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というわけで今日は男性版の負け犬としては外せない話題を一つ。(違)
今年の出生率(女性一人が生涯に産む子供の数)、昨年の過去最低をさらに更新して 1.25 まで落ち込んだんだとか。昨日、新聞やらニュースやらでやたらと取り上げられてましたが、私が読んでる複数方面の blog でも、ここ最近、やたらと晩婚化と少子化に関するエントリが。や、単なる偶然だとは思うのですが、これ、手垢がついたネタとはいえ、人によって理由付けや切り口がまるっきり違うので、見ていて非常に面白いんですよねぇ。
先日、仕事関係での知り合いが電撃入籍(← 付き合い始めてから一週間でいきなり;)して、おいおい凄いなぁと思ったら、やっぱりできちゃった婚だったとか。リアルマイシスターに聞いた話ですが、現在の結婚って、1/3 はできちゃった婚、1/3 は同棲からの結婚。そして普通の結婚は残りの 1/3 ぐらいしかないらしい;。まあ確かに同僚の結婚話を聞いても似たような感じなのでそうなんだろうなぁとは思うわけですが、今どきまともな結婚なんて実際問題として少ないのかもしれず。
が、ここまではともかくも、話を聞いて驚いてしまったのが、国内某大手企業(超有名で超優良企業ですが)の住宅費補助。なんでも、同棲でも結婚夫婦と同額の住宅費補助が出るんだとか;。や、理屈上は、事実婚にも夫婦と同じ権利を認めよう、ということなんでしょうけれど、これってむしろ結婚を遠ざける原因になるんじゃないかとも思ったり;;。
# ちなみに、同棲してたものの別れてしまって一人暮らしになったのに会社に申請しておらず、
# 後からバレて大ごとになったケースがあったらしい;。や、確かに言い出しにくいわな;;。
さてさて。出生率が低い理由はいろいろあるものの、そもそも未婚率が高い(そして負け犬な人はおそらく晩婚どころか結婚しない確率が高い)ということを鑑みれば、出生率を改善するにはまず結婚率を高める必要があるはず……なんですが、なぜ今の若者は結婚しないのか? なぜ結婚できないのか? という点については、やっぱり精神論から切り込んでる人が多いんですよね。例えば、
・膨らんだ夢を維持するために挫折の先送りをしている。
「きっとかわいいお嫁さん、カッコいい王子様がいつかやってきてくれる」という、全く妄想としか言いようのない夢を抱き続けている。で、その夢はきっと叶わないのだけれども、その挫折を先送りすることで現在の自分をつなぎ止めている。
・女々しい男性ばっかりで、魅力ある男性がいない or デレのないツンな女性ばっかりで、まともな女性がいない。
女性から見たときに、「男らしい」魅力的な男性がいなくなった。または、男性から見たときに、「女性らしい」魅力的な女性がいなくなった。だから結婚しなくなってしまった。(← これ、男性の blog では女性が非難され、女性の blog では男性が非難されてる。で、その言いっぷりが全く対照的だったりする;;。)
・最大の心理的問題は、「恋愛結婚こそ正義」と考える風潮である。
恋愛してなきゃ人にあらず、ときめいていてこそナンボ、という風潮がこの世に蔓延している。ある女性の blogger はこの風潮はアン○ンなどの女性誌が作り出した負け犬文化だと言ってましたが(ホントかどうかは分かりませんが;)、こういう思考の人たちにとっては結婚=下り坂の始まりなわけで、恋愛結婚とは言うものの結婚なんてあり得ないというワナ;。
・結婚できない若者は、「快楽主義」であることが多い。
要するに、「面白いこと」「楽しいこと」をたくさんしたいので、束縛になりそうなことを片っ端から拒否する。今の世の中は面白いことなんてたくさんあるわけで、言ってみれば「わがまま」し続けるために結婚なんてしたくない! というパターン。
などなど。確かにどれも一理あるし、そういう面もあるかもしれない(← というか私の場合は全部当たってる気もするような;)。けれども、私が一番「当たってるなぁ」と思ったのは、実はリアルマイシスターがかつて語ったこのセリフ。
「恋愛とか結婚なんて、鈍感じゃなきゃやってられない。」
や、これって実は最も真理を突いてるんじゃないかな、と。語弊があることを承知で書きますが、恋愛なんて言葉一つの関係だし、結婚なんて紙一枚の関係。兄妹や親子のような、イヤでも絶対に切れない血のつながりとは違って、理屈の上では切ろうと思えば簡単に切れてしまう関係なんですよね。そうした脆い繋がりの上に、確かな関係の『重み』を感じられる人、絆を作っていこうとする人。そういう人たち同士じゃないと、仮に結婚しても長い目で見るとうまくいかないんじゃないか、と思うんですよ。そういう絆を作っていくことはものすごく大変なことのはず……なんですが、上述したような「なんとなく」結婚でうまくいっている人たちって、(いい意味で)そうしたことに「鈍感」な人が多い気がするんですよね。で、さらに面白いことに、そういう人たちの方が、不思議なことに、なぜかちゃんとした絆が出来ていたりするように思えるんですよ。
例えば一例を挙げてみると、つい先日、会社の既婚の女性(いわゆる人妻^^)から言われたセリフ。
「○○っち(← 私の本名)も、早く結婚した方がいいよ〜。」
「いや、そうは言いますけどねぇ、相手もいないのにいったいどうしろと;。」
「○○っちは、選り好みしてるからだよ〜。」
このセリフ、私は既婚の男性からも女性からも言われたことがあるのですが、私的には結構信じられないセリフだったりするんですよね。だって、選り好みして当然じゃないですか、と。いやだって、旦那さんとかから「半径 5 メートル以内にいたから君を選んだんだ」とか言われたらショックじゃないんですか?? と。
# 『半径 5 メートル以内の法則』= 日本のサラリーマンは、半径 5 メートル以内の女性
# (=会社の同僚や派遣さんなど)のなかから配偶者を見出す、という有名な経験則;。
けれども、冷静に考えてみればこんな思考回路自体がぶっちゃけアラ探しモードなわけで;、こういう考え方とは対極的な、プラス思考のある種の『鈍感さ』(=マイナス部分に多少目をつぶって、プラス部分を主体に考えられる思考)が恋愛や結婚、引いては絆を作っていくためには必要不可欠なものなのかもしれません。もちろん、妥協しろという意味でもないし、譲れない部分については譲っちゃいけないでしょうけど、プラス思考で考えられる鈍感さというのはとても大切なことなんじゃないか、と。……や、そんなことを語ったリアルマイシスターもかなり敏感な方なのでめっちゃ苦労している様子ですが、そんなリアルマイシスターに過剰な神経質と言われた私はいったいどうすりゃいいんだ状態;。なにしろアニヲタジャンキーですのでどうにも神経質で(ぉ)。← 自分、絶対毒されてるよなー(苦笑)。
というわけで、話が適当に発散したところで無理矢理締めくくってみるテスト(ぉぃ)。
私は出生率の低下問題に関して、「子供を産むのが女性の幸せだ」なんてアホなことを言う気はさらさらないですが、男性の立場として正直な本音を言わせてもらえれば、子供を産むという選択肢を持てること自体がめちゃめちゃうらやましいです。や、これって分かる人にしか分からない感覚なのかもしれないんですが、私なんかは CLANNAD をプレイした直後に「女性ってずるい」とかいう感想を持ってしまった人なので(← こんな感想を持つのは世界広しといえど私ぐらいかもしれませんが;)、実際問題として、その選択肢の重要性というか価値を理解せずに一生を終えてしまう人がいたら、めちゃくちゃもったいないよなぁ、とは思います。
もちろん、それを理解した上で「産まない」という選択肢を選択するのは本人の自由だし、そもそも生みたくても相手がいなくちゃ産めないし、それも含めたいろいろな理由で「産みたくても産めない」人は(男性以上に)本当に不幸だと思います。が、そうではない女性には、男性がどう足掻いても決して手に入れることのできない『選択権』を持っている、という点について、もっと真剣に考えて欲しいなあ、とは思います。
や、ホントに羨ましいのですよ、実際問題として;。ま、それだけ切り出して論じられるものでないことは私も分かってますけどね;;。
# しかしなんか今日は疲れで頭が回ってないからまとまってないな;;。> エントリ
# や、時事ネタなのでさくっと書いてみたわけですが、もう少し練りこんだ方が良かったかも;。
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