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うなー、微妙に調子悪い & 頭いたい〜;。なんか土日に自宅でぐだぐだしてたら一気に最近の疲れが出てきた模様。や、漫画の読みすぎとかゲームのやりすぎとかツッこむ人嫌いです。いや分かってるからそんなこと状態;。
そんなわけで昨日のコミックスインプレの続きを書いてみたり〜。← だからこれがまずいわけですが;。
・地獄少女
毎週、能登さんの決めセリフを聞くためだけに見ている人が多そうな予感がする地獄少女のコミックス版。一応、エピソードそのものはアニメ版と同じ……なんですが、かなり印象が違いますね。コミックス版の全体的な印象を一言で言えば、微妙に根明な地獄少女、とでもいうべき感が。えーっと、全然ホラーっぽくないんですが;。多分、画面が全体的に明るい(白が多い)せいなんじゃないかと思うんですが、なかよし本誌に載せるのだとこれぐらいライトな方がいいのかも? 加えてコミックス表紙、めっちゃセンスはいいんですが、これも別の意味でとてもなかよしの KC とは思えません;。他のなかよし KC と並べてみると異色っぷりが凄いというか^^。
しかしアニメ版の方は、マンネリ化しそうなストーリーにきちんとバリエーションを持たせ、オムニバス形式でありながらも連続性を持たせるなど、いろいろ工夫してますね。今週分ではいよいよあいの過去話に繋がってきたりと、見ていて結構普通に楽しめる作品なんですよね。2 クールと知ったときには果たしてどうなるものかと心配したものですが、なかなか面白い。果たしてこれからどうなるのか楽しみ。コミックス未掲載分の本誌連載分も、基本的には同様に連動してるんですかね? んー、他にもいくつか読みたい作品あるし、今度本誌もチェキしてみるか……
ところで調べてませんが、アニメ版の「いっぺん、死んでみる?」のセリフ、もしかして水戸黄門と同様に毎回ピッタリ同じ時刻になってるとかいう話ってないですよ……ね? ちょっと気になった;。
・少女少年 GO! GO! ICHIGO
少女少年シリーズといえば小学 5 年生でかなり長期(実に 7 年間)に渡って連載されていた漫画ですが、なにやらちゃお DX でも掲載されてた様子。このシリーズは割と好きなので、たまたま書店で見かけたコミックスを久々に手に取ってみたり。……やぶうち優さん、あいかわらずめちゃめちゃ映えるイラストを描く方だなぁと感心。ストーリーといい作画といい、安定感は抜群。年季入ってる方は違います。さすが。
がしかし、ストーリーの方はかなりとんでもないような気が;。や、もともと少女少年シリーズって、基本的には(いろいろな成り行きで)女装せざるを得なくなった男の子と、幼馴染の女の子との恋愛話で、結果的にその男の子の女装がバレて……という展開だったと記憶してるんですが、なにげにこの作品の場合、女装が趣味で、しかも女装をやめない男の子というとんでもない展開 & ラストに;。い、いいのかこのラスト??(^^;) 最近は少女漫画誌もなんでもアリアリなんですかねぇ?
・かみちゃまかりん
前作のぴたテンのコミックス版ラストが素晴らしかった、コゲどんぼさんの一作。なかよしに移籍(?)してからかなりになりますが、最初(2002 年頃?)に見たときには、こんなテイストがなかよしで通るのか?とも思ったものですが(← そのまんま少年誌の男性ヲタ向けなノリだったので;)、ふと気付いてみれば、短編単発で終わるどころかコミックス 7 冊に。いやはや、コゲどんぼさんを引き抜いてきた編集部の先見の明と手腕は、結果論から見れば凄かった、ってことでしょうねぇ。
で、いつの間にか第一部完結してたようなんですが、実はコミックスを封すら切らずに溜め込んでいたというワナ;。すっかり話も忘れているのでこの機会に 1 巻から全部読み直してみたり。
……しかし微妙にやる気ないコミックスのような。本誌連載時の柱とか全然埋めてないし埋める気すらなさげ;。加えて、「よーし、プールだ!!」→本日プールお休み→「うわー、これでサービスシーン総カットですか」……いやこんなところで落とさなくても;。少女漫画誌でしょこれ;。
と、最初に読み始めたときにはどうしようかと思ったんですが、3 巻あたりからは直球勝負ど真ん中のベタ少女漫画に化けてる……というか凄いんですが、これ;。いやちょっとコゲどんぼさんの旧作を知ってる人間からすると、これは驚きとしか言いようが。
ざっとあらすじを書くと、幼くして両親を亡くし、たった一人の仲間だったペットのしーちゃんまでをも失って途方に暮れていた少女 花鈴。ある日出会った不思議な少年 和音とのめぐり合わせで、彼女は母親の形見である指輪を使って、神様に変身する能力を得る。神様としての彼女の能力は、「何かを守るための力」。和音の従妹である姫香を狙う人たちから、花鈴と和音は神様になって彼女を守っていく、といった感じのストーリーライン……なんですが、これがとにかく上手いんですよ。
相手のことをホントに信じていいのかどうか。話してくれない相手の心が見えなくて不安になる少女の気持ち。
その一方で、不安や秘密を強がりで抱え込んで苦しみ、癒しを与えてくれる少女に惹かれていく少年の気持ち。
和音の言動ひとつひとつに振り回される花鈴、秘密を一人で抱えながらもせいいっぱい強がってみせる和音。恋愛に不慣れな二人が、誤解したりすれ違ったりしながらもお互いを知り合っていくことで絆を作っていくという、思いっきり直球勝負ど真ん中の典型的な恋愛少女漫画。いや、今さらそんな少女漫画なんて食傷気味なはずなのに、上げ方・落とし方などを含めた見せ方が上手いので、めちゃめちゃ惹き込まれる。ドキっとするようなセリフをいつ、どこで、どういうタイミングで、どういう流れの中で切り出すか。これが上手い。お約束アイテムやお約束シーンも満載で、ものすごく古典的な少女漫画のエッセンスをきちんと持ってる作品なんですよ。
それでいながら全体の設定も上手い。姫香を助ければ助からなくなってしまう妃路。神化をすればするほど弱って死に近づいていく和音の体。和音とは血がつながっているかもしれず、もしかしたらどんなに好きでも恋仲になれないかもしれないという花鈴の不安。そして花鈴の出生の秘密。ギャルゲではよくある設定のオンパレードと言えばその通りなんですが、これらをうまく組み合わせた土台をちゃんと作っている。上っ面の表面的な部分だけで話が進むのではなく、きちんと伏線を張ったりカードを綺麗に切っていくことで、恋愛ドラマとストーリードラマを両輪として回していくあたりはさすがとしか言いようが。
けれども設定主導の作品かといえばそういうわけでもなく、最後には理屈も見栄もなにもかも全部投げ出して仲直りして、そこから最終戦に雪崩れ込む……という展開もお約束そのまんまだけど、このベタベタな展開がすっと心に響くんですよね。いやはや、よもやコゲどんぼさんの作品でドキドキするようなベタな少女漫画を読むことになろうとは思いもよらなかったです。これにはちょっとびっくり。
とりあえず第 1 部完で、新シリーズ化して再スタートするようですが、正直なところ、予想外の拾い物。や、さすがは KC デラックス(← 普通のコミックスよりちょっと装丁が立派^^)を名乗るだけのことはありますね。ぴたテンに引き続き、なかなかのGJ!でした。
とはいえ、やっぱりコゲどんぼさんの作品はまとめて読むに限りますねぇ。ぴたテンがまさにそうでしたが、作品全体に仕掛けられた設定が生きてこないうちに中盤の中だるみで飽きてしまうとホントにもったいない作品。連載ものの宿命なんでしょうけど、読むのであれば全部まとめて一気に読むことをお薦めしたい一作ですね。
というわけでコミックスのインプレ書き終わり。……っつーかこの blog 読んでると、ホントに漫画ばっかり読んでますね、自分。や、活字がホントに苦手な人なので;。
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