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……賞味期限、4/7(木) なんですけど。(汗)
そんなわけで今日はお茶しながらのんびり読書。どれも割と面白かったので軽くインプレ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839914192/
仕事の関係で Web サイトの基本的な骨格のデザイン方法について調べるために購入した本の中の一冊。3 時間ぐらいで気軽に読める本とはいえ、興味深い示唆を与えてくれるものでした。
例えばこの blog は「えいやっ」とサイトのデザインを決めてるわけですが、大規模サイトになるとそうはいかない。一貫性のある使いやすいシステムを実現するためには、サイトの戦略(Strategy)→要件(Scope)→構造(Structure)→骨格(Skelton)→表層(Surface)と、段階を踏んだ適切な検討をしなければなりません。……と、ここまでは割と当たり前の話なんですが、この本はさらにもう一歩踏み込んでいて、
・ アプリケーション開発者の視点と Web デザイナの視点の両者を融合する
・ 各プロセスにおける主要タスクを定義する
というところまで示しているんですね。実はこの両者の橋渡しって意外に行われていなくて、システム開発系の本はアプリケーション開発者の視点でしか書かれてないし、デザイン関係の本は Web デザイナの視点でしか書かれてない。それぞれが別々の方法でユーザビリティを高める手法を模索してるんですよね。その両者を併せ持った立場で書かれているので、腑に落ちる話が非常に多いです。例えば、マスタページ(ページテンプレート)の構造を決めるために必要な要素は、
@ インタフェースデザイン:アプリケーションの持つ機能にアクセスする方法の検討
A ナビゲーションデザイン:中核となるナビゲーションシステムの識別
B 情報デザイン:ユーザに的確に情報を伝達するための最適な要素の配置の検討
の 3 つである、というのも確かにその通り、という感じ。こういう全体骨格をバッサリと切ってくれる本は有難いですね。勉強になりました。
# 以前、「デザインカンプ」(デザイン見本)って用語を聞いてどういうスペルか分からなかったんですが、Design Composition の略だったんですねぇ。納得(^^;)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4895000761/
溜池通信で紹介されてた一冊、奇妙なタイトルに惹かれてざくっと読破。見た目はちょい厚めですが中身は軽めなので 1 時間ちょいぐらいで読めてしまう本。かまやつ女ってなんじゃらほい? と思ったら、こんな感じ らしい。えーと、こんな子、街中で見かけたことないんですが、ホントに日本に生息してるんですか?(汗)
……まあ私も他人のことをとやかく言える格好をしてないヲタなのでアレですが、通して読んでみたところ、結局言いたいことは 希望格差社会 とだいたいダブってる。明日に希望を持てないから、「頑張ろう」ではなく「のんびりゆっくり」という価値観を持つようになり、それがかまやつ女を作り出す。そんな彼女たちは大きな夢を語れど自分からは何もしようとしない。その一方でキャリア組はファッションも一流で完全な勝ち組の様相を呈していて、二極分化は埋められない差になっている。希望格差社会が描き出したのとほぼ同じ現状認識を、若い女性たちのファッションから読み取っている切り口はなかなか興味深かったです。この問題はやっぱり結構値が深いですね。
……が、そういう内容以前の問題として、女性に対してえらく失礼な本だとは思いましたが。同性の女性が書くならともかく、男性がこういう本をこういうふうに書いちゃいけないと思うんですが、私は。その辺、中身はともかくちょっと気分を害する一冊だったようにも思えたり。うぐぅ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086005689
というわけで最後に口直し本命のマリみてを読破。……くそう、活字だけでここまで萌えるとは。(笑)
いや〜、マリみてでは久しぶりの大ヒット、素晴らしい一冊でした。軽くネタバレありで。
最近はサイドストーリー的な話が多かったのでやや食傷気味だったのですが、今回の一冊はここ最近のマリみてに欠けていたものが完全に復活した、という印象。それは端的に言えば、「絆」とか「縁」といったもの。そういった『目には見えないけど確かに存在するもの』が存分に描かれていたんじゃないかと。
随分昔の雑記に、マリみての本質は「友情が織り成していく少女たちの成長物語」にあると思う、と書いたことがありますが、ここまで話が進んでみた上で振り返ってみると、この作品には「絆」とか「縁」といった言葉が非常によく似合う気がするんですよね。
言うまでもなくこの作品の姉妹(スール)制度は一種の疑似恋愛なわけですが(百合モノだし(^^;))、そういう文脈で読み解くといろいろ感慨深いものがある。きっかけは些細な偶然でも、積み重なっていく想い出が絆を作り上げていく。そしていつの間にかお互いがかけがえのない存在になっていて、振り返ってみれば最初の些細な偶然も、二人に縁があったとしか言いようがないように思えてくる。
デタラメから始まった主人公の祐巳と祥子さまの関係はまさにそれなわけですが、それをなぞるような着地を見せた由乃の妹(プティスール)騒動は、その先にある祐巳と祥子さまの関係に重なってくるんですよね。こんなデタラメから始まった二人の出会いがこれからどんなふうな絆を作り上げていくのか。そういう「未来」を感じさせる暖かい読後感が非常に心地よい一作だったように思えます。
マリみてはノベル系が苦手な私でも割とさらっと読めるのがいいですね〜。さらに大きく話が動いていきそうな気配もありますし、ここからしばらくは楽しくなるかも。
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ごきげんよう。
いやぁ、まだあのマグカップ使っていただけているんですね。我が家でも家族全員が朝食のミルクをあれで飲んでいます。
真面目に考えると異様な光景だ...。
って、本文とまったく関係ないな。
投稿者 けろっちゃ : 2005年4月11日 10:57
おお、マヂですか。(笑) >家族全員が朝食のミルクを
という私の家の場合は、うちのタマ知りませんかのコップ使ってますが(汗)。
なにげにあのメモマグはかなり作りがしっかりしてるんでいいですね。
一応二代目ではありますが(楓子マグは割れた(^^;))、なかなか壊れないので変えられず。
……マグカ、家に何個備蓄されてるのやら。(^^;)
# っていうかあなたこんな時間になにやってますか。>自分
投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月11日 11:02
あのマグカップ堅牢ですね。自分も研究室用はメイ様マグでありますよ。
「妹オーディション」久々にワクワク出来た作品。途中で手を休めて先の展開を予想しつつ読み進めて行きましたが、当たったのは蔦子さん関連だけでした。
投稿者 で・じ・くまっちゃ : 2005年4月11日 21:21
私も途中であれこれと想定してましたが、ことごとくハズれました。
蔦子さん関係はもうすっっっかり忘れてました。っていうかそんなキャラいたっけ?状態。
ところで私信ですが、このみマグカ、見かけたら押さえておいてもらえると。
ブツはこれ。↓
http://www.aquaplus.co.jp/th2/html/goods.html
あ、できればいいんちょ&由真も。(ぉぃ)
投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月12日 01:27
ごきげんよう。
皆様、メモ2マグカ愛用してくださっているようで、嬉しい限り。あ、まだお替りありますんで、欲しい方は連絡ヨロ。(ぉぃ)
>まちばりさん
このみマグ、で・じ・くま氏が10日ほど前に秋葉原のK-BOOKSで目撃したそうですが、先週末にはなくなっていました。
いちごいちえー!(CV.松岡由貴)
...って、昨日とほぼ同じ時間ですな。なにやってんだ、私。
投稿者 けろっちゃ : 2005年4月12日 11:05
> このみマグ、で・じ・くま氏が10日ほど前に秋葉原のK-BOOKSで目撃したそうですが、先週末にはなくなっていました。
あ、あんですとー!(涙)
んなの間違いなく処理できるんだからその場で保護して当然じゃないですか(笑)。
まあ、数千円とかプレミアがついてたら確かに考えますが。
……でも電話すらなかったぞ。(← ただの逆ギレ(笑))
そんなわけで次に見つけたら上限\2,000ぐらいで押さえてもらえると。(^^;) >で・じ・くまっちゃ氏
# と、このエントリを読んでいるかどうかは謎。
投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月13日 02:04
ちなみに「17時、17時だよ〜。これから新幹線に乗って仕事に行くよ〜、その前に秋葉寄るよ〜」という平日の出来事でした。
価格は1260円。確かに携帯電話も手に取りました、が、ラジオ館の中で電波状況が悪かった、というオチ。
包装が大きくて荷物になるから嫌だな、と思った覚えがありますが、査収しておけば良かったですね。今は反省しております。
投稿者 で・じ・くまっちゃ : 2005年4月13日 14:42
ぐはーっ、\1,260 だったら即決だよ、絶対。(涙)
> が、ラジオ館の中で電波状況が悪かった、というオチ。
しまったあそこにはそういうワナが(笑)。
というわけで次に出会った時には愛再び、ということでよろです(^^;)。
# ん? ネギま、作画随分良くなってるっぽい?
投稿者 まちばりあかね☆ : 2005年4月14日 01:22