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ひきこもりやさん

 今日は一日ひきこもって本とかいろいろ消化中〜。でも引きこもりなのでお料理は欠かせませんw。



 っつーかさすがにホワイトシチューとかは普通においしく作れるようになりましたねぇ。今回はじゃがいものかわりににんじんを増量してみましたが、あんまりじゃがいも好きじゃないからこっちの方がいいな……

# っと思ったらなにげにホワイトソース缶の備蓄が減ってるし;。
# 今度まとめ買いしておこう....

 というわけで今日の戦果はコミックス 13 冊、ECO クエスト 10 個、ネットラジオ 3 本、アニメ 4 本といったところ。さすがに食事しながら ECO のクエストを消化しつつアニメ見てたときには我ながらアホかと思いました;。そんなわけで読んだ本の中から適当に 3 つほどピックアップ。

・もどって!まもって!ロリポップ
 まあアニメ化記念だし、ということで買ってみたわけですが、いやこれものすごくこなれてますね。かなり感心。ストーリー自体は非常にオーソドックスかつ脈絡がないのひと言に尽きるんですが、非常に感心するのがシチュエーションの作り方。男の子にドキドキしたい女の子向けのシチュエーションの作り方が上手い。ちなみにどんな感じかというと、タイタニックよろしく豪華客船の上で修羅場wとか、不思議の国のアリスよろしく小人化してゼロと一緒にドキドキ体験とか、もうあまりのベタさ加減に思わず苦笑してしまう;。けれども小学生ぐらいの女の子だと、ストーリー展開の論理性よりも感性に訴えかけるような作りが重要で、そういう『売れる作品としてのツボ』がきちんと押さえられてますね。
 イラストのクォリティの高さもびっくりで、これが今どきの標準クォリティなのかとかなり驚き。やはり売れる作品は違うということですか;。……しかし中身はないので1冊読み切るのにたったの15分って果たしてどうよ、とも思いましたが;;。

・ゴーストハント
 とりあえず 3 冊ざっと読んでみましたが、こちらもストーリーが深くて面白いですね。この作品、もともとラノベの人気小説(悪霊シリーズ)の漫画化だったそうですが、原作と作画が分かれていることのメリットって、要するに専業化によってそれぞれの高スキルが活かせるところにあるんですよね。それがそもそもの分業の意味でもあるわけですが、この作品の場合はオカルト方面の知識もベースラインがちゃんとしていて、ホンモノとニセモノをうまく組み合わせつつ、オカルトホラー探偵ものに仕上げてきているあたりはかなり good。もともと原作が人気を集めていただけのことはあるなぁ、という感じの作品で、3 冊(ちなみに 1 冊 1 ストーリーになっている)ともさらっと面白く読めました。
 ただ、これはやはりアニメ版の方がいいですね。小説だと想像力を掻き立てられますが、漫画だと中途半端に映像が入ってくるので今ひとつ『怖さ』が足りない(← これは漫画家の実力の問題というよりも紙メディアのメディアとしての限界ですが)。この辺、アニメ版はよく出来ていて、映像の持つ力をうまく使っている感があります。作りもなかなかカッコいいし……というか名塚さん萌えw。この原作やコミックス版だけ見てると名塚さんを当てるというのはなかなか思いつかないですが、当ててみると確かにキャラに合ってますね。かなり不思議。

・ヨイコノミライ
 でじくま氏に薦められて読んでみた一作ですが、今日いちばんの大当たり作品。どんな話かというと、ひと言で言えば夢と希望を持つ若者たちが、過酷な現実に打ちのめされていく、というお話。題材的には非常によくある「ありがちな」話であるにもかかわらず、羊さん ヲタクたち特有のディスコミュニケーションの描写が上手で、この手の話が大好きな自分(ぉ)としては見逃せない作品。気軽に読み始めたつもりが一気に話に引き込まれてしまって、気付いたら 4 冊を一気に読破。めちゃめちゃ面白かったです。
 採り上げられている人物は、極めてよくある『ヲタク』たち(日和見エロ助、なんちゃって批評家、妄想暴走腐女子、プライド高いリスカちゃん、他人見下し系ロリっ子、ゴスロリっ子、粘着系臆病者)。彼ら・彼女らは見事なまでにヲタクによくある『コミュニケーション不全症』を発揮していて、その描写のイタさは(ギャグ的要素を一切排除しているため)ストレートに自分に突き刺さってくる(ぉ)。しかしこうしたヲタク特有のディスコミュニケーションはこの作品においてはギミックでしかない。この作品で描かれているもの、それは若者達の絶望の回避と挫折の先送り
 彼らは、まだ見ぬ未来に恋して憧れて、夢や希望の中に自分を見出すことで力強く生きていく。けれどもそれは、現実を直視せず、挫折を先送りするからこそ成立するロジック。現実を知らずにお気楽に過ごす連中を見て、すでに現実に打ちのめされて傷ついた青木 杏はそれを許せずに打ち砕こうとする。

 やっぱり、私の思った通り、なの……?
 夢は、人が実力を知るまでの妄想で、
 身の程を知れば打ち砕かれて、それで終わり、……なの……?


「いいえ? なんでそう人のせいにするんですか?
 私はちょっとした本音を掘り出しただけです。
 先輩達が本当の友人なら、とっくにわかっていた事を。」


 杏は持てる才能のすべてを使って皆を貶めようとするけれども、彼女こそ過酷な現実に最も傷ついているキャラ。そしてまた、反吐が出そうになる甘ったれた偽善を許せず他人を切り刻みながらも、その一方でそうした偽善(=夢や希望)に心の底では惹かれているキャラでもある。だからこの作品の最後は、杏がもう一度自分の原点を見つめなおすという『解毒』によって幕を閉じる。
 確かに夢や希望は、願っているときが一番楽しく、そして美しいものでしょう。そして現実が往々にしてそんなに甘くないということもその通り。そして夢を見失えば、それによって道を見失う。この作品の最後では、夢は形を変えながら紡いでゆくものだ、とあるけれど、要するに自分の原点を見つめ直すこと。本当に大切なものは何なのか、多分それはものすごく『単純なこと』なんですが、それを思い出すことによって再び自分を取り戻して先へと歩んでいく、という物語は、オーソドックスでありがちながらも非常によい話だったと思います。……っていうかこういう話は大好きなんですよ私。(笑)

 っと、つらつらと書いていたらもうこんな時間に;。そんなわけで今日は落ち。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006/10/22 01:50 | 3.アニメ&コミックス

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コメント

私はホワイトシチューで肉のかわりに鮭を使うのが気に入ってる。
なかなかうまいので、一度生鮭を大きく切ってお試しあれ。

投稿者 夏のこたつ : 2006年10月23日 00:40

ホワイトシチューというかホワイトソースに合う野菜というとキャベツ(芽キャベツ)、アスパラガス、グリーンピース、パプリカ(黄色なら色がでても目立たない)、南瓜、あと白菜あたりかな
キノコ類だとマッシュルームの他にしめじ、エリンギ、変わったところで袋茸もイケる

紅鮭のシチューにするなら切り身より中骨が安くて美味い

投稿者 LaughCat : 2006年10月23日 21:43

キャベツは確かに合いそうですね。キノコ類はすでに入れたことあります。
白菜はちょっと意外な感じも。今度トライしてみます。

……って、ホワイトソースの備蓄が減ってるので補充せねば^^。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006年10月29日 04:21

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