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さてさて、とりあえず 3 つのエピローグの最後のやつからクリア。いきなりですがネタバレで。
「お前……なんで泣いてるんだ?」
「あなたが泣いているのと、同じ理由です。」
ああ……そうか。
俺は泣いているのか。
泣いたのは、あの日以来だ。
思わず涙が出そうになるセリフ。いやこのウォルシュ & シャオリールート、最初からかなり痛々しくて、結構キツいシナリオだと思ったんですよね。
シャオリーは、その秘密をウォルシュに暴かれた上に身体を奪われることによって、心を引き裂かれ、殺したいと思うほどに彼のことを憎む。しかしその一方で、彼女はウォルシュのことを誰よりも深く知りたいと思ってしまう。そして、知ってしまう。彼の本当の哀しみと、彼が本当に望んでいるものを。彼の心を知ってしまったら、もう憎むことはできず、彼の哀しみを共有することしかできなくなってしまう。
それは確かに歪な愛のカタチとしか言いようがない。けれども誰にも打ち明けられない秘密の共有。それは悲しみの物語としか言いようがないけれど、お互いを深く知り合うことで、初めて生まれてくる感情も確かにあると思うんですよ。
「……私は、あなたのことを知っています。
多分、他の誰よりも、あなた自身よりも、深く、あなたのことを知っています。
でもあなたは、私のことを知りません。」
「知って欲しいのか? ……知ってどうなる?」
「あなたが私のことを知れば……今よりも……ほんの少しだけでも……
私のことを、愛してくれるかもしれないから。」
な、なんて切ないセリフだ(^^;)。このシナリオの二人の関係は多分ゆがんでいるとしか言いようがない。けれども、そこには歪なカタチであっても確かに切ない愛があると感じさせてくれる、そういうシナリオですね。
しかし、さすがにエピローグは長いですね。というわけで残り 2 つは明日以降に延期、ちょっと仕事のメール片付けねば;。
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