ゲームとかアニメとか雑学とかのごった煮メモ書きページ since 2000.12.10

最近のトピック

ECO の魅力

 最近の Web 拍手より。

> このブログ見て、私もECO登録しました。週末しか来ないので、まだLV14ですけど。

 うわ〜い、また一人犠牲者を増やしましたですよ〜。(おいこら^^) というわけで先日のエントリに引き続いて、そもそも ECO の何がそんなに楽しいんだよ? というぼちぼち質問に答えてみようかと思ったり。

 正直なところ、MMO ってまともにプレイするのは初めてで、何がそんなに楽しいのか外から見てるとさっっぱり分かんなかったんですよね。けれども、プレイしてみるとものすごくよく分かる。要するにこのゲームって、公園に集まってみんなで遊ぶリカちゃん人形ごっこなんですよ。

 や、自分たちが子供だった頃って、学校から帰ってきて『なんとなく』公園に遊びに行くと、誰かがそこで遊んでいて、思い思いにみんなで好き勝手にやっていた時代があったと思うんですよ。ある人たちは砂場で遊び、ある人たちは鉄棒と戯れ、ある人たちは水場ではしゃいで、と多種多様な遊び方をする。中にはガキ大将っぽく率先してリーダシップを取る人もいれば、おもちゃを持ってきて自慢する人もいたり、あるいはおせっかい焼きの子がいろんな遊びを教えてくれたりと、ホントにいろんな人たちがいろんな遊び方をするのが、我々の心の中にある『公園』のイメージなんじゃないか、と。

 ECO ってこの『公園』のイメージを、ファンタジーの世界観の中で具現化したもの、だと思うんですよ。

 例えばある日、中心の街中からちょっと行ったところでの出来事。



 っつーかなんですかこの超巨大なフィールドボスは(笑)。誰が召喚したのか分からないけど、ボスを召喚してみんなで寄ってたかってタコ殴り。レベルが足りない人はちょっと遠くで座りながら高みの見物してたりとか、周りから見てるとぶっちゃけおまいらなにやってるんだ状態なんですよ^^。

 こんなハデなボス戦を街中で繰り広げてる人がいるかと思えば、パフォーマンスしながらひたすら植木している人もいたりして思わず爆笑^^。っつーか狙いすぎですww。思わず見入ってしまったり。



 あるいは最近だと秋のキノコ狩り……って巨大キノコを育成してる人がいる……w。



 や、どれもひと言で言えば「だから何?」という類のものかもしれないです。けれども、ログインすればそこで誰かがなんかアホやってるに違いないwと思わせてくれること、それこそが ECO の最大の魅力だと思うんですよ。その証拠に、ECO というゲームをやっていると、自分の中にある童心、子供心を刺激されるんですよね。

 もちろん、服装がかわいいとかキャラがちまちまと動いているのがかわいいというのは多分にあるし(笑)、BGM がいいとかシステムがよく出来てるとかかわいい洋服やアクセサリがたくさんあるとかやたらとかわいい演技をさせられるとかそういう良さもたくさんあるけれども^^、それらはあくまでユーザ個々人のプレイスタイルを広げるためのギミックであり、このゲームの一番の魅力はそこにいる人たちなんですよ。

 私は他の MMO をやったことがないので比較ができませんが、ECO というゲームシステムで極めて優れていると思うのが、ゲームシステムの様々な要素が、自ずと『優しい空間』を作り出すように設計されているという点。BGM、キャラデザ、アイテム類、PK 禁止などはもちろんのこと、特に支援系キャラの持つ各種の能力は「助けてもらえるとものすごく有難い」ように設計されているんですよね。このゲームをやっていると、誰かに助けてもらって「有難い」と思う事がたくさんあるし、逆に支援系のキャラでやっていると「誰かを助けてあげたい」(というかそれこそがその職業の存在意義^^)と思えるように設計されてるんですよ。や、昨日ウィザードを座って回復させている最中にちょっと目を離したらあっさりとベアにやられてしまったんですが、通りがかりの人がなんとリザレクション+ヒーリングツリーで回復してくれてびっくり。



「す、すみません〜、ちょっと目を離したスキに……;」
「びっくりした……」

 リザレクション+ヒーリングツリーなんて、そこまでしてくれますか〜〜〜状態。
 あるいは殴りわてさんでベアと戦ってたら声をかけてくれた人が。

「あかねさん、Lv 上げ?」
「はい〜、Lv 上げとクエ品集めですー。」
「暇だからつこうか?」(← 憑依システムと呼ばれるもので相手に乗り移ってパワーアップできる)
「おお〜、お願いしてもいいんですか?」



「……でも Lv 足りなかった。><」(← お互いの Lv が 20 以上離れていると憑依できない)
「(笑 す、すみません〜」
「あかねさん Lv いくつ?」
「ええっと、24 です」
「あと Lv が 11 あれば……^^」

 ……ってそりゃ無理ですよー;;。そんなこんなで手を振って挨拶してから別れたんですが、このゲームをプレイしていると、他人から受けた恩を別の形で他人に返していきたくなる。それはある意味ものすごく当たり前の気持ちじゃないかと思うんですが、そういう人の善性みたいな部分をきちんと引き出してゲームの中で具現化できるようなシステムとして設計されている、というのがこのゲームの見事なところなんじゃないか、と思うんですよね。だからこのゲームをプレイしているとものすごく居心地がいいんですよ。

 私はこの ECO をプレイするまでは、MMO=パーティプレイによるプレイヤー同士のヘビーなオンラインの付き合いがその本質(だからこそ身持ちを崩す)、みたいに思っていたんですが、むしろこのゲームをプレイしていると、道端で出会った一期一会の人たちとの間で交わされるちょっとした気遣いや心のやり取りの方にその本質があるのではないか、とも思えてきます。そしておそらくそれは、今の日本社会から急速に失われつつあるモノでもあり、だからこそこういうオンラインゲーにハマる人が多いのではないか、とも思えます。(や、これは ECO の場合に限った話かもしれませんが。)



 青空を見ながらのんびりおやすみ。な〜んとなくみんなで集まって、な〜んとなくみんなでまったり遊ぶ世界観。こんなのんきな世界観もたまには悪くない。そんな「目的を持たないまったり空間」は、ある種、現代人にとっての心のオアシスなのかもしれません。

# ……あ゛あ゛、だから前よりダメになってる状態になるのか、と;。
# 書いてることがまるでリアルヒッキーだろ、とかいう人きらいです^^。

 でもまあこのゲーム、確かにムチャクチャよく出来てます。ある意味、極めるタイプのゲームとはちょっと違うタイプのゲームだし、従来のオフラインゲームとは確かに一線を画しているので、最近のオフラインゲームにやや食傷気味という方は、少しだけ触ってみるといいでしょう。MMO は怖い、と思われる方は、利用するサーバを 1 台に絞っておけばたいして時間も食われないと思います。

 っつーかえらい長文エントリになってるな;。つい熱が入ってしまった……(笑)。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006/11/22 00:59 | 7.Emile Chronicle Online

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://pasteltown.sakura.ne.jp/akane/games/blog/tt_tb.cgi/872


コメント

コメントしてください




保存しますか? はいいいえ


< 2006年11月 >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30