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というわけで昨日はこちらのコンサートに参戦してきたり〜。
ゆかりん初のクリスマスコンサート、Pinkle ☆ Twinkle Party。ええっと、簡単に説明すると、クリスマスイブ前日の横浜というどう考えてもデートスポットとしか思えない場所で改めて忠誠を誓わせられるというゆかり国国民の半強制イベント……というのは冗談ですが^^、UO(ウルトラオレンジサイリューム)40 本程度を装填して気合い入りまくりで戦いに臨むでじくま氏、そしてけろっちゃ氏(ぉ)、本郷氏と 4 人で参戦してきたり。や、昨晩はその後私の家でみんなで遊んでいて午前 5 時w だったので、とても blog エントリをまとめられずにえらい遅れたエントリ up となりました。っつーかまだ眠いよ……;
で、とりあえず一言で感想をまとめると。
微妙、激しく微妙;。
いろんなものが噛み合っていない、ちぐはぐコンサート;。なんというかいったいどうしちゃったの、状態;;。
いやこのコンサート、個々のパーツは全然悪くないどころかものすごくいい仕事をしていたと思うんですよね。それは主役のゆかりんしかり、ダンサーしかり、バンドメンバしかり、ねこさんしかりw、スタイリストさんしかり、さらには物販していた売り子さんしかり。けれどもあらゆるものが噛み合っていない、それゆえにすべてのものが悪循環に陥って spoil されてしまっている、という印象。いくつか例を挙げてみると、こんな感じ。
・曲セット
コンサートのトーンを決める重要なしょっぱなの曲が、ある意味では非一線級の Picnic。かと思えば超一線級の童話迷宮とか Princess Rose を第 2 セットの中間と第 4 セットの初めに配置して浪費(=ごく普通の流し曲として利用=極めてもったいない)という意味不明の曲並び。最初の中途半端な展開をずるずるとひきずって、最後まで完全にスイッチが入り切らずに終了してしまったという印象があります。全体の曲セットは CCC に近いのですが、流れ順がちぐはぐな印象を受けました。
・ライブバンドソロパート
かなり技量のある人たちを揃えてるなーという印象はあったものの、彼らのソロパートが完全に独立したものとして『浮いて』しまっている;。なぜにヘビメタ;;。や、単体としては決して悪くない(むしろ良い^^)んだけど、それがコンサートの一連の曲の中に収まっていないんですよね。イメージとしては、ロリ甘ゆかり王国にやってきた傭兵部隊。確かに実力はあるけれど、どこまでもゆかり王国になじめずに終わった、という感じ。単に上手な演奏をするだけならオケ(レコーディングされたもの)と大差ないと思うんですよね。もちろん彼らも極力ゆかり王国に合わせるように頑張ってくれたとは思うのですが、「めろ〜ん」ぐらい事前に打ち合わせておこうよ、と正直思いました;。
・バックダンサー
CCC にしろ FBD にしろゆかりんのコンサートはバックダンサーの数がかなり多い、という印象があったのですが、今回はなぜかバックダンサーさんの数がかなり少なめ。少ない人数でよく頑張っているなとは思ったのですが、ライブバンドにスペースを取られているので舞台に一度に上がれる人数に限りがある。ライブバンドの方々とのなじみが悪かったせいもあってか、バックダンサーの数が減ったことによって全体的に寂しいステージに見えてしまったような気がします。
・客席の参加
CCC (Cutie Cutie Concert)に参加したときに初めて思い知ったことですが、コンサートというのは舞台だけで作るものではなくて、舞台と客席みんなで作り上げていくもの。例えば Fancy Baby Doll で、観客が「世界一かわいいよ」とコールを入れる部分に対してゆかりんが「どうもありがとー」と切り返す。あるいは神曲といわれる "Little Wish" ではダブルアンコールのときに二番を客席みんなに合唱してもらうように誘導する。こういう『客席の参加』はものすごく重要なんですが、でもこういうのって「絶対に失敗させてはならないようにする」のが原則だと思うんですよ。なぜって失敗したら苦い思い出として残ってしまうから。実際、Little Wish では大半の人が2番の歌詞を歌うことができなかったわけですが、もともと Little Wish は CCC のときのあの思い出があるからこそ神曲なわけで、PTP の苦い思い出がこれに加わることになってしまったのは残念としか言いようがなかったり。
加えてラストの締めも噛み合ってなかった;。ダブルアンコールでクリスマスネタをさんざん振っておいて、神曲である恋天使(恋の天使舞い降りて、やまなこの曲)が来るかと思ったら Little Wish;。いや、恋天使はおそらく大人の事情で使えないんだろうし、ダブルアンコールでは既出の曲から選ばざるを得ない(ライブバンドの人たちはコンサート曲しか練習してないはず)のは分かるのですが、肩透かしを食わせないようにするために客席の期待値をうまくコントロールすることも重要だと思うんですよね。あの会場のどんよりした「びみょ〜」な空気はちょっとなんとも言いがたいものがありました;。
# ちなみにさらに会場もかなりダメダメで、2F と 3F の後方席はまともに舞台が見えない;。
# これは横浜国立大ホールそのものの設計ミスらしいんですが、だとしたらそれを見越して
# 舞台の上段をうまく使うとか、スクリーン映像を凝るなどの工夫をしたら良かったのに;。
……と、つらつらと問題点を書き連ねたのですが、最初に書いたとおり、コンサートを構成する『個々のパーツ』は特に悪くないんですよ。けれどもなぜこんなにも問題点多発しまくりなコンサートになってしまったのかというと、多分それは全体を束ねるバックストーリーやイメージ、一言で言えば「コアコンセプト」がないからだと思うんですよ。
曲目リストを見返してみると、このコンサートの基本トーンはおそらく「クリスマスパーティ」なんじゃないかと思うんですが(タイトルも PTP = Pinkle Twinkle Party)、でも、そもそもこのパーティをどういうものに仕上げたかったのか? そこのところがものすごくぼんやりしていたような気がするんですよね。例えばライトな人たち、コアな人たちのどちらをメインに据えて考えるのか、あるいはパーティの雰囲気は「楽しくて明るい」感じなのか「しっとり落ち着いた」感じなのか。ライブバンドを使うならどういう方向でその魅力を引き出そうとするのか。ゆかりんのイメージはベタなロリ甘で行くのか大人の魅力も演出するのか(服装だけ取るとロリ甘だがバラード系の選曲は必ずしもそうではない)。一言でパーティといってもいろいろあるわけで、そういった基本的な方向性(軸足)の部分が一貫せず、あれもこれもといろいろと詰め込んでみたら噛み合わせがごっちゃになって「よく分からないものになっちゃった」、という感じがするんですよね。その結果、トータルとして見るとパッチワークのようになってなって、客席側も流れにどう乗ればいいのか分からず戸惑っているうちに終了してしまった、そんな感じを受けました。
# なんというか、開演が 25 分押しだったという時点からすべての歯車が狂っていた、という
# ような妙な空気もあったような気がします。一つのものが狂いだすと全部のものが崩れていく、
# とでもいうような感じ。
なんでこんなふうになっちゃったのか、その原因はよく分からないです。制作が替わってゆかりんにまだ馴染んでなかったとか(← 実際に変わってるのかどうかは不明ですが;)、会場の費用が高くて舞台にお金をかけられなかったとか、企画がうまくまとまらなくて予算取りがうまくいかなかったとか、複数方面から「大人の事情」による口出しが入って収集がつかなくなっちゃったとか、企画段階での練りこみが甘かったとか、いろいろと想像は膨らみますが、でも結論としてはまとまりのない幕の内弁当になっちゃった気がするんですよね。部分最適の結果が全体最適とは限らない(=個々のパーツがどんなに良くても全体として最高のものになるとは限らない)、といいますが、まさにその好例になっちゃったんじゃないか、という気がします。
それだけに、個々のパーツとなった方々がそれぞれにプロフェッショナルな仕事をこなしていたのが非常に好感でもあり、また口惜しくもありました。例えばゆかりん本人はあいかわらずきっちりと仕事をこなすし(カメラに対して作っていた表情も随分上手くなったなぁという印象)、ライブバンドも上手かったし、バックダンサーの踊りも人数の少なさをカバーするぐらいに頑張っていた。開場 30 分前までリハをやっていたと言ってましたが、たぶん最後の最後までちょっとでもよくするためにみんなで頑張っていたのでしょう。けれども、根底の部分での構成の悪さはどんなに表面を取り繕ってもカバーしきれない。個々人の努力が垣間見えるだけに、本当に残念でもあります。
うーん、基本的にこういうコンサートはやっぱりいい思い出で締めくくりたいもので、辛口エントリはホントは向いていないことはわかってるんですが、やっぱりイマイチだったものを素晴らしいとは書けない人なので;、ありのままに書いてみました。客席の微妙な雰囲気はなによりステージ上の人たちが一番感じているところでしょうから、今回のまずかったところを踏まえて次回以降でさらにランクアップしたコンサートが実現するといいなー、と思いました。
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[2006/12/24 19:12 追記]
でじくま氏のところにいつもながらの超高密度レポートが up されたので、興味のある方は是非どうぞ〜。
……というかいつもながら愛あるエントリですな〜;。さすがは王国国民です^^。
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