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というわけで手前のエントリを上げてから、コミックス版マリみてと、なのは第1クールのリピート鑑賞の続きを見ていたわけなんですが……この組み合わせ、思いっきり失敗なんですが;。や、要するに名作を組み合わせてマルチタスクするのは無理;。おかげで途中からシングルタスクになって全然進まないワナ。うぐぅ。
なんか見返してたらついエントリ書きたくなったので、つらつらと書いてみるテスト。
・ リリカルなのは 第1クール
#11 あたりから最終話に至るあたりのストーリー、ぶっ通しで見ると本当に素晴らしいですねぇ。というか、A's との出来の差にあまりにも愕然としたり。確かに A's の方が明らかにお金はかけていて、戦闘シーンなどの作り込みは圧倒的に A's の方が上。がしかし、物語としての純度でいえば、無印の方が圧倒的に高い。結局のところ、無印は「フェイトが自分を取り戻していく物語」にすべてが収束していくのですが、その一点に絞り込まれているが故に、テーマの描き込み、そしてキャラクターの描き込みがものすごく丁寧に出来ている。それゆえにキャラクターにも感情移入できるし、物語にも説得力があり、見ていてめちゃくちゃ惹き込まれる。
「捨てればいいってわけじゃない。逃げればいいってわけじゃ、もっと、ない。
わたしの……わたしたちのすべては……まだ、始まってもいない……。
そうなのかな……バルディッシュ……わたし、まだ始まってもいなかったのかな……?」
こういう、血の通った、セリフの中に「命」が感じられる作品は稀有だし、貴重。限られた尺で伝えられることは限られているのだから、結局のところ、ギミックが凝っていたとしても、物語とかテーマは単純で分かりやすい方がいいんですよね。A's の敗因は欲張りすぎて、物語としてそうした『分かりやすい』構図を作れなかった点に尽きるのかもしれません。
・ コミックス版マリみて
すでに小説版も 20 冊ぐらい出ているわけで、最初の方のストーリーなんてすっっっかり忘れてたんですが、1 巻の祐巳と祥子の出逢いのシーンを見返すとなかなかに感慨深いものがありますね。先日発売された原作マリみてでは、祐巳と瞳子の妹話が盛り上がっているわけですが、なんというか、芯の部分が祐巳と祥子のときに非常によく似てるんですよ。温室で祥子に泣き付かれた祐巳は、情にほだされて祥子に「ロザリオをください」と言い出すけれども、これを祥子はきっぱりと断る。そして同じように、瞳子の弱みを見てしまった祐巳は、瞳子にロザリオを渡そうとするけれど、きっぱりと断られてしまう。どちらも、祐巳というキャラクターの性格がものすごくよく出ているエピソードなんじゃないか、と。
しかし原作自体が素晴らしい作品ではありますが、コミックス版もその肝となる部分をきっちり掴んだ上で、見せるべきところをきっちり見せてきているのが素晴らしい。読んでいて、原作のエッセンスがきっちりと入っているのはさすがという感じ。名作のアニメ化やコミックス化というのは概してなかなか成功しにくいものですが、これはかなりいい線行ってるんじゃないかと。や、まだ 3 冊目までしか読んでませんが、この先も楽しみでありますよw。
……とそれはともかく、エントリ書きながらでじくま氏お薦めのゆかりんラジオを聞いてたわけですが、ゆかりん姫、5 月にライブツアー らしいんですが。はいはい、どこまでもついていきますでありますよ;。 ← と書いてからこんなこと書くと本気で危険であることに気付くワナ;。えー、東京だけで勘弁してください(笑)。
しかし official 日記とか見てると、ゆかり姫もホントに激務っぽい。さすがにアイドル声優(微妙に古い言葉;)は違うっつーかなんというか、凄いですねぇ。
というわけで今日は思ったより消化が進まなかったような。……っていうかやっぱり 2 週間分の behind のリカバリは簡単ではないですな;。うむむ。
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