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……フリック弱いな。(違)
そんなわけで随分かかってしまいましたが、ようやくコンプ。数年前に夏のこたつさんに薦められて過去に一度プレイしてるんですが、リプレイしても全く輝きが失われていないというのはなんともはや。なかなか素晴らしい一作でした。
ゲームシステムとしての特異性はあんまりないし、演出も凝ってるわけではない。けれどもとにかくシナリオが素晴らしいんですよね、これ。一言で言えば、信じるもののために命をかけて戦う、その生き様の美しさとでも言うべきか。ゲーム中にはとにかくびっくりするほどたくさんのキャラが出てくるのですが(主要キャラだけでも数十人)、短く歯切れのよいセリフの行間から伝わってくる、それぞれに背負うもの、信念、想い、そしてドラマ。それらが複雑に絡み合って、一つの大きな物語を作り上げている。それが『幻想水滸伝』というゲームの面白さであり、魅力なのでしょう。
# でも、一番カタチがないのは主人公じゃないかと思えるあたりがなんとも;。
自分が信じて生きてきたその道は、果たして正しかったのか否か? 最後に軍師のマッシュが息を引き取って終幕となる、というのも、なんともいえない余韻の残るエンディングですね。いやはや、いいゲームでした。普通に面白かったです。
それにしてもプレイ時間 14 時間……っておい、いったいこれだけの時間をどこから捻出したんだ;。> 自分 や、電車の移動時間やら食事の待ち時間やらにちまちまとプレイしてたんですが、意外にこういう小さな時間も積み上げるとバカにならない、という感じですねぇ;。
そんなわけでいよいよ本命の幻想水滸伝 II に突入でありますよ、隊長w。や、こっちはホントに良かった記憶があるのでなかなか楽しみかも〜。
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こういう半ば偶然の要素が積み重なり、結果的に絶妙のバランスとなって
プレイヤーに迫ってくる作品はあまりないですね。
その結果、切り出せば何でもないセリフも見事に輝くと。
第一級のRPGだけが持つ特性がこれほど典型的に感じられるタイトルも少ないです。
特に2は大傑作で、個人的には史上一押しのRPGです。
プレイヤーの心の中に石を投げ込み、そこに生じた波紋に
心を揺さぶられる、というところですか。
当時、こういうものを文化的に広く紹介する場が世の中にあればなと
強く思いました。ゲームはプレイさせるまでが大変ですね。
投稿者 夏のこたつ : 2006年4月1日 03:51