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商品寿命とリードタイム

 そんなわけで今日はつらつらと校正作業やら溜まってた本の消化やらをぼちぼちしていたわけなんですが、この原稿って出版されるのはまだひと月以上も先。原稿書いたのが正月明けぐらいだったことを考えると、実にリードタイムが半年近くある計算になるんですが、いやそれってどう考えてもおかしいだろうと思ったり。や、理由は非常に簡単で、商品寿命が数年間ぐらいしかないのに、編集やらの作業に半年もかかってどうするのよ? と。

 私が 5 年ぐらい前からこの手のアニメやゲームのインプレを全部 Web 上でやるようになったのは、リードタイムの問題と手間の問題の二つなのですが、このリードタイムとコストの問題というのは、これから多くの業界で今まで以上に重大なテーマになるはずなんですよね。

 今クールのアニメ、ご存知の方も多いように、真の最終回は DVD で、という作品が多い。よみがえる空、かしまし、IGPX、SoltyRei、びんちょうタン、REC などなど。むろん、セル DVD の売り上げで制作の赤字を補填するビジネスモデルになっている今のアニメ業界では当然の流れといえばそうですが、問題なのは、DVD が出る頃にはすっかり興味が薄れている、という点。要するに、商品寿命が短い場合にはそれに見合うようにリードタイム(発売までの時間)を短縮しないと、販売の機会損失がものすごく大きくなっちゃうんですよ。

 ところが出版業界やメディア業界は、概してこの取り組みが遅く、未だ旧態依然としている。未放送分収録の DVD は放映終了から半年後、主題歌 CDS ですら作品が終わる頃になってようやく発売。けれども、放映直後から数百円でダウンロード販売されるとか、放映終了後 2 週間後に簡易パッケージで通販限定 2,000 円で発売とかの方が、今のアニメの 1 クール放映スタイルに合っていると思うんですよね。

 ヲタク業界的にこの取り組みが圧倒的に進んでいるのは、おそらく雑誌を初めとする漫画業界。週刊誌とかだと恐ろしいほどリードタイムが短いんじゃないかと思います。まあこれは商品寿命を意識したというよりも、多くの作家が締め切りギリギリまで原稿を上げられないために出版社側が鍛えられたというのが真因のような気もしますが;、これと似たような取り組みをしないと、セル DVD で赤字補填をするというビジネスモデルそのものが崩れかねないように思います。

 ……というかまだまだ先の発売になりそうなかしまし最終回がめっちゃ気になるんですが。やす菜エンドでいいんだよね? ね?;

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006/4/3 01:07 | 3.アニメ&コミックス

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コメント

まちばりさんのようにお一人で作業するならばともかく、私のように多数の執筆者で一冊の本を書く場合は律速の人の存在により発行が年単位で遅れます。つーか、2年前に執筆した文章が未だに校正の案内も来ないっていうのはどうよ。ま、だいたい出版されても印税って数k程度だし、どうでもいいですが。
ということで、生存報告もかねて愚痴カキコ。
あ、あと、かしましは鮮血エン(削除されました)

投稿者 恥めてのお医者さん : 2006年4月3日 10:29

というか、結局のところこの手の本書きって一人でやっちゃう方が早いんですよ。
百科事典みたいなものを作るのならともかくも、『一人でもなんとかなる』範囲のサイズだったとしたら、それは複数人で分業するよりも一人で一気に作ってしまった方が、速いし質もいいものが出来る。

東方シリーズを分業ではなく一人で作っているのは、結局のところイメージを共有したりするのにかかるオーバヘッドを考えると、一人で作った方が速いからだ、みたいな話を制作者の ZUN 氏がどっかに書いてましたが、これについては同感。
もっとも私の場合は ZUN 氏ほどの生産性があるわけではないのですが;。

……という恥めてのお医者さんもとんでもない生産性の持ち主であるということを知っているワナ;。
そんなわけで今しがたまで今日上がってきた分の校正作業でした。めんどい(涙)。

投稿者 まちばりあかね☆ : 2006年4月6日 01:34

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