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お世辞のいえない体質

 先日のお客さんとの飲み会での話。以前、私がお客さんから渡されたドキュメントをレビューして、そのコメントで「予想以上にドキュメント作成が早くて、方向性もズレてないので非常に良いと思います」みたいなことをメールで書いたんですが、なぜかこんなことを聞かれたり。

お客さん「○○さん(←私の本名)、これって本音な話、どこまでお世辞だったんですか?」

 や、お世辞じゃないです、と即座に切り返したわけなんですが、いやそうやって受け止められていたのかということがちょっと意外だったり。全然素直に受け止めてもらえればよかったんですけどねぇ;。

 人によってこの辺は全然違うと思うんですが、私って実はお世辞が言えない体質だったり;。や、普通の褒め言葉は言えるんですが、事実を屈曲させたりだとか、等身大以上に褒めたりすることができない。まあ性格の問題が大きいんですが、そういうお世辞って、結局自分に帰ってきてしまうと思うんですよ。インプレとかを書いていても、つい色を付けたくなることはよくあるんですが、それをやってしまうと、後で別のもっといい作品が出てきたときに一貫性がなくなってしまう。オオカミ少年の話じゃないですが、それを繰り返すとお世辞でお世辞を塗り固めていく必要が出てきてしまって、結局、言葉を信頼してもらえなくなっちゃうんじゃないか、と。(← これは仕事上もかなりそう思ったり。自社製品を売り込むことより、中立で誠実であった方がずっとお客さんに信頼してもらえるし、結果的にも成功する、というのは一般則。)

 もしやるとしたら、相手の悪いところを意図的に黙っている。要はプラス面だけを等身大で褒めて、マイナス面は敢えて伏せておくんですよね。学生の頃、ある人に「社会人になって絶対にやっちゃいけないことは、相手の面子を潰す事だ」みたいなことを言われたことがあるんですが、これは確かにその通り。聞く耳を持ってないときには何を言っても無駄じゃないかと思うんですよね。言葉や気持ちを相手に伝えるのはただでさえ難しいことですが、それが相手の非にかかわることならなおのこと。仕事をやっていると、よくでたらめプロジェクト(笑)なんかを見かけますが、面と切って「ダメじゃん」とか言っても関係が悪化するだけ。いかにそれをうまく伝えるのか? という部分で工夫しないといけないんですよね;。

 こういう部分って、理屈では単純でも気持ちとか気分とかがかなり左右する範疇なだけに、なかなか難しいものですよねぇ。

 ……なーんてことを、お世辞を言われるのが大好きな人間が書いても全然説得力ないわけですが;。
 や、こういうのを鑑みるに、ホントに私は管理職とか向いてないだろうなぁと思ったり。歳食ったらどうするんだろ;。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006/2/21 00:17 | 4.雑学&雑感

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