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プラネットアース 第7集「海 ひしめく生命」

 というわけで日曜日放送分のプラネットアース 第7集を鑑賞。や、きっと素晴らしいシリーズに違いない、と思ってたんですがやっぱり予想通り、という感じ。

 見どころは秒あたり 2,000 コマの撮影が可能というハイスピードカメラによるサメの狩りの映像……と言われていたのですが、私はむしろザトウクジラの親子の旅の物語、の方が心に残りました。透明な砂漠の海から、極地の肥沃な海へと向かっていく親子の物語。これを今回のバックボーンストーリーにしたところは構成の妙といえばその通り。けれども、多分これがプラネットアースの最大の魅力なんじゃないか、と思うんですよ。

 プラネットアースって要するに、AIR で言うところの『大きな物語』を、リアルの映像で描出した作品なんですよね。悠久の時の流れと、大自然の中に育まれていく数々の生命。頭の中では地球の大きさも宇宙の大きさも分かっていても、ホントの意味で心が理解していない。プラネットアースを見ていると、自分たち人間が生きている世界が、どれほどちっぽけなものなのかを痛感させられるんですよね。作品を見ていて何度も心が揺さぶられるのは、そうした『大きな物語』の断片に触れられるから、なのではないかと。

 ザトウクジラの親子が渡っていく、きらめく広大な海の映像は、確かに技術的に突出した映像ではないかもしれない。おそらくこの映像を撮るために、撮影隊は同じザトウクジラを追って共に数千キロの旅をしたんでしょうけど、その仕事自体はある意味ではものすごく地味な仕事かもしれない。けれども親子で連れ添って、広大な海の中を渡って数千キロの旅をしていく姿には、人の心をゆさぶる、理屈ではない『何か』がある。

 第3シリーズは来年の1月だそうですが、ホントにこれは楽しみ。特に海については今回は浅い海の部分だけで、深海については最終回にとっておく様子。ここまでのクォリティを考えると、第3シリーズも素晴らしい映像満載になるはずで、めちゃめちゃ楽しみです。BS hi でも放送を予定してるみたいなので、未見の方々は是非。

# でもクジラの鳴き声を聞いて、クジラが飛んだ日を即座に思い出したのは私だけですかそうですか;。
# ↑
# ……っつーかこのネタ、りゅうくんさんとリアルマイシスターぐらいしか付いてこられないような;。
# 超名作なんですけどねぇ;;。さっき思い出したようにちょろっと読み返してみたんですが、素晴らしいとしか言いようが。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006/10/17 00:50 | その他

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コメント

すみません、思い出すまでワンクッションありました;
初めに浮かんだのは別の作家の「くじらの親子」のほう・・・;

投稿者 りゅうくん : 2006年10月17日 06:11

くじらの親子……いやむしろそっちの作品は知らないかも;。
ググるとかなりいろいろ出てきますが^^。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006年10月20日 12:07

この回はシリーズ白眉といってもいい出来でした。
広大さでは山やサバンナ以上のフィールドで、撮影する苦労と執念には感服。ちょっとキモかったですがw

…しかし、BBC製作だからかしりませんが
「かわいい生き物」びいきですよねw
哺乳類は「逃げてー」みたいな扱いで、かわいくない生物が食われるときは「餌ゲットやったぜ」みたいなノリですし…

ですから、サメがアザラシ喰うシーン(これは凄かった)には、やった哺乳類を倒したぜ〜と妙な喜びを覚えましたw 

投稿者 雀バル雀 : 2006年10月24日 16:15

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