最近のトピック |
私はどちらかというとどこかの特定のお客さんに付くのではなく、割と後方支援的な立場で複数のお客さんを横串で仕事することが多かったりするんですが、それは特定のお客さんにべったり付いてしまうと組織全体の底上げができなくなるため。……がしかし先日、あるマネージャ(私の上司ではないですが)から割と大きめな仕事を追加で振られそうになって、「ちょっとマテ」となったときの話。私が仕事を受けるのを渋ってると、そのマネージャがこんなことを言い出したんですよね。
「だからぁ、そんなこと言っても他にもう振れる人がいないんだよ。
来期は売り上げを○○に伸ばさなくちゃいけない状況なんだから、
○○っちも、もうちょっとは組織のことを考えてよ。」
このセリフを聞いた瞬間に、あ゛ーこのマネージャはダメだ、と思ったり。や、もちろん短期的な売り上げのことしか考えていない点もダメなんですが;、本質的な問題はそうではない。相手を気遣った「フリ」をして、その実は自分のことしか考えていない、という点が致命的。一言で言えば、私の場合、こういう人って信用できないし、信頼できないんですよね。
仕事をしているといろんなタイプの人に出会いますが、私はどちらかというと、野心丸出しでもいいから本音できちんと話してくれる人の方がまだ信用できる。なぜかというと、そういう人は土壇場で裏切るとしても、人の善意に付け入るような裏切り方はしないから。でも、先のマネージャタイプの人は危険。なぜかというと、こういう人は他人を踏み台にすることに罪悪感を持たない(正確には、自分が罪悪感を感じないようなストーリーを組み立ててしまう)から。
まあ一度や二度の発言なら悪気のない ものの弾みということもあるでしょうが、こういうセリフが割と日常的に出てくる人はとにかく危険。以前、こういうタイプの人から一緒に会社を立ち上げて仕事をしないかと誘われたことがあるんですが、丁重にお断りさせていただいたり。や、いくら奇麗事を並べ立てられても結局は自分のお城を作りたいだけなのね、というところが見えてしまったりすると、どんなにおいしそうな仕事でも私は受けられない & 受けたくないタイプだったりします。結局、信用 & 信頼できない人とは冒険したくないし、できないんですよね(← 小心者ってのもありますが;)。
# 逆に、情に訴えられるとめちゃめちゃ弱い & 断れない、というのが弱点だったりもする;。
# や、考えてみると、私をうまく扱ってるマネージャはこの辺が上手いよなぁ……;。
人に信頼してもらうこと、人を信用することって、感情も絡むだけにものすごく難しい。相手に信用してもらう、信頼してもらうために、自分はどんなことができるのか? 逆に、何をもって他人を信頼・信用するのか? 気軽に相手のことを信頼・信用するのはさすがに論外ですが、じゃあどうすれば信頼したりされたりできるのか? と考えると、これほど難しい問いはない。
私には『背中を安心して預けられる』友人が何人かいますが、多分そういう信頼や信用って、長い時間の中でゆっくり培われていくものなんですよね。結局、信用や信頼って細かいことの積み重ねでしか得られないものだと思うんですが、そういう友人がいるってことはホントにありがたいことです。はい。
このエントリーのトラックバックURL:
http://pasteltown.sakura.ne.jp/akane/games/blog/tt_tb.cgi/560