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猛暑といいたくなるようなとんでもない暑い一日でしたねぇ。しかも梅雨で湿度高いのでなおさら;。クーラーの効いた部屋で引き篭もって積みゲー崩しに格好の日ですよ。
……なのになんで外に出てますか;。>私
や、そんなわけでちょいとヲタ友達とカラオケ屋行ってきたんですが、久しぶりに行ってみるとシンフォニック=レインの「空の向こうに」が入ってるじゃないですか! 岡崎律子さんの遺作となった for RITZ が発売されたこともあってでしょうが、この曲だけでなくシンフォニック=レインの全曲が入ってますね。名曲なので思わずエントリして熱唱してきたり。
ところで for RITZ といえば、amazon のレビューを見て、ちょっと意外な印象を受けたり。for RITZ って確かに岡崎律子さんの遺作ではありますが、岡崎律子さんが自分のことを歌い上げたアルバムではないと思うんですよ。
私が知っているぐらいなのでファンの方であれば周知の事実だと思うんですが、もともと岡崎律子さんって、相当に物語を読み込んでから詩やメロディーを書く、という逸話がある方なんですよね。その極みとも言えたのが、for RITZ にも最後の一曲として収録された、フルバの OP テーマ「for フルーツバスケット」。あの作品は非常に独特な世界観を持っているのですが、この曲はそれを的確に捉えた上で作り上げられた素晴らしい歌詞とメロディーラインだったと思うんですよね。確かに単体の曲として十分評価するに値するものであるとはいえ、なにより 作品を作品自身よりも的確に音楽で表現してしまう ことこそが、岡崎さん本来の持ち味であり、凄さなんですよね。
そしてそれは for RITZ に関しても全く同じ。歌詞もぱっと見では分かりませんが、ゲームをクリアしてから読み返してみれば見事なまでにネタバレ全開。そして繊細なメロディラインは、少年少女たちの微妙な心情を見事に捉えている。for RITZ というアルバムは、シンフォニック=レインという作品を完璧に捉えた上で、シンフォニック=レインという作品のためだけに作られた楽曲だった、と思うんですよ。
作中のヒロインであるフォーニの存在が岡崎さんに重なるものがあるのは確かかもしれませんし、真相は闇の中ではあります。けれども、岡崎さんのここまでの名曲の数々を思い返してみると、for RITZ は、自分のために自分のことを歌った、自分語りの歌ではないだろうと思うんですよね。岡崎律子さんは最後の最後までプロフェッショナルだったんじゃないか……そんなふうに私は思ったりするんですよね。
そんなわけで、for RITZ を崇拝する岡崎律子さんのファンには是非シンフォニック=レインという作品もプレイしてみて欲しいところ。ちょうど シンフォニック=レイン愛蔵版 も 6/24 に発売されるようですし。
# う゛っ、特典見てると私も買わなきゃダメっぽいかも(汗)。
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