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というわけでコミケで入手した「羊の方舟」、昨晩からぼちぼちプレイを開始。……したんですが、いやー、これめちゃめちゃいい出来なんですけど(^^;)。
地球に迫り来る巨大な隕石を消滅させるために、レス・アンチと呼ばれる異能者をシャトルでぶつけるという国家規模の計画。シャトルに乗れば生きて帰ることはできず、かわりに英雄としての名と多額の報奨金が残される。シャトルに乗るのは、集められた異能者 3 人のうちの一人。閉鎖された地下施設の中で死のゲームが繰り広げられる……とまあ、こんな筋書き。
……なんですが、登場人物のヒロインたちが、なんつーか、見事な設定なんですよ。
ただ微笑みだけを知る少女、サイファ。
自らを売り、自らを閉ざした少女、シャオリー。
聴覚を失った少年の半身として連れ添う盲目の少女、アイ。
愛するもののために、人はどれだけ自分を犠牲にできるのか、そしてどこまで非情になれるのか。並列に描かれていく三者三様の人間模様は、どこまでも切なく、そして哀しい。
「一つだけ、確実に言えることがあるわ。
誰が死ぬべき人間かは分からない。でもあなたは、生きるべき人間だと思う。」
「それはなぜ?」
「私が生きていくために、あなたが必要だから……」
うわ〜っ、めちゃめちゃいいセリフ(^^)。とりあえず現在第 8 章までプレイしましたが、いやなんというかめちゃめちゃ切ない物語。さすがにちょっと疲れたのでいったん小休止。
Web サイト上でもノベル形式で掲載されているようですが、普通に一般販売もされているようなのでゲームでプレイするのがおすすめ。
ちょっと今日中に終わりそうにないので、残りは明日プレイしてコンプですね。
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