構微妙。

ただ、メディアミックス前提で作られた作品はともかく、原作主導でアニメ化された作品だとなかなかうまくいかないことが多いですね。「だぁ!だぁ!だぁ!」や「学園アリス」、「プラネテス」などは原作をアニメが凌駕してしまった好例ですが(ものによってはむしろアニメ版にかなり助けられた気配もある)、全体からすればこういう作品はやっぱりごく僅かですね。

……まあ、我々の舌が肥えてしまったというのもかなり大きな要因としてありそうですが。(^^;)

投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月26日 10:41

コメントしてください




保存しますか? はいいいえ


< 2005年4月 >
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30